晩秋のレッサーパンダ紀行【４】 夢見ケ崎動物公園　今年生まれのおチビちゃんにモニター越しで会えました ＆ 上野動物園　そろそろはっきりさせて欲しいものです・・・

2013/11/07 - 2013/11/08

急遽決まった週末の東京出張。
スケジュールの余裕はあまりなかったのですが、木曜日夕方の閉園前の１時間、金曜朝の開園後の３０分だけでしたが上野動物園と川崎市夢見ケ崎動物公園に足を運びました。

夢見ケ崎動物公園ではファファ君と昨年生まれのカリンちゃんに放飼場で会え、アンちゃんとまだ非公開の今年生まれの赤ちゃんには管理事務所に設置されたモニター越しに会うことができました。

一方、上野動物園では、酷暑の８月に緊急避難的に展示が中止されたアンアンちゃんは１１月になっても展示に戻らず、ここのところずっとオカピとキリン舎の寝室に間借りした展示スペースで夕方のみ会うことができたキタロウ君の姿もありませんでした・・・。

上野動物園はレッサーパンダをどうしたいのでしょう？？
そろそろはっきりして頂きたいものです。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/traveler/jillluka/album/10652280/

エリア 川崎(神奈川)

今朝は出張中の出勤前に３０分だけですが川崎市夢見ケ崎動物公園を訪問しました。
夢見ＺＯＯはＪＲ新川崎駅から徒歩約１５分、入園無料の小さな動物園です。

新川崎駅 駅

この小さな動物園のアイドルはなんと言ってもレッサーパンダ！！

一時期はレッサーパンダが不在の時もありましたが、一昨年の暮れに埼玉こども動物自然公園から１歳のアンちゃんがやってきて夢見ＺＯＯのレッサーパンダの歩みが再び始まりました。

アンちゃんを追うように昨年春に鯖江市西山動物園からやってきた同い年のファファ君、そして、アンちゃんとファファ君が出会った年にめでたく第１子カリンちゃんが誕生しました。

夢見ケ崎動物公園のレッサーパンダ舎には屋外放飼場と屋内展示場があり、今日は両方を繋げてファファお父さんと娘のカリンちゃんが展示されていました。

こちらがファファ君。
ファファ君は２０１０年６月２８日鯖江市西山動物園生まれ、お母さんがミンファちゃん、お父さんはチャタ君です。

奥さんのアンちゃんとはびっくりするくらいのラブラブ。

今はアンちゃんと別居中なので少々つまらなそうです。

そして、こちらが昨年６月９日に生まれのアンちゃんとファファ君の第１子のカリンちゃんです。

とっても可愛い女の子です。

そして、アンちゃんはと言うと・・・。

なんと今年も出産！！
現在、鋭意子育て中でその模様は動物公園の管理事務所のモニターで見ることができます。

おチビちゃんは７月１日に誕生。
正直言ってモニター越しではお母さんのアンちゃんと変わらないくらいの大きさに成長しています。
モニター中央の子が今年生まれの赤ちゃんです。

モニターをアップで撮影。

他園では今年生まれの仔パンダの公開がたけなわですが、ここ夢見ＺＯＯでは公開の日取りはお母さんのアンちゃんに委ねられているとの事で、公開日は未定、性別もまだ発表されていません。

ちなみに夢見の子はレッサーパンダに限らずその年ごとに決められたひらがなの頭文字で名前が付くそうで、昨年は”か”でカリンちゃんと名付けられ、今年は”き”で始まる名前になるそうです。

ファファ君。

まだ３歳なのに２児のパパ。

相変わらずの素晴らしく綺麗な毛色と毛並ですね。

カリンちゃんは屋内展示室の台の上でお昼寝モード。

アンちゃんとファファ君の子なので可愛いのは自明の理。

可愛らしさの質が埼玉こども動物自然公園にいる１歳年上の叔母さん・ハナビちゃんに似ているような気がします。

ほんとうに可愛らしい子です。

眠そうにしているカリンちゃんを撮影していると急に立ち上がったのでびっくり！！

どうしたのか？と思っているとファファ君が同じ台の上に上がって来ました。

先ほども書きましたがファファ君は奥さんのアンちゃんが大好きで、娘のカリンちゃんとはほとんど遊んだりはしないと聞いていましたが、

なんとファファ君、カリンちゃんの目の前でお昼寝するようです。

カリンちゃんは「どうしようかな？」みたいな感じでちょっと戸惑っているような感じでしたが・・・仲良くお昼寝。

父娘仲睦まじい様子が見れて幸せな気分で仕事に向かう事ができました。

夢見ケ崎動物公園を訪問した前日の夕方、上野動物園を訪問しました。

上野動物園は皆さんご存知の通り上野公園の中にあり入園料は大人６００円です。

まずはやはりどうしてもここには寄ってしまいますね、ジャイアントパンダ舎。
平日の夕方に行くことが多いので空いているイメージしかありません。

すみません・・・どちらがどちらだったのか？？

確かこちらの子がシンシンちゃんだったと思うのですが・・・。

アップで・・・う〜ん、シンシンちゃんですよね？

違ったらごめんね。

ってことは、こちらがリーリー君？？

む〜ん、国民的アイドルの見分け方覚えておくべきですよね・・・。

ジャイアントパンダの次は”ホッキョクグマとアザラシの海”へ。

デアちゃ〜ん！！

上野動物園で暮らしているホッキョクグマはイタリアのファサーノ・サファリ生まれのデアちゃん、４歳の女の子です。

そろそろお婿さんをもらうとの噂もちらほら聞きますが・・・誰が来るんでしょうね。

赤いポリタンクで遊ぶデアちゃん。

ぷかぷか泳ぐ姿がとても可愛いのです。

こちらアシカ舎。
今年６月生まれの２頭の子供とお母さん、そしてもう１頭がプールの真ん中の陸地で休んできました。

そして、イソップ橋の下のレッサーパンダ舎へ。
ここには秋田市大森山動物園生まれのアンアンちゃんと長野市茶臼山動物園生まれのチャオ君（昨年１２月に８歳の若さで天国へ）が暮らしていました。

上野動物園のレッサーパンダの飼育には疑問符ばかりがついてしまいます。
例えば、この放飼場での、バックヤードなしの季節、昼夜に係らない屋外飼育・・・そりゃもちろん野生のレッサーパンダは季節、昼夜に係らず屋外で暮らしてますけどね、ここは標高３０００ｍクラスの高山の樹林ではないですから・・・。

酷暑だった今年の８月、暑さに弱いレッサーパンダとアカカワイノシイを非公開として冷房のある施設に移した時は「あ、レッサーパンダのことも考えてくれてるんだ」とちょっと安心したのですが、涼しい１１月になっても展示が復活しないのはなぜなんでしょう？

それではと、若干の期待を込めて、以前、キタロウ君が幽閉されていたオカピ舎裏の寝室に足を運んでみても・・・、

キリンとオカピはもちろんいるものの・・・、

キタロウ君とテンテン君（現・天王寺動物園）が暮らしていたスペースはもぬけの殻・・・。

アンアンちゃんとキタロウ君はどこにいるんでしょうか？
元気にしているのでしょうか？

もし上野動物園でレッサーパンダを持て余しているなら、同じ東京動物園協会でレッサーパンダの飼育経験豊富な多摩動物公園に移動させるとか、新しく井の頭自然文化園で飼育してみるとか・・・今のままではあんまりです。