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東北への観光旅行と被災地を訪れることは、大震災からの復興の一助になると聞いていました。津波被災地を見学できる所を捜したところ、名取市にある「閖上(ゆりあげ)の記憶」という施設が見つかりました。<br />レンタカーで訪れたところ、ビデオなどの資料を見せていただいたうえに、津波の語り部の方のお話を聞くことができ、驚くとともに深い感銘を受けました。津波で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。また、津波の記録を伝え、復興へ努力されている「閖上の記憶」スタッフの方々に深く感謝します。

山形、松島、津波被災地をレンタカーで巡る:その3 宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区

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2013/10/26 - 2013/10/27

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久太郎

久太郎さん

東北への観光旅行と被災地を訪れることは、大震災からの復興の一助になると聞いていました。津波被災地を見学できる所を捜したところ、名取市にある「閖上(ゆりあげ)の記憶」という施設が見つかりました。
レンタカーで訪れたところ、ビデオなどの資料を見せていただいたうえに、津波の語り部の方のお話を聞くことができ、驚くとともに深い感銘を受けました。津波で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。また、津波の記録を伝え、復興へ努力されている「閖上の記憶」スタッフの方々に深く感謝します。

旅行の満足度
4.0
交通
4.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
レンタカー 新幹線
旅行の手配内容
個別手配

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  • 名取市閖上(ゆりあげ)地区は仙台市の南東の太平洋沿いにあります。「閖上の記憶」を目指してナビに従って行くと、埋めたて地のような広大な野原が広がっていました。

    名取市閖上(ゆりあげ)地区は仙台市の南東の太平洋沿いにあります。「閖上の記憶」を目指してナビに従って行くと、埋めたて地のような広大な野原が広がっていました。

  • 草が茫々と生え、水たまりが所々にある荒れ野に、プレハブ小屋が建っていて、これが「閖上の記憶」でした。<br /><br />

    草が茫々と生え、水たまりが所々にある荒れ野に、プレハブ小屋が建っていて、これが「閖上の記憶」でした。

  • 「閖上の記憶」のスタッフの方に挨拶をすると、まず閖上中学にある慰霊碑を訪れることを勧められました。<br /> 「閖上の記憶」の先に、閖上中学と表示がある3階建ての建物がありました。

    「閖上の記憶」のスタッフの方に挨拶をすると、まず閖上中学にある慰霊碑を訪れることを勧められました。
    「閖上の記憶」の先に、閖上中学と表示がある3階建ての建物がありました。

  • 普通の学校と思って近づくと、一階のガラスが破れています。ドアも壊れ、建物の中では椅子や机が散乱しています。

    普通の学校と思って近づくと、一階のガラスが破れています。ドアも壊れ、建物の中では椅子や机が散乱しています。

  • 校舎にかかる時計は2時46分を指して止まっています。地震が起きた時刻ではないか。胸騒ぎがしてもう一度見ると、学校は廃校になっていました。<br />

    校舎にかかる時計は2時46分を指して止まっています。地震が起きた時刻ではないか。胸騒ぎがしてもう一度見ると、学校は廃校になっていました。

  • 校庭には草が茂り、周りは荒れ野です。

    校庭には草が茂り、周りは荒れ野です。

  • 周りにわずかに残る家も、よく見れば一階のガラスが割れていて、人は住んでいません。私は言葉を失いました。<br />ここは津波に襲われた町だったのです。<br /><br />

    周りにわずかに残る家も、よく見れば一階のガラスが割れていて、人は住んでいません。私は言葉を失いました。
    ここは津波に襲われた町だったのです。

  • 「閖上の記憶」に戻ると、ビデオを見せていただきました。さらに、スタッフや語り部の方から直接話を聞きました。この地区には、5000人が住んでいた、高さ2メートルの津波が襲い700人余りの方が亡くなった、3階建ての閖上中学を目指して逃げたのに津波にのまれて亡くなる人が多かった、など知らないことばかりでした。<br /><br />「閖上の記憶」は、被災者が津波の記憶を整理し、記録を伝える。そして復興への意欲を取り戻すのが願いだそうです。スタッフには中学生の息子さんを亡くしたお母さんもおられます。活動されている方々の尊さそして強さに感銘を受けました。私自身も自分の生活を振り返ったり、防災意識を高めるきっかけになりました。

    「閖上の記憶」に戻ると、ビデオを見せていただきました。さらに、スタッフや語り部の方から直接話を聞きました。この地区には、5000人が住んでいた、高さ2メートルの津波が襲い700人余りの方が亡くなった、3階建ての閖上中学を目指して逃げたのに津波にのまれて亡くなる人が多かった、など知らないことばかりでした。

    「閖上の記憶」は、被災者が津波の記憶を整理し、記録を伝える。そして復興への意欲を取り戻すのが願いだそうです。スタッフには中学生の息子さんを亡くしたお母さんもおられます。活動されている方々の尊さそして強さに感銘を受けました。私自身も自分の生活を振り返ったり、防災意識を高めるきっかけになりました。

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