2010/06/02 - 2010/06/02
82位(同エリア106件中)
ペコちゃんさん
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新緑と残雪の秘境・奥只見を楽しむバスツアーに、仲間13名と参加しました。
奥只見という名前は聞いたことはありましたが、行くまではどんな所かと思っていました。
秘境という名前にひかれて行ってみましたが、関東から日帰りバスツアーがあるくらい近いんです。
黒四ダムと同規模の奥只見ダムがあり、冬は豪雪地帯ですが、新緑の頃や紅葉の時期は、さすがに素晴らしい景観です。
写真は、残雪が残る奥只見ダム。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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地元の街を8時に出発して関越道に入り、小出ICで降りて魚沼から奥只見に向かいます。
佐梨川に沿うように県道50号を東に進み、葎沢温泉、芋川温泉など湯之谷温泉郷の温泉場を抜け、芋川から上折立へと走ります。 -
大湯温泉手前の上折立で北側へ分岐し、上折立から奥只見ダムまでの区間は「奥只見シルバーライン」と呼ばれる山道を走ります。
この愛称は、江戸時代に奥只見地区で銀が産出されていたことに因んで付けられました。
全長22.6kmのうち、18.1kmをトンネルが占め、計19本のトンネルがあります。 -
当初、有料だったこのシルバーラインは、28年も前に無料化されましたが、料金所はそのまま残っています。
勿論、係員はおらず、ゲートはスルー出来ますが、高さ制限3.7mの標識も残っています。
そして、ゲートの上には『シルバーライントンネル多し 狭幅員!急カーブ!急勾配! 事故多発!対向車に注意 』の規制標識が・・・ -
早速、トンネルが・・・
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トンネルを堪能したいという方は必見です・・・なにしろ 全長22kmのうち、18kmがトンネル区間の道路です。
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バスは1号トンネルから順番にトンネルをくぐり、この17号・明神トンネル(3989.50m)へ。
昭和32年の開通当時、一般道路ではなかった(ダム専用道路)とはいえ、日本最長の道路トンネルでした。(翌年の昭和33年には、黒四ダムを建設するために、5400mの大町トンネルが開通しています。)
明神トンネルに続き、18号・荒沢トンネル(3057.2m)、19号・仕入沢トンネル(3129.8m)と、約10kmのトンネルを走ります・・・長い! -
このトンネル群の中でも、特に輝いているのが、最も長い17号・明神トンネル。
何と、トンネル内なのにT字路があり、交差点で黄色と赤色の信号が点滅・・・ -
長いトンネルを走り、シルバーラインは奥只見湖畔で終点となります。
「旅の駅 奥只見ターミナル」では、色々なお土産が売られていますが、先ずはサービスの「けんちん汁」を頂きました。 -
奥只見は、一年の約半分が雪に覆われる豪雪地帯で、6月初めでも雪が残っています。
5mを超える雪が積もり、映画(主演:織田裕二、松嶋菜々子)にもなった小説「ホワイトアウト」のモデルとなった奥只見ダム・・・但しロケは、奥只見ダムではなく黒部ダムで行われました。 -
奥只見ダムは電源開発(株)により昭和36年に完成したダムで、工事には延べ600万人の労務人員と 約390億円の費用がかかりました。
ダムの貯水を利用して、地下に電源開発奥只見発電所があります。 -
堤高が157m(直線重力式としては国内1位)、貯水量は6億トン(国内2位で黒部ダムの3倍 )、発電出力は日本一の設備です。
奥只見で作られた電気は75%が東京電力、25%が東北電力に供給されています。
まさに日本を代表する最大級のダムです。 -
湖では遊覧船が運航しており、 新緑と残雪のコントラストが美しい5月下旬から紅葉の11月上旬までの半年間だけ営業しています。
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所要時間(片道)約40分のクルージングに出発・・・このファンタジア号は、300名乗りの大きな外輪船。
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この船は、推進器としてスクリュープロペラの代わりに、水車型の装置である外輪を使う船尾式の外輪船・・・水車が元気よく回り続けています。
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これは、150名乗りのおぜ号。
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これは、100名乗りの「しおり丸」。
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これは、作業関係者の船。
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天気にも恵まれ、湖面を渡る初夏の風がとても爽やか・・・
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仲間の皆さんも ” 来て良かった! ” という感じです。
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2346mの燧ケ岳が正面に見えます。
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湖畔には、2,000m級の高山がド~ンと聳えているため、立体的な景観が楽しめます。
山には、夏でも万年雪が見えます! -
人間の手のひらのように入り組んだ湖面を、奥へ奥へと進みます。
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ダムによって出来た奥只見湖(銀山湖)は、湛水面積 (1,150ha) が日本では3番目に広い人造湖です。
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当時よりイワナの大物が釣れる湖として有名でしたが、密漁等による乱獲で著しく減少。
作家で大の釣り師としても著名な開高健の努力により、1981年に湖に注ぐ「北の又川」が通年禁漁区に指定されました。
現在の奥只見湖は、イワナ・ヤマメの他、ニジマス・サクラマス等が泳ぐ、天然魚の宝庫となりました。 -
これは、「旅の駅 奥只見ターミナル」の水槽で見かけた、金色のマス・アルビノウ(アルビノ)。
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奥只見は、越後三山只見国定公園内にあり、越後三山の越後駒ケ岳・中ノ岳・八海山、荒沢岳といった2,000m級の山々が連なります。
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さらに尾瀬の燧ケ岳や至仏山、平ケ岳、巻機山といった百名山が近くに数多くあり、高山植物も多く見られます。
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船上で、記念撮影。
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奥只見のクルージングを楽しんだ後は、魚沼市の「玉川酒造」で酒蔵見学です。
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「ゆきくら館」は、日本屈指の豪雪と知られる当地で、冬の雪を大切に保管利用した新しい貯蔵庫。
天然の雪を特殊なシートで覆い、年間を通して大吟醸を低温貯蔵しています。 -
貯蔵庫内は、温度が2~3度に保たれており、温度が一定・湿度が高い・振動が少ない・・・この3つが、日本酒を美味しく熟成させる秘密だそうです。
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敷地内には湧き水があり、仕込水の湧き水が飲めます。
持ち帰りも自由です。 -
46度の日本酒のリキュールも作っています。
日本酒のウォッカとも言える高アルコール酒ですが、オンザロックでグレープフルーツ果汁を1、2滴が最高とのこと・・・ライムで割れば『さむらいロック』の出来上がり! -
爽やかな6月の一日を、最後はお酒で気分よく帰ることが出来ました。
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