◆色付き始めた麗しの“達沢不動滝”

2013/10/22 - 2013/10/22

☆『紅葉の磐梯沼尻・絶景白糸の滝＆天然秘湯』を楽しんだ後は、山を少し下った場所にある
中ノ沢温泉より少し奥まった山あいにある『達沢不動滝』も訪ねました。
達沢不動滝は『日本の滝百選』には選ばれていない福島県猪苗代町にあるローカルな滝ですが、
全国の滝マニアからはその秀麗な美しさかからとても人気のある滝で、
度々TVや映画の撮影地にもなっている隠れた名瀑です。

紅葉の見頃には少し早いと思いました、滝の撮影にはちょうどいい曇り空。
観光客も少なく静かに、のんびりマイナスイオンに癒されてきました(^^♪。
猪苗代や裏磐梯にお越しの際はぜひ足を運んでみてください。

エリア 猪苗代(福島)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

☆猪苗代周辺地図(Yahoo Mapより)

沼尻白糸の滝＆沼尻元湯の天然露天風呂を堪能した後は、車で約１５分ほどの達沢不動滝に向かいました。

☆中ノ沢温泉＆沼尻温泉周辺地図

※中ノ沢温泉・大阪屋HPより。
http://www.ht-net21.ne.jp/~ohsakaya/

安達太良山沼尻登山口駐車場から同じ道を下り、福島県道２４号(中ノ沢・磐梯熱海線)を中ノ沢温泉＆母成峠方面に左折し、中ノ沢温泉街入り口の側道を右折します(目印は御宿万葉亭の看板)。
ほぼ１本道なので問題ないと思いますが、途中“リゾートインぼなり”を左手にやり過ごし、達沢集落を通り抜けます。
ほぼ突き当たりに『達沢不動滝』への標識があるので、そこを左方向に進みます。その先は達沢不動滝入り口の無料駐車場までダート道を５分ほどです。

☆無料の駐車場は１０台分くらいでしょうか、少し手前にも５台くらい停められるスペースがありますが、紅葉シーズンの週末はけっこう混雑するようです。
駐車場の傍らには無料トイレもあります。
駐車場からはご覧の川沿いの道を７，８分歩きますが、平坦な道なので老人子供でも大丈夫です。

☆達沢川をまたいでいる倒木。

☆駐車場から徒歩７，８分で達沢不動尊の山門に到着です。

☆山門をくぐり抜け、不動尊の社を右手見て進むと前方にすぐ滝が見えてきます。
滝のすぐそばまで木製のスロープがあるので、ご年配の方や幼児でも滝つぼ近くまで降りられます。

安達太良山系船明神山に源をもつ不動川(達沢川)から流れ落ちる滝は高さ１０メートル、　幅１６メートル。水量はさほど多くはありませんが鬱蒼とした森の中、黒い一枚岩から簾のように流れ落ちる清らかな滝は絵も言われぬ美しさです。

☆達沢不動滝には男滝と女滝がありますが、この写真の滝を一般的に達沢不動滝と呼んでいます。
女滝は男滝の左手前の森の少し奥に見えます。

☆達沢不動滝は２００７年のNHK大河ドラマ『風林火山』(内野聖陽主演)のオープニング映像としても使われ、当時はあの美しい滝は山梨の何処にある滝ですか？と問い合わせが多かったそうす。
山梨が舞台の風林火山でまさか福島県の滝の映像が使われているとは、視聴者は思いもよりませんよね。
ちなみに現在(２０１３年)放映されているNHK大河ドラマ『八重の桜』のオープニングに出ている美しい桜の映像は間違いなく福島県の会津若松にある石部桜です(^_^;)。

☆達沢不動滝は水量は少ないのですが、一枚岩をほぼ均等に流れ落ちる簾(すだれ)のような滝で、スローシャッターで撮影するとシルクのような流れをうまく表現できます。
水量が少ない上に滝つぼは落下したと思われる岩石で仕切られているので、滝のすぐ近くでも流れが穏やかで、水深も浅いので夏場は子供でも安全に水遊びすることが出来ます。

☆水しぶきは少しかかるものの、滝の真横まで行くこともできます。

☆大雨後でなければ年中水量が少ない川なので長靴を持参すれば川を渡ったり、川の中からも滝を撮ることができます。

☆長靴を履いて川の中から撮った構図です。

☆川を渡った対岸側からの構図です。

☆対岸に渡り滝の左真横からも撮影できます。

☆真横から見るとまるで別の滝のようです。

☆対岸の左奥に見えるのが女滝です。昨年訪れた時は渇水で水がほとんど流れていませんでした。でも通常でも水量はこんなものです(^_^;)。

☆昨年１０月初旬に来た時は天気が良すぎて滝に架かる虹はキレイでしたが、滝そのものはハレーションをおこし写真的には最悪でした(ーー;)。

☆一昨年１０月初旬の達沢不動滝。まだまだ紅葉していませんでした。

☆２０１０年。１１月上旬には落葉の達沢不動滝でした。
滝つぼの落ち葉も風情があり素敵でした。