2008/06/19 - 2008/06/20
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旅の記録(36)宮城県松島
日本三景 残っていた 最後の一箇所 「宮城県の松島」へ行ってきました。 そのご報告です。
宮城県の松島は、日本三景の一つに選ばれている、風光明媚なところ。松島湾内には大小260余の島々が海に浮かんでその景観は大変素晴らしい。 土地が沈降(或いは海面が上昇)したことによって、山々が島となって残った地形だそうです。
宮城県松島町は 宮城県仙台市の東側に位置し、東南方向は松島湾(太平洋)に面しています。面積約54平方km、人口約17,200人。
日本三景の一つ「松島」を擁しており、観光産業が非常に盛んなほか、海苔やカキの養殖も盛んであり、一方で、北部では農業も盛んで、農水共に重要産業となっています。
ブログ「日本三景・松島と端巌寺」はこちら
http://kj2k3.at.webry.info/200806/article_17.html
注) このブログ記事中「松島」と「端巌寺」に関する記述はフリー百科ウィキペディアなどから抜粋し一部加筆したものです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス 新幹線
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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松島(まつしま)とは、宮城県の松島湾内外にある大小260余りの諸島のことを指します。
または、それら諸島と湾周囲を囲む松島丘陵も含めた修景地区のことでもあります。
日本三景の1つに数えられています。 -
松島は、仙台平野を南北に分ける松島丘陵の東端が海にまで達し、それが沈水して出来たリアス式海岸がさらに進んだ沈降地形で、溺れ谷に海水が入り込み山頂が島として残った多島海です。
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到着してすぐに昼食。
「松島かまぼこ本舗」3階のお座敷からは湾内を一望できます。 -
3階のお座敷からの眺望。
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まずは松島の景観を陸上から味わいます。
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「松島かまぼこ本舗」でのランチタイム
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色んな蒲鉾でも出てくるのかと思っていたら 上品な和定食弁当。
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松島は、仙台平野を南北に分ける松島丘陵の東端が海にまで達し、それが沈水して出来たリアス式海岸がさらに進んだ沈降地形で、溺れ谷に海水が入り込み山頂が島として残った多島海です。
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全体として松島湾(広義)を形成し、湾内の水深は10メートル以内です。これは、この一帯が過去から大きな地震のたびに地盤が少しずつ沈下してできた地形であることを物語っています。
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松島には大小の遊覧船が就航しており、船上より島々を眺めることができます。船上からカモメ(主にウミネコ)に餌やりをするのが名物になっています。
大型遊覧船の航路は、松島港発着で松島湾内や奥松島を巡るものが中心だが、塩釜港と松島港とを繋ぐ航路もあります。
日本三大渓といわれる奥松島の嵯峨渓には暗礁が多くあるため、大型遊覧船では遠巻きにしか見られないが、小型船だと近づけるため波の静かな日には海食洞をくぐることが出来る場合があるそうです。 -
この地域の大部分の地層は第三紀層の凝灰岩、砂岩、礫岩など侵食に非常に脆い岩質で出来ており、特に波に洗われる部分は容易に侵食されます。
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さらに、海水面近くが波に洗われて鋭角に抉られており、ややキノコに似た形になっているものもあります。
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そのため多くの小島は上部に松などが植生し、海面に近い基部は白から灰白色の岩肌を見せています。
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また、侵食による奇岩や日本三大渓に数えられる嵯峨渓のような海蝕崖も見られます。
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このように侵食、風化作用を受けやすい地層の上に松島は成り立っているため、長い間に風景も少しずつ変化してきたと考えられ、過去の文献に記載されたものと現在のものとの間には微妙な違いがあると考えられています。
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多くの島で海水面近くが侵食されており、将来が危ぶまれています。
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尚、260余りの島すべてに名前がつけられています。2007年、日本の地質百選に選定されました。
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2011年3月11日に発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)とその直後に襲来した大津波によって、島の文化財の一部が破損するなどの被害が発生しましたが、周辺の自治体と比較して被害は軽微で済んでいます。
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その理由として、津波は浅い海に入ると速度が落ちて急激にエネルギーを失うのと、松島湾内に点在する島々が緩衝材となり、津波の勢いを弱めたと見られています。
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松島湾(広義)は、宮城県の太平洋沿岸部に大きく広がる仙台湾(広義)を3つの支湾に分けたうちの1つです。
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すなわち仙台湾(狭義)、松島湾(広義)、石巻湾と並んだうちの真ん中です。他の2つは砂浜海岸が主であるのに対し、松島湾(広義)は磯を主としています。
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日本三景・松島は、松島湾沿いに仙台側(南側)から「塩竈」「松島」「奥松島」の主に3つの観光地区に分かれます。
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芭蕉も訪れた松島 残された句が
松島や ああ松島や 松島や
芭蕉の句でなければ 笑点メンバーの誰かの創った句といってもいいような・・・。 -
松島湾沿いには伊達政宗が再興した瑞巌寺(国宝)、「バラ寺」の通称がある円通院、五大堂などの寺院、伊達家の迎賓館であり月見のための施設でもある観瀾亭(月見御殿)などの歴史的建造物や、湾内遊覧船の発着港の松島港があります。
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また、土産屋、飲食店、宿泊施設などが立ち並び、マリンピア松島水族館やヨットハーバーもあります。
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おみやげの一番 二番は 笹かまぼこと牛タンでしょうか?
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松島には伝統的仕上げで有名な南部鉄器の直売所がありました。
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南部鉄瓶の伝統的仕上げ・・・釜焼き
鋳型から取り出した鉄瓶の表面をきれいにして、本体及び蓋を炭火で800〜1000℃程度の温度で真っ赤になるまで焼きます。それにより表面に酸化皮膜が付きます。 -
この作業を「(金気止め)」といいます。この皮膜は鉄瓶の中と外にできます。外は、はがしますが中はそのまま保ちます。(防錆の役目を担います)
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内部はそのままで、外の表面を研磨します。研磨が終わると、300℃程度の温度で加熱します。加熱の後は、下塗りとして、「漆」を塗ります。
・黒系の鉄瓶の着色には黒漆(生漆)
・茶系の鉄瓶の着色には生漆(漆の原液を精製したもの)+紅柄(酸化鉄) -
上記の下塗りが終わると100℃程度に加熱します。そして次の液体を塗ります。
・黒系の着色には「おはぐろ(鉄しょう液+茶汁)」
・茶系の着色には「鉄しょう液(酢酸鉄溶液)」
上記が終了すると水洗いをして、布でよく磨きます。 -
鉄瓶の表面に凹凸がある場合は、磨かれ光沢のある部分と磨かれず光沢のない部分が生まれて、独特な肌合い、風合いが生まれます。
(堀江 皓著 「南部鉄器」 理工学社発行 参照)
風鈴にも釜焼きの作品はあるみたいです。 -
瑞巌寺(ずいがんじ)は、宮城県宮城郡松島町の日本三景・松島にある臨済宗妙心寺派の寺院です。
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詳名は松島青龍山瑞巌円福禅寺(しょうとうせいりゅうざん ずいがんえんぷくぜんじ)。
平安時代の創建で、宗派と寺号は天台宗延福寺、臨済宗建長寺派円福寺、現在の臨済宗妙心寺派瑞巌寺と変遷し、古くは松島寺とも通称されました。 -
毎年、11月第2日曜日には芭蕉祭が行われます。また、大晦日の火防鎮護祈祷である「火鈴巡行」と一般も撞ける除夜の鐘が有名です。
境内には、「臥龍梅」と呼ばれる紅白二本の梅の木があり、伊達政宗お手植えと伝えられています。 -
参道にはシンボルとも言える杉並木がありましたが、2011年3月11日の東日本大震災の津波に見舞われしまい、その後の塩害によって立ち枯れが目立ったことから、約300本が伐採されることになりました。
写真は2008年6月撮影した参道です。 -
臨済宗瑞巌寺
江戸時代に入って伊達政宗が禅僧虎哉宗乙の勧めで円福寺復興を思い立ち、慶長9年(1604年)から14年(1609年)までの工事で完成させました。
今に伝わる桃山様式の本堂などの国宝建築はこの時のものです。このとき寺の名を改めて「松島青龍山瑞巌円福禅寺」と称しました。 -
日本三景碑
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小さな島に立つ五大堂は松島のシンボルで、国の重要文化財に指定されています。大同2年(807)、坂上田村麻呂が毘沙門天を建立したのが始まりです。田村麻呂は、この場所からの海の眺めに魅了され、堂を建てる決心をしたといわれています。
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後に慈覚大師が延福寺(後の瑞巌寺)を開基した際、大聖不明動像を中心に、降三世、軍茶利、大威徳、金剛夜叉の五大明王像を安置したことから「五大堂」と呼ばれるようになりましたた。
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五大堂に架かる透橋は、縁結びの橋といわれています。橋げたの間が空いた透橋は橋の上から下の海が見える造りで、「足元を見つめて気を引き締める」ためだそうです。
五大堂が設置されている島も海水面近くが侵食されており、将来が危ぶまれています。 -
現在の建物は、慶長9年(1604)に伊達政宗が瑞巌寺再興に先立って再建したものです。
東北地方では最古の桃山建築といわれています。三間四方、単層宝形造の堂で、屋根下には十二支が飾られています。 -
地震のときの警告は いろいろな場所で 貼られてはいたのですが・・・。
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帰路立寄った 安達太良サービスエリア
安達太良美福レストランにて 「エビチリ定食」 -
安達太良美福レストランにて 「ジンギスカン定食」
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