2010/06/02 - 2010/06/13
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ねんきん老人さん
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ドイツ在住の娘夫婦の案内でオランダ、ドイツを回ったあと、妻と二人でオーストリアのザルツブルクに行くことにしました。
心配した娘が一緒に行くと言い出し、私は「見くびるな。通訳などいらない」と啖呵を切りましたが、妻も私を信用せず、結局三人で出かけることになりました。
仕事がある夫君を残して娘を同行させることに少々気は咎めましたが、また来られる保証はないので深く考えないようにしました。今さらながら、ゴメンナサイ。
さて実際に行ってみると、当たり前ですが何から何までドイツ語ばかり。昔ちょっと勉強した筈の私ですが、聞くことも話すこともまったくできません。することなすことすべて娘の通訳頼みで、すっかり面目を失いました。
今回は、そのザルツブルク滞在中に日帰りでハルシュタットに行ったときの流れを書いてみます。少しでも参考になればいいのですが。
まずは、ザルツブルクを電車で出発です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 1.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 船 徒歩
- 航空会社
- スカンジナビア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
【 ザルツブルクからハルシュタットまで 】
ザルツブルク駅でハルシュタット行きの切符を買います。
3人分で108.20ユーロ(12,110円)。
ちなみにこの日は私の誕生日だったのですが、支払いは私でした。
誕生日について妻からは・・・一言もありません。 娘からは・・・最初から期待していません。 -
【 途中の駅で車窓から 】
小学生の校外学習でしょうか。
駅名は・・・読めません。
乗り換え駅のアッタナン・プッハイムでは電車が来なくてイライラしました。アナウンスなどはなく、ホームの案内板に10分遅れと表示されただけです。それもドイツ語なので私には解らず、娘に言われて初めて知りました。
それが20分に変わり、やっと乗った電車でまた問題が。
検札で回ってきた車掌が我々の切符を見て、「この電車はハルシュタットに行かない。途中区間がバス輸送になる」と他人事のような口調で言います。むろんドイツ語で。
どうやらどこかで事故があったらしいのですが、それ以上訊く気にもなりません。それにしても、検札がなかったら私たちは何も知らずにそのまま乗っていたことでしょう。いささか不親切だと思いました。
言われた駅で降りると、代替バスは方面別になっていました。 ただ停まっているだけで、行き先表示もなければ何の説明もありません。訊いてはじめて答えましたが、これまたドイツ語だけです。外国人も多いというのに、どういうことでしょう。 -
【 ハルシュタット駅 】
やっと着いたハルシュタット駅は無人駅。案内板もありませんが、駅舎の向こうに細い道があり、その先に船着き場が見えます。
船はまだ来ていないようなので、トイレに行っておこうかと思いましたが、トイレはありません。
ザルツブルクを8時33分に出て、今この駅の時計は12時20分。この間、トイレらしいものは一度も見ませんでした。
オーストリア人はおしっこをしない、というのが私の結論です。
-
【 ハルシュタット湖の船着き場 】
無人の小屋があるだけです。
切符は船の操縦をするアンチャンから直接買います。3枚買うには何と言ったらいいのか娘に訊くと、「ドライマル」と言えばいいとのこと。
往復切符を買おうと思って、「ドライマル、ラウンドトリップ」と言うとアンチャンは「ヤッ」とか言って売ってくれましたが、娘から「それじゃ、ドイツ語と英語が混ざってるよ」と笑われました。
対岸の町までは10分ほどですが、鏡のような湖面をゆっくりと進む船は実にのどかで、いつまでも乗っていたい気分です。
(湖上に浮かんでいるのが渡し船です) -
【 湖畔の町、ハルシュタット 】
対岸が近づいてきました。ハルシュタットです。
急峻な山と穏やかな湖に挟まれたわずかな土地にへばりつくように家が建っています。
なんだってこんな不便な場所に・・・と思ってしまいます。といっても実は山の裏側から車で行くこともできるらしいのですが、それでも不便なことに変わりはありません。
便利な生活を選ぶか、穏やかな生活を選ぶか。 後者を選んだ少数の人々が住み着いているのだと思います。 -
【 水際まで迫るハルシュタットの町 】
湖畔に立ち並ぶ木組みの家々は、ここで現実の生活が営まれているのだろうかと疑わしく思うほどの美しさです。
沖縄の守礼の門、札幌の時計台・・、私たちは観光地の景色が実際と写真とではあまりにも違うということに慣れていますので、こうして旅雑誌などで見ていた写真そのまままの景色が広がっていると、不思議でなりません。 -
【 舟屋 】
丹後半島にある伊根の舟屋を思わせる「舟のガレージ」が見えます。
湖が生活の場であることを実感しました。 -
【 マルクト広場 】
ヨーロッパ各地で見るマルクト広場には広大なものが多いのですが、ここは本当にこじんまりとした、ほのぼの空間です。
日本の子供たちがここで石蹴りやベーゴマをしていたとしても、しっくり景色に溶け込めると思います。
右手前に見えるレストランで食事をしました。 -
【 テラス席での食事 】
湖で獲れるマスの料理が名物だそうで、マスのムニエル、ソーセージ、ローストチキンなどを頼みました。どれもしっとりとして、日本人の口に合うようです。
もちろん、ビールは欠かせません。
ただ、ドイツ語のメニューしかないので、私だけで行ったら、紙に絵でも描いて注文するしかありません。
もっとも、私の絵で判るかどうかは別問題です。 -
【 湖畔の斜面に並ぶシックな家々 】
こんな夢のような家の中でも、取っ組み合いの夫婦喧嘩などあるのでしょうか。
ゴミ出しを巡ってご近所同士のいさかいなどあるのでしょうか。
この景色を見ながらそんなことを考えるのはヤボだと思いながらもつい・・・。
広場から湖に沿って続く道は、日本でいうなら湖畔の温泉場のような雰囲気で、レストランや土産物屋が並んでいますが、どれもが小さくて、おとぎの国の街並みというのはこういうものかと思いました。 -
【 土産物屋に吊るされた木製のモービル 】
日本の観光地にあるような大きな土産物屋はなく、どこも家族だけでやっているようでした。
店ごとに扱っている品物が少しずつ違い、飽きません。中でもこの店はお薦めです。
小さなフクロウの置物を買いましたが、3年経って木が飴色に変わり、味わいが深まりました。よい記念になったと思います。 -
【 ハルシュタット湖に浮かぶ遊覧ボート 】
乗っているのはお金持ちなんでしょうね。
若いカップルなどが乗っていたら、いまいましく思うでしょうが、年寄りらしいので許せます。
遠くの岸辺に見えるのは貴族の館ということでした。今でもその末裔が優雅な暮らしをしているのでしょうが、外出するときはいちいち船に乗るのでしょうか。どうもそういう現実的なことばかり考えてしまいます。
岸に寄ってくる白鳥や鴨にパン屑など投げながらのんびりと歩きます。この町に急ぎ足は似合いません。 -
【 ケーブルカーと岩塩坑の共通券 】
オーストリアには岩塩坑があちこちにあり、ザルツブルクなどは文字通り「塩の城」という地名になっているくらいですが、中でもザルツカンマーグート(塩の御料地)と呼ばれる地方は塩の産地として知られています。
ハルシュタットはそのザルツカンマーグートにあり、岩塩の採掘で栄えたということです。
そうそう、ハルシュタットのハルもまた塩という意味だそうです。 これはあとになって知りました。
シュタットは場所とか町とかいう意味だと、これは娘の夫君から教わりました。
それでは、ケーブルカーに乗ってその採掘跡を見学に行きましょう。
ただ、ケーブルカーと岩塩坑見学で、24ユーロもします。 -
【 ケーブルカーの軌道 】
勾配が急なのが分かります。
左側に脱線したら、遮るものがないのでそのまま湖まで・・・。
またしてもつまらぬことを考えてしまうのが私の悪いところで。 -
【 パンフで確認 】
こんなに高いの?
そう思って、もらったパンフの絵を見てみます。
なるほど、山頂にある岩塩坑に向かうケーブルカーは、絵が分かり易いように誇張されているとはいえ、見た目には垂直に近い勾配を登っていきます。 -
【 ??? 】
ケーブルカーの山頂駅を出ると、目の前にこんなモニュメントが。
何を表しているのか分かりませんが、左から2番目の人はカンテラと削岩用のドリルを持っていますので、岩塩坑の坑夫でしょうか。 -
【 山頂駅から岩塩坑までの道端に咲く野の花々 】
山頂駅からは山道を15分ほど歩きます。ほかに誰もいないので、この道でいいのかなと、ちょっと心配になります。
それでも道端にはリンドウなどの花が咲いており、気持ち良く歩けます。
所々花々が群生しており、目を見張ります。黄色い花はキンポウゲのようです。その他の名前は分かりません。
ほかにもアスチルベが沢山咲いていましたが、これも本当にアスチルベなのか、定かではありません。
日本で見かける花も、外国に行くと微妙に違っていて、無責任に花名を断定できません。 -
【 見学用のつなぎ服 】
チケットを持ってカウンターに行くと、無造作につなぎの作業服を渡されます。
係員は一目で客のサイズを見分け、ぴったりの服を渡してくれます。毎日大勢の見学者が来るので、目が慣れているのでしょうか。
別に坑内に汚れる場所があるわけではないので作業服の必要もないのですが、こういう格好をすることで見学者のテンションを上げようという演出でしょう。
もっとも私の場合は囚人服にしか見えず、かえってテンションが下がりましたが。
ここから階段をかなり登り、坑道の入り口に行きます。 -
【 坑道の入り口 】
ここが坑道の入り口です。
何の案内もないのでどうしていいか分からずにいると、少し経って、ミリタリールックの女性ガイドが現れました。
にこりともせずドイツ語で話し始めましたが、どうせ解らないので聞きもせずにいると、途中から英語に変わりました。
といっても、それもほとんど解りません。その証拠に、英語になったと気づいたときはもう、かなり話が進んでいました。
私の英語力が不足しているのですが、ここでは「ドイツ訛りの英語だったので」ということにしておきましょう。
そのあとはずっと、ドイツ語と英語での解説が続きます。 -
【 岩塩坑の中へ 】
ガイドのあとについて、いよいよ岩塩坑に入ります。
ちょっと冒険気分を味わいますが、すぐに冷めます。 ただの通路のような所をてくてくと歩くだけなので。 -
【 作業員用の滑り台 】
二人並んでは歩けないくらい狭いトンネルを十数分も歩くと、滑り台があります。
滑り台? そうです。坑夫たちがより深い坑道に下りるために実際に使っていたものだそうで、何千回、何万回と人が滑ったためでしょうか、ピカピカに光っています。
見学者は一人ずつ、ガイドの合図に従って滑り下ります。結構長く、これは爽快です。
台に乗るとき、ちょっと照れ臭いですが。 -
【 第二の滑り台 】
さらに深い坑道に下りるための滑り台があります。
滑り下りた所にカメラがあって、さっそうと滑る雄姿を写すから、出口で買うようにと説明がありました。
皮肉なことにそこだけはよく解りましたが、もしかすると、そこだけゆっくり喋ったのかも知れません。そうだとしたら、なかなかの商売上手です。
第一の滑り台より長く、しかも急傾斜で妻が怖がるので、私は妻と一緒に滑りました。
スピードカメラで測定され、私たちは 22.7km/h、娘は 27.0km/h、最後に滑ったガイドは 32.0km/h で見学者から歓声が上がりました。 -
【 小さな地底湖 】
暗闇で目をこらすと、地底湖らしく水が溜まっていました。
少しすると向かい側の岩に光や映像が投影され、なんだか説明が始まりました。むろん解りません。
ガイドが英語で説明し直してくれましたが、それも解りません。
なにせ「ドイツ訛りの英語」なもので・・・。 -
【 人形で昔の洞窟生活を再現 】
これは等身大の人形で昔の人が洞窟で生活していた様子を再現したものです。
(白いズボンの人は人形ではなく、ガイドです)
土肥や佐渡の金鉱跡にも同じようなものがありますね。 -
【 おしゃれな坑夫 】
これはまた、スーツと見まごうような作業服を着た坑夫の人形です。
私たちが着せられた囚人服のような作業服とは時代が違うのでしょうか? -
【 トロッコ 】
最後はトロッコです。
といっても箱型のものではなく、1本の長いベンチのようなもので、これに公園のシーソーのように跨ります。
座高の高い人は頭がぶつかるのではないか、太った人は壁にぶつかるのではないか、と思われるくらい狭いトンネルをこれで進みます。
むろんそんなことはないのですが、狭いせいで結構なスピード感があります。 -
【 トロッコの終点 】
ここで外に出ます。眼鏡やカメラのレンズが一斉に曇ります。
外に出たといっても、二つの滑り台で下りたわけですから、この出口はまだずいぶん下の方にあり、最初の入り口まで戻るにはまた階段を登ります。
作業服を返して外に出るには土産物売り場を通らなければなりません。この辺にも観光地特有の商魂を感じ、思わず笑ってしまいます。
と言いながら、そこに貼り出してあった滑り台の写真を買ってしまったのですから、私もいいカモではあったのですが。 -
【 路傍の花 】
これは何という花でしょうか。
日本でもよく見る花なのに、名前が分かりません。 -
【 ケーブルカーに戻る道 】
来たときと同じ道を戻ります。行きも帰りも私たちだけなのが不思議です。ほかに道はないと思うのですが。
ちなみに、ハルシュタットでは案内板や矢印の類はまったく見ませんでした。観光地ではお馴染みの中国語や韓国語の表示も皆無です。
オーストリアはどこに行ってもそんな感じ。電車もバスも、何の合図もアナウンスもなく運行しています。レストランにもドイツ語以外のメニューはほとんどありません。
観光立国なのに観光客におもねるようなサービスがまったくないというのは不親切なような気もしますが、アジア各国で見られるなりふり構わぬ客引きよりはいいのかも知れません。 -
【 巨大なナメクジ 】
花の写真など撮りながら歩いていると、前方で妻が悲鳴に似た叫び声をあげました。
駆け寄ってみると、道に巨大なナメクジが這い出しています。体長は 10cm くらいあり、私は一瞬イモリかと思ったくらいです。
あまりのことに写真を撮って、あとで図鑑で調べてみました。
コウラナメクジというのが似ているようで、山道などによく出てくると書いてありましたから、それならやっぱり、と思いますが、確かではありません。 -
【 アスチルベ 】
日本で見かけるものとはちょっと違いますが、これはアスチルベとしか思えません。
オーストリアに限らず、ヨーロッパの初夏ではこの綿毛が街中でも空中に漂っていて、ときには吸い込まないように手で払ったりするくらいですね。
まあ、ここではそれほどではないので、のんびりとハイキング気分を楽しむことができます。 -
【 渡し船の桟橋 】
ケーブルカーで麓に下り、ぶらぶらと歩いて桟橋まで戻りましたが、船はあるのに船頭がいません。そのうち最終便の時間が過ぎてしまいました。
どうしたのかといぶかっていると、広場の方から自転車に乗ったアンチャンが猛然と走り込んできて、飛び降りるとその自転車を放り出したまま船に飛び乗りました。
すぐに切符を売り始め、そそくさと操縦舵を握って出発です。
なんともローカルな空気が漂い、誰一人として咎めるような顔つきの客はいません。
のどかな、のどかなハルシュタットとのお別れでした。
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この旅行記へのコメント (9)
-
- travelさん 2023/08/05 08:26:55
- 晴天のハルシュタット
- ねんきん老人さん、初めまして!
晴天のハルシュタットは湖面に映る光景が見事ですね。
オ-ストリアは内陸部で天気を読むのが難しい国です。
私の訪問時は曇天だったので残念でした。
オ-ストリアは大好きな国の一つです。
ご家族での旅は微笑ましいです。
四万十川の旅行記に訪問いただき有難うございます。
慣れないレンタカ-利用は片側1車線で対向車には気を使いましたが自由に沈下橋を回れて良かったです。
自然を巡る一人旅が好きです。
どうぞよろしくお願いいたします。
travel
- ねんきん老人さん からの返信 2023/08/05 15:12:09
- 共通体験は得難い財産です。
- travel さん、こんにちは。 小生の駄文に書き込みをしてくださり、ありがとうございました。 同じオーストリアを実際に体験していらっしゃる方の書き込みには意を強くし、とても嬉しい気分です。
仰るとおりオーストリアは降ったり止んだりの天気が多く旅行の際にも予定どおりの行動がとりにくいという思いがあります。
でも、自然も美しく、家並みも趣があって、できるものなら何回でも行ってみたくなる国ですね。
四万十川の沈下橋巡りも旅の高揚感をくすぐられます。 確かにあの道は狭くて、車の運転も要注意ですが、それをおして出かける価値はありますね。 これまたtravel さんと体験を共有できて、とても嬉しく思いました。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
重ねて、ありがとうございました。
ねんきん老人
-
- nimameさん 2022/10/23 17:45:06
- 岩塩!
- ねんきん老人さん・こんばんは。
何時もnimameの読んで下さり有難う御座います。
ねんきん老人さんのnimameの訪問で気が付いたのですが!
そうだまだ読んでいない旅があるはず!
そこには奥様が居るはず・・でお邪魔しました(#^.^#)
こちらのオーストラリアの旅・
しっかり奥様そして娘さんそしてねんきん老人さんまで3人見ましたよ♪
娘さんはドイツ在住なんですね~
でも3人で貴重な旅でしたね。
nimame
岩塩って聞いた事はありますが・岩塩抗って初めて聞く言葉でした!
それこそ夕張の炭坑思い出した!
オーストラリアは凄い岩塩が沢山採れる土地だったんですね!
其れも採掘跡の見学と言うパンフ見ると凄い場所にありますね!
そして作業員用の滑り台昔の人の発想が凄いですね!
いかに時間短縮して効率よく作業をするか!
最後のトロッコ・何かのアトラクション見たい(笑)
貴重な体験でしたね!
帰りの船ではアンちゃんが自転車で猛ダッシュで!
日本でこんな事したらクビですね!
何かのどかな雰囲気ですが、そんな昔ではないですよね!
12年程前の感じですが!
そう考えると日本は常に時間に追われていますね!
何時もねんきん老人さんの詳しく書かれているので・
知らない事知る事が出来ました。
有難う御座います。
nimame
- ねんきん老人さん からの返信 2022/10/23 19:57:19
- 私自身、嬉しい思い出に浸りました。
- nimame さん、いつも私の駄文にお付き合いくださって、今回はまた古い旅行記をお読みくださって、本当にありがとうございます。
4トラ会員さんの中には、古い旅行記を読まれるのが不快だという方がおられて、私はしばしばお叱りを受けます。
ですが、私の持論として、「豪邸はマッチ1本でゼロになるが、旅の思い出、旅で得たものは火事になろうと地震に遭おうと無くならない財産だ」ということがありますので、旅行記に新しいとか古いとかいう感覚はないのです。
現に、今回nimame さんが私の旅行記をお読みくださったということで、私自身が嬉しさのあまり自分の旅行記を読み返してみました。
そして、そのときのことがつい先日のことのように思い出されて、もちろん妻の一挙手一投足も鮮やかに浮かんできて、懐かしくも嬉しいひとときを過ごすことができました。 また、あんな楽しい思いを、もっともっとさせてやりたかったというやるせない気持ちにもなりました。
岩塩坑の滑り台、トロッコ・・・本当になにかのアトラクションみたいでしたね。 そこに私自身の写真を載せてしまったのは、まだ4トラに慣れないための失敗でしたが、改めて見ると、それでも今の私よりはヨボヨボ度が低くて、「俺もまだ元気だったんだ」と笑ってしまいました。
今は終活に忙しい毎日ですが、もしも、もしも、機会が得られたならば、もう一度あそこに行って、天国の妻を喜ばせてやりたいという思いも沸いてきました。 そういう気持ちになれただけでも、妻は喜んでいるのではないかと思います。 それもnimame さんのおかげです。
本当にありがとうございました。 これからもよろしくお願いいたします。
ねんきん老人
-
- olive kenjiさん 2020/04/16 12:12:38
- 便利な生活か 穏やかな生活か
- 年金老人様 いいね有難うございました。
おそらく、私の新規旅行記がないので、オイ、元気かいとのご挨拶信号かと思います。そうすると律儀な私は先輩の旅行記を捜しだし、コメントを挨拶代わりにさせて頂くのです。今回は、私も行ったことあるハルシュタットの旅行記を選びました。
私が行った前年に行かれたのですね。だから景色などまったく同じで、いや今も同じかと思いますが美しゅうございました。
同じく見た景色を称賛し合っても仕方ないので、別の話をしましょうか。
娘さんのご主人を残して家族3人で旅行なんて最高ですね。私の娘も昨年結婚したのですが、やはり気がはらないので婿抜きで家族旅行をしたい場合、どう言ったら角が立たないのでしょうか。君は仕事が忙しそうだから来なくていいよ とは言いにくいし、いえ暇なのでぜひご同行させて下さいと言われたら・・どうしましょう先輩。
本当に駅でアナウンスが無いとか、駅員の慇懃無礼な態度とかに腹立ちますね。
50年程前旅行した時もそう思いました、いまだに同じことをしているのには、こいつら馬鹿で進歩がないのかと思ってしまいます。また、こんな意思疎通の無い国で強力な第3帝国が出来たのも不思議です。この件はこれからの研究課題です。
トイレが少ないのも不思議ですね。かといって立ちションしている輩もあまりみないし、前立腺肥大で頻尿の方も多いと思うのですが、これも研究課題です。
先輩はいいお話を書かれます。
便利な生活を選ぶか、穏やかな生活を選ぶか。 後者を選んだ少数の人々が住み着いているのだと思います。
正にこれですよね~ 私が浅ましくてダメなところは、穏やかな生活のうえに便利な生活を望むからでしょうね。そのうえにまだお金が欲しいとか。
コロナが流行っていますが先輩は大丈夫ですか。
私は高血圧に糖尿病に肺疾患を持っていますので、コロナ即死ぬターゲット1番です。
まー無くなる時は、交通事故もあるし、溝に落ち込む場合もあるでしょから、こりゃー天の御裁き次第だと思っています。
この旅行記ではお嬢様と奥様との写真が映っており、とっても貴重な思い出となりましたね。
1番悲しい事は、子が親より先に逝くこと、2番目に悲しい事は。嫁が旦那より先に逝くこと。私はそう思っています。
だから、先輩のご心境は私の想像を絶します。何とも言えない気持ちです。
嫁に言っています。私より絶対、コロナにしろ何にしろ先に逝っては駄目だぞと!
綺麗なハルシュタットの話から辛気臭い話になりましたが、先輩に於かれましてはお元気でいて下さいよ。絶対にですよ。
昨年からずーっと自宅隔離中の olive kenji
- ねんきん老人さん からの返信 2020/04/17 11:56:28
- たまには病気の話でも。
- olive kenji 様、 細かいところまで読み込んでのコメント、ありがとうございました。
最近、olive kenji 様の新しい旅行記がないのはご本人からの予告どおりですので、心配はしておりません。 私は、折角の旅行記を読み落としては勿体ないと思って、古いものから順に拝読していますので、近々のものがなくても別に問題ないのです。 4トラの皆さんの旅行レベルはとても高くて、それぞれの旅行記に盛られた最新情報を生かしての旅は私には無理ですし、私が興味をそそられるのは旅のヒントというより、それぞれの方の感性、ものの見方といったことです。
ですから、旅行された時期が最近である必要はまったくありません。
そういう視点で拝読している私がolive kenji 様の旅行記にはまったのは、あの紫電改について語られた四国のドライブ紀行以来でした。
私などとは違って若いころから自力で世界を駆けまわってこられた行動力と観察眼に羨望と崇敬の念を禁じえません。
さて、拙稿の話はさておき、olive kenji 様は高血圧に糖尿病に肺疾患とか。 それはコロナウイルスが鵜の目鷹の目で探しているターゲットですね。 絶対に見つからないように隠れてください。
私は幸い高血圧だけで、それ以外は検査をしていないので問題ありません。
昨年の夏に吐血をして救急車で病院送りになりましたが、軽い胃潰瘍が見つかっただけで、アルコールを禁じられた以外には何の治療もなく今に至っています。 むろん医者には内緒で飲み続けていますが、体調はすこぶる良好です。
許せないのは、そのときに医者から大腸の検査をすると一方的に言われ、尻の穴にカメラを突っ込まれたことです。 何の罪で他人にそんなことをされなければいけないのか、屈辱感と敗北感でもう死のうかと思いましたが、長い長い凌辱のあとで医者が言った一言は終生許せません。
「はい、異常ありません」
医者には1年後に胃潰瘍の状態をまた見ると言われましたが、行きません。ついでに尻を出せなどと言われてはたまりませんから。
というわけで、コロナウイルスに狙われる要素はolive kenji 様より少ないと思いますが、その代わり高齢ですから、やっぱり危険だとは思います。
5月にカンボジア旅行を計画していましたが、旅行社の方からキャンセルを促され、今は何の予定もありません。 古い旅行について当時のメモを頼りに書いてみようかとも思っていますが、いまいち気が乗りませんので、しばらく投稿はできないと思います。
お互いに自重して、天下晴れて出かけられる日を待つことにしましょうか。その間も旅行記だけは拝読させていただきます。
ねんきん老人
-
- keithforestさん 2014/03/06 23:04:43
- ハルシュタットの塩抗
- 楽しく読ませて頂きました。
想い出がよみがえりました。
ちなみに私の滑り降り速度は31.7km/hでございました。
わざわざこれをご報告したくて、書かせて頂きました。
これからも楽しい旅行記をアップしてください。
- ねんきん老人さん からの返信 2014/03/07 10:06:36
- 31.7km/h !!
- > コメント、投票、どうもありがとうございました。
31.7km/h で滑り下りられたとは! 他の見学者から歓声が沸いたのではないでしょうか。
keithfrestさんの記録を知って、私ももう一度行ってみたくなりました。
なお、コメントをいただいたことで恐縮して、自分の旅行記をもう一度読み返してみました。
そして、2か所の間違いを見つけました。「オーストリア人」を「オーストラリア人」、「ぶつかる」を「ぶるかる」と書いてありました。急いで訂正しました。
コメントをいただかなければ読み返すこともなく、ずっと恥をかき続けるところでした。重ねてありがとうございます。
私もいつかkeithforestさんのようなスケールの大きい旅をしてみたいものですが、語学力と資金、どちらも足りませんので、keithforestさんの旅行記を楽しませていただきながらイメージ・トラベルをしているところです。
- keithforestさん からの返信 2014/03/07 13:33:56
- RE: 31.7km/h !!
- 塩抗にはパッケージツアーでいったのですが、中に80代のおばさまがおられましてね、その方が滑り降りると仰ったので、横の階段の方が安全では?と申し上げたら、ここを滑り降りるのが楽しみでやってきたんだ、といわれたのには一同ビックリでございましたよ。
私たちはどこへ行くのも日本語と片言の英語で強引に乗り切ります。従って、美味しい食べ物に出逢うのもなかなか難しいです。
お嬢さんの通訳が傍におられるのは羨ましいですよ!
これからもまたよろしくお願いいたします。
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