長野/奈良井　えぇぇぇ～！こんな街がまだ残っているんだ～

2013/08/20 - 2013/08/21

2013年の長野旅。
松本、上高地に続いては奈良井に足を延ばしました。


行ってみてビックリ。
「なにここ？？？」、「なに時代？？？」という街並みが延々続いていました。

まるで時代劇のセットのようにほんときっちり古いんだけど、ちゃんとこの平成のニッポンに存在して、人々が普通に暮らしているんですよね～。
たいへん感激しました。

街の皆さんが力を合わせてこの素晴らしい環境を維持する努力を続けていらっしゃって、それも感心しました。




松本編はこちら
http://4travel.jp/traveler/lonelyvagrant/album/10816156/

上高地編はこちら
http://4travel.jp/traveler/lonelyvagrant/album/10816947/

エリア 木曽・塩尻(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル

松本では、念願のお赤飯饅頭を購入♪

テレビで見て面白いな〜と思って、食べてみたかった。

お饅頭の中が甘味のついたお赤飯なの（笑）
「甘い赤飯！？」って思ったけど、よく考えたらお米と甘さのコラボというのはおはぎとかも同じだもんね。

特に違和感はなく美味しかった。

電車の扉は手で開けること。

あら、何か嬉しい♪
東京では絶対できないことだもの。

スルスルスル〜。

松本から電車で1時間ほど？

降り立った奈良井はこんな駅でした。

電車、一本逃したらけっこうたいへんなことになりますよ！

私は帰り、2時間半ほど待ちました・・・・。

木造駅舎。

渋い。

江戸から京都を結んだ中山道沿いの宿場町、奈良井宿。

木曽路十一宿の一つで、11宿の中では最も標高が高いそうです。

難所・鳥居峠の麓にあって、江戸時代には大いに栄えていた宿場町だそうです。

駅前から、さっそく昔ながらの街並みが始まります。

うわ！
なんだ？？？？

おおおおおおおおお・・・・・・・・・。

すごい、すごい、すごい。

なに時代？？？

いつにタイムスリップしたの？？？

ってな気分。

駕籠なんて置いてあって、雰囲気満点。

名産は漆器のようで、ちらほらとこんなお店が点在している。

落ち着いた色合いの街並みに、ピンクが映える♪

たまにこんな湧水も。

そしてたまに、こんな旅籠風の宿泊施設も。

ねーーーーーー。
ひょいっと、そのへんからお侍さんとか、町娘とか出てきそうでしょ〜！

このレトロな丸ポストが似合う〜。

情緒満点のえちごやさん。

なんとも渋い看板の数々。

いやはやびっくり。

平成25年のこのニッポンに、まだこんな街が残っているんだねぇ！

素晴らしい保存状態。



今日はそろそろ日が暮れてくるので、まずはお宿に行って、街歩きはまた後でにしよう〜。

この旅で初めて、お食事付きのお宿。
馬刺しや、鯉の旨煮、天麩羅やお鍋など、食べきれないほどのご馳走が出てきて、どれもとても美味しかった！

特に鯉の旨煮は、今まで食べて来たものはあまり美味しいと思ったこと無かったけど、ここのはすごく美味しかった。

デザートに、でっかくて甘〜いスイカもいただいて大満足♪

お宿の皆さんも親切だったし、気に入りました。

いかりやさんという民宿です。

夜もとっぷり暮れ・・・・・・・。

聞こえてくるのは、虫の鳴く音と、川の流れる音のみ。

本当に静かな環境です。



有名な木曽の大橋を見に行きたいのだけど、一人で歩くのは怖い・・・。

暗過ぎて・・・。

お店とか全くやってなくて、ほんとしーーーんとしています。

でも、同じお宿にいらっしゃってたご夫婦が、お食事の後「これから橋の写真を撮りに行く」とお話していたので、一緒について行かせてもらうことに。

良かったーーーーー。


・・・・・・・・さんざん一人旅してて、別に怖がりでもないはずなんだけどね・・・。

そして撮って来たのがこの橋。

ライトアップされていて綺麗。

美しい総檜造りの太鼓橋は、橋脚を持たない橋としては日本有数の大きさなんだそうです。

夜の雰囲気も最高。
泊まって良かった。



お宿に戻って、虫の音と川の音を聞きながら、リラックスして熟睡しました。

そして翌日。

晴れた！晴れた！ぱっきり晴れた！



更なる散策を開始。

昨日は夕暮れに着いたからほとんど閉まっちゃってたお店が、今日はみんな開いてる！

また、駅の方からずんずん歩いてみる。

改めて感動・・・・・・・・・・・・・・・。

素晴らしいとしか言いようのない街並み。

喫茶店。
蔦が素敵♪

やっぱ、青空バックのが全然いいね〜。

お宿の目の前に広がる光景。

ほんとタイムスリップ気分。

いったいどこまで続くのかしら〜？？？？

日帰り客だと思われる皆様が、そろそろ歩き始めた。

外人さんも、なかなかいい街のチョイスをしていると思う〜。

あちこちに、可愛いお花が。

これ何？
見たこと無い。

これも。

ちょっと小腹がすきましたよ。

五平餅屋さんがあったので、一本いただいた。

お店はね、ほんとポツポツと点在しているだけ。
後はほとんど民家。

あまり観光地化されていなくて、地元の皆様が普通に暮らしていらっしゃる街。

床屋さん発見。

渋い。
カッコイイ。



こんな風景が、延々1キロ近く続きます。

奥の方まで行くと、こんな観光地っぽいお土産屋さんが数軒立ち並んでいます。

NHKの連続テレビドラマ「おひさま」はこのへんで撮影されたようです。

これは昔の高礼場。

幕府や領主が決めた法度や掟書などを木の板札に書き、人目のひくように高く掲げておく場所。

すごいね。

国指定重要文化財の上問屋資料館さんの中を見学してみた。

広い、すごいお宅だ〜。

一番奥まで来たところの神社。

たぶんここまでがそれらしい雰囲気のエリア。

また駅の方に戻ってきた。
このへんがやっぱ一番お店が多いな。

昔旅人がテクテクと歩いていた、そのままの雰囲気が残っている旧中山道が一部分残っている。

みんなものすごい健脚だったなぁ。

今はいろんな乗り物があって、有難いなぁ。

街道沿いにあるカフェでのんびり。

こでまりさん。

チーズケーキ、美味しかったです〜。


このお店で、20年ぶりくらいに奈良井に来たと話されているお客さんが居て、「前はこんなじゃなかったよね？素晴らしい街並みに生まれ変わったなぁ！」と感激していらっしゃった。

昨日の夕ご飯の時、お宿のお父さんから聞いたんだけどね、昔はそれぞれ勝手に近代的な普通の家に改築しちゃって街の雰囲気がバラバラになっちゃってたんだって。

だけど、地元の皆様はこの街並みが日本の中でもとても貴重なものなんだと気づいて、街じゅうで力を合わせて、なるべく昔の面影を残せるように工夫して改築して行こうと決めて、ずっとそれを進めてきたからこそのこの街並みなんだって。

お父さん、よかったね。
その成果、確実に出てるもの！
最高に素敵な街になったもの！

これからも、大切に、大切に残していってください。

日本の宝だ！

この旅行記へのコメント （2）

• kioさん 2013/09/29 07:11:11

  懐かしい木曽路

  ベイグラントさん　はじめまして
  kioと申します。
  
  奈良井宿編、とても懐かしい気持ちで拝見しました。
  
  遠い昔の学生時代に　妻籠から馬篭峠を越え、馬篭まで
  歩いた事があります。社会人になってからも一度　訪れたことが
  ありました。奈良井の駅も当時、中央西線を走っていたSL撮影の
  ために高校時代に立ち寄った事があります。
  妻籠もそうだったけど、景観を損ねるということで
  電柱も立てずにすべて地中に埋めているという話を聴いたことが
  あります。
  ベイグラントさんの撮られた画像を見て、＜命の洗濯＞に行ってみたいな
  という気持ちになりました。

  ベイグラントさん からの返信 2013/09/30 16:09:38

  RE: 懐かしい木曽路

  kioさん　はじめまして〜！
  読んでくださってありがとうございます♪
  
  あの辺の宿場町を実際に歩かれたのですね？
  いいですね！
  本当に雰囲気が良くて、この時代の街とは思えないですよね。
  
  あそこにはＳＬが走っていたのですか〜。
  今も走ってれば、これまた素敵そうですね。
  
  そうですね、電柱は有りませんでした。
  それと自動販売機とかは、目立たないように茶色い外観にしてあったり、街ぐるみで趣のある街並みを維持する努力をしていらして、本当に素晴らしいと思いました。
  またお時間作って、是非行ってらしてください〜！
  
  ベイグラント