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台湾・台北~台風去って、また台風 3日目 石門金剛宮編~

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    旅行時期 2013/09/17 - 2013/09/20 (2013/10/01投稿

    『石門金剛宮』

    私が知る限り、日本でここを紹介しているガイドブックなどはありません。
    とあるトラベラーさんの旅行記で偶然見つけました。

    その旅行記を読み終えた私は、
    「ここに行きたい、いや、是が非でも行かなければ」
    という、なんとも言い知れぬ興奮と感動に包まれたのです。

    一応は宗教施設なんですが、有り難さや崇高な雰囲気が微塵も感じられず、宗教施設にあるまじき俗っぽさがあり、されども筆舌し難い異様な魅力に満ち溢れた摩訶不思議な空間。

    しいて言うなら、熱海の秘宝館からエロさを差し引いたような場所とでも申しましょうか。

    秘宝館からエロを引いたら何も残らないんですが…。

    場所を検索すると、ちょうど今回の旅2日目の「北海岸ぶらり途中下車の旅」で、ぶらり途中下車する予定のバス停付近であることを確認。

    これはまさしく「オマエ、ここ行って来いや」という神様の思し召し。

    「石門の観光名所、
     山に寄せかけ、海に周れ、
     金剛宮が世間の無数を浄化。
     綺麗な北海、人間の浄土、
     儒教、仏教、道教、
     バラモン教が共存し、
     新たな済世観を展開します。」

    (石門金剛宮パンフレットより)

    こんなとこ、本気で作ったのか?
    ふざけているのか?
    それとも本気でふざけているのか?

    このただ一ヶ所を紹介する為だけに旅行記一冊を使った辺りで、私の情熱度も感じ取っていただけるかと思います。

    私の文章力や表現力でこの宗教ごった煮のパラレルワールドの魅力をお伝えし切れるのか分かりませんが、「台湾にはこんな素敵な一面もあったのね」と新たに認識していただける方が1人でもいれば幸いです。

    それでは、行ってみましょう。

    写真 71枚

    エリア:
    台湾 > 台北
    エリアの満足度:
    5.0
    • バス停から歩くこと数分。
      入り口までは少々の坂道を昇ります。

      いきなり足場が組まれた門の登場。

      「ここまで来て、今度は工事中で休みなのか?」
      と一瞬おののきましたが、そんなことはありませんでした。

    • 早速 薄っぺら度満点です。

    • こちらはこの「四面佛」というのが最大の“ウリ”らしい。

    • 建物入り口に到着。
      せんだみつおがお出迎え。

      入り口を抜けた瞬間、感極まって目頭が熱くなりました。

    • 入り口付近には案内図も。

      背後から「ニイハオ…、コンニチハ?」とカタコトの日本語で挨拶して来る係員(女性)。
      慌てて振り向く私を日本人だと確認した彼女は、満面の笑みで日本語のパンフレットを差し出してくれました。

      例によって事前に色々調べたんですが、日本人の方がブログなどでここを紹介していたのはごくごく僅か。
      国外にはあまり知られていないのかと思いきや、ちゃんと日本語のパンフレットが用意されていたことには驚き。

      しかも、街中で見かけるキテレツな日本語のオンパレードではなく、ちゃんとした日本語で書かれていました。

    • 恐る恐る歩みを進めて行きます。

      入ってまず「二十四孝感恩披」という廊下。
      両脇には様々な孝行話をモチーフにした石像(?)が並びます。

    • そのモチーフにされた孝行話を知らないので、あくまでイメージ。

      鹿だか何かのかぶり物を着て通行人にドッキリを仕掛けるの図。

    • 「AKBのお宝写真あるぞ。どうだ?」

      「俺、ももクロ派」

    • あられもない姿を、

    • 盗み見するオヤジ。

    • 「ワシの娘を手篭めにしおって」

      「お義父さん、僕はそんなつもりじゃ…」

      「オマエに“お義父さん”と呼ばれる筋合いはない」

    • そりゃないよ。

    • 廊下の先にはこの施設最大の“ウリ”である『四面佛』の登場。

    • 今度は男性係員が横からいきなりソソソソソと登場。
      70年代の青春ドラマなどに出てくる、主人公の友人の1人(いつも置いてけぼりを食らうが、決してメゲないタイプ)のような風貌の彼。

      この仏像の四面それぞれの役割と参拝方法を教えてくれました。

      一面目:平安
      「天候順調のように
       国家の安泰のように
       ご一家の平安と繁栄のように
       平安と順調のように」

      (パンフレットより)

    • 二面目:財産
      「財源が広く進むように
       お金と宝が入ってくるように
       事業の隆昌のように
       大いに事業を発展させるように」

      (パンフレットより)

    • 三面目:婚姻
      「末永くお幸せに
       幸福と円満のように
       我が子を得るように
       入試を合格できるように」

      (パンフレットより)

    • 四面目:健康
      「寿命を延ばすように
       魂を美しく輝くように
       体の健康を保つように
       万事意の如くように」

      (パンフレットより)

      男性係員が常に私の隣にいたので参拝に集中できませんでしたが、とりあえず全面に祈ってきました。

    • この四面佛の周囲にも様々な神様がいて彩りを添えています。

      例えば、酔うと脱ぎ癖のある人、みたいなのとか。

    • ジャバザハット似の銭蛙、とか。

    • 男性係員に促されながら次は2階へ。

      まず目に飛び込んできたのは「六十甲子太歳」コーナー。

      六十甲子とは、十天干(甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸)と、十二地支(子、丑、寅、卯、辰、己、午、未、申、酉、戌、亥)を組み合わせてできる60通りの年の数え方のこと。
      この60年には毎年担当する神様がおり、この神様を「太歳神」といいます。

      その太歳神たちがズラ〜〜〜〜〜。

    • このコーナー、ここを訪れる人達の多くが、この太歳神たちの中の“ある1人”に会う為に訪れると言っても過言ではないほどの、チョー人気者な神様がいます。

      1人窓を背にし、まるで後光が射しているかの如く鎮座するあのお方です。

      さっきの男性係員は、私の「1人でユックリ見たいんだけど」オーラを察してくれたのか、ここで去っていってくれました。

    • いらっしゃいました。
      この方の名は「甲子太歳金辨大将軍」。

      人気の理由は、目から目玉付きの手が生えてるから。

      詳しい説明は省きますが、なんでそんな物が生えたかというと、
      「彼が偉い人に意見したら、ムカつかれて目をえぐられちゃって、それを哀れに思った人が薬をあげたら、目玉付きの手が目から生えた」
      という経緯です。

      “手が届くところなら何でもどこでも見ることができる”という神技を具現化したものらしいですが、いくら神技でもこんな具現化されるんなら欲しかねぇなぁ…。

      ちなみに先ほどの男性係員、立ち去る際に笑顔で「ここにアレがあるよ」と、目から手が生えてる的なジスチャーをしてくれました。

      いかにこの太歳神がワールドワイドにメジャーな存在なのか、うかがい知ることが出来ます。

    • えへ♪

    • この「六十甲子太歳」コーナーの対面には、メガトン級の神様達が陳列(建物2階分に相当。多分)。

      何にご利益のある神様か分からないのもあります。
      「そりゃっ」と掛け声が聞こえてきそうな太子爺。

    • 石を投げれば坊主に当たる。
      台湾では、石を投げればこの方を祀る廟に当たるほど知名度の高い、旅と航海の神様・媽祖。

    • どうしたことか赤ら顔の関羽。

    • 玄天上帝。
      ニンッ。

      デカく作ればご利益もデカくなるわけでもなかろうに…。

    • 続きまして。
      パンフレットでは特にこのコーナーの説明書きはなし。
      日本人の方のブログによると、どうやら神様達の授業風景だそうです。

      神様とは言え常に向上心を忘れないとは、さすがに見上げた心意気。

    • そして驚くべきことに、ここは父兄参観のひとコマでもあるとのこと。

      神様の父兄のわりに、我々人間となんら変わらない風貌。
      これが俗に言う「世を忍ぶ仮の姿」というやつなのでしょうか?

    • まるで行く手を阻むかのように、通路の真ん中に置かれた容器。

      何を意味するのだろう?
      ただの雨漏りか?

    • 千手観音菩薩までおられます。
      千本以上ありそうな気が…。

      本当に千本の手をつけた作例は稀で、大抵は42本の手で代用する例が多いらしい。
      あの有名な京都の三十三間堂の千手観音菩薩も42本だそうです。

      やはり、多ければいいってもんじゃ…。

    • いちいちポーズが軽薄。

    • いったん外の空気を吸って気持ちを落ち着かせろ、という配慮なのか、屋外に面した渡り廊下が。

      「幸福橋」という名がついています。
      由来は不明。

    • しかし、そんな配慮があるなど、私の身勝手な妄想でした。

      廊下脇にも展開されます。
      無駄な空間が一切ありません。
      「十八羅漢」コーナー。

    • 見せたがり屋。

    • そしてこの、渡ったところでどう考えても、
      「私もこれで幸せに」
      などというマヤカシの効かない幸福橋を渡った所にあるのは。

    • 臥仏です。
      またの名を涅槃仏。
      タイなどにあるのが有名ですね。

      タイ、行ったことはありませんが、行ったことはなくともこちらのチープ具合は一目瞭然。

    • ジェット・リー似。

    • 中央の肌色の方が一番偉い神様だと思われますが、周りを守護(?)する四つ目たちの存在感の方に圧倒。

    • 建物の3階からは、このような素晴らしい景観も。

      屋根の上には龍までいます。
      訪れた者達の目を心を、余すことなく存分に楽しませるよう完璧に作りこまれたパラダイス。

    • その美しい景観から振り向くと、次に展開されるのは
      「五百羅漢殿」コーナー。

      いやらしげに笑う(そう見えるのは、私の心が淀んでいるから?)金ピカな仏像がお出迎え。

    • うわ〜。

    • うわ〜。

    • いっぱい います。

    • いっぱい います。

    • なんか とにかく いっぱいいます。

    • どうにも疲れてまいりました。

      脳みそをフル回転させ、五感全てを研ぎ澄ませるかのように集中しながら歩き続けること小1時間。

      とにかく、やたらめったら広いのです。

    • そんな(若干呆れ気分の入った)私を鼓舞するかのように、
      「力をあわせてエイエイオー」
      と言わんばかりの陽気なお2人まで登場。

    • トレンディードラマを彷彿とさせるソバージュ。

    • そして次なるコーナーは、まさに
      「天国から地獄へ」。

    • 地獄の入り口のわりには可愛らしい。

    • こちらも。

    • 地獄へカモン。

    • このコーナーより、どうしたことか私のスマホが変調を来たします。
      大半の写真がボケボケのブレブレ(他で撮ってもボケてるのありますが)。

      せっかくの傑作揃いを殆ど「削除しますか?」「OK」してしまいました。

      地獄で苦しむ亡者達の様々な拷問風景が展開されます。

    • こんな涼しげな表情で神様が一言
      「おまえ、死刑」
      と言えば、

    • トラ柄のパンツを履いた鬼によるサディスティックな行為。

    • 「おまえも、死刑」

    • 目潰し。

    • そうしてこのおどろおどろしい地獄のコーナーを抜けると待っているのが、(ようやく)最後の「天国」コーナー。

    • あーはっはっは。

    • ただの中国雑技団。

    • 天国とはこういう所なのか?

    • 細木数子似。

    • 月下老人、頭部負傷中。

    • 結局、全て見て廻るのに1時間半ほどを要しました。
      もっとジックリ見たら軽く2〜3時間は掛かるでしょう。
      肉体的には勿論、なぜか精神的にも疲労困憊。

      出口付近には、そんな参拝者の心身を癒すスペースが設けられていました。

    • 傍らには“平安麺線”と書かれた鍋が。

    • 台湾グルメとしても有名な麺線です。
      ちゃんと温まっています。

    • ご自由にどうぞ的な。

    • 紅茶まで用意されている「お・も・て・な・し」っぷり。

    • 遠慮なくいただきました。

      「いいのかな?」とも思ったんですが、あとから来たカップルも躊躇することなく食べていたので、参拝者にもれなく付いてくるサービスのようです。

      麺線、食べたいと思ってたんですが、思わぬ所で食べることが出来ました。
      参拝したご利益が早速出たのでしょうか?

      ちなみに紅茶は激甘でした。

    • 私が今回の旅で訪問を熱望してやまなかった『石門金剛宮』。
      ご紹介した以外にも、まだまだ目を見張るような神様達がてんこ盛りです。

      創設は1986年だそうです。
      1986年といえば、戒厳令が解かれる1年前。
      そんな物々しい時代に、こんなお気楽さ満載な施設を作ってしまう台湾の人達。
      「例え暗い世の中であっても、光を求める気持ちを忘れるな」
      というメッセージを受け取ったような気がします。

      アクセスは淡水、もしくは基陸より路線バスで1時間ほど。
      「新十八王公」バス停より徒歩約5分です。
      ここに向かうまでバスは美しい海岸沿いを走るので、更に心が浄化されること間違いなし。

      台北に行かれた際は、もう少し足を伸ばしてみて下さい。
      より一層味わい深い思いで作りに、こんなアホらしい世界観に身を投じてみるのもいかがでしょうか?

      以上、後編に続きます。

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