2013/08/29 - 2013/08/30
230位(同エリア417件中)
ペコちゃんさん
- ペコちゃんさんTOP
- 旅行記407冊
- クチコミ106件
- Q&A回答1件
- 619,655アクセス
- フォロワー21人
猛暑日が続いた今年の夏。
半年前から痛くなった手が、なかなか治らず、手の痛みと暑さと戦う夏でした。
夏の終わりに、どこか温泉にでも行ってみようと思い立ち、私にとって一番馴染みの深い草津温泉に、療養(?)に出かけて来ました。
群馬県は、温泉だけでなく見どころが多い県です。
<1日目> 関越から上信越自動車道に入り、甘楽町・武家屋敷 ⇒ めがね橋 ⇒ 軽井沢・ハルニレテラス ⇒ 草津温泉(泊)
<2日目> ロックハート城 ⇒ 月夜野びーどろパーク
と車で回りました。
この中で、『めがね橋』(旧信越本線の碓井第3アーチ)は、一度見たかった所です。
また、帰りに寄った『ロックハート城』は、想定外の素晴らしい本物のお城でした。
写真は、スコットランドの雰囲気に包まれた『ロックハート城』。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
軽井沢などに行く途中、上信越自動車道の甘楽PAを通過する時に見える火の見櫓・・・
-
そして武家屋敷を模したPAの建物・・・ずっと気になっていました。
-
そこで、吉井ICで降りて、織田家ゆかりの城下町『甘楽(かんら)町』の小幡・武家屋敷地区に行ってみました。
-
甘楽町の小幡地区は、鎌倉時代から戦国時代にかけて、豪族・小幡氏の根拠地として栄えた場所です。
1615年以降、織田信長の次男・織田信雄から8代に亘り織田氏が統治し、1767年から明治維新までは松平氏の時代でした。
小幡地区に入ると、まずこの雄川堰と古い街並みが見えてきます。
甘楽町を南北に流れる『雄川堰』は、日本の名水100選にも選ばれた生活用水路。 -
江戸時代に小幡を統治した小幡陣屋は、現在は何も残っていませんが、武家屋敷とその石垣や、道路は当時のままです。(右は高橋家)
-
江戸時代の武家屋敷 『高橋家』・・・勘定奉行の役宅跡。
小幡の武家屋敷の中で、昔の様子を最も残しているのが、高橋家の庭園と屋敷です。 -
現在も住居として使われていますが、心字池を中心にした庭園には、蓬莱の滝が昔のままに爽やかな音をたてています。
-
松平家・大奥の案内板。
-
「松平家・大奥の庭園」・・・大奥といっても2万石の松平家では、奥方と何人かの腰元だけでした。
庭園は江戸後期に造られ、静の庭(流れのない池)と言われる、大奥にふさわしい落ち着いた感じの庭園です -
『喰い違い郭(くるわ)』の案内板。
-
旧陣屋の中小路に面して造られた「喰い違い郭」・・・戦の時の防衛上のために造られたとか。
また、下級武士が上級武士に出会うのを避けるため隠れたともいわれています。
もう少し武家屋敷を見たかったのですが、今日も暑く、また次回ということで碓氷峠に向かいました。 -
甘楽町を後にして、一度見たかった碓氷峠の『めがね橋』にやって来ました。
-
碓氷第三橋梁は、群馬県安中市松井田町にある鉄道橋で、「めがね橋」という名称で知られています。
信越本線の横川駅 - 軽井沢駅間の橋梁の一つです。 -
設計者はイギリス人技師のパウナル と古川晴一です。
全長91m、川底からの高さ31m、使用された煉瓦は約200万個にも及びます。 -
現存する煉瓦造りの橋の中では国内最大規模であり、1993年には「碓氷峠鉄道施設」として、他の 4 つの橋梁等とともに日本で初めて重要文化財に指定されました。
-
信越本線は、高崎駅から長野駅・直江津駅を経て新潟駅に至る路線で、この橋梁は明治25年に完成し、アプト式鉄道を支えてきましたが、昭和38年の新線開通に伴い、廃線となりました。
その新線も、1997年10月1日の長野新幹線開業に伴い、長野新幹線の並行在来線区間のうち、横川駅 - 軽井沢駅間が廃止となり、当路線は2区間に分断されました。 -
平成13年に廃線敷を利用した遊歩道「アプトの道」として整備され、現在は橋上を歩くことができます。
-
トンネルの中は、涼しい!
-
現在は、横川駅からこの橋までの旧線跡が遊歩道「アプトの道」になり、橋上の手すりや国道18号へ通じる階段などが整備されています。
-
横川~軽井沢間の急こう配の区間を結ぶために、ドイツの山岳鉄道で実用化されていたアプト式を採用した鐡道路線でした。
-
「アプト式」とは、2枚または3枚のラックレールとピニオンギアの位相をずらして設置する方式です。(写真は、Wikipediaより)
大井川鐵道・井川線でも採用されています。 -
碓氷峠を上って軽井沢に着き、星野エリアの玄関口「ハルニレ テラス」に行きました。
湯川の清流に自生していた100本を超えるハルニレ(春楡)の木立を生かしながら、9棟の建物と広いウッドデッキがある、いかにも軽井沢らしいスポットです。
14の個性的なショップとレストランが、楽しい雰囲気で包んでいます。
以前、友達と来た時は混んでいて、どのレストランも長蛇の列。
諦めて、道路向かい側にある、友達が行きつけのステーキ屋『カウボーイ』に変更しました。
今日は、何とかお店に入れそうです。 -
駐車場入り口に近い「レストランベーカリー&レストラン 沢村」でランチ・・・サービスの熟成酵母パンで、お腹が一杯になりました。
-
草津ではこれまで「中沢ヴィレッジ」に泊まっていましたが、今回は湯畑に面した「大東館」が、今夜のお宿です。
-
以前、中沢ヴィレッジに泊まった時に、レストランでノーベル賞受賞の小柴教授と一緒になり、記念写真を撮らせて頂きました。
「一緒にお写真よろしいですか?」と聞くと、優しい笑顔で「いいですよ」。
後から分かったことですが、もし、今回もここに宿泊していたら、天皇・皇后さまと同じホテルということでした・・・両陛下が、この時期に中沢ヴィレッジにご滞在とは知らなかったので、残念! -
部屋に荷物を置いて、早速、湯畑に行きました。
-
日本三名泉の1つである草津温泉。
自然湧出量は日本一を誇り、1日にドラム缶約23万本分もの温泉が湧き出しています!
中越大震災の際には、草津の湯をタンク車で現地に輸送し、被災者の慰問に役立てたそうです。 -
温泉街の中心に位置する湯畑は、草津温泉のシンボル。
毎分4000リットルの温泉が湧き出ていて、いつも湯けむりを舞い上げています。 -
湯畑にある足湯の「湯けむり亭」は、湯畑の脇に立つ総檜造りの東屋で、建物は江戸時代にこの場所にあった共同浴場「松乃湯」の再現だそうです。
草津のお湯は高温で強酸性のため、手や足を数分浸すだけでも温浴効果があります。 -
湯畑の石柵に、草津を訪れた有名人の名前が刻まれています。
行基や源頼朝、石原裕次郎など、どんな人が湯治に来たのか散策しながら探してみるのも楽しいものです。 -
湯畑から温泉街を歩いて、西の河原に行ってみました。
西の河原には 湯川にそって無数の源泉があり、それぞれが小さな湯釜を作っています。
道の奧に「西の河原露天風呂」がありますが、今回は、入るのはパスしました -
西の河原の先は、「高温につき立ち入り禁止」です。
-
西の河原は、あちこちで湯煙と温泉が湧いています。
草津は、ドイツ人医学者ベルツ博士と、その共同研究者スクリバ博士が、草津の温泉と環境を世界に広めました。 -
散策から帰って、ホテルの大浴場へ・・・大東舘はホテルの目の前にある湯畑から『湯畑源泉』を引いている、数少ない宿のひとつ・・・少し硫黄の匂いのする、草津らしい湯質で疲れも取れます。
-
夕食は1階のレストランで「お膳食」・・・お刺身や鍋物もあり、ボリューム満点で、美味しく頂きました。
-
大東館の上階から見た、湯畑の夜景・・・幻想的ですね。
-
2日目。
朝食も、なかなかのものでした。 -
ホテルの源泉かけ流しで大満足でしたが、最後は湯畑にある「湯溜め」で締めます。
これは、足湯でなく、「手湯」?・・・今回、草津に来たのも、この為のようなものです。
熱いけど、気持ちイイー!・・・早く良くなるといいけど・・・ -
何回来ても、♪ 草津よいとこ ♪
-
草津の標高が1,156mもあるとは、今まで知りませんでした。
どおりで下界は猛暑でも、草津は涼しい筈・・・ -
草津の街を出ようとしたら、あちこちにお巡りさんがいます。
夏の終りになると、軽井沢でご静養中の天皇・皇后陛下は、「草津国際音楽アカデミー&フェスティバル」で、鑑賞とレッスンを目的に草津温泉にご滞在されます。
ここ数年の宿泊は、中沢ヴィレッジにある「ホテルヴィレッジ」だそうで、私達と全く同じ日程で草津に来られていました。 -
草津を後にして、八ッ場ダムの近くを通り、大理石村『ロックハート城』に着きました。
ここは、吾妻郡高山村にある石のテーマパーク・・・10万平方mの敷地内には、石造りの教会やショップ、レストランが中世ヨーロッパの街並みを再現しており、結婚式会場やライブ会場、ドラマ(「相棒」など)のロケ地などとして利用されています。 -
ロックハート城は、1829年に英国のウィリアム・ロックハート伯爵がスコットランドに建設した、地上3階、地下1階の建物で、1987年から1993年までかかって日本へ移築されました。
ヨーロッパの城館を移築・復元したのは、日本で初めての試みです。 -
城の前の階段には、この城を建てたロックハート家の紋章があります。
鍵に囲まれたハートの紋章とは、まさにロックハート・・・元々はファサードとして詰まれていたそうですが、損傷が激しく、復元する際に、この場所に展示されました。
それにしても、紋章がハートだなんて、何だかスゴイ・・・ -
1987年に、俳優の津川雅彦さんが北海道・広尾町に計画していたレジャーランド「夢の王国サンタ愛ランド」の中核施設にしようと、私費でロックハート城を購入しましたが、資金計画を巡って対立した町側から、受け入れを拒否されます。
1992年、総合石材業を営む沼田市の株式会社サンポウが、宙に浮いていたロックハート城を買い取り、15億円かけて同社が高山村に建設していたテーマパーク「大理石村」内で復元しました。 -
ハートバザールショップを覗きながら歩いて行くと、「恋人の泉」という湧水があります。
-
恋を忘れた人や愛をなくした人が飲むと、新しい恋愛が始まると言われる、人気の天然水の泉です。
恋も忘れてはいませんし、まだ愛も残っていますが、一杯飲んでみました。 -
「セント・ローレンス教会」の中も、良い雰囲気・・・ここで挙式する人達は、きっと幸せになるでしょう。
-
このテーマパークは、まさに、小さな小さなヨーロッパが存在しています。
-
お城の横には、2台のクラシックカー。
これは、故ダイアナ妃の御料車として使用されたいたロールスロイスだそうです。 -
現在はロックハート城の賓客やウェディングカップルの送迎に使われているのだとか。
だから群馬ナンバーが付いています。 -
こちらは1931年式のプジョー201・・・日本に現存する同じ車で、実際にエンジンが始動し、走行出来るのはこの1台だけだそうです。
-
優雅なロックハート城内部のシャンデリアと階段。
-
津川さんは、ロックハート城の名誉城主に就任しており、彼が長年かけて収集した1100体以上のサンタクロースが、お城の2階にある「世界のサンタミュージアム」に飾られています。
-
様々な形や表情のサンタさんの人形が、数え切れないくらい、ありました。
-
お城を出て、「ストーンアカデミー」を見学しました。
これは、直角貝の化石。 -
ウミユリの化石。
-
魚でもなく、イルカやクジラの祖先でもないという「魚龍(竜)」の化石。
-
三角貝の化石。
-
これは、天然の石をペインティングしたグッズ。
スコットランドの本物のお城があるこのテーマパークに来ると、まるでヨーロッパの街を歩いているような気分・・・ヨーロッパ大好きの私には、嬉しい場所でした。 -
関越道に乗った時の、もう一つの楽しみが「月夜野びーどろパーク」・・・ステンドグラスやフュージングを趣味にしているので、ここのガラスには興味があります。
職人さん達が額に汗しながら、ガラスを吹いている姿を見るのが好きなのですが、今回は12時過ぎに到着したため、残念ながら休憩中で、職人さんは一人もいませんでした。 -
前に来た時、とても綺麗な赤色のガラスを吹いている職人さんがいました。
「きれいな赤ですねー」「これは俺の赤だよ」「この赤でアクセサリー焼いたら素敵でしょうね」
あまり私が熱心に見ていたせいか、彼は黙って赤色のガラスの破片を私にくれました。
帰宅して、ペンダントやイアリングなどを自分の釜で焼いてみましたが、思った通り、素敵な赤が出ました。 -
今回も、くずガラスを買って帰りました。
夫は、この焼酎グラスです。
久し振りの草津で、身も心も癒された2日間でした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
63