2013/08/16 - 2013/08/20
103位(同エリア1214件中)
louさん
初めてのオーストラリア。
海のある場所に行きたくてゴールドコーストを選びました。
大好きなクジラが到来する時期で、ホエールウォッチングも目的でした。
ゴールドコーストは海だけでなく、世界遺産の熱帯雨林にも足を伸ばせます。
現地では3日間の自由旅行。
結果的にクジラも含めて、見たいもの、行きたいところ、食べたいものすべて叶えることができた良い旅になりました!
- 旅行の満足度
- 4.5
PR
-
この旅行記のつづきです。
Vol.1→http://4travel.jp/traveler/lou0114/album/10805547/
Vol.2→http://4travel.jp/traveler/lou0114/album/10810411/
3日目の朝。
ゴールドコースト観光が全て現地ツアー頼みというのもつまらないので、
今日は自分たちで近郊の街バイロンベイまで行ってきます。
初日の送迎バスのスタッフさんに、
「バイロンベイに自力で行くのは色々と大変だよ」
「ツアーに参加しちゃいなよ」
というようなことを言われたけれど、
ゴールドコーストから高速バスが出ているのだし、
バイロンベイの街だって丸きり情報がない訳ではないし決行! -
ネットで調べた時は、朝8時台からバスが出ていたと思ったけど…
とりあえず、朝食を食べる前にTransit Centerに詳しい時刻表を見に行こう。
あ、ここは初日の夕食をとったスペイン料理店。
この並びは他にもインド料理、ロシア料理、ハラル料理(イスラム系)など多国籍。
イスラム好きな私としては、ゴールドコーストに意外とイスラム圏からの観光客が多いのに注目していました。
ホテルのエレベータで一緒になったヒジャブを被った少女は
クウェートから来たらしい! -
バスが発着するSurfers Paradise Transit Centerに到着。
でもコンクリートの建物の中はがらんどうで、全く人の気配なし。。
え、移転したの?潰れたの?
軽くパニックになりながら目を凝らしてみるとドアに貼り紙が。
「現在、発券所は建物の裏手で営業しています」
慌てて裏に回ってみるとありました。
バイロンベイ行のグレイハウンドバスの営業所も。
で、時刻表を見てみると次の便はあと10分後(8:20)!
しかもこの便を逃すと次は13時台。
ゴールドコーストからバイロンベイは片道1時間半はかかり、
現地では観光名所のある場所までトレッキングコースを歩く予定なので、
午後発だとかなり慌ただしいスケジュールなのは明らか。
8時台のバスに間に合って本当に良かった〜。
今回は幸運だったけれど、自力で行くにしては調査不足でした。
ホテルからこんなにTransit Centerが近くなければ、間に合わなかったでしょう。 -
時間変更不可の往復チケットを$52のSpecial Fareで購入し、バスに乗り込みます。
どうもブリスベン発シドニー行のバスに途中乗車する形だったようで、
すでに乗客が結構乗っていました。(若い白人のバックパッカー中心)
空は気持ちよく晴れ渡り、ゴールドコースト郊外の風景を眺めながら快適な旅のはじまりはじまり。 -
Southern Cross Universityなんてあるんだ。
南十字星大学、ロマンチック〜 -
途中、ブロードヘッズ、クーランガッタなど美しいビーチを抱えた小さな街を通りがかり、物凄く降りてみたい衝動に駆られました。
実際に降ろされたのはこのTravel Centre。
8時台発の便にはここで朝食休憩がついていたのです。
何も食べずに慌ててバスに飛び乗った私たちは大助かり。 -
中はフードコートのようになっていて、
McDonaldあり、KFCあり、といった感じですが、
私たちはWild Beans Cafeのパントリーから朝食を選ぶことにします。
チョイスをしくじったか、ベジタブルパイはぼそぼそで残念な味… -
10:30過ぎ、バイロンベイに到着〜
-
バス停の目の前の観光案内所で地図をゲット。
-
鉄道のバイロンベイ駅もすぐそこ。
いい感じに田舎っぽい。
シドニーから鉄道では10時間くらいかかるらしい。 -
さて、今日はこれからバイロンの街から歩いてトラッキングコースに入り、
有名なバイロンベイ灯台とオーストラリア大陸最東端の場所まで行き
そしてまた街に戻ってきます。
灯台のある岬からは野生のクジラやイルカがウォッチできる可能性大と聞いたので、それが一番の楽しみ。
会えるかな〜 -
歩いてすぐ、レインボーフラッグ発見。
バイロンベイはヒッピーの街だもんなあ。
Happy Herbsなんて明らかに怪しい店も見つけちゃったりして。
バイロンベイは、ドラッグで有名なニンビンという街の入り口となる街なので、そっち方面でも知られているらしいのです。
実際帰国後に夫が「バイロンベイに行った」と友人に話したら
「えっ、ドラッグでもやりにいったの?」なんてからかわれたそうな。
バイロンベイの裏の顔、知っている人は知っているらしい…。 -
さらにずんずん歩きます。
すると、通りがかったByron Bay Libraryに図書館好きな私はひとりテンションアップ!
これはヒッピーの街とは思えぬモダンで洗練された図書館じゃない!?
いいなあ〜!
しかしちょっとだけ中に入ると、ド派手な紫色に髪を染めたおばさんが働いていて一発で度肝を抜かれました。
ヒッピー精神健在ということか…? -
街からトレッキングコースに入るまで徒歩20分。
でも途中のLawson St.は気持ち良い歩道で全然苦にならない。
ちょっと暑いけど。
いや、ヒートテック着てるからだいぶ暑いけど。 -
歩道沿いの茂みの向こうにキラキラした海が見える。
楽しそうな親子の姿が吸い込まれていく。 -
木製の電柱に描かれたウミガメ。
なんかハワイみたいだけど、ここらへんでもウミガメは見られるんだよな。
海洋生物の宝庫。 -
トレッキングコースの入り口に到着。
ここからが本当の頑張りどころ。
ツアーで来たらバイロンの街から灯台まで車でビューンと行けるんだろうけど、
歩くのもきっと楽しいはず。 -
早速、山道が出現。
-
結構急な登り階段が続いています。
少し登っただけで息がはあはあ。
これは予想外に険しい山道。
一段が大きいので、休み休み登らないと私には進めません。
疲れる… -
ああ、でも山の上にあがると木々の間から青い海が覗いてる。
-
青い海を見ながらお兄さんたち語り合ってるねー
あなたたちがいなければ、その特等席に座ってましたよ。
あれ、でもグレーの板をよく見ると立ち入り禁止の表示がついてますよ? -
離れて見てみると、どんなに危険な場所かよーく分かりました…
おそらく電気系統の設備のひさしです。
山の中腹にグレーの張り出した板がソレ。 -
それにしても右を見ても、左を見ても青い海が見えるのです。
-
そして更に進むと…
!!
今まで見たこともないような青い海と白い砂浜が
曲線を描いて目の前に広がっています。
これは間違いなく人生最高に美しいビーチ。
Tallow Beachという場所らしい。 -
険しい山道の末にこの風景なんだもの。
バイロンベイ、ちゃんとご褒美をありがとう。
打ち寄せる波も淡いグラデーションで。 -
よく見ると人が泳いでいます。
冬だけどこんなに暑い日だから気持ち良いだろうなーと見ていると、
波間にどうも人間ではないものが浮いている…。
グレーの背びれ見えません? -
サメ?
-
違う、この波の上をバウンドするような泳ぎはイルカ!
群れているし! -
すごい、、ほんとに野生のイルカがいる。。。
みんなで泳いでいてカワイイ。
近くで人間が泳いでいるのに、餌付けとかで慣らされているのかなあ。 -
イルカに会えたならクジラも…もう一度クジラを…
沖のほうに目を転じてキョロキョロと見ていると
静かな海面に白い飛沫があがったのを目の端で捉えました! -
少しして黒い背中が海面に!
ん?
クジラ…か?
暫くじっと見ていましたがまだ灯台にも辿り着いていないので
名残惜しくも先を急ぐことに。 -
向うに見えるのがバイロンベイ灯台。
絵になるなあ。 -
青空に白亜が映えます。
-
灯台にのぼるには時間制のツアーに参加が必要なので
一階の展示室だけお邪魔します。 -
初代の灯台ランプが展示されたりしていました。
-
展示にはあまり興味が湧かなかったけれど、
窓からの眺めが爽やか。 -
灯台から少し歩いた岬には「オーストラリア大陸最南端」のポイントがあります。
といってもオーストラリア大陸はゴールドコーストしか観光していない自分としてはイマイチ感慨がわかず。
この大陸をあちこち巡った後ならもう少し興味深い場所だったのかも。 -
とにかく、今の私にはクジラのことしか頭にありません。
みんなに混じって青い海に目を凝らしていると…
ちゃんといるんですのよ、野生のクジラが。
もうびっくりです。
トラッキングコースを先に進もうにも
海面にクジラの飛沫が見えたり、背中が見えたりして
「ややっ、このままジャンプするか!?」
とついつい立ち止まって時間が過ぎていきます。 -
これはクジラが仰向けになって左右の胸びれあげているところ。
-
ばっしゃーーーん
-
ぐるぐる
-
夫のカメラがクジラをアップでとらえました。
ああ、1日目の試練のホエールウォッチングは何だったのだろう。。
バイロンベイで見るクジラでやっと満足しました。
ついにジャンプは見られなかったけど… -
Little Watego's Beachでは恐竜みたいな流木を発見。
-
トラッキングコースも終盤にさしかかり、青い海とクジラにお別れしようとしたところ、
少し離れた海で何やらバシャーンバシャーンと音がします。
見るとクジラが背びれをしきりに海面にうちつけて大暴れ。
背びれが見られて大興奮ですが、15分くらいずっと暴れていたので
浅瀬に乗り上げてしまった可哀想なクジラだったのかも…(涙)
先を急いだので、この後どうなったか見届けられませんでした。 -
トラッキングコースは、行きと違って帰りは平坦で歩きやすいです。
こんな風に舗装されています。
トラッキングコース全体の所要時間としては、
サクサク歩けば実は1時間もかからないくらいでしょう。
そこを私たちは途中でイルカやクジラを眺め呆けていたため4時間もかかってしまいました。 -
バイロンの街に戻ったときはもうヘトヘト。
TripAdvisorで評価の高かった魚料理のお店Fishmongers Cafeでかなり遅い昼食を。 -
メニューはこんな感じ。
-
もう夕方に近い時間なので、このmongers box(盛り合わせ)を半分こ。
からっと揚がっていて評判通りおいしかったです。 -
夕陽が射し込んで街がセピア色。
-
バスの時間までお土産を見て回ろうと思ったけど、
バイロンの街はあまりお土産屋さんってないんだなあ。
なぜかチープな感じの洋服屋がいっぱい。 -
でもなんとかお土産買いました。
バイロン由来ではないけれど、アボリジニショップでグッズを。
不思議な模様と色遣いが個人的に大ヒット。 -
それからバイロンベイクッキー。
アボリジニグッズのお店の男性に、このクッキーがどこに売っているか聞いたところ、
「バイロンベイクッキーの会社はちょっと問題を起こして…」
「見つけるのは大変かもしれない…」
と非常に気になる発言をしていたのですが、隣の食料品店でゲットできました。
あとで調べたら、品質問題ではなくて、会社が買収されたとか、そういう問題だったみたい。
(なぜ彼に直接聞かない…)
クッキー自体はおいしくて、パッケージもこの様にオシャレで、
高いけどおススメです。 -
帰りのバスに乗り込むと、窓の外のベンチに、よれよれの格好をした貧しそうなお爺さんの姿が。
その脇には"Simply Believe"と落書きされたごみ箱。
なんというか、詩的なものを感じました。 -
17時のバスに乗って、ゴールドコーストに帰ってきたのは19時前。
実質最終日なので、疲れているけれどスーパなどでワインやお菓子のお土産を購入。 -
夕飯は散々うろうろした末にCentre Arcadeの中華料理店に入ることに。
-
ざっくばらんな雰囲気が良い感じのお店だったけど、
ワンタン麺の味は微妙でした。
日本で食べる中華は改めてハイレベルだなあと実感。 -
ああ、今日はもうへとへとだけど帰って寝てしまったら
明日はもう帰国の日だからなあ。
名残惜しい気分でネオン輝く夜の街をあとにしました。 -
そして翌朝、少し早めに支度してゴールドコーストの海岸にお別れの挨拶。
-
ゴールドコーストも美しい朝焼けで応えてくれました。
-
こんなに肌寒い朝もサーファー達が集うサーファーズパラダイス。
-
雲間から朝陽が顔を出しました。
-
これはまさにゴールドコースト(黄金海岸)。
オーストラリアという国に初めて来てみて、
物価が高いことを別にすればとても観光しやすい国だと思いました。
自然が溢れているだけにおおらかな気分になります。
今度は是非シドニーやメルボルン、エアーズロックなどに行ってみたいな! -
余談:
ゴールドコースト空港にあったSUMO SALAD(相撲サラダ?)なる店がおいしかったです。滞在中は野菜に飢えていたのでこういうお店が中心地にあればいいのにな〜
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こんなに長い旅行記を読んでいただき、どうもありがとうございました。(3篇に分けたのにまだ長すぎる!!)
少しでも楽しんでいただけたり、旅行のお役に立てたなら幸いです。
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