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今回の登山も仕事の合間を縫ってである。今回もリヨン在住の友人との登山であるが、車を知人に貸してしまって足がないということで、公共交通機関だけで行ける山を探したところ、グルノーブルのモーシェロット(Le Moucherotte)が行けそうだということになった。

グルノーブル、モーシェロット登山

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2013/09/01 - 2013/09/01

17位(同エリア29件中)

5

33

覇王樹

覇王樹さん

今回の登山も仕事の合間を縫ってである。今回もリヨン在住の友人との登山であるが、車を知人に貸してしまって足がないということで、公共交通機関だけで行ける山を探したところ、グルノーブルのモーシェロット(Le Moucherotte)が行けそうだということになった。

旅行の満足度
5.0
交通
3.0
同行者
友人
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
航空会社
JAL
旅行の手配内容
個別手配

PR

  •  リヨン・パーデュー発の列車で、グルノーブルで約20分の乗り継ぎ時間でトランジゼールバスに乗り継ぎ可能なはずであった。が、途中で列車は停車と徐行を繰り返し。車窓を見ていると警官らが線路際で何か写真を撮っている。<br /> グルノーブル着はバス出発の2分前。走ってバス停に行くと幸いバスに間に合った。が、運転手からチケットを買ってこいと言われて切符売り場に返される。通常はチケットは車内で買えるのであるが、始発のみ窓口で買わないといけないようだ。<br /> とうの昔に出発時間は過ぎているが、親切にも運転手は出発を待っていてくれた。何しろ、一日4本しかないバスである。<br /><br /> 写真はバス車内から見たモーシェロットの前衛峰である。

     リヨン・パーデュー発の列車で、グルノーブルで約20分の乗り継ぎ時間でトランジゼールバスに乗り継ぎ可能なはずであった。が、途中で列車は停車と徐行を繰り返し。車窓を見ていると警官らが線路際で何か写真を撮っている。
     グルノーブル着はバス出発の2分前。走ってバス停に行くと幸いバスに間に合った。が、運転手からチケットを買ってこいと言われて切符売り場に返される。通常はチケットは車内で買えるのであるが、始発のみ窓口で買わないといけないようだ。
     とうの昔に出発時間は過ぎているが、親切にも運転手は出発を待っていてくれた。何しろ、一日4本しかないバスである。

     写真はバス車内から見たモーシェロットの前衛峰である。

  • モーシェロットへの登山口はサン・ニジェールという村である。その中心地であるヴィラージュというバス停で降りると、村の教会の脇を抜け、登山道へと入っていく。

    モーシェロットへの登山口はサン・ニジェールという村である。その中心地であるヴィラージュというバス停で降りると、村の教会の脇を抜け、登山道へと入っていく。

  • この教会が登山道の目印。

    この教会が登山道の目印。

  • 教会の前には手動式の井戸もあり、冷たい水が得られる。

    教会の前には手動式の井戸もあり、冷たい水が得られる。

  • ここはスキー場の村。緩斜面にゲレンデが広がる。

    ここはスキー場の村。緩斜面にゲレンデが広がる。

  • 暫くは林道だが、途中から山道へと入っていく。

    暫くは林道だが、途中から山道へと入っていく。

  • ルート的にはそれほど厳しいものはないが、樹林帯が比較的長く続き、足下は滑りやすい。

    ルート的にはそれほど厳しいものはないが、樹林帯が比較的長く続き、足下は滑りやすい。

  • ルートは全てフランス式にペイントされており、迷うことはない。

    ルートは全てフランス式にペイントされており、迷うことはない。

  • 植物の名は分からぬが:ナナカマドにそっくり。

    植物の名は分からぬが:ナナカマドにそっくり。

  • このルートで良し。

    このルートで良し。

  • 標高が上がってくるとほぼ樹林帯を抜けつつある。

    標高が上がってくるとほぼ樹林帯を抜けつつある。

  • コルに出ると、猛烈な風が吹き抜け、極度に寒い。平野は晴れているが、モーシェロットの山頂だけ雲が掛かっているのである。このコルは片側は牧場、もう片方はほぼ垂直の壁である。

    コルに出ると、猛烈な風が吹き抜け、極度に寒い。平野は晴れているが、モーシェロットの山頂だけ雲が掛かっているのである。このコルは片側は牧場、もう片方はほぼ垂直の壁である。

  • これまた何の植物か分からぬが:色は違えど魚鱗草にそっくり。

    これまた何の植物か分からぬが:色は違えど魚鱗草にそっくり。

  • 山頂に近づくと、断崖の上を歩くようになる。麓のグルノーブルの町並みがよく見える。

    山頂に近づくと、断崖の上を歩くようになる。麓のグルノーブルの町並みがよく見える。

  • 展望台のあるところがル・モーシェロットの山頂(1901m)。

    展望台のあるところがル・モーシェロットの山頂(1901m)。

  • 山頂から向こうはずっと岩稜帯。

    山頂から向こうはずっと岩稜帯。

  • 反対側は牧場となっている草原。

    反対側は牧場となっている草原。

  • 山頂から南を見ると、ベルコワーズの山塊を見ることができる。

    山頂から南を見ると、ベルコワーズの山塊を見ることができる。

  • ル・モーシェロットの山頂にある方位盤。もし天気がもっと良ければ、エクラン山群だけでなく、モンブランも見えるらしいのだが。

    ル・モーシェロットの山頂にある方位盤。もし天気がもっと良ければ、エクラン山群だけでなく、モンブランも見えるらしいのだが。

  • 山頂から見たバスティーユ要塞と旧市街。

    山頂から見たバスティーユ要塞と旧市街。

  • 漸く下山開始。

    漸く下山開始。

  • 今は避難小屋として使われている建物。かつて、ここにはホテル・エルミタージュという山岳ホテルがあり、麓からロープウェイで繋がっていた。グルノーブルオリンピックの直前に開業したが、僅か十数年で廃業。暫く廃墟が残っていたが、10年ほど前に解体され、今はこの建物が残っているくらい。

    今は避難小屋として使われている建物。かつて、ここにはホテル・エルミタージュという山岳ホテルがあり、麓からロープウェイで繋がっていた。グルノーブルオリンピックの直前に開業したが、僅か十数年で廃業。暫く廃墟が残っていたが、10年ほど前に解体され、今はこの建物が残っているくらい。

  • かつてはホテルと結ばれていた道。但し、その傾斜からおそらくはブルドーザーくらいしか通れなかったであろう。

    かつてはホテルと結ばれていた道。但し、その傾斜からおそらくはブルドーザーくらいしか通れなかったであろう。

  • 漸く村に降りてきた。往復4時間、ルート距離4.7キロ、標高差800mのコースであった。4時のバスまで時間があるので、日曜日にも拘わらず空いていたお店でお茶をして時間を潰す。この写真は村の観光案内所とバス停を兼ねた郵便局。

    漸く村に降りてきた。往復4時間、ルート距離4.7キロ、標高差800mのコースであった。4時のバスまで時間があるので、日曜日にも拘わらず空いていたお店でお茶をして時間を潰す。この写真は村の観光案内所とバス停を兼ねた郵便局。

  • ひと休憩したお店。

    ひと休憩したお店。

  • 麓から見上げた前衛峰の岩山。

    麓から見上げた前衛峰の岩山。

  • サン・ニジェールの村の風景。

    サン・ニジェールの村の風景。

  • バスの車窓から牧場を見る。この後、S字カーブ連続の道へと突入し、グルノーブルまで実に標高差900mを降りていく。

    バスの車窓から牧場を見る。この後、S字カーブ連続の道へと突入し、グルノーブルまで実に標高差900mを降りていく。

  • バス車内。バス賃は50分ほど乗って5.8ユーロ。ユーロ高でもフランスのバス賃は安い。

    バス車内。バス賃は50分ほど乗って5.8ユーロ。ユーロ高でもフランスのバス賃は安い。

  • 帰りの列車から見たル・モーシェロット。こう見るとかなり高い。

    帰りの列車から見たル・モーシェロット。こう見るとかなり高い。

  • 帰りの列車はちゃんと定時リヨン到着。<br /><br />この山であれば、リヨンからでも公共交通機関だけで登ることが出来るので、ちゃんとした登山靴さえあれば気軽に海外登山することができるでしょう。勿論、グルノーブル市内からであればもっと時間的に楽となります。

    帰りの列車はちゃんと定時リヨン到着。

    この山であれば、リヨンからでも公共交通機関だけで登ることが出来るので、ちゃんとした登山靴さえあれば気軽に海外登山することができるでしょう。勿論、グルノーブル市内からであればもっと時間的に楽となります。

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この旅行記へのコメント (5)

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  • サプリさん 2015/11/05 21:15:50
    2015年10月30日に登りました
    お蔭さまで雲一つない快晴で無風。暑くも寒くもない絶好の天候でした。頂上からの展望は360°で、モンブランがよく見えました。頂上直下には少し雪が降った痕跡がありました。
    この夜Leon de Lyonに行きました。31日の土曜にオペラ座裏あたりの”JURA”というところにディナーの予約を昼に入れたのですが、すでに満席ということでした。別の Bouchons Lyonnaisで食べました。満足でした。
    ありがとうございます。

    覇王樹

    覇王樹さん からの返信 2015/11/05 23:06:05
    RE: 2015年10月30日に登りました
    > お蔭さまで雲一つない快晴で無風。暑くも寒くもない絶好の天候でした。頂上からの展望は360°で、モンブランがよく見えました。頂上直下には少し雪が降った痕跡がありました。
    > この夜Leon de Lyonに行きました。31日の土曜にオペラ座裏あたりの”JURA”というところにディナーの予約を昼に入れたのですが、すでに満席ということでした。別の Bouchons Lyonnaisで食べました。満足でした。
    > ありがとうございます。

    お帰りなさい。無事登られたようですね。モンブランが見えたということは、エクラン山群も一望できたのではないかと推察されます。レオンドリヨンでは臓物料理は食べられましたか? 今でもミシュランの星付きレストランなのでしょうか。また、ブションでも食事されたのですね。旅行記楽しみにしています。
  • サプリさん 2015/10/12 21:09:49
    今月29日に行きます
    今月29日に同じ道を登る予定です。雪や氷が多ければ中止します。
    山中にトイレはありますか?トイレはどのようにするのがよろしいのでしょうか?ご教授ください。
    PS:今月末リヨンに4日ほど滞在します。モツ料理や郷土料理を食べたいのですが、良いBuchonをお友達から聞いて教えていただけないでしょうか?

    覇王樹

    覇王樹さん からの返信 2015/10/16 18:31:23
    RE: 今月29日に行きます
    > 今月29日に同じ道を登る予定です。雪や氷が多ければ中止します。
    > 山中にトイレはありますか?トイレはどのようにするのがよろしいのでしょうか?ご教授ください。
    > PS:今月末リヨンに4日ほど滞在します。モツ料理や郷土料理を食べたいのですが、良いBuchonをお友達から聞いて教えていただけないでしょうか?

    サプリさま、
     書き込み有り難うございます。グルノーブルはもう晩秋の頃だと思いますが、雪はまだないのではないかと推察されます(但しかなり冷え込む)。

    ルート上には一切のトイレがありません。用を足すとなると茂みに入るしかないでしょう。トイレが近い人の場合は要注意です。

    15年前には私もリヨンに住んでいましたが、お気に入りのブションはオペラ座の南側裏通りにありました。旧市街のレストラン街は観光客向けで、値段に比してレベルの低い料理が出てくる可能性大ですが、オペラ座の裏通りの食堂は地元の人が多く(従って英語もあまり通じませんが:仏語が片言でも出来れば問題なし)、外れは多分ないと思います。

    勿論、星付きレストランであれば問題はなく、モツが食べたい場合にはリヨンの郷土料理を売りにしているレオン・ド・リヨンなどは良いのではないでしょうか。ただ、日本のもつ煮込みと異なりワインで煮込んでいるので、味の印象は全く違います。私のリヨンでの好物はクネルです。全て店によって味が違うので、レストランを渡り歩くのも面白いかも知れません。

    サプリさん からの返信 2015/10/16 20:51:37
    RE: RE: 今月29日に行きます
    > > 今月29日に同じ道を登る予定です。雪や氷が多ければ中止します。
    > > 山中にトイレはありますか?トイレはどのようにするのがよろしいのでしょうか?ご教授ください。
    > > PS:今月末リヨンに4日ほど滞在します。モツ料理や郷土料理を食べたいのですが、良いBuchonをお友達から聞いて教えていただけないでしょうか?
    >
    > サプリさま、
    >  書き込み有り難うございます。グルノーブルはもう晩秋の頃だと思いますが、雪はまだないのではないかと推察されます(但しかなり冷え込む)。
    >
    > ルート上には一切のトイレがありません。用を足すとなると茂みに入るしかないでしょう。トイレが近い人の場合は要注意です。
    >
    > 15年前には私もリヨンに住んでいましたが、お気に入りのブションはオペラ座の南側裏通りにありました。旧市街のレストラン街は観光客向けで、値段に比してレベルの低い料理が出てくる可能性大ですが、オペラ座の裏通りの食堂は地元の人が多く(従って英語もあまり通じませんが:仏語が片言でも出来れば問題なし)、外れは多分ないと思います。
    >
    > 勿論、星付きレストランであれば問題はなく、モツが食べたい場合にはリヨンの郷土料理を売りにしているレオン・ド・リヨンなどは良いのではないでしょうか。ただ、日本のもつ煮込みと異なりワインで煮込んでいるので、味の印象は全く違います。私のリヨンでの好物はクネルです。全て店によって味が違うので、レストランを渡り歩くのも面白いかも知れません。

    覇王樹様
    ご親切にありがとうございます。LEON DE LYON とオペラ座南側界隈行きます。今から涎が出ています。

覇王樹さんのトラベラーページ

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