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すごーく行きたい国ではなかったんですが、ちょっと気になる国がありました。<br /><br />ドイツに行きたいという妻を「地中海沿いだからヨーロッパみたいなもん」という非常に説得力に欠けるプレゼンで押し切りチュニジア行きが決定。<br />妻にとっては初アフリカ大陸。<br />っていってもアフリカっぽい国じゃないですから。<br /><br />で、もうひとつ。妻にとっては初イスラム。<br />まぁ観光でもっている国ですから、そんなにイスラムは感じないかもよ。<br />なんて言ってたら、大間違い。<br />この旅は思いのほかイスラムを感じることになったのです。<br /><br />それは・・・ラマダン中の旅行になったこと。<br /><br />2013年のラマダンは7/10~8/7。<br />どっぷりはまりました。<br /><br />正直、私は知りませんでした。<br />ラマダンとは敬虔なムスリムだけのものと考えていたら大間違い。<br />5泊6日ずっと一緒にいたドライバー・エディ氏によると、ラマダン期間中、特別な事情のある人と子どもを除くほぼ全員が日の出から日の入り、ということで時間的には朝3:30~夜19:30まで、水一滴も飲まないんだとか。<br />要は1日1食。<br /><br />北は地中海から南はサハラ砂漠まで、のどが渇く要素しかないこの国で、水一滴も飲めないとはまさに無間地獄。(仏教用語ですが)<br />アラーの前に「熱中症」という言葉は存在しないのか!?<br />イスラムはストイックだ。<br /><br />がんばれ、ムスリム!<br /><br />とはいえ、私たちにとっては文化の一端を間近で感じられる旅でもあり、良い経験となりました。<br />昼食時の妻の名言「私たちが食べているこの料理は味見していないのかね?」前日夜に作ったわけではないし・・・<br /><br />長々と書きましたが、旅行者にとって特段問題ありませんが、一応私が感じたことを記しておきます。<br /><br /><ラマダン中に旅行に行かれる方へ><br />・日中、ローカルの飲食店は開いていない。<br />・逆に日没後はにぎわうことも。<br />・飲食店でなくとも午後にはお店を閉めてしまうこともある。<br />・ツーリスティックな店は開いている。<br />・チュニスなど北部より南部のほうがより厳格で保守的。<br />・ドライバーにも多少は気を遣う。<br />・水は買える時に多めに買っておく。<br />・みんな空腹でイライラしているかも。<br /><br /><br />●プロローグ●<br />チュニジアの首都・チュニスまでは、今回はトルコ航空を利用しました。今回は燃油込み11万円台前半。プロモーション料金でしょうか。日本からのツアー(専用車で回るプラン)も、結局現地代理店からの手配なので、今回は直接現地代理店(日本語OK)に申し込みました。その結果、日本の旅行代理店のツアーよりトータルで2割ほど安く手配できました。<br /><br /><br />●旅程●<br />7/28 NH2142 FUK 0715⇒0905 NRT <br />TK51 NRT 1155⇒1800 IST (イスタンブール泊・トルコ航空の無料トランジットホテル)<br />7/29 TK661 IST 0945⇒1035 TUN <br />   空港出迎え後、手配した旅行代理店(アトランティス・ボヤージュ)に支払いに行き、そのままカルタゴ~シディ・ブ・サイド<br />7/30 ケロアン~スベイトラ~タメルザ <br />7/31 ミデス~タメルザ~シェビカ~オング・エル・ジュメル~ドゥーズ~クサール・ギレン<br />8/1 クサール・ハダッダ~クサール・エル・フェルシュ~シェニニ~タタウィン~クサール・ウレド・スルタン~マトマタ <br />8/2 マトマタ~エル・ジェム~スース~ポート・エル・カンタウイ~チュニス<br />8/3 午前 カルフール&メディナで買物<br />  1230 ホテル発 TK664 TUN 1535⇒2015 IST <br />8/4 TK46 IST 0050⇒1755 KIX<br />NH1709 KIX 2020⇒2130 FUK <br /><br />NH:全日空<br />TK:トルコ航空<br /><br />●マイル●<br />今回は、TKが予約クラスPということで、メインのUAでは貯められず。かといって貯めないのはもったいないので、TKの「マイルズ&スマイルズ」に入会してみました。<br /><br />●レート●(2013年8月現在)<br />1TUD(チュニジアディナール)≒¥61

リーマンスーツケーサーのチュニジア8日間夫婦旅【18】チュニス編

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2013/07/28 - 2013/08/04

110位(同エリア385件中)

ポゾ

ポゾさん

すごーく行きたい国ではなかったんですが、ちょっと気になる国がありました。

ドイツに行きたいという妻を「地中海沿いだからヨーロッパみたいなもん」という非常に説得力に欠けるプレゼンで押し切りチュニジア行きが決定。
妻にとっては初アフリカ大陸。
っていってもアフリカっぽい国じゃないですから。

で、もうひとつ。妻にとっては初イスラム。
まぁ観光でもっている国ですから、そんなにイスラムは感じないかもよ。
なんて言ってたら、大間違い。
この旅は思いのほかイスラムを感じることになったのです。

それは・・・ラマダン中の旅行になったこと。

2013年のラマダンは7/10~8/7。
どっぷりはまりました。

正直、私は知りませんでした。
ラマダンとは敬虔なムスリムだけのものと考えていたら大間違い。
5泊6日ずっと一緒にいたドライバー・エディ氏によると、ラマダン期間中、特別な事情のある人と子どもを除くほぼ全員が日の出から日の入り、ということで時間的には朝3:30~夜19:30まで、水一滴も飲まないんだとか。
要は1日1食。

北は地中海から南はサハラ砂漠まで、のどが渇く要素しかないこの国で、水一滴も飲めないとはまさに無間地獄。(仏教用語ですが)
アラーの前に「熱中症」という言葉は存在しないのか!?
イスラムはストイックだ。

がんばれ、ムスリム!

とはいえ、私たちにとっては文化の一端を間近で感じられる旅でもあり、良い経験となりました。
昼食時の妻の名言「私たちが食べているこの料理は味見していないのかね?」前日夜に作ったわけではないし・・・

長々と書きましたが、旅行者にとって特段問題ありませんが、一応私が感じたことを記しておきます。

<ラマダン中に旅行に行かれる方へ>
・日中、ローカルの飲食店は開いていない。
・逆に日没後はにぎわうことも。
・飲食店でなくとも午後にはお店を閉めてしまうこともある。
・ツーリスティックな店は開いている。
・チュニスなど北部より南部のほうがより厳格で保守的。
・ドライバーにも多少は気を遣う。
・水は買える時に多めに買っておく。
・みんな空腹でイライラしているかも。


●プロローグ●
チュニジアの首都・チュニスまでは、今回はトルコ航空を利用しました。今回は燃油込み11万円台前半。プロモーション料金でしょうか。日本からのツアー(専用車で回るプラン)も、結局現地代理店からの手配なので、今回は直接現地代理店(日本語OK)に申し込みました。その結果、日本の旅行代理店のツアーよりトータルで2割ほど安く手配できました。


●旅程●
7/28 NH2142 FUK 0715⇒0905 NRT
TK51 NRT 1155⇒1800 IST (イスタンブール泊・トルコ航空の無料トランジットホテル)
7/29 TK661 IST 0945⇒1035 TUN 
   空港出迎え後、手配した旅行代理店(アトランティス・ボヤージュ)に支払いに行き、そのままカルタゴ~シディ・ブ・サイド
7/30 ケロアン~スベイトラ~タメルザ 
7/31 ミデス~タメルザ~シェビカ~オング・エル・ジュメル~ドゥーズ~クサール・ギレン
8/1 クサール・ハダッダ~クサール・エル・フェルシュ~シェニニ~タタウィン~クサール・ウレド・スルタン~マトマタ 
8/2 マトマタ~エル・ジェム~スース~ポート・エル・カンタウイ~チュニス
8/3 午前 カルフール&メディナで買物
  1230 ホテル発 TK664 TUN 1535⇒2015 IST
8/4 TK46 IST 0050⇒1755 KIX
NH1709 KIX 2020⇒2130 FUK

NH:全日空
TK:トルコ航空

●マイル●
今回は、TKが予約クラスPということで、メインのUAでは貯められず。かといって貯めないのはもったいないので、TKの「マイルズ&スマイルズ」に入会してみました。

●レート●(2013年8月現在)
1TUD(チュニジアディナール)≒¥61

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
25万円 - 30万円
航空会社
ターキッシュ エアラインズ

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  • いよいよ旅もラストへ。<br /><br />最後の地は首都・チュニス。<br /><br />ホテルはチュニジア・パラス。

    いよいよ旅もラストへ。

    最後の地は首都・チュニス。

    ホテルはチュニジア・パラス。

  • さすが、首都のホテル。<br /><br />まともです。

    さすが、首都のホテル。

    まともです。

  • ちゃんとしている。

    ちゃんとしている。

  • イスラム教の国でキリスト教の教会も。

    イスラム教の国でキリスト教の教会も。

  • なかなか立派な教会です。

    なかなか立派な教会です。

  • 着いて街歩き。

    着いて街歩き。

  • パリらしくプジョーと。

    パリらしくプジョーと。

  • パリっぽいといえば

    パリっぽいといえば

  • パリっぽい。

    パリっぽい。

  • 市民劇場

    市民劇場

  • 街路樹。

    街路樹。

  • バスターミナル。

    バスターミナル。

  • 路面電車も走る。

    路面電車も走る。

  • パリの街並みも

    パリの街並みも

  • 一歩入ると

    一歩入ると

  • 露天街。

    露天街。

  • ラマダン中につき、やる気なし。

    ラマダン中につき、やる気なし。

  • スーパーにはすごい数のヨーグルト。

    スーパーにはすごい数のヨーグルト。

  • 休憩に雰囲気のいいカフェに入ると・・・

    休憩に雰囲気のいいカフェに入ると・・・

  • まさかのコーラン読むテレビ。

    まさかのコーラン読むテレビ。

  • 日も暮れてきまして。

    日も暮れてきまして。

  • 街の雰囲気もよくなってきました。

    イチオシ

    街の雰囲気もよくなってきました。

  • 日暮れ時。

    日暮れ時。

  • 食事はホテル内(夕食代もインクルードだったので)

    食事はホテル内(夕食代もインクルードだったので)

  • 雰囲気もいいし

    雰囲気もいいし

  • 味もよいのだが

    味もよいのだが

  • 給仕のサービスはいまひとつ。<br /><br />まぁアルコールを飲まない国ですし、いたし方ありません。

    給仕のサービスはいまひとつ。

    まぁアルコールを飲まない国ですし、いたし方ありません。

  • ふと外に出てみると、ラマダンの夜は大盛り上がり。

    ふと外に出てみると、ラマダンの夜は大盛り上がり。

  • 普段、夜はしまるメディナも

    普段、夜はしまるメディナも

  • 多くの人で賑わい

    多くの人で賑わい

  • 屋台も多く出ており

    屋台も多く出ており

  • おいしいにおいも。

    イチオシ

    おいしいにおいも。

  • 焼き鳥(羊)屋台。

    焼き鳥(羊)屋台。

  • どこから沸いてきたんだか

    どこから沸いてきたんだか

  • 町に人があふれかえっており

    イチオシ

    町に人があふれかえっており

  • 危ない感じはしませんでした。<br /><br />楽しい夜市。

    危ない感じはしませんでした。

    楽しい夜市。

  • 翌日、最終日、カルフールに行き大猟のお土産を買う。<br /><br />クレジットカードで買えるのは大きい。<br /><br />クノールのチキンシーズニング、当たりでした。

    翌日、最終日、カルフールに行き大猟のお土産を買う。

    クレジットカードで買えるのは大きい。

    クノールのチキンシーズニング、当たりでした。

  • さて、メディナで「ザ・お土産」探し。

    さて、メディナで「ザ・お土産」探し。

  • 土曜だからでしょうか。<br /><br />朝から大混雑。

    土曜だからでしょうか。

    朝から大混雑。

  • あるけねー。

    あるけねー。

  • お土産屋もたくさんあります。

    お土産屋もたくさんあります。

  • 中でも目を引いたのはお皿。

    中でも目を引いたのはお皿。

  • 形、色、種類、豊富にそろいます。<br /><br />財布の中のありったけのチュニジア・ディナールを出して半ば強引な買い方。<br /><br /><br />お店の人ももはやあきらめムード。

    形、色、種類、豊富にそろいます。

    財布の中のありったけのチュニジア・ディナールを出して半ば強引な買い方。


    お店の人ももはやあきらめムード。

  • 予定通りドライバーに迎えに来てもらい、空港へ。<br /><br />ちなみに、市内から空港までは15分。これは便利。

    予定通りドライバーに迎えに来てもらい、空港へ。

    ちなみに、市内から空港までは15分。これは便利。

  • で、なぜか空港内に猫。<br /><br />ありえん。

    で、なぜか空港内に猫。

    ありえん。

  • と、いうことでチュニジア旅終了。<br /><br /><br />【エピローグ】<br />リビアとアルジェリアに挟まれているにもかかわらず、北部はヨーロッパ人と金持ちアラビア人の地中海リゾート。南部はサハラ砂漠。そして中部はオリーブの木が永遠にあり、山岳部は赤褐色の世界。チュニジアという国。<br /><br />小さい国ながらも、車での移動中に移ろい行く自然は目を見張るものがありました。こんなにもいろんな表情を見せてくれる国だったとは、正直期待以上。<br /><br />でも何より、ムスリムの国ということを改めて感じたラマダンという年に1回30日の儀式中。店は昼間お休みだし、みんな若干イライラ気味だし、旅行者としてもちょっとは気を遣うし・・・。<br /><br />まぁそんなこともこの時期の旅行ならではのよい経験でした。ムスリムであるドライバー・エディ氏とずっといっしょにいたり、解説してもらったからこそ。エディ、ありがとう。<br /><br />そして、無事に旅行できたということで、この旅で出会ったすべての皆様に心から感謝します。<br /><br />ありがとうございました。シュクラン。<br /><br /><br /><br /><br /><br />

    と、いうことでチュニジア旅終了。


    【エピローグ】
    リビアとアルジェリアに挟まれているにもかかわらず、北部はヨーロッパ人と金持ちアラビア人の地中海リゾート。南部はサハラ砂漠。そして中部はオリーブの木が永遠にあり、山岳部は赤褐色の世界。チュニジアという国。

    小さい国ながらも、車での移動中に移ろい行く自然は目を見張るものがありました。こんなにもいろんな表情を見せてくれる国だったとは、正直期待以上。

    でも何より、ムスリムの国ということを改めて感じたラマダンという年に1回30日の儀式中。店は昼間お休みだし、みんな若干イライラ気味だし、旅行者としてもちょっとは気を遣うし・・・。

    まぁそんなこともこの時期の旅行ならではのよい経験でした。ムスリムであるドライバー・エディ氏とずっといっしょにいたり、解説してもらったからこそ。エディ、ありがとう。

    そして、無事に旅行できたということで、この旅で出会ったすべての皆様に心から感謝します。

    ありがとうございました。シュクラン。





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