えびの・生駒高原旅行記(ブログ) 一覧に戻る
空港から車で30分ほど行くと綾という町に着く。おそらくあまり知られていないのではないか。宮崎といえばほとんどの人が高千穂峡や日南を思い浮かべる。今回の旅はそのへんはパス。綾町からえびの高原、都城へとあまり誰も行かないコースをとってみた。<br /><br />綾町を知ったのはやはり「日本で最も美しい村」の登録されていたから。日本一と言われる照葉樹林が広がっている。綾城からは里山が見渡せる。またもや日本の原風景との出会いだ。市街地といってもそう広くはない。あちこちで「綾クーポン」が1000円で売っている。照葉大吊橋や綾城の入場券がついているだけでなく、おみやげ券も3枚付き。これは楽しかった。夫婦で6枚もあったから、お米4合・銘々皿・お箸・ユズ胡椒などをGET.レストランやカフェも特典がある。<br />ちらっと述べた照葉大吊橋は、街からさらに10分ほど奥へ入ったところ。九重の吊橋ができてから日本一の長さは譲ったようだが、それだけに観光客は多くない。しかもここの吊橋は上の大吊橋と下の中吊橋と2つある。そこをぐるっと散策すること、およそ1時間。年寄りにはもってこいのコースだ。<br /><br />こうして1日目はゆっくり綾で過ごす。<br />さて2日目。スキムランドの大吊橋へ行こうとナビにいれると、約30分となっている。ところが走り出して驚いたのなんの。最短距離を言っているのだろうが、これがとんでもなく急峻な山道。アップダウンはもちろん、道幅がせまくカーブの連続。いつ対向車が来るかと、あるいは側溝にはまりはしないかと、いやがうえにも慎重な運転が要求される。幸い対向車は3台だけで無事大吊橋に着いたが、なんと所要時間は1時間を超えていた。<br />でもこの吊橋も美しい。さらに「ままこの滝」というのが、なんとも秘境を思わせる雄大な滝だった。悪路を乗り切ってよかった。ついでに下呂・ひめしゃがの湯みたいに日帰り温泉「かじかの湯」にはいりたかったが、朝ゆえに横目に見るだけで、生駒高原へ。まだ花が少ないということで無料。コスモス畑がひろがっていたが、これが満開になったら、さぞやと思わせる高原。<br /><br />さてさらに車を走らせて、いよいよえびの高原へ。昔はホテルも多く、にぎわったそうだが、今はレストハウス(交流センター)を拠点に、力量にあった登山やトレッキングのコースが準備されている。<br />「またまた歩くぞ」とばかり、5?ほどの池めぐりのコースを選ぶ。たいしたことないじゃんと思われそうだが、70を超えた夫婦にはこれくらいがいい線なのだ。途中3つの池に出会う。どれも美しい。周りの韓国岳や硫黄岳とよくマッチしていて、日本はきれいなとこが多いなぁと、思わず感慨にひたる。<br /><br />3日目は都城へ。高千穂牧場を経たあと、関之尾という滝をめざす。この滝も100選に選ばれるだけあって見事。さかのぼると甌穴(おうけつ)という世にも珍しい光景に出くわす。川の中の岩石が長年の浸食で畳のように無数にちらばっているのだ。世界一だそうだ。<br /><br />またしっかり歩いたし、吊橋や滝や山や池もたくさん見れたし、「日本で最も美しい村」の旅ははずれがないようだ。

宮崎の穴場?綾町。

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2013/08/05 - 2013/08/07

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ごん太2

ごん太2さん

空港から車で30分ほど行くと綾という町に着く。おそらくあまり知られていないのではないか。宮崎といえばほとんどの人が高千穂峡や日南を思い浮かべる。今回の旅はそのへんはパス。綾町からえびの高原、都城へとあまり誰も行かないコースをとってみた。

綾町を知ったのはやはり「日本で最も美しい村」の登録されていたから。日本一と言われる照葉樹林が広がっている。綾城からは里山が見渡せる。またもや日本の原風景との出会いだ。市街地といってもそう広くはない。あちこちで「綾クーポン」が1000円で売っている。照葉大吊橋や綾城の入場券がついているだけでなく、おみやげ券も3枚付き。これは楽しかった。夫婦で6枚もあったから、お米4合・銘々皿・お箸・ユズ胡椒などをGET.レストランやカフェも特典がある。
ちらっと述べた照葉大吊橋は、街からさらに10分ほど奥へ入ったところ。九重の吊橋ができてから日本一の長さは譲ったようだが、それだけに観光客は多くない。しかもここの吊橋は上の大吊橋と下の中吊橋と2つある。そこをぐるっと散策すること、およそ1時間。年寄りにはもってこいのコースだ。

こうして1日目はゆっくり綾で過ごす。
さて2日目。スキムランドの大吊橋へ行こうとナビにいれると、約30分となっている。ところが走り出して驚いたのなんの。最短距離を言っているのだろうが、これがとんでもなく急峻な山道。アップダウンはもちろん、道幅がせまくカーブの連続。いつ対向車が来るかと、あるいは側溝にはまりはしないかと、いやがうえにも慎重な運転が要求される。幸い対向車は3台だけで無事大吊橋に着いたが、なんと所要時間は1時間を超えていた。
でもこの吊橋も美しい。さらに「ままこの滝」というのが、なんとも秘境を思わせる雄大な滝だった。悪路を乗り切ってよかった。ついでに下呂・ひめしゃがの湯みたいに日帰り温泉「かじかの湯」にはいりたかったが、朝ゆえに横目に見るだけで、生駒高原へ。まだ花が少ないということで無料。コスモス畑がひろがっていたが、これが満開になったら、さぞやと思わせる高原。

さてさらに車を走らせて、いよいよえびの高原へ。昔はホテルも多く、にぎわったそうだが、今はレストハウス(交流センター)を拠点に、力量にあった登山やトレッキングのコースが準備されている。
「またまた歩くぞ」とばかり、5?ほどの池めぐりのコースを選ぶ。たいしたことないじゃんと思われそうだが、70を超えた夫婦にはこれくらいがいい線なのだ。途中3つの池に出会う。どれも美しい。周りの韓国岳や硫黄岳とよくマッチしていて、日本はきれいなとこが多いなぁと、思わず感慨にひたる。

3日目は都城へ。高千穂牧場を経たあと、関之尾という滝をめざす。この滝も100選に選ばれるだけあって見事。さかのぼると甌穴(おうけつ)という世にも珍しい光景に出くわす。川の中の岩石が長年の浸食で畳のように無数にちらばっているのだ。世界一だそうだ。

またしっかり歩いたし、吊橋や滝や山や池もたくさん見れたし、「日本で最も美しい村」の旅ははずれがないようだ。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
レンタカー JALグループ 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 綾城から見た綾の街。のどかな里山が広がる。

    綾城から見た綾の街。のどかな里山が広がる。

  • 照葉の大吊橋。長さ・高さなど九重にぬかれたが、造形美は勝るとも劣らない。このはるか下段にもやや小さな吊橋があって、そこを通ってぐるりと周回できる。

    照葉の大吊橋。長さ・高さなど九重にぬかれたが、造形美は勝るとも劣らない。このはるか下段にもやや小さな吊橋があって、そこを通ってぐるりと周回できる。

  • これがその下段の吊橋。ズームにしているので近そうだが、本当はもっと離れている。

    これがその下段の吊橋。ズームにしているので近そうだが、本当はもっと離れている。

  • 生駒高原。花は少ないが、その分無料開放。きれいな青空が広がる。

    生駒高原。花は少ないが、その分無料開放。きれいな青空が広がる。

  • やはり綾城から大淀川を眺める。行きつくはては宮崎市内だ。

    やはり綾城から大淀川を眺める。行きつくはては宮崎市内だ。

  • スキムランドというところにある吊橋。両端の赤い柱は橋の支柱。

    スキムランドというところにある吊橋。両端の赤い柱は橋の支柱。

  • さきの吊橋を途中までわたると、とつぜん滝が現れる。「ままこの滝」水量が多かったら、もっと豪快な落差になることだろう。

    さきの吊橋を途中までわたると、とつぜん滝が現れる。「ままこの滝」水量が多かったら、もっと豪快な落差になることだろう。

  • ところ変わって、都城の関之尾の滝。宮崎は滝が多いのかな。

    ところ変わって、都城の関之尾の滝。宮崎は滝が多いのかな。

  • 滝をさかのぼると、川の中の石がこんなふうになっている。これを甌穴というのだそうだ。なんとも神秘的。

    滝をさかのぼると、川の中の石がこんなふうになっている。これを甌穴というのだそうだ。なんとも神秘的。

  • 高千穂牧場には牛が放牧されていた。

    高千穂牧場には牛が放牧されていた。

  • えびの高原の池めぐりの途中にあった。白紫池(びゃくしいけ)だったかな。

    えびの高原の池めぐりの途中にあった。白紫池(びゃくしいけ)だったかな。

  • 手前は硫黄岳で、向こうは韓国岳か。違っているかもしれないが、雲が流れるのが速い。

    手前は硫黄岳で、向こうは韓国岳か。違っているかもしれないが、雲が流れるのが速い。

  • 同じくえびの高原を歩きながら山を見る。

    同じくえびの高原を歩きながら山を見る。

  • すると森の中からとつぜん鹿が現れる。気が付いているのかどうか。

    すると森の中からとつぜん鹿が現れる。気が付いているのかどうか。

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