2013/07/29 - 2013/07/30
63位(同エリア127件中)
はくさんちどりさん
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これまで2度、磐梯吾妻スカイラインの帰りに前を通り過ぎるだけだった土湯峠温泉郷の野地温泉ホテル、そしてまだ間近で見たことのない幕滝、両方を一挙に済ませようと、シニアプランを使って安く宿泊することにしました。
こういう安易でケチな考えがいけないんですね!結局2日間雨に祟られて、ドライブが半分メインになってしまいましたが、それでも野地温泉ホテルのお湯は良かったので、気を取り直しています。
1日目は、朝からどんよりした空で時折雨が落ちてくるので、どうせ滝は無理だし、道々の眺望も望めないだろうと思い、お昼過ぎに自宅を出て、一般道の国道4号を仙台から福島方面へ向かってトコトコ南下することにしました。いつも東北自動車道を利用するので、一般道周辺のゆっくり過ぎていく風景がとても新鮮に感じられ、新たにできた物、無くなった物に思いを馳せながら走行しました。
最初に休憩したのは、自宅を出て約1時間ほどの白石市斎川のもしもしピット。駐車スペースが広く、きれいに整備・手入れされたトイレがあり、トイレが近い高齢者には助かります。スッキリしたところでさらに南下するものの、予定より遅れているような気がしました。そこで、福島県入りして最初の国見町で東北自動車道を使うことにして、国見ICから福島西ICまで一気に走りました。一般道に出てから国道115号を走行する途中で山が見えてきたので、少しは明日の天気に期待をしてはみたのですが・・・。
雨が止んだ隙に土湯バイパスにある道の駅つちゆで2度目のトイレ休憩と時間調整をしました。小生のカンナビゲーションは、極端に時間が進んだり遅れたりするようで、今度はチェックインタイムに合わせての最終調整です。今までスタンプを押すことに夢中で、あまりゆっくり見たことのない道の駅をじっくり見せてもらいました。おかげで、時間どおりに野地温泉ホテルにチェックインでき、再び降り始めた雨のため、あとは温泉と夕食を楽しむだけでした。
お風呂は浴室が全部で6つあり、男性は専用1ヶ所、時間交代で3ヶ所入ることができ、まず専用の剣の湯と時間割り当ての天狗の湯1ヶ所の2つの浴室に入りました。サウナで最初に宿汗(?)を出してから白濁した硫黄泉に入りましたが、いかにも温泉という感じがしていいですね。外の天気が忘れられます!
夕食は会食場の椅子席で、楽に飲食できるのでゆっくりできました。ぶたしゃぶ・刺身と地元食材メインのお料理に舌鼓しながら、宿の独自ブランドの吟醸冷酒をいただきました。シルバーにちょうど良い量でしたので、締めにご飯も食べられました。酔いに任せてあとは白河夜船、寝るのが一番!!
2日目の朝は、かすかな雨音に起こされ、昨日入れなかった浴室に入るため、時間調整をしてから出陣です。予定どおり内湯の千寿の湯と露天の鬼面の湯の2ヶ所の湯めぐりをして、昨日と同じ会食場で朝食をいただきました。昨日の夕食時お婆さん連中にいじられていた外人さん夫婦はまだ見えていませんでした。
天気が悪いので今日も外では何もできないだろうと思い、チェックアウト前に売店でお土産だけはいっぱい買いました。安上がりにできた分、何らかの形で宿には還元しないと・・・という思いも少しはありましたので。
そのあとは未練がましいとお思いでしょうが、やはり幕滝にどうしても足が向いてしまい、鬱蒼とした森の中の狭い曲がりくねった道を進んで、幕滝遊歩道の駐車場まで行きました。幕川温泉の2軒の宿の間から入る入口の確認までで、今回は終了です。
お天気だけは恨んでもどうしようもなく、来た道を帰ることにしましたが、東北自動車道は一切使わず、福島西IC手前で左折して、フルーツラインで市街地を迂回し、途中縁起の良い名前の果樹園で特産の桃を箱買いしました。試食に出してくれた桃はもちろん甘味が凝縮され美味しかったですが、かつて小生の実家で桃を作っていたことがあって美味しい桃の見分け方ができると話したら、気のいい小母さんはプレッシャーを感じたのか、お土産に2個わざわざ選んでサービスしてくれました。
国道4号に合流する前に飯坂温泉街があり、ここも今まで縁がないけど、一度は来たいねということになりました。福島競馬が開催されている時にでも、競馬でたんまり儲けてから来たいものです(馬券を買わずにそのお金で来た方が確実?・・・失敬な!!)。
帰りのトイレ休憩は、行きのもしもしピットよりも福島寄りにある馬牛沼の駐車場で取りました。東北新幹線のトンネル掘削で渇水になり、その対策事業が行われて完成したことを記念する石碑がありました。
天気には恵まれませんでしたが、一般道をゆっくりドライブしながら旅行するのも、それなりに途中も楽しめることに気付いた今回の旅行でした。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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白石市斎川地地内にある国道4号上り線側のもしもしピット。下り線からも入ることができ、大型車もOK、トイレも完備されいています。
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もしもしピットに設置されたトイレ。中はよく手入れされてきれいでした。
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もしもしピットから白石市街地方面を望みましたが、雨に煙って東北自動車道の防音壁だけが目立ちました。
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国道115号の交差点から少し逸れてこれから向かう方向を望むと、雲間から山が見えました。方角から安達太良山か箕輪山だと思いますが、自信ありません!
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道の駅つちゆのレストハウス全景です。駐車場はレストハウスに比べて広く、近くに森林浴できる周遊散歩コースもあります。
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土湯温泉周遊マップ。レストハウス内の北出入口付近と南側外トイレ付近の2ヶ所に設置されており、野地温泉は土湯峠温泉郷の名称で記載されていました。
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宿泊した野地温泉ホテルの玄関です。車寄せの上に屋根があるので、雨の中でも濡れずに荷物の積み降ろしができ、助かりました。
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部屋にお茶請けとしてお菓子以外に置いていた鬼面漬という漬物。美味しいので、夫婦二人で全部食べ、お土産に買っていくことに決めました。
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6つある浴室のうちの男性専用の『剣の湯』で、撮影場所のすぐ右側にサウナがありました。他も同じですが、白濁した硫黄泉なのがわかります。
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そのサウナ(入口)です。他に入浴している人がいなかったので、贅沢に一人でゆっくり汗をかかせてもらいました。湯船も独り占めでした。
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『剣の湯』から『千寿の湯』の方を見た外の風景ですが、空は灰色で、源泉の噴気と霧の区別がつかなくて残念です。
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露天付内湯の『天狗の湯』入口。天狗の面が館内のあちこちに掛けられていました。
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『天狗の湯』の内湯ですが、檜風呂でした。奥の引戸を左手に押すと湯船の中を歩いて露天に行けます。
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『天狗の湯』の露天風呂です。東屋風に屋根がかかっているので、雨天でも心配なく入れます。
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『天狗の湯』の露天風呂奥にあった湯殿神社。さすがにお金を持っては入らなかったので、お賽銭はあげませんでした。
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湯上り後の休憩室。結構広く、お花を飾ったり、縁起物の置物を置いたりしてありました。
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休憩室に飾ってあった生け花。付いている実と葉の形から南天(宿泊客の難転の意?)に間違いありません。
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同じく休憩室に置いてあった福助の木彫り人形です。難を転じて福が来れば、これからの人生幸せでいいですね。
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夕食のメインの1つであるぶたしゃぶです。しゃぶしゃぶと言えば牛ですが、豚肉を使うのもヘルシーでいいかもしれませんので、興味のある方はお試しあれい!!
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翌朝7時から交代で入れるようになった『千寿の湯』の入口。7時ピンで向かったら、女性の先達が出てきて、もう一人居りますとのことで、待っていると、妻でした。
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『千寿の湯』の湯船。3つに仕切られており、湯口に近い方から高温・やや高温・中温でした。中仕切りは底までしっかり張ってありますが、天端の少し下に丸い穴が穿ってあり、時間をかけて熱いお湯が冷めながら移動するようにしているみたいです。源泉を眺めながら座って休めるようになっているので、時間をかけてじっくり楽しめそうです。
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『千寿の湯』から網戸越しに外の草花を眺めました。
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同じく『千寿の湯』の脱衣所で、網戸越しに眺めた源泉ですが、良く見えないのが残念です。
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『剣の湯』入口脇から『鬼面の湯』へ通じる廊下。突き当りを右に曲がってから、さらに階段を上ります。
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階段を上りきったドアの奥に『鬼面の湯』の脱衣所があります。
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『鬼面の湯』は屋根なしの露天風呂なので、雨天の日は雨に濡れながら入ることになります。
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『鬼面の湯』の湯口です。熱いので要注意です。張ってある石や岩は角を丸く削り取って平にすべすべにしているので、滑らないように気をつけました。
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『鬼面の湯』から見た霧の中の木々です。
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同じく『鬼面の湯』周囲の木々。広葉樹なので、きっと紅葉の時期にはきれいに色づくだろうなと思いました(紅葉の時期は連日満室で、例年従業員の休みが採れないくらい忙しいそうです!)。
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野地温泉ホテルの広い駐車場。県道を挟んで、ホテル側と反対側の両方にあります。施設の上に霞んで見えるのは鬼面山でしょうか。
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温泉ホテルの脇に祭られたほこほこ地蔵。男女2体が手を取り合っているので、夫婦円満(家庭平穏)を祈念しているのでしょうか。
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こちらは長寿観音です。自律的に動けるのであれば長生きしたいものです。
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幕川温泉に至る曲がりくねった道を走った先にある幕滝の探勝遊歩道総合案内板。10台弱は駐車できるスペースがあり、晴れた日には宿泊施設に迷惑をかけずにゆっくり滝まで行って来れそうです。
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幕川温泉水戸屋と吉倉屋の間から進入する幕滝遊歩道の入口。案内標識があるので、悩んだり迷うことはありません。
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幕滝遊歩道入口の拡大写真。入口部は砂利を敷いてありますね。
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帰りは福島競馬のレース名にも付けられているフルーツラインを走り、この時期特産の桃を物色しました。たまたま縁起の良い名前の果樹園があったので吸い寄せられ、並んでいるうちの一番大きい桃が入ったのを1箱買いました。
かつて実家で兄が桃を栽培していたのは事実ですが、当時は食べごろの見分けはできませんでした。今は、色よくなった丸いお尻の方に白い小さなプチプチがいっぱい出ているかどうかで、美味しい桃を見分けます。「桃を押さない良い子」にしています。 -
国道4号下り車線側の馬牛沼に、駐車場とトイレがあるので小休止。トイレの近くに立派な黒御影の石碑があり、東北新幹線のトンネル掘削によって付近の集落で渇水になり、国鉄(懐かしい響きですね!)からの補償として対策事業が行われ、その完成を記念したものであるそうです。
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渇水対策事業完成記念碑の最初の部分の拡大写真です。
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馬牛沼の南側部分です。産直センターもあり、かつては奥の細道で有名な松尾芭蕉も近くを歩いて北上したそうです。
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馬牛沼のトイレとレストランがあるあたりの国道4号の距離標です。起点はお江戸日本橋ということになるのでしょうね。
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