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栃木県佐野市の葛生町は、かつて「葛生原人」の里として話題になったが、今やその原人の存在は否定されている。<br />しかし地元の人々は、今でも「原人祭り」を続けているようだ。<br /><br />一方、この葛生地区は石灰岩地層から多くの化石が見つかっており、今年の4月2日、佐野市葛生化石館は、約2億7000万年前の古生代ペルム紀に生息していた腕足動物の一種、クーペリナ属の化石が見つかったと発表した。<br />国内初の発見であり、アメリカテキサス州西部で発見されたものと同じ種類であるという。<br />世界でもテキサス・ベネズエラ・タイ南部の3ヶ所での発見しか無い上に、今回は微細な点でそのどれとも特徴が異なる個体が含まれていたことから「クーペリナ・ニッポニカ」と名付けられたそうだ。<br /><br />またここ葛生町には、「葛生伝承館」という、地域に伝わる文化・芸能などを紹介する施設がある。<br />特にその施設の出入り口西側には、石灰を使用してフレスコ画が描かれており、一見に値する。ただしこれは平成18年度から始まった長期計画で、完成予定はなんと平成37年とのことであるが、制作過程を具に見ることができるので、年に一度訪れてみると進捗状況が分かり興味深いものがある。<br /><br />伝承館周辺の「佐野市立吉澤記念美術館」の紹介も含めて、地方のすばらしい文化に目を向けてみてください。<br />

フレスコ画の里  栃木県葛生町

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2012/06/02 - 2013/03/26

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前日光

前日光さん

栃木県佐野市の葛生町は、かつて「葛生原人」の里として話題になったが、今やその原人の存在は否定されている。
しかし地元の人々は、今でも「原人祭り」を続けているようだ。

一方、この葛生地区は石灰岩地層から多くの化石が見つかっており、今年の4月2日、佐野市葛生化石館は、約2億7000万年前の古生代ペルム紀に生息していた腕足動物の一種、クーペリナ属の化石が見つかったと発表した。
国内初の発見であり、アメリカテキサス州西部で発見されたものと同じ種類であるという。
世界でもテキサス・ベネズエラ・タイ南部の3ヶ所での発見しか無い上に、今回は微細な点でそのどれとも特徴が異なる個体が含まれていたことから「クーペリナ・ニッポニカ」と名付けられたそうだ。

またここ葛生町には、「葛生伝承館」という、地域に伝わる文化・芸能などを紹介する施設がある。
特にその施設の出入り口西側には、石灰を使用してフレスコ画が描かれており、一見に値する。ただしこれは平成18年度から始まった長期計画で、完成予定はなんと平成37年とのことであるが、制作過程を具に見ることができるので、年に一度訪れてみると進捗状況が分かり興味深いものがある。

伝承館周辺の「佐野市立吉澤記念美術館」の紹介も含めて、地方のすばらしい文化に目を向けてみてください。

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  • このフレスコ画は、出入り口西側に画かれているもので、現在進行中の作品とは別なものだ。<br />栃木県にある文星芸術大学の加藤忠一氏の作。

    このフレスコ画は、出入り口西側に画かれているもので、現在進行中の作品とは別なものだ。
    栃木県にある文星芸術大学の加藤忠一氏の作。

  • フレスコ画制作についての説明。<br /><br />なおフレスコ画は、一年中描いているわけではなく、年間春か秋の2ヶ月間ほどしか描かれていない。<br />だから、20年計画などということになっているのだ。

    フレスコ画制作についての説明。

    なおフレスコ画は、一年中描いているわけではなく、年間春か秋の2ヶ月間ほどしか描かれていない。
    だから、20年計画などということになっているのだ。

  • 2012年6月2日に訪れた時は、画はこの西側の壁面四分の一程度だった。

    2012年6月2日に訪れた時は、画はこの西側の壁面四分の一程度だった。

  • たまたま制作中の二人の若い人と出くわした。<br />制作の邪魔になるかと思ったが、質問すると意外に気さくに説明してくれた。<br /><br />彼らはいずれも東京芸術大学日本画科卒とのこと。一人は京都からわざわざこちらにやって来て、2ヶ月間ほどここの制作に関わっているという。<br />

    たまたま制作中の二人の若い人と出くわした。
    制作の邪魔になるかと思ったが、質問すると意外に気さくに説明してくれた。

    彼らはいずれも東京芸術大学日本画科卒とのこと。一人は京都からわざわざこちらにやって来て、2ヶ月間ほどここの制作に関わっているという。

  • 「フレスコ画の街佐野市葛生地区」の紹介と「フレスコ画」についての説明

    「フレスコ画の街佐野市葛生地区」の紹介と「フレスコ画」についての説明

  • よく眺めてみると、かなり細かくて、しかもユーモラスな絵が描かれており、ヨーロッパの教会などのような宗教画とはずいぶんイメージが異なる。

    よく眺めてみると、かなり細かくて、しかもユーモラスな絵が描かれており、ヨーロッパの教会などのような宗教画とはずいぶんイメージが異なる。

  • ちょっとブレていますが、和洋折衷の意匠が見てとれる。

    ちょっとブレていますが、和洋折衷の意匠が見てとれる。

  • 天女?もどきと、太鼓をたたいている不思議な生き物。

    天女?もどきと、太鼓をたたいている不思議な生き物。

  • 大根を頭に載せた象が、空中を浮遊している。<br />いったいどんな発想をすると、こういう絵になるのか!?

    大根を頭に載せた象が、空中を浮遊している。
    いったいどんな発想をすると、こういう絵になるのか!?

  • これは2013年3月26日、前回の訪問から約10ヶ月経った。<br /><br />だいぶ進んだようにも思える。

    これは2013年3月26日、前回の訪問から約10ヶ月経った。

    だいぶ進んだようにも思える。

  • 残念ながら、今回は制作者は不在だった。<br /><br />前回は、よほどツイテいたのだろう。

    残念ながら、今回は制作者は不在だった。

    前回は、よほどツイテいたのだろう。

  • 絵の上部には、12ヶ月の特徴をそれぞれ描き分けている。<br />これはどうやら「5月」らしい。<br />後の、もう少しよく写っている写真で説明します。<br /><br />この写真の右下の部分を拡大したのが次の写真である。

    絵の上部には、12ヶ月の特徴をそれぞれ描き分けている。
    これはどうやら「5月」らしい。
    後の、もう少しよく写っている写真で説明します。

    この写真の右下の部分を拡大したのが次の写真である。

  • 現代風の少女のようでありながら、彼女の腕に絡んでいる領巾は、この人物が天上界の存在であることを物語っている。<br /><br />顔の部分をよく見ると、向かって右半分は横顔、左は前を向いている。<br />笛のようなものを口にくわえ、何かを警告しているようにも見える。

    現代風の少女のようでありながら、彼女の腕に絡んでいる領巾は、この人物が天上界の存在であることを物語っている。

    顔の部分をよく見ると、向かって右半分は横顔、左は前を向いている。
    笛のようなものを口にくわえ、何かを警告しているようにも見える。

  • 傾いた塔のようなもののてっぺんから不思議な花が茎を伸ばし。。。<br /><br />美しい色調の中の混沌とした世界。

    傾いた塔のようなもののてっぺんから不思議な花が茎を伸ばし。。。

    美しい色調の中の混沌とした世界。

  • お寺の欄間を飾る装飾のような上部。<br />グレーのペガサスの顔は女性ですね。

    お寺の欄間を飾る装飾のような上部。
    グレーのペガサスの顔は女性ですね。

  • この細密な部分がけっこう好きで、前回もこの部分を紹介している(上から6枚目)<br /><br />カタクリの花。<br />その花の顔をした、体は人間である物体がチェロやクラリネットやフルートなどの楽器を演奏している。

    この細密な部分がけっこう好きで、前回もこの部分を紹介している(上から6枚目)

    カタクリの花。
    その花の顔をした、体は人間である物体がチェロやクラリネットやフルートなどの楽器を演奏している。

  • その続きにあるこの部分は、パイプオルガン?<br /><br />う〜〜ん、恐ろしく緻密で美しくて、よく見ると不気味な世界。

    その続きにあるこの部分は、パイプオルガン?

    う〜〜ん、恐ろしく緻密で美しくて、よく見ると不気味な世界。

  • かと思うと、こんな暗い建物の背後に煙が立ち、奥の方がやけに紅くて、もしや火事なのか!

    かと思うと、こんな暗い建物の背後に煙が立ち、奥の方がやけに紅くて、もしや火事なのか!

  • ラッパのような花の芯の中にさかさまの世界があり、その中心からまた茎が伸びている。<br /><br />こんな絵を描いていたら、確かに20年近くかかるかもね。

    ラッパのような花の芯の中にさかさまの世界があり、その中心からまた茎が伸びている。

    こんな絵を描いていたら、確かに20年近くかかるかもね。

  • 神社の棟飾りのようなものがあり、その下の横長の画面を見ると、お雛様があって、これは「弥生三月」を描いたようだ。

    神社の棟飾りのようなものがあり、その下の横長の画面を見ると、お雛様があって、これは「弥生三月」を描いたようだ。

  • これは殿様がお花見をしている様子なので、「卯月四月」ですね。

    これは殿様がお花見をしている様子なので、「卯月四月」ですね。

  • ここでは鯉のぼりが泳いでいるので「皐月五月」だろう。

    ここでは鯉のぼりが泳いでいるので「皐月五月」だろう。

  • 紫陽花に傘をさした人たち。<br />「水無月六月」ですね。<br /><br />この時点では、3月〜6月まで描かれていた。<br />今度行く時には、何月まで終わっているのだろう?<br /><br />とても楽しみな、遊び心に満ちたフレスコ画だった。

    紫陽花に傘をさした人たち。
    「水無月六月」ですね。

    この時点では、3月〜6月まで描かれていた。
    今度行く時には、何月まで終わっているのだろう?

    とても楽しみな、遊び心に満ちたフレスコ画だった。

  • フレスコ画の西側には川が流れていて、桜が咲き始めていた。<br />

    フレスコ画の西側には川が流れていて、桜が咲き始めていた。

  • 葛生町の交番。

    葛生町の交番。

  • 交番の屋根にもフレスコ画が。。。

    交番の屋根にもフレスコ画が。。。

  • 葛生の町並み。<br /><br />栃木県南西部に位置し、今は佐野市に合併されたが、かつては埋蔵量15億?と推定される石灰岩層が広く分布し、石灰石・ドロマイトの採掘によって栄えた。

    葛生の町並み。

    栃木県南西部に位置し、今は佐野市に合併されたが、かつては埋蔵量15億?と推定される石灰岩層が広く分布し、石灰石・ドロマイトの採掘によって栄えた。

  • ずいぶん以前にここを訪れた時は、街全体が石灰の粉で白っぽくなっていて、ほこりっぽい街という印象があったが、それは昔のことらしい。

    ずいぶん以前にここを訪れた時は、街全体が石灰の粉で白っぽくなっていて、ほこりっぽい街という印象があったが、それは昔のことらしい。

  • 渡良瀬川支流の秋山川が町を貫いて流れている。<br /><br />東武佐野線の終着駅でもある。

    渡良瀬川支流の秋山川が町を貫いて流れている。

    東武佐野線の終着駅でもある。

  • マンホールには、百合の花。

    マンホールには、百合の花。

  • 立派な門が見えてきた。<br /><br />葛生と言えば「吉澤家」。<br />吉澤石灰工業株式会社会長の邸宅である。

    立派な門が見えてきた。

    葛生と言えば「吉澤家」。
    吉澤石灰工業株式会社会長の邸宅である。

  • 広大な屋敷を囲んで塀が続く。<br /><br />以下、ウィキペディアを参考にして、吉澤家の概要を説明すると、<br /><br />18世紀末〜19世紀末頃まで、吉澤家は酒造業や植林事業を営んでいたが、吉澤慎堂(1846〜1905)が明治6年に石灰製造に乗り出し、「吉澤石灰工業株式会社」の前身とした。明治22年には初代葛生町長に就任している。<br />その息子晃南(1887〜1951)は、第二次世界大戦まで石灰事業を経営している。<br />三代吉澤兵佐(1926〜)は、現在「吉澤石灰工業株式会社会長」だ。

    広大な屋敷を囲んで塀が続く。

    以下、ウィキペディアを参考にして、吉澤家の概要を説明すると、

    18世紀末〜19世紀末頃まで、吉澤家は酒造業や植林事業を営んでいたが、吉澤慎堂(1846〜1905)が明治6年に石灰製造に乗り出し、「吉澤石灰工業株式会社」の前身とした。明治22年には初代葛生町長に就任している。
    その息子晃南(1887〜1951)は、第二次世界大戦まで石灰事業を経営している。
    三代吉澤兵佐(1926〜)は、現在「吉澤石灰工業株式会社会長」だ。

  • 先祖の時代から文人墨客と交わり、渡辺崋山との交流もあって「風竹画」を贈られた。明清の書画の蒐集もしている。<br />現会長の父晃南は狩野探幽「十牛図」・伊藤若冲「菜蟲譜」を入手した。<br />財力だけではなく、文化に対する興味関心が深かったのだろう。<br /><br />これらの美術コレクションは、平成12年(2000)3月、吉澤家から旧葛生町に寄贈された。2年後の平成14年5月、「葛生町立吉澤記念美術館」として開館、さらに2年後の平成17年2月、佐野市・田沼町との市町村合併により「佐野市立吉澤記念美術館」と名称変更したのだ。

    先祖の時代から文人墨客と交わり、渡辺崋山との交流もあって「風竹画」を贈られた。明清の書画の蒐集もしている。
    現会長の父晃南は狩野探幽「十牛図」・伊藤若冲「菜蟲譜」を入手した。
    財力だけではなく、文化に対する興味関心が深かったのだろう。

    これらの美術コレクションは、平成12年(2000)3月、吉澤家から旧葛生町に寄贈された。2年後の平成14年5月、「葛生町立吉澤記念美術館」として開館、さらに2年後の平成17年2月、佐野市・田沼町との市町村合併により「佐野市立吉澤記念美術館」と名称変更したのだ。

  • この時は、「日本画の明治」という特集が開催されていた。

    この時は、「日本画の明治」という特集が開催されていた。

  • 所蔵品の一部 川合玉堂「孟母断機」

    所蔵品の一部 川合玉堂「孟母断機」

  • 「孟子が遊学の半ばで帰省した時、その母が織りかけの織布を断って、学問も中途でやめれば、この断機と同じだと孟子を戒めた」(広辞苑より)というあの故事である。<br /><br />この母の顔が凜として美しい。<br />こんなに決然たる態度を取ったこと(誰に対しても)は、今までの人生においてなかったなぁとつくづく思ったことだった。

    「孟子が遊学の半ばで帰省した時、その母が織りかけの織布を断って、学問も中途でやめれば、この断機と同じだと孟子を戒めた」(広辞苑より)というあの故事である。

    この母の顔が凜として美しい。
    こんなに決然たる態度を取ったこと(誰に対しても)は、今までの人生においてなかったなぁとつくづく思ったことだった。

  • 小林古径「神崎の窟」<br /><br />実は見た瞬間に「もしや」と思ったが、その通りだったのには驚いた。<br /><br />これこそは、あの「出雲国風土記」にある加賀潜戸(かかのくけど)でのエピソードを描いたものである!<br /><br />風土記より<br />「加賀郷(略)佐太大神(さだのおほかみ)の生れまししところなり。御祖(みおや)、神魂命(かみむすひのみこと)の御子、支佐加比売命(きさかひめのみこと)、「闇(くら)き岩屋なるかも」と詔(の)りたまひて、金弓(かなゆみ)もちて射給ふ時に、光 加加明(かかや)きき。故、加加(かか)といふ。」<br />

    小林古径「神崎の窟」

    実は見た瞬間に「もしや」と思ったが、その通りだったのには驚いた。

    これこそは、あの「出雲国風土記」にある加賀潜戸(かかのくけど)でのエピソードを描いたものである!

    風土記より
    「加賀郷(略)佐太大神(さだのおほかみ)の生れまししところなり。御祖(みおや)、神魂命(かみむすひのみこと)の御子、支佐加比売命(きさかひめのみこと)、「闇(くら)き岩屋なるかも」と詔(の)りたまひて、金弓(かなゆみ)もちて射給ふ時に、光 加加明(かかや)きき。故、加加(かか)といふ。」

  • 日本海に突き出した加賀鼻の下には大きな海蝕洞窟が貫通しており、それは内部で三叉路を形成する荘厳な神窟である。「加賀の潜戸」の名で知られている。<br />この洞窟は支佐加比売命(キサカ姫・赤貝)が金弓で射通したものであり、その際に洞窟内で誕生したのが佐太大神だと言い伝えられているのだ。<br /><br />まさかその神話世界を、この葛生の地で目にすることになるとは思いもよらなかった。念じ続けていると、思いはどこかで繋がってくるのだろうか?<br /><br />ひとつ合点がいかなかったのは、この絵の佐太大神の表情が私の思い描くものとは少々ズレていたことだった。<br />できればもう少し、崇高さのある顔にしてほしかったのだけれど。。。<br /><br />

    日本海に突き出した加賀鼻の下には大きな海蝕洞窟が貫通しており、それは内部で三叉路を形成する荘厳な神窟である。「加賀の潜戸」の名で知られている。
    この洞窟は支佐加比売命(キサカ姫・赤貝)が金弓で射通したものであり、その際に洞窟内で誕生したのが佐太大神だと言い伝えられているのだ。

    まさかその神話世界を、この葛生の地で目にすることになるとは思いもよらなかった。念じ続けていると、思いはどこかで繋がってくるのだろうか?

    ひとつ合点がいかなかったのは、この絵の佐太大神の表情が私の思い描くものとは少々ズレていたことだった。
    できればもう少し、崇高さのある顔にしてほしかったのだけれど。。。

  • 葛生伝承館と吉澤記念美術館の間にあるのが、「葛生化石館」である。<br /><br />以下、ウィキペディアより<br /><br />常設展示は、アンモナイトなど中生代の化石、フズリナやウミユリを始めとするペルム紀の化石、日本全国の石灰石、石灰岩地帯の鍾乳洞や地面の裂け目(裂罅れっか)から出土した新生代第四紀の脊椎動物化石などである。<br /><br />ニッポンサイの全身骨格、オオツノジカ化石、関東地方初のバイソン化石、世界最小のナウマンゾウ化石なども所蔵、研究されている。

    葛生伝承館と吉澤記念美術館の間にあるのが、「葛生化石館」である。

    以下、ウィキペディアより

    常設展示は、アンモナイトなど中生代の化石、フズリナやウミユリを始めとするペルム紀の化石、日本全国の石灰石、石灰岩地帯の鍾乳洞や地面の裂け目(裂罅れっか)から出土した新生代第四紀の脊椎動物化石などである。

    ニッポンサイの全身骨格、オオツノジカ化石、関東地方初のバイソン化石、世界最小のナウマンゾウ化石なども所蔵、研究されている。

  • 化石館の庭にあった「石筍」<br /><br />とてもさり気なく置かれていたが、この大きさで11万5千年経過したものだそうだ。

    化石館の庭にあった「石筍」

    とてもさり気なく置かれていたが、この大きさで11万5千年経過したものだそうだ。

  • 石筍についての説明

    石筍についての説明

  • 庭には「さざれ石」もあった。<br /><br /><br />さざれ〜いしの〜いわおとな〜りて〜<br /><br />そこに「苔が生す」というのは、本当に気の遠くなるような年月なのだということを、下の説明でご覧になってください。<br /><br />「さざれ石」には、化学反応式があるのですねぇ〜(@_@)

    庭には「さざれ石」もあった。


    さざれ〜いしの〜いわおとな〜りて〜

    そこに「苔が生す」というのは、本当に気の遠くなるような年月なのだということを、下の説明でご覧になってください。

    「さざれ石」には、化学反応式があるのですねぇ〜(@_@)

  • 新聞記事の下の方に「さざれ石」の説明があります。

    新聞記事の下の方に「さざれ石」の説明があります。

  • 葛生伝承館のすぐ側に、かつて鉱山鉄道(ガソリンカー)として使用された機関車が展示されていた。

    葛生伝承館のすぐ側に、かつて鉱山鉄道(ガソリンカー)として使用された機関車が展示されていた。

  • その説明。<br />かなり貴重なものらしい。

    その説明。
    かなり貴重なものらしい。

  • 葛生町は山間部に佇む小さな町だが、文化的な部分が多く見られた。<br /><br />コンビニに駐車してふと隣を見ると、石灰の工場があった。<br /><br />葛生の文化と切っても切れない石灰。<br />すべてはここから始まっている。

    葛生町は山間部に佇む小さな町だが、文化的な部分が多く見られた。

    コンビニに駐車してふと隣を見ると、石灰の工場があった。

    葛生の文化と切っても切れない石灰。
    すべてはここから始まっている。

  • これは2012年6月のことだったが、10ヶ月後の2013年3月末、この場所を通りかかったところ、工場はそのままだったが、コンビニは消滅していた。<br /><br />文化が消滅しませんようにと、祈らずにはいられなかった。

    これは2012年6月のことだったが、10ヶ月後の2013年3月末、この場所を通りかかったところ、工場はそのままだったが、コンビニは消滅していた。

    文化が消滅しませんようにと、祈らずにはいられなかった。

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この旅行記へのコメント (21)

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  • pedaruさん 2014/03/31 06:57:35
    葛生町
    前日光さん お早うございます。

    葛生と聞くと大変懐かしさを覚えます。唐沢山や葛生町は子供の頃良く耳にした名前です。

    あるとき子供同士で葛生に行きました。葛生といえば葛生原人かセメントというイメージしかありませんでしたが、そのほか自然の宝庫というイメージでした。自然を愛でるなどという高尚なことではなくて、山に入れば宝がたくさんある、ということです。

    子供たちは、山の中に沢山の栗を見つけ、意気揚々と帰ってきました。今思えば、持ち主のある屋敷栗も混じっていたかも知れません。・・・

    帰ってから、仲間の家で、皆んなで茹でて、寒天を買ってきて羊羹を作ったのです。結果的には、よく出来ませんでしたが、甘いものに飢えていた子供たちにとって、夢の様な思い出ですね。

    ちなみに実家は群馬県の館林なのですが、よく唐沢山には自転車で出かけました。あの頃から自転車が好きだったんですね。・・・雀百まで踊り忘れず・・・

    葛生がそんなに文化的な街だとは知りませんでした。いつか行ってみたいと思います。できれば、鹿沼にもね・・・・

    pedaru

    前日光

    前日光さん からの返信 2014/04/01 00:04:40
    RE: 葛生町
    pedaruさん、こんばんは。
    コメント、ありがとうございます。

    葛生町が、pedaruさんにとって、懐かしさを覚えるとは意外でした!
    でも館林〜葛生間は近いですよね。
    館林の美術館に行った時に、足利市とあまりに近いので驚いた記憶があります。
    そういえば栃木市の私の元職場に、館林から通勤されていた方がいましたよ。

    子ども時代に自転車で葛生に行かれたのですね。
    確かに葛生は、自然の豊かさだけは、どこにも引けを取りませんね(苦笑)

    葛生の栗で羊羹をお作りになったのですか?
    今と違って、とても豊かなよき思い出ですね。

    > ちなみに実家は群馬県の館林なのですが、よく唐沢山には自転車で出かけました。あの頃から自転車が好きだったんですね。・・・雀百まで踊り忘れず・・・
    →pedaruさんの自転車好きは、筋金入りなんですね。
    子どもの頃自転車で県外に行くというのは、大冒険だったのでは?
    pedaruさんからは、コセコセしたものが感じられませんが、それはこの幼少期の経験があってこそだったのですねぇ〜(^-^)

    > 葛生がそんなに文化的な街だとは知りませんでした。いつか行ってみたいと思います。できれば、鹿沼にもね・・・・
    →葛生のフレスコ画には、私も感心させられました。
    「吉澤記念美術館」にも。
    セメント王が、文化的な側面にも関心を持つ方でよかったと思います。
    しばらくフレスコ画を見に行っていませんが、温かくなってきたようですから出かけてみたいと思います。
    ぜひ葛生町を再訪なさってください。
    そして鹿沼市にも、お出かけくださいませ。
    職人の町ですが、最近古民家カフェもおもしろいものができていますよ。


    前日光
  • たらよろさん 2013/08/09 11:36:30
    ぜひ完成を見せてください
    こんにちは、前日光様。

    毎日、暑いですね〜〜
    夏ばてされてませんか?
    お体ご自愛くださいね。

    ところで、地元の素晴らしいフレスコ画!
    こうして変貌していく様を眺められるって面白いですね〜
    1年のうち、たった2ヶ月しか製作できないって!!!
    天候っていうか、気候の穏やかな時しか駄目とかそういう事情があるのかしら?
    それとも、もっと違う大人の事情なのかな?

    それにしても、長い長い年月をかけて製作されるフレスコ画!
    ぜひ、完成を見てみたいものだわ〜

      たらよろ

    前日光

    前日光さん からの返信 2013/08/09 22:52:21
    RE: ぜひ完成を見せてください
    たらよろさん、こんばんは〜
    いやぁ〜、暑いですねぇ〜(T_T)
    実はこちらは、7月半ばから8月5日頃まで、けっこう涼しかったのですよ。7月1日の梅雨明けから10日間ほどは酷暑だったのですが、その後しのぎやすい日が続いたのです。もしかしたら今年の夏は…なんて思ったのですが、甘かったようです。
    今日は夜になっても暑いです。

    > ところで、地元の素晴らしいフレスコ画!
    > こうして変貌していく様を眺められるって面白いですね〜

    私も地元をちょっぴり見直しました。
    フレスコ画と石灰が関わっていたなんて、考えたこともなくて。
    しかも壮大な長期計画!
    平成37年までかかるなんて。。。
    今時、気の長い話ですよね。
    20年計画なんて、伊勢神宮の遷宮と同じ期間じゃないですか。

    > 1年のうち、たった2ヶ月しか製作できないって!!!
    > 天候っていうか、気候の穏やかな時しか駄目とかそういう事情があるのかしら?
    > それとも、もっと違う大人の事情なのかな?

    これは、天候の関係だと説明されてましたよ。
    暑すぎても寒すぎてもよくないようです。
    日本って、ちょうどいいという天候の時って、意外に少ないじゃないですか。だから余計に時間がかかるのでは?
    描き手は、京都からわざわざこちらに出向かれている方もいらっしゃるということでしたし、いずれにしても大変な事業ですよね。

    > それにしても、長い長い年月をかけて製作されるフレスコ画!
    > ぜひ、完成を見てみたいものだわ〜

    それは同感ですね!
    後12年後ですが、元気でいられたら中間報告などいたしたいと思います。

    たらよろさんも、熱中症に負けずに頑張ってね〜(^^)/



       前日光
  • こあひるさん 2013/07/29 17:43:11
    新しいフレスコ画・・・
    前日光さん、こんにちは。

    フレスコ画というと、ヨーロッパの教会の壁画のようなものをすぐ思い浮かべてしまい、あまり新しいものを意識したことはありませんでした。

    まだ先の長い計画のようですが、今、私たちがヨーロッパの教会の昔のフレスコ画をみる時に想いをはせるように、未来の人々の心に届くものとなるといいですね〜。

    こあひる

    前日光

    前日光さん からの返信 2013/07/29 23:35:12
    RE: 新しいフレスコ画・・・
    こあひるさん、こんばんは。
    ご訪問やコメント等、ありがとうございます。

    いつまで続くのか、雨がやみませんね。
    どうかそちらも、被害などが出ませんように。

    > フレスコ画というと、ヨーロッパの教会の壁画のようなものをすぐ思い浮かべてしまい、あまり新しいものを意識したことはありませんでした。

    全く同感です。
    日本には、フレスコ画はないだろうし、将来的にも描かれないのではと勝手に思い込んでいました。
    宗教画と結びついてしまうので、よけいにそう感じていたのかもしれません。

    > まだ先の長い計画のようですが、今、私たちがヨーロッパの教会の昔のフレスコ画をみる時に想いをはせるように、未来の人々の心に届くものとなるといいですね〜。

    本当ですねぇ〜
    時代を超えて受け継がれていったとしたら、未来の人はどんなリアクションをするのでしょうねぇ(~o~)


       前日光
  • bettyさん 2013/07/29 15:59:56
    初めて知りました
    前日光さん、こんにちは〜♪

    フレスコ画って・・・勉強不足ですみません<m(__)m>
    恥ずかしながら知りませんでした。

    こんな雰囲気の絵はなんとなく見たことがある気はします。
    色使いといい、内容といい、不思議な世界ですね。

    良い季節にしか画けないのでしょうね〜
    平成35年ごろに完成なのですね〜

    気が遠いような気もしますが、きっとアッという間なのかも
    しれません。

    自分の年はこのままでストップしてほしいですけど。。。

    前日光さんの旅行記は毎回勉強になります!!



    betty



    前日光

    前日光さん からの返信 2013/07/29 23:23:32
    RE: 初めて知りました
    bettyさん、こんばんは。
    今日はこちらは一日中雨で、最高気温が24℃くらいしかなくて、寒い日でした。
    これは梅雨と言ってもおかしくない感じになっていますよ。

    > フレスコ画って・・・勉強不足ですみません<m(__)m>
    > 恥ずかしながら知りませんでした。

    ヨーロッパの教会にしかないと、私も思っていましたよ(@_@)

    > こんな雰囲気の絵はなんとなく見たことがある気はします。
    > 色使いといい、内容といい、不思議な世界ですね。

    日本人が描くと、こういう世界になるのでしょうかねぇ〜
    で、そこの所が欧米人から見ると、エキゾティックでいいねぇ〜となるのかな?

    > 良い季節にしか画けないのでしょうね〜
    > 平成35年ごろに完成なのですね〜

    そうですね。え〜と、平成37年頃だったかな?
    着手してから7年目に突入したみたいですね。

    > 気が遠いような気もしますが、きっとアッという間なのかも
    > しれません。

    はいはい、よく分かります!
    そしてそのアッという間というのがコワイですねぇ〜

    > 自分の年はこのままでストップしてほしいですけど。。。

    同感です!(>_<)
    自分以外のところで時間が流れてほしいですよね。

    > 前日光さんの旅行記は毎回勉強になります!!

    恐縮です。
    本当はボツにしようかと思っていたのですが、あまり他県でもフレスコ画を描いているなんていう話は聞いていませんので、やっぱりアップしてみようと思ったんですよ。

    ご覧になっていただき、ありがとうございました。


       前日光
  • morino296さん 2013/07/27 12:09:30
    新しい発見
    前日光さん

    こんにちは。
    佐野と言えば、失礼ながら、厄除け大師とラーメン、雷くらいしか思い浮かびませんが、
    いろいろあるのですね。

    「クーペリナ・ニッポニカ」ですか、凄い発見のようですね。

    葛生伝承館のフレスコ画も、平成37年完成予定とは遠大な計画ですね。
    まだ、12年も制作が続くとは、楽しみですね。
    こうした場所を提供してもらえるのは作家たちには嬉しいことでしょうね。

    私にとっては新しい発見、ご紹介いただき有難うございました。

    morino296

    前日光

    前日光さん からの返信 2013/07/27 23:26:13
    RE: 新しい発見
    morino296さん、こんばんは。
    今日の午後は、鹿沼市は大雨と雷で大変でした。
    そちらは如何ですか?

    > 佐野と言えば、失礼ながら、厄除け大師とラーメン、雷くらいしか思い浮かびませんが、
    > いろいろあるのですね。

    もう一つ、佐野アウトレットというのがありますよ。
    私は行ったこともないし、行く予定もありませんが。

    > 「クーペリナ・ニッポニカ」ですか、凄い発見のようですね。

    葛生化石館は地味ですが、意外に地質学的にすごいものがあるようです。
    私も詳しいことになると、さっぱり分からないのですが。

    > 葛生伝承館のフレスコ画も、平成37年完成予定とは遠大な計画ですね。
    > まだ、12年も制作が続くとは、楽しみですね。

    楽しみ、というよりはそれまで生きてるだろうか?と、そちらの方が気になります(>_<)
    でも最終的にどのようなものになるのかは、見てみたいものですね。

    > こうした場所を提供してもらえるのは作家たちには嬉しいことでしょうね。

    そうですよね。
    この方たちにも、元気で頑張っていただきたいと思います。
    やはり同じ方が描いた方がいいに決まっていますからね。

    > 私にとっては新しい発見、ご紹介いただき有難うございました。

    石灰の白い粉で霞んだ町という私の葛生に対するイメージも、このフレスコ画によってだいぶプラスイメージになりました。
    また訪れまして、時々進捗状況をご報告したいと思います。


       前日光
  • momotaさん 2013/07/26 23:33:49
    気の長い話ですね
    前日光さん、こんばんは♪

    フレスコ画って壁面に直接顔料で描いているっていうくらいの
    認識しかなかったけどなるほどねぇ。
    石灰の上に描くって言うことでそんな効果がある事を遠い昔の
    誰かが気づいて描いて今に残ってるんだと思うとすごいね〜。

    やっぱり高松塚古墳の絵もフレスコ画なんですね。レプリカだけど
    古墳の中の画を前にみたことがあるよ。
    イタリアやギリシャではよく見かけましたよ。
    考えてみたら石灰の産地だっていうところに共通点がありますね。
    葛生町がフレスコ画の里と言うのも納得。

    しっかし20年計画って…
    春か秋の2カ月しか描かないっていうのんびり感はなんなんでしょ?
    描いている過程を見せるということがこの施設の狙いってことなのかな?
    前日光さんみたいにこうして経過観察してくれるファンが一人でもいる
    ってことはつくり手側も嬉しいですよね。

    独特の色合いや風合いがいいですね〜。
    新しいのに古代のロマンを感じるフレスコ画好きだなぁ♪

    前日光

    前日光さん からの返信 2013/07/27 10:56:31
    RE: 気の長い話ですね
    momoちゃん、こんにちは〜!
    お元気でしたか?
    昨日の昼、なにげにテレビをつけてみたら、「マークイズみなとみらい」でのショッピング番組っていうのかな?そんなのをやっていたので、おっと思ってじと〜っと見てしまいました。
    momoちゃんのブログでお馴染みの場所が何カ所かあって、ほうほう、知ってるぞ!なんて密かに思っていましたよ。

    > フレスコ画って壁面に直接顔料で描いているっていうくらいの
    > 認識しかなかったけどなるほどねぇ。
    > 石灰の上に描くって言うことでそんな効果がある事を遠い昔の
    > 誰かが気づいて描いて今に残ってるんだと思うとすごいね〜。

    全くだよねぇ〜
    何事に付け、「最初にそのことに気づく」人ってすごいよねぇ〜
    同じようにしていても絶対にそういう発見ができないタイプの人間なので、そういう人にものすごく尊敬の念を抱きます。
    人が考え出したことについて、その足跡を辿ったりするのは大好きなんだけどね。
    人間って、たぶん二つのタイプ、一方は発見し創り出すタイプ、もう一方は後になってそれを訪ね歩くタイプ、に分かれるような気がするなぁ。もちろん私は典型的な後者のタイプですが。

    > やっぱり高松塚古墳の絵もフレスコ画なんですね。レプリカだけど
    > イタリアやギリシャではよく見かけましたよ。
    > 考えてみたら石灰の産地だっていうところに共通点がありますね。
    > 葛生町がフレスコ画の里と言うのも納得。

    そう、石灰はグランドに白線を描くだけではないんですね。
    文化と繋がっているという所が偉大です。

    > しっかし20年計画って…
    > 春か秋の2カ月しか描かないっていうのんびり感はなんなんでしょ?

    気候と湿度に関係しているらしいですよ。
    湿度が高すぎても乾燥しすぎていてもダメらしい。
    日本は程よい湿度の時期って極端に少ないから、大変なんじゃないのかな。ヨーロッパは、湿度が程よいってよく耳にしますよね、
    だからフレスコ画には適していたので、あんなにたくさんのフレスコ画が描かれたんじゃないだろうか?

    > 描いている過程を見せるということがこの施設の狙いってことなのかな?
    > 前日光さんみたいにこうして経過観察してくれるファンが一人でもいる
    > ってことはつくり手側も嬉しいですよね。

    描いている過程を観察できるというのは、確かにすばらしいと思います。またこの描き手たちが気むずかしい芸術家タイプではなくて、気さくにいろいろ教えてくれるのでとても素晴らしいと思います。
    1年に一度は訪れてみたいと、確かに思いますよ。

    > 独特の色合いや風合いがいいですね〜。
    > 新しいのに古代のロマンを感じるフレスコ画好きだなぁ♪

    そうなんだよねぇ〜
    油絵でも水彩でもなく、もっと軽やかなのに軽薄ではない、うん!人々の心を捉える何かがあるんだろうね(*^_^*)


       前日光
  • はなかみno王子さん 2013/07/26 22:11:35
    さざれ岩
    前日光さま。。

    毎日暑いですね。
    君が世に歌われる・・・・さざれ岩。。
    おうじはつい最近までその正体を知りませんでした。

    でも、初めて知ったのは二年前に初めて訪れた筑波山。。。
    筑波神社の境内にさざれ岩。。って書いてありましたが普通の石ななおで、感動もありませんでした。

    さすれば、さざれ岩、関西には無いのか・・
    探しました。。。あるんですね、、
    滋賀・伊吹山の麓・・・

    石灰岩がたくさんある。。伊吹山!
    それなら毎年夏の高山植物の花見に登ってるやん・・・

    結局、さざれ岩って身近にある岩だったってことがわかりました。。
    君が代。。ほんとは身近な自然を唄ってるんですね。

    おうじ

    前日光

    前日光さん からの返信 2013/07/27 10:23:56
    RE: さざれ岩
    王子さま、こんにちは。
    いつもありがとうございます。

    > 毎日暑いですね。

    はいと言いたいところですが、当地は昨日辺りからやっと暑さが戻って来た感じです。
    実は7月半ば以降、毎日過ごしやすい日が続きました。
    曇り空だったり、雨が降ったりと、つまり梅雨が戻って来たという天気でした。お陰様で涼しかった(朝夕は特に)のですが、今日は太陽が出てしまいました!
    物好きにももう少しで、その暑い西の方に向かうので、暑さに慣れなくてはと思っています。(7月30日〜8月1日まで、また出雲に行きます)

    > 君が世に歌われる・・・・さざれ岩。。
    > おうじはつい最近までその正体を知りませんでした。

    さざれ石は、私、どこだったか思い出せないのですが、どこぞの住宅の側に「さざれ石」と書いてあったのを見かけたことがあり、へぇ〜、こういうものなのかと思った記憶があります。ただしそれは公的に認識されたものではないので、説明がなかったのではないかと。

    > でも、初めて知ったのは二年前に初めて訪れた筑波山。。。
    > 筑波神社の境内にさざれ岩。。って書いてありましたが普通の石ななおで、感動もありませんでした。

    筑波山ですか。
    小学生の頃行ったきりなので、全く記憶にありません。
    そう、私が見たさざれ石も、普通の石だったので覚えていないのかもしれませんね。

    > さすれば、さざれ岩、関西には無いのか・・
    > 探しました。。。あるんですね、、
    > 滋賀・伊吹山の麓・・・

    そうなんですよね!
    葛生町のさざれ石の説明にも、そのことについては説明されていましたよね。

    > 石灰岩がたくさんある。。伊吹山!
    > それなら毎年夏の高山植物の花見に登ってるやん・・・

    伊吹山に登り、高山植物を観賞する傍ら、ぜひ今度は「さざれ石」もご覧になってください。

    > 結局、さざれ岩って身近にある岩だったってことがわかりました。。
    > 君が代。。ほんとは身近な自然を唄ってるんですね。

    灯台もと暗しだったということでしょうか?
    でも化学反応式があるんですよね(@_@)
    君が代の「君」は、「君主」ではなく、あなた、君、そして煎じ詰めれば「自分」のことだったりして。。。拡大解釈して、勝手に自己流に思い込むというのも楽しいものですよね(*^_^*)


      前日光
  • ちゃみおさん 2013/07/26 17:31:08
    早速ありがとうございます♪
    前日光さん、こんにちは〜。

    早速にフレスコ画の旅行記をUPしてくださって、ありがとうございます。

    現代的でもあり、仏教画のようでもあり、着物のデザインのようでもあり、季節感もあって、とても魅力的な絵ですね。
    じっくり時間をかけて細部まで見てみたいです。
    ヨーロッパのフレスコ画を見て来ましたけど、日本のフレスコ画も引けをとらない美しさですね(*^^*)

    葛生町にこんな素敵なところがあるとは知りませんでした。
    紹介してくださって、ありがとうございます。
    今年はどうか分かりませんが、数年以内には一度訪れてみようと思います(^^)
       ちゃみお

    前日光

    前日光さん からの返信 2013/07/27 10:01:11
    RE: 早速ありがとうございます♪
    ちゃみおさん、おはようございます!

    > 早速にフレスコ画の旅行記をUPしてくださって、ありがとうございます。

    ちゃみおさんのヨーロッパ旅行記で、フレスコ画に触れた部分があって、そういえばと葛生町のことを思い出し、しかしどこにそのデータが潜ってしまったかなと、それを探すのが大変でした。
    一つは1年前の、いろんな写真を撮り溜めたものの一部に紛れ込んでいて、もう一つは「伊香保温泉」旅行の帰りに葛生町を通り、あのフレスコ画はどうなっているかなと気になり、立ち寄った時のものでした。

    ボツにしようと思っていたものの一つだったのですが、皆さんに意外な反応を示していただき、アップしてよかったと思いました。
    謙虚な葛生町のためにも、少しは宣伝効果があったかな?と(笑)

    > 現代的でもあり、仏教画のようでもあり、着物のデザインのようでもあり、季節感もあって、とても魅力的な絵ですね。

    私も、アップするに当たってじっくり見たところ、やはりおもしろい世界ですね。ヨーロッパの宗教画とは違って、日本独自のものがあります。
    確かに着物のデザインのようでもありますよね。(思いっきりシュールですけど)

    > じっくり時間をかけて細部まで見てみたいです。
    > ヨーロッパのフレスコ画を見て来ましたけど、日本のフレスコ画も引けをとらない美しさですね(*^^*)

    私もずいぶん前に、ローマでフレスコ画をこれでもかと思うくらい見てきましたが、それらとは少し趣が異なり、日本風に描くとこうなるのかという世界が繰り広げられていて、味わい深かったです。

    > 葛生町にこんな素敵なところがあるとは知りませんでした。
    > 紹介してくださって、ありがとうございます。
    > 今年はどうか分かりませんが、数年以内には一度訪れてみようと思います(^^)

    ちゃみおさんは、葛生町に行かれる可能性大ですよね。
    8月はちょっと暑いかもしれませんが、足利の鑁阿寺も国宝になるようですから、安足地域(足利・佐野方面)にも出かけられてみては如何ですか?


       前日光
  • norisaさん 2013/07/26 12:58:23
    過去の遺産ーー
    前日光さん

    こんにちは。

    フレスコ画というのは、一応の美術愛好家なので概要は知っていますが、昔のヨーロッパで流行し、その後すたれたものとばかり思っていました。

    こうして現代の画工をとりこにするだけの色合いや迫力があることに驚いています。
    鮮やかな色彩は決して軽薄過ぎず、不思議な質感を持たせていますね。

    そして、冒頭や後半にある化石のお話。
    136億年の宇宙の歴史、46億年の地球の歴史。
    それらと一桁、二桁しか違わない二億数千年前の生物の証しは(全く年代は違いますが)前記のフレスコ画とともに過去の素晴らしい遺産が我々に残されているわけですね。

    世界遺産がブームになっていますが、日本国中、いや世界中に歴史の遺産が溢れていることを自覚したものですーーー。


    norisa

    前日光

    前日光さん からの返信 2013/07/27 09:42:54
    RE: 過去の遺産ーー
    norisaさん、おはようございます!
    コメント等、ありがとうございます。

    > フレスコ画というのは、一応の美術愛好家なので概要は知っていますが、昔のヨーロッパで流行し、その後すたれたものとばかり思っていました。

    私も、現在ではもう描かれていないものと思っていました。
    それが、この鄙びた山里で、こんなにも華麗に長期的に制作されているとは。恐るべし、葛生町!ですよね。

    > こうして現代の画工をとりこにするだけの色合いや迫力があることに驚いています。
    > 鮮やかな色彩は決して軽薄過ぎず、不思議な質感を持たせていますね。

    実はここを訪れたのは、フレスコ画を見に行ったのではなく、葛生伝承館の催事とまちの駅、吉澤記念美術館を巡るということで出かけたのでした。ですからフレスコ画は副産物ともいえるものだったのですが、主客転倒となり、フレスコ画に魅せられてしまったのです。
    葛生町はこのフレスコ画について、ほとんど宣伝していません。
    ですから人は少なく、ゆっくりじっくり、画を見ることができますよ。

    > そして、冒頭や後半にある化石のお話。
    >フレスコ画とともに過去の素晴らしい遺産が我々に残されているわけですね。
    > 世界遺産がブームになっていますが、日本国中、いや世界中に歴史の遺産が溢れていることを自覚したものですーーー。

    norisaさんのそういう目の付け所が好きです。
    化石はロマンを秘めた地球の産物ですよね。
    この化石館も入館無料で、いつでも誰でも見学できます。
    けっこうな歴史的遺産を目の当たりにすることができて、化石館もすばらしいと思います。
    世界遺産だからというのではなくて、日の当たらない部分で優れたものって、身近にもっとあるのではないかと思った次第です。

    コメント、ありがとうございました。


       前日光
  • 白い華さん 2013/07/26 11:16:03
    「日本の フレスコ画」も 見事!・・・デスネ。(♪)
    お早う御座います。

    海外の 教会・・・で 見掛ける! 壁の 絵。
    フレスコ画・・・って 云うンですよね〜。

    日本では、なかなか・・・お目にかかれない フレスコ画。ですが、
    この 佐野・葛生町は、「フレスコ画の 原料!石灰の 里」って ワケ!で、 沢山の 絵!が あるんですね〜。

    交番!の フレスコ画・・・も 面白いですね〜。
    『 フレスコ画!で 町おこし 』 も また、 素敵!デス。

    それにしても、
    やっぱり、こうゆう・・・「美術 フレスコ画」は、 芸大出身・・・とか、 本格的な 人!が 作品を 描いているンですね。
    そして、その・・・出来栄え!は、 「細密画!の 極地」。
    「アジアの 宗教画」の ムード!。 洋風・・・の 現代性。 江戸時代の 寺院・・・の 漆彫刻の 細密。
    様々・・・が 入り混じった!感じ。が、 また、「現代の フレスコ画」って 思いました。

    前日光さん!は、 何度・・・か、見に行かれているンですね〜。
    今回は、 制作の 瞬間・・・に 出会えて、 いろいろな お話!が ご本人。と 出来たコト。
    とても、有意義・・・でしたね〜。
    春 & 秋・・・と、 「作成シーズン!を 選ぶ、 特殊な フレスコ画」は、ほんと、時間が 掛かってしまっても、しょうがない!
    『 素晴らしい〜! 大作の 芸術作品 』 なんですね〜。

    あの・・・、緻密性!を 見たら、
    誰も・・・が、 時間が 掛かってしまう。には、納得!する。と 思いますもの。。。

       これからも よろしくお願いします。

    前日光

    前日光さん からの返信 2013/07/26 22:36:38
    RE: 「日本の フレスコ画」も 見事!・・・デスネ。(♪)
    白い華さん、こんばんは〜
    早速お越しくださいまして、ありがとうございます。

    イタリアの教会などでよく見かける宗教画、フレスコ画=宗教画というイメージは私も持っておりました。

    ところが、日本のフレスコ画というのは、宗教というよりはファンタジーに近い世界を描いているなぁと。。。

    それも鄙びた山里に、夢のような世界が広がっていて。
    ちょっとした感動でした。
    それもこれも、この土地が石灰岩層から成っているということでして。
    そこにフレスコ画というのは、もう運命としか言いようがありません。

    > 交番!の フレスコ画・・・も 面白いですね〜。
    > 『 フレスコ画!で 町おこし 』 も また、 素敵!デス。

    交番の他にも「石灰工業〜」といった産業会館みたいなところにも、入り口にフレスコ画がありました。
    その時は、あまり写真を撮らなかったものですから、写真がないのですが、葛生にはこれからも度々フレスコ画の進捗状況を見るために訪れると思いますので、その時にでもまた。。。

    ただ絵が描ければ誰でもというものでもないようですから、ある程度知識や経験がないとこういった絵は描けないのでしょうね。
    うやはり専門家の活躍に期待するところは大きいですね。

    > そして、その・・・出来栄え!は、 「細密画!の 極地」。
    > 「アジアの 宗教画」の ムード!。 洋風・・・の 現代性。 江戸時代の 寺院・・・の 漆彫刻の 細密。
    > 様々・・・が 入り混じった!感じ。が、 また、「現代の フレスコ画」って 思いました。

    国によって、内容にかなりの違いが出て来て、それがまたおもしろいのかもしれません。
    いずれにしても、このフレスコ画というのは、遊び心を刺激するところがあって、描きようによって本当にいろんな世界が描けると思いました。

    これからも完成するまでに、何度か葛生に足を運ぶことになるかもしれませんね。生きていれば(笑)

    とても時間がかかることも実際に描いている方からお聞きして分かり、そこにまた価値が出てきますよね。
    もっとコメントしたいのですが、今雷がひどくて。
    明日また、続きを描きますね

    では〜


      前日光

    前日光

    前日光さん からの返信 2013/07/27 09:22:36
    RE: 「日本の フレスコ画」も 見事!・・・デスネ。(♪)
    白い華さん、おはようございます!
    昨夜は、すぐ近くでものすごい雷の音が鳴り響き(雷、嫌いではないのですが、さすがに危険を感じまして)、途中で尻切れトンボになってしまいました。

    > 前日光さん!は、 何度・・・か、見に行かれているンですね〜。
    > 今回は、 制作の 瞬間・・・に 出会えて、 いろいろな お話!が ご本人。と 出来たコト。

    そうなんですよ〜
    制作の現場に立ち会えたのはラッキーでした。
    彼らは、制作の合間に、希望者にフレスコ画の説明もしているようです。
    一般的にはフレスコ画というのは、遠い世界ですからね。

    > 春 & 秋・・・と、 「作成シーズン!を 選ぶ、 特殊な フレスコ画」は、ほんと、時間が 掛かってしまっても、しょうがない!
    > 『 素晴らしい〜! 大作の 芸術作品 』 なんですね〜。

    フレスコ画制作は、湿度と関係しているらしく、天気がよくなければ描けないようです。それで春・秋の晴れた空気の澄んだ時というので、年間2ヶ月間ぐらいしか制作できないようなことを言っていました。

    > あの・・・、緻密性!を 見たら、
    > 誰も・・・が、 時間が 掛かってしまう。には、納得!する。と 思いますもの。。。

    一つ一つの絵を丹念に見ていると、本当に日が暮れてしまいそうなんです。ここにはどういう意味があるのかとか、あまり拘らずに全体をサッと見て、なんとなくいいなぁでもいいのかなと思います。
    でも、時間がかかると言うことだけは分かりますよね。

    丁寧なコメント、ありがとうございました。


       前日光

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