2013/06/11 - 2013/07/03
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erifddさん
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アスタナではVK(В Контакте)というロシア版SNSで知り合った女の子と会う約束をしている。日本とフィギュアスケートが大好きらしく、是非アスタナに来て欲しいと連絡をもらっていたのだ。写真で顔はわかっているけど、ちゃんと会えるかしら。
今回の旅程
6月11日 成田→ソウル→タシケント
6月12日 タシケント→サマルカンド→ジャンボイ→サマルカンド
6月13日 サマルカンド→タシケント→ホジャント
6月14日 ホジャント
6月15日 ホジャント→イスタラフシャン→ドゥシャンベ
6月16日 ドゥシャンベ→ノラク→クリャーブ
6月17日 クリャーブ→ノラク→ドゥシャンベ
6月18日 ドゥシャンベ→ビシュケク
6月19日 ビシュケク
6月20日 ビシュケク
6月21日 ビシュケク
6月22日 ビシュケク
6月23日 ビシュケク
6月24日 ビシュケク→アルマティ
6月25日 アルマティ
6月26日 アルマティ
6月27日 アルマティ→
6月28日 →アスタナ★イマココ
6月29日 アスタナ→
6月30日 →アルマティ
7月1日 アルマティ
7月2日 アルマティ→
7月3日 →ソウル→成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
目が覚めると外は明るくなっていた。時間は5時半。到着まであと1時間半。昨日車内でフル充電したにも関わらず、iPhoneの電池は70%まで減っていた。草原で圏外ばかりだったせいで、電波を探して余計な力を使ってしまったようだ。どうせ圏外ならと機内モードにしておく。
電車は定刻どおりにアスタナ駅に到着。お世話になった同室の親子と挨拶。どうやらお母さんの実家に行くたころだったようで、おじいちゃんおばあちゃんが孫たちを出迎えに来ていた。
さて、ホームに降り立ったがそれらしき人は迎えに来ていない。早くもアルマティへの折り返しに人々が乗り込み始めている。うーん、繋がるかわからないけど電話してみるか。どうもこちらに来てから電話が上手く使いこなせないんだよな。しかし、かけてみると繋がった。どうも遅れているようで、今走ってるからー!と言われた。 -
暫く待つと、こちらに向かって小走りに近づいて来る女の子が。あ、あの子だ。手を振ると向こうも振りかえしてきた。アスタナ在住の女の子、カリナちゃんと無事合流だ。
カリナちゃんちは駅から遠いらしく、バスだと1時間かかるらしい。朝早くて便もないからタクシー使ったんだけどなかなかつかまらなくて、電話したんだけど繋がらなかったのよと言っていた。あ、ごめん、電源切ってたんだった…。こんな早朝に迎えに来てくれてありがとう。
待っていたタクシーに乗り駅に向かう。アスタナは駅周りは旧市街、川向こうに首都になってから開発した新市街が広がるそうで、彼女の家は新市街にあるそうだ。タクシーで数十分走ると写真で見たことある近未来都市が見えてきた。高層マンションが建ち並び、今も建設が進んでいる。彼女の家は私が見たかったピラミッド型の建物のすぐ隣にあるマンションの一室だった。 -
マンションは外観は近代的だが、中に入るとけっこう造りがボロい。停まるんじゃないかと心配になるようなエレベーターで3階へ。3LDKのお家だった。
リビングにいると、旦那さんのアリベクさんが挨拶に来てくれた。大泉洋の頭を薄くしたみたいななんか可愛らしい人で、これから仕事に行くのでまた夕方にと出て行った。 -
カリナちゃん、お腹大きかった。写真見て子どもが一人いるのは知っていて、旦那さんも含めて3人分のお箸をお土産に持ってきたんだけど、もう一膳必要だったか…。
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ちゃんが朝食を作ってくれている間結婚式のアルバムを見せて貰った。
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ウェディングドレスとカザフの民族衣装の2種類を着るみたいでどれもすごく美しかった。
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カリナちゃんの髪ははとても長くて、おさげが腰に届くくらいなのだが、民族衣装で長いおさげにアクセサリーを付けるのでカザフ女性は髪の長い人が多いということだ。
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朝食はバウルサックというパンで、買うこともできるけど彼女は手作り、旦那さんも娘さんもこれがお気に入りということだった。生地を練って綿棒で伸ばして、四角く切ったものをフライパンで焼く、というか揚げるといった感じ。
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外はパリパリで中はふわふわ、美味しい。けど揚げてあるので重たくてたくさんは食べられない。
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それとサラダ、お茶受けにお菓子が並ぶ。カザフ人はとにかくお茶を飲み、必ずたくさんのお菓子を出すのだそうだ。
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カリナちゃんは西へ向かう電車の終点になることが多いアクトべの出身。旦那さんとは同級生だそうで、おそらく彼の仕事に合わせてアスタナに出てきたようだ。そんな話をしているうちに娘のアヤッツゥルちゃんが起きた。1歳5ヶ月。最初は突然の訪問にびっくりして泣かれてしまったが、すぐに慣れておもちゃを嬉しそうに何度も運んでくる。可愛い。
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アヤッツゥルちゃんのお着替えも済んで、お出掛け開始。おしゃれしてベビーカーに乗るアヤッツゥルちゃん。携帯の料金支払ってくるからちょっと待っててとカリナちゃんがお店に入ってしまうとママーと泣きそうになってしまうが、すぐ戻ってくるからー!と必死であやす。
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すぐにカリナちゃんは戻ってきた。まずはすぐ近所のピラミッド建物へ。寒暖差80度のアスタナでガラスを貼り合わせた建物をいかに安全に造るか、という番組で見たことがあったのだが、中身がなんだったかはすっかり忘れていた。
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この建物がピラミッド型なのは、全ての民族、宗教がまとまりますようにというナザルバエフ大統領の願いが込められているらしい。
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中は色んな施設があるようだが、それを紹介するツアーを行っているようで参加することに。
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美人のお姉さんが説明してくれるが早口だし何言ってるかまったくわからない。こちらは小さい子がいて歩みも遅いから常に遅れ気味。
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建物は三角形だから、エレベータはナナメに上がって行くらしい。みんな変な感じと言っていたが私は鈍いのかわからなかった。
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中は大きなコンサートホールあり
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カザフに住む各民族の衣装展示あり
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最上階へと続く螺旋階段は庭園のようになっている。
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そして最上階には会議室があった。
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ピラミッドの頂点には白い鳩とカザフの国旗。すごいなこりゃ。
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アスタナはもうすぐ遷都15周年。
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これは7月6日の「アスタナの日」に新規オープンする博物館だそう。
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続いてモスクへ。
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中央アジア最大のモスクらしい。
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アヤッツゥルちゃんに興味津々に近づいてきた女の子。
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金曜日なのでムスリムの人たちがお祈りしに来ていた。
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内部では女性はスカーフ必須で、ない場合はガウンの貸出している。
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真ん中の部分は女子禁制だが、中では男の子が走り回ったりしてて荘厳な感じがしない。
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次はバスに乗ってバイテレクへ。
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意外と高さはなく遠くから見ると他の高層ビルに埋もれているんだが、真近で見るとかっこいい。
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向かい側に大統領府。
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アヤッツゥルちゃんが寝ちゃったので、ベビーカーが使えない内部への見学はお預け。
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近くのショッピングモールに入りスーパーで飲み物買って休憩。
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アヤッツゥルちゃんが起きて、再びバイテレクへ。
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ロビーには水族館が。世界で海から最も遠いところにある水族館らしい。(訂正:後で調べたらこれとは別にちゃんと水族館があるみたいです)
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エレベーターで球体の展望台に上がると、眼下に振興都市アスタナが広がる。この都市をデザインしたのは黒川紀章氏で、ピラミッド、大統領府、バイテレク、テント型の建物が一直線に配置されているそうだ。その間にある植木は上から見るとカザフの模様になるように刈り込まれている。
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更にすごいのは、この近未来的な建物のすぐ後ろはもうどこまでも続く草原なのだ。このギャップが、アスタナという首都が忽然と姿を現したのを物語っている。このとってつけたような雰囲気は街を歩いていても感じる。新市街は個性的な建物と高層ビル、おしゃれなショッピングモールが並ぶのだが人通りはアルマティより遥かに少ないし、人々もなんだかのんびり。ショッピングモールのトイレも他の中央アジアの都市とは違い無料だし作りも新しいのだが、使い方が汚いのだ。街の開発スピードに人々がついていけてない印象だった。
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大統領の手形は大人気。
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ちゃんとタッチしてきました。
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バイテレク見物を終え、カザフ料理を食べさせてくれるというレストランへ。
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ユルタの中での昼食。カザフ料理は何を食べたことがあるかと聞かれラグマンとかベシュバルマックとか…と言ったら、ラグマンはウズベキスタンだよと言われてしまった。そういえば、ベシュバルマック食べたのもウズベキスタンだな。
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カザフ料理の定番はクールダックとベシュバルマックだそうで、クールダックを注文してくれた。羊肉とじゃがいもと玉ねぎの鉄板焼きで、なかなか美味しい、が、羊はやはり苦手だなぁ…。油っこいから半分くらいしか食べられなかった。申し訳ない。
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実際のところカザフ人はどれくらいの頻度でこういうの食べるのかと聞いてみたら、やはり肉は欠かせないらしい。カリナちゃん自身はご飯と野菜だけのおかずとかでも大丈夫だが、旦那さんは毎食肉がないと物足りないと。その辺の男女差は日本と似ている。カリナちゃんは日本人は箸しか使わないと思っていたらしく、スプーンもフォークもナイフもひととおりあるし食事もパスタとかハンバーグとかも家で食べるよと言ったらちょっと驚いていた。
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次はタクシーに乗って博物館へ行ったのだが、お休み。旧市街にある別の博物館に行った。
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もと大統領府を博物館にしているらしい。
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館内は土足禁止、入口ロビー以外撮影禁止だったが大統領が今まで各国から贈られたものとか著書とかが展示されていた。黄金人間のレプリカもあった。
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次に向かうは、デニス・テン選手が先月ショーを行った会場、アラウ。ファンとしては押さえておきたい(笑)。タクシーをつかまえようとするが、遠いのかなかなか停まってもらえない。ようやく行ってくれる車が見つかって乗ると、かなり遠かった。こりゃアスタナのどんづまり、一歩先は草原のところだ。ここで仕事を終えたアリベクさんと合流。カリナちゃんはショーを見に行ったそうで、あとで写真を焼いてくれるということだ。あわよくば滑りたかったんだけど、夏季は氷ないらしい。残念。
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またバスに乗って、バイテレクの延長線上にあるテント型の謎の建物へ。
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正面から見ると気づかなかったのだが、横から見ると前の方が長く、上に伸びる棒はナナメ後ろに向かっている。
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中はショッピングモール。
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最上階にはちっちゃなディズニーランドもあった(笑)。
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アマチュアのダンスイベントが行われているようで、スーパーで買ったジュースを飲みながら上の階から見物。
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モール内でアリベクさんの友人とも合流し、少しウィンドーショッピング。結婚式用の衣装、きれい。
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バイテレクの前に寄ったモールのフードコートで夕飯。友人さんはバンバーガー、アリベクさんは目玉焼きの乗ったハンバーグ、カリナちゃんと私はマンティ。
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本格的なマンティより安っぽいやつの方が好きかもなぁ。でもやっぱり食べきれなかった。
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アルマティより北にあるアスタナは日も更に長い。もう21時、カリナちゃんも疲れたようだ。今日一日案内してくれた彼女もアヤッツゥルちゃんも真っ黒に日焼けしていた。
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家に戻りアヤッツゥルちゃんをシャワーして寝かせた後、シャワーの準備をしながらカリナちゃんに日本のものを見せて欲しいと言われ、持ってきたシャンプーとかナプキンとか(笑)見せてあげた。カリナちゃんは桜にすごく憧れがあるらしく、持ってきたシャワーゲルがたまたま桜の香りだったのでうっとりと香りを楽しんでいた。あ、これ今日使ったあとプレゼントしよ。その他シートマスクや日焼け止めをプレゼント。日焼け止め、出掛ける前にあげればよかった…。
リビングに布団を敷いてくれて、そこでゆっくりと休んだ。 -
女の子とは言えネットで知り合った人と会うのは不安だったけど、いい子でよかったな。
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