田沢湖と乳頭温泉は大雨だった

2013/07/12 - 2013/07/13

今年の恒例７月家族旅行は、乳頭温泉鶴の湯本陣の予約がとれた日に合わせて設定しました。
この一週間は東北地方、特に秋田県内陸部は梅雨前線が停滞しずっと強い雨が降り続いていました。
あげくに１２日からは大雨洪水警報やら川の氾濫警戒水域レベルが上がり米代川、雄物川、子吉川の一級河川の一部が氾濫したり土砂災害警報がでたりでした。
目に見える河川は全て水位が高く激しい濁流で、こんな日に旅行なんかして良いんだろうか・・・
まして秘湯と言われる山奥に行って大丈夫だろうか・・・
と、今回はいつでも引き返そうという気持ちで旅の出発をしました。

予定は一日目・乳頭温泉鶴の湯本陣宿泊（途中どこかで立ち寄り湯が　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　できたら良いな）
　　　二日目・龍泉洞見学と盛岡でわんこそば、盛岡泊
　　　三日目・温泉に立ち寄り湯をしながらゆっくり帰路へ
　　　　　
結局、雨や川の様子を見ながらの控えめながらも、充実したゆったりした旅になりました。
やはり一泊目の鶴の湯が「ゆっくりするしかない」雰囲気をかもしだしていたことが一番かな。
鶴の湯プラス大雨は最高のシチュエーションでした。

夜中に避難しなければならないかもしれないと内心心配していましたが、幸い無事に雨と小川の濁流の音以外は静かな夜を過ごすことができました。

エリア 田沢湖・乳頭温泉郷(秋田)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 自家用車

とにかくずっ〜〜と雨。
目に見える河川は物凄い勢いの濁流です。
何だか興味本意で写真を写すことはできませんでした。

雨の46号線を田沢湖に向けて走る途中に「道の駅協和」を発見。
駐車場がとても広いです。
・・・の割に食事処はこじんまりしてお味は・・・・

食べ物は微妙ですが、お手洗いと休憩室の棟はきれいで良かったです。

晴れていれば木々の緑がさぞかし美しく気持ち良い場所なのでしょう。

雨がひどく途中の写真は写していません。
たぶん澄んではいないであろう田沢湖を思い浮かべながら、通り道に現れた「山のはちみつや」に立ち寄りました。
イヤイヤ、すごい雨。
車からこのドアに来るまでにびしょ濡れ

日本はじめ世界の蜂蜜、ハニージャム、はちみつフルーツ酢、ローヤルゼリー、化粧品、お菓子、グッズ、充実の品揃えでした。
お土産をここで購入しました。

今、食卓に並んでいますが美味しいです。
なにしろ結構時間をかけて試食試飲をしましたから。

また濡れながら、お菓子工房に走ります。
マンゴーロールに蜂蜜をのせて食べようとする夫はどうかしてる(>_<)
マンゴーロールもシュークリームもとても美味しかったです。

ＪＡＦカード提示で飲み物サービスです。
この前鰐カムでのことがあったので、ＪＡＦ提示には敏感です。

お菓子工房から見る濁流。
こんな流れでこんな雨なのに普通に笑顔のスタッフさんはエライ。

晴れてたら記念写真を撮りたいけれど、パス。
ピザ工房もパス。

「女王蜂のカフェ」（あの赤いバス）に入っては見ました。

やっぱり・・・・・

これがこの日の田沢湖でございます。

さっさと乳頭温泉郷を目指すことにしました。

途中「アルパこまくさ」に寄りました。

ふふふ・・・・
強い雨と風です。

駐車場には一台も車がありません。

「アルパこまくさ」は自然ふれあい温泉館と銘打っています。
近々秋田駒ヶ岳にも登りたいと夫と話していたので、下見のつもりです。
そして、秋田駒ヶ岳火山防災ステーション、秋田駒ヶ岳情報センターです。

ここは興味深いです。
また今度時間をとってもっとじっくり見学したいと思います。

私たち家族以外他にお客様はいないようです。

むむむ？！

やった〜〜〜！！
貸し切り〜〜〜！！！！

なんと！
きれいなお風呂です。
想像以上です。
あっちもこっちも何度も入りました。
良いお湯ですね〜〜
こんな贅沢ありがとう〜〜〜。

露天も良い感じ。
でもな〜〜んも見えまへん。。。。。
晴れていたら田沢湖が見えるんですよね？

ふわ〜〜〜
やっぱり晴れた日にもう一度！

風も強いです。
わかりますか？お湯が風で波打っています。
屋根がガタガタッ！ガタガタッ！と。

雨風に打たれながら一人露天風呂を堪能しました。

無料休憩所もだ〜〜〜れもいません。
ごろごろ・・・・
ごろごろ・・・・・
ふふふ。

秋田駒ヶ岳、やはり一度は登りたい山の一つです。
たくさんの旅行記がありますが、憧れです。

さて、天国のような「アルパこまくさ」の温泉から今度こそ乳頭温泉へ。

ドンドン山に入ります。
雨は降り続きます。

濁流を横目に。

鶴の湯の看板で止まってくれない・・・
「とにかく行こう！」

全然雨は弱まりません。

「ここが鶴の湯・・・」な〜んてゆっくり浸ることもできませんでした。

あらゆるところでゴーゴー水が・・・

チェックイン時。
川の向こうが「あの」露天風呂があるのですね？

あまりに雨がひどい時は閉鎖になるかも・・・と聞いていましたが、
さて今日はどうでしょう。

「入れますがぬるいですよ」とのこと。

あまりにも有名なので「絶体行かないよね」と言ってたここ。
とうとう来てしまった・・・・・・

本陣５番。
どの部屋でも良かったのですが、たまたまラッキーなことに本陣。
どうせ行くなら一度は経験したいですからね。

良い感じ。

ふふふ。

早速お風呂に。
せっかくなので有名なあの露天風呂にみんなで行きます。

写真撮影禁止だそうです。
誰もいないのを確認してちょこっとごめんなさい。

息子とお風呂に入るのは・・・え？２０年以上振り？
面白いものです。

女性は中の湯から女性露天風呂を通り岩陰から入れます。
首までつかって仲間のもとに進みます。

この日は山の上から滝のように水が流れ込んでいて、ぬるかった・・・

「中の湯」良いお湯、気に入りました。

鶴の湯は女性に優しい温泉ですね。
目隠しの岩があっても混浴はちょっと・・・と躊躇するのは当たり前。
中の湯の隣と、「黒湯」の奥にも女性用露天風呂「大白の湯」があります。
黒湯から直接行けます。
この「大白の湯」の存在が鶴の湯宿泊の決め手でした。

ああ〜〜
雨だけど、楽しみだ〜〜〜〜

ここで着替えてもいいし、黒湯からもすぐ来れる。

ただし！
場所によっては新本陣の２階から丸見えなので注意して下さい。

ひろ〜〜〜い。

ここで満天の星空を見たくて予約したんだ〜(ノД`)・゜・。

しかし、良いお湯です。
ここに一番多く入りました。
１人でニヤけて笑って動き回っていました。

端の方をもの凄い勢いで温泉と雨水が流れていきます

強い雨なので入っていると上から雨下から水しぶきで顔がびしょ濡れです。
それもまた面白いです。

混浴露天風呂と違ってそんなにぬるくはなく、ちょうど良い感じ。
何度入っても貸し切りでした。

良いな〜〜〜

これだもん。

乳頭温泉「鶴の湯」

おお〜
雨の夕暮れだ〜〜〜

部屋から外を。

いよいよ食事の準備です。

おお〜〜〜
息子感動しております。

「山の芋鍋」
息子感動しております。

おお〜〜〜
夫喜んでおります。

たっぷりの山の料理、どれも美味しくいただきました。
特にこの「山の芋鍋」の味は優しくて良かった〜〜

囲炉裏の側は熱かった〜〜〜

岩魚も美味しかったです。

秘湯ビールも飲んだし、ホントにゆっくりゆっくりした一夜でした。

内湯は夫が入ったようですが、私はもっぱら「中の湯」「黒湯」「大白の湯」を巡りました。（この日は「白湯」がとても熱かった）

宿泊してこその「乳頭温泉」なのですね。