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2013年7月 ロシア・サハリン鉄道の旅6~7日目(全7日間)

旅行時期 2013/07/03 - 2013/07/09 (2013/07/15投稿

 ロシア連邦サハリン州。かつてはサハリン島の南半分を日本が統治しており、日本によって鉄道が敷設された。戦後60年以上経った現在でも、ロシア式に変更された部分もあるが日本の在来線規格である軌間1067㎜のまま運行されている。<br />しかし現在、ロシア本土から乗り入れる貨車をそのままサハリン島内で走行させられるように、大陸側の規格である軌間1520㎜への改軌工事が進められている。そのため日本統治時代の面影を残す鉄道を見るには最後のチャンスと思い、サハリン島内の鉄道旅行を計画した。<br /><br /> 日本時代の地名がある箇所は「ユジノサハリンスク(豊原)」のように表記している。本文中では南樺太やサハリン島全体をロシア領であるかのように記述しているが、これは文章を簡略化するためであり管理人の政治的思想を示すものではない。<br />ほぼ鉄道旅行に絞って紹介する旅行記であり、鉄道とは関係の無い観光等は意図的に省いている。グルメや観光地、ショッピングなどの情報をお探しの方は他所様のページをご覧頂きたい。<br /><br />【大まかな行程】<br />1日目・・・自宅→南稚内駅(ホテル泊)<br />2日目・・・ホテル→稚内港フェリーターミナル→コルサコフ(大泊)港→ユジノサハリンスク(豊原)(ホテル泊)<br />3日目・・・ユジノサハリンスク市内観光→急行1列車でノグリキへ(車中泊)<br />4日目・・・(ユジノサハリンスクより)→ノグリキ→急行2列車でユジノサハリンスクへ(車中泊)<br />5日目・・・(ノグリキより)→ユジノサハリンスク→ノボデレーベンスカヤ(奥鈴谷)→ユジノサハリンスク(ホテル泊)<br />6日目・・・ユジノサハリンスク→コルサコフ→ユジノサハリンスク→ブイコフ(内淵)→ユジノサハリンスク(ホテル泊)<br />7日目・・・ユジノサハリンスク→コルサコフ港→稚内港→稚内駅→自宅

 ロシア連邦サハリン州。かつてはサハリン島の南半分を日本が統治しており、日本によって鉄道が敷設された。戦後60年以上経った現在でも、ロシア式に変更された部分もあるが日本の在来線規格である軌間1067㎜のまま運行されている。
しかし現在、ロシア本土から乗り入れる貨車をそのままサハリン島内で走行させられるように、大陸側の規格である軌間1520㎜への改軌工事が進められている。そのため日本統治時代の面影を残す鉄道を見るには最後のチャンスと思い、サハリン島内の鉄道旅行を計画した。

 日本時代の地名がある箇所は「ユジノサハリンスク(豊原)」のように表記している。本文中では南樺太やサハリン島全体をロシア領であるかのように記述しているが、これは文章を簡略化するためであり管理人の政治的思想を示すものではない。
ほぼ鉄道旅行に絞って紹介する旅行記であり、鉄道とは関係の無い観光等は意図的に省いている。グルメや観光地、ショッピングなどの情報をお探しの方は他所様のページをご覧頂きたい。

【大まかな行程】
1日目・・・自宅→南稚内駅(ホテル泊)
2日目・・・ホテル→稚内港フェリーターミナル→コルサコフ(大泊)港→ユジノサハリンスク(豊原)(ホテル泊)
3日目・・・ユジノサハリンスク市内観光→急行1列車でノグリキへ(車中泊)
4日目・・・(ユジノサハリンスクより)→ノグリキ→急行2列車でユジノサハリンスクへ(車中泊)
5日目・・・(ノグリキより)→ユジノサハリンスク→ノボデレーベンスカヤ(奥鈴谷)→ユジノサハリンスク(ホテル泊)
6日目・・・ユジノサハリンスク→コルサコフ→ユジノサハリンスク→ブイコフ(内淵)→ユジノサハリンスク(ホテル泊)
7日目・・・ユジノサハリンスク→コルサコフ港→稚内港→稚内駅→自宅

写真 21枚

テーマ:
鉄道・バス等
交通手段 : 
  • 現地移動 :  鉄道 / 高速・路線バス / 徒歩
エリア:
ロシア > ユージノサハリンスク
エリアの満足度:
4.5
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    ◆6日目
    【バスでコルサコフへ】
     この日はバスでコルサコフ(大泊)へ行ってみる。初日のサハリン上陸時に来た街だが、送迎車でまっすぐユジノサハリンスク(豊原)へ向かったため市内の散策はしていなかった。
    ユジノサハリンスクから鉄道があるが、現在旅客列車は運行されていない。2010年頃に旅客列車の運行が再開されД2(D2)形気動車が走っていたようだが、私が訪れた際には再び休止されたらしくユジノサハリンスク駅に時刻は掲示されていなかった。

    ユジノサハリンスク駅前のバスターミナルから115番系統のバスに乗車する。このバスは昼間は30分おきに運行され予約不要である。しかし満員になると乗れない場合もあるので早めに乗り場へ行った方が良いだろう。運賃は120ルーブル(以下р)だった。ガイドブックには80рと書かれているが値上がりしたようだ。ユジノサハリンスクはここ数年、バス代に限らず物価の上昇が激しいようだ。

     ユジノサハリンスク10時発のバスに乗る。バスとはいってもジャンボタクシーのような車で、15人も乗れば座席は埋まってしまう。運賃の120рは運転士に渡す。
    バスは座席が満員で定刻に出発する。途中のバス停にも寄るが、満員と見るや乗車を諦める人も多いが、立ってでも構わないと乗ってくる人もいる。そんな中でとあるバス停で太鼓腹のオバチャンが乗って来た。客室に空席が無いと見るや助手席に乗ろうとする。先頭の座席は3つあり、運転士1人と助手席にオッサンが1人乗っている(つまり1席空いている)。オバチャンが助手席のドアを開けると、オッサンは「後ろで立ってろよ」みたいなことを言う。するとオバチャンはものすごい剣幕で「空いてるんだから座らせなさいよ!」みたいなことを言い、無理矢理体を押しつけて乗ろうとする。オッサンも根負けしたのか席を譲っていた。日本でもロシアでも女は強し、である。

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    途中のバス停でポツポツと乗客が入れ替わり、コルサコフまで通しで乗ったのは10人程だった。コルサコフではてっきり街外れのバスターミナルが終点だと思っていたが、そこを過ぎてもどんどん進んでいく。どこまで行くのかと乗り続けていたが、コルサコフ港客船ターミナル付近で残っていた乗客は皆降りるようである。ここが終点かは分からないが私も降りることにした。
    降ろされた場所の近くには市場があるだけで他に何もない場所だった。

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    バスを降りてからは徒歩で街を散策する。日本統治時代は拓銀大泊支店だった建物。現在は銀行ではないため内部の見学は出来ない。

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    さらにユジノサハリンスク側へ歩くと、道路沿いに線路が見えてきた。ここはコルサコフ港~コルサコフ間である。複線であるが、向かって左側は全く使ってる様子が無い。右側も草が生え放題だが、レールが細く光っていた。時々貨物列車が入線していると思われる。

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    コルサコフ駅の構内に入ると、広大なヤードが広がり貨車が留置されていた。背後に海上コンテナが積まれ貨物船が発着しているようだ。機関車の姿は無かったが駅構内ではトラックから貨車に荷物を積み込んでおり、貨物列車は定期的に走っているようだ。港にはコンテナを積んだトラックがひっきりなしに出入りしている。

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    コルサコフ駅舎。旅客列車は走っていないが職員詰所として使われているのだろうか。

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    コルサコフ駅よりさらにユジノサハリンスク側の線路。1520㎜への改軌工事が進められているが、広軌側のレールは外されてしまっている。このすぐ近くでも、橋梁前後ではまだ改軌工事が行われていない箇所もあった。着々と改軌が進められていると聞いたが、実用化はまだまだ先だと思われる。

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    その後は街外れのバスターミナルまで歩き、ユジノサハリンスクへ戻ることにする。ソ連製らしい小型の古いバスは30人近く乗車してぎゅうぎゅう詰めだ。定刻なのか不明だが12:20頃発車した。乗客が多く重いのか、ちょっとの上り坂でも速度が落ちてしまい2速まで落とさないと坂を登らない。コルサコフ近郊でどんどん下車し、ユジノサハリンスクまで通しで乗車したのは5人程だった。
    バスは非冷房で、開放出来る窓は少ない。シートは潰れたスポンジが入っており乗り心地は最悪。ところどころ壁に穴が開いており風が入ってくる。ノグリキで見たオハ行きのバスも同じタイプだったが、こんなバスに5時間半も乗車しなくてはならないと思うとゾッとする。

    乗車して1時間ほど経つとユジノサハリンスク市内に入り、駅前のバスターミナルで下車した。

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     駅前にあったクヴァスの屋台。クヴァスとはライ麦と麦芽を発酵させた飲み物でわずかな炭酸と微量のアルコール分がある甘酸っぱい飲み物だ。その味は甘いビールのようであり気の抜けたコーラのようでもある。暑い日だったので屋台の前は常に行列が出来ていた。
    ネット上で画像を見たことのあったタンクローリーからクヴァスを販売する様子は見られなかった。このような屋台タイプのみだったが、数自体はあまり多くない。

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    【ブイコフへの鉄道に乗る】
     サハリンで最後の乗り鉄は、支線であるブイコフ(内淵)往復である。この列車でブイコフを往復するとユジノサハリンスク到着は22時半になってしまうため当初は予定していなかったが、ホテルは駅のすぐ横であることと駅前の治安を見て、危険は無いだろうと思い乗車することにした。
    車両はД2形3両編成。18:17の定刻に発車する。ソコル(大谷)まではノグリキまで至る東幹線を走るため乗り心地は良く、加速が鈍いながら80km/hぐらいで走行する。18:57にスタロルースコエ(深雪)発車。

    19:05にソコルに到着する。ここからブイコフへ向かう支線が分岐する。6分程停車していたが、特に他の列車と接続することも無く発車する。
    東幹線から分岐すると、とたんに線路がガタガタになる。途中に15КМという乗降所に停まるが、周囲にはいくつかの集合住宅がありそこそこ人が住んでいるようだ。ウグレザヴォーツク(東内淵)に近づくと、駅構内に本線からスイッチバックして進入する専用線が残っていた。何かの工場の専用線だったようだが、レールは錆ついており使われている様子は無い。
    (画像はソコル駅)

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    イチオシ

    19:59の定刻にブイコフへ到着する。ブイコフ駅には日本時代からのものと思われる高床式のホームが残っていた。右に駅舎のような建物があるが、入口がどこにも無く何に使っている建物か不明である。ブイコフには待合室が無い。

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    駅前の様子。廃墟になった工場や集合住宅が放置されている。列車からは30人程が下車したが、山の上の方へ歩いて行った。高台に住宅地があるのだろうか。すでに夜8時であるが駅前の唯一の商店が開いており、そこでパンとアイスを購入する。夕食抜きを覚悟していたが助かった。

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    ブイコフ駅ホームのすぐ先で線路は行き止まりになる。駅構内はかつて貨物ヤードが広がっていたようだが、今は荒れ地になっている。それにしても駅前や鉄道沿線に廃墟ばかり並ぶ寂しい所である。ソ連が崩壊した現在であっても、なぜこんな不便な所に住み、1日1.5往復しかない列車で通勤するのだろうか・・・?先祖代々の土地がある訳でもないだろうし、この沿線が貧困層ばかりという訳でも無い。どんな事情があるのか想像出来ない。

     折り返し列車は、定刻にブイコフを発車する。回送同然かと思っていたが(ブイコフからこの列車に乗ると、帰りの列車は翌日19時まで無い)、意外にも10人ほどが乗っていた。
    21:05にポクロフカ到着。ここで室内灯が点く。21:21にソコル到着するが、駅へ進入中にノグリキ行き急行1列車とすれ違う。この列車からの接続は全く考えていないようだ。21:38にノヴォアレクサンドロフカ(小沼)到着。駅舎側の1番線のみ日本のような高床式ホームが残っていた。

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     すっかり暗くなった22:17、定刻にユジノサハリンスクへ到着した。駅舎から遠い3番ホームに着いたため、地下道を通り駅前に出る必要がある。この列車がユジノサハリンスクに発着する最終列車のため、すでに駅舎は施錠され照明が落とされていた。日本であれば旅客サービスのため駅舎側の1番ホームへ到着させるだろうが(この時1番線には何も停まっていなかった)、防犯上の理由なのかとにかく鉄道側の都合で乗客に不便を強いる様子はソ連時代の慣習が抜けきっていないのかなと思った。

    駅前はタクシーや迎えの車が停まっているが、歩道でたむろして酒を飲んだり、娯楽が少ないゆえか車やバイクで爆音を出して走り回る人もいる。今回は駅のすぐ横のホテルへ行くだけであるが、夜の街歩きはやはり避けた方がいいだろう。

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    ◆7日目
    【さようなら、サハリン】
     サハリン旅行も最終日である。コルサコフ出航が10:30のため、7:30にガイドとドライバーがホテルへ迎えに来る。8:15頃コルサコフフェリーターミナルへ着いたが、乗船予定の乗客はまだほとんど来ていない。日本語ガイドは出国審査が始まるまで居てくれるという。
    8:50頃出国審査が始まった。特に問題は無かったが荷物のX線検査で引っ掛かった。「これは何だ?」と聞かれX線検査の画面を見ると輪のような物が写っている。何か思い出せなかったため荷物を開けると、ガムテープであり(スリ防止のためバッグのファスナーに貼ったり、紐代わりにしたりと色々用途がある)、それが分かるとすぐ放免となった。バッグの中には買い溜めた煙草(持ち出し限度内だが)もあったが何も聞かれなかった。

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    出国審査が済んだ人がある程度集まると、宗谷バスの中古車に乗せられ船まで連れて行かれる。車内には「宗谷バス」のプレートがそのまま、「車内での喫煙は『なるべく』ご遠慮ください」の注意書きにも時代を感じる。

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    バスの車内より。線路も併用している桟橋を通り、左側に写るアインス宗谷に向かう。

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    桟橋近くには、輸出入用と思われる大量の鉄くずや自動車が置かれている。自動車が半分に切られたものがたくさん置いてあるが、部品を取るのだろうか。まさかニコイチにして売り飛ばす訳では・・・?

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     定刻より5分早い10:25にコルサコフを出航した。次第に離れてゆくサハリンに思いを馳せながら今回の旅を振り返る。

    サハリンは「昔の北海道のようだ」と言われることがある。さらに最近では「日本から一番近いヨーロッパ」などと煽る旅行関係の紹介も目にする。実際足を踏み入れてみて、ユジノサハリンスク辺りはロシア調の建物が並ぶ街並みだが、それでも日本時代から残り続ける建物も多い。ノグリキあたりの田舎ではメインストリートこそきれいに整備されているものの一本通りを外れると、未舗装の砂だらけの道で道路脇は草ボウボウ、木造で崩れそうな古い家が並ぶなど昭和30年代の北海道のような風景が未だに残っている。そんな日本とロシアが融合したかのような不思議な風景は、おそらくヨーロッパやロシア本土などとも異なるものであろう。

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     この日は波がほとんど無く、10分程の遅れで稚内港フェリーターミナルへ到着した。港付近に並ぶ日本語の看板が日本へ帰って来た事を実感させる。この後3時間の待ち合わせで特急に乗り、地元の駅へと帰るだけである。

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     旅行記の締めくくりとして、私が今回旅行した中で今後サハリンを旅行する方の参考になりそうなことを書いておきたい。なお鉄道に関するコアな話は別項で紹介する予定である。
    ※私が体験した内容で合って、これが所定の(公式の)対応であったのかは分からない。また日本と違い、コロコロ規則が変わったり担当者によって対応が違うこともあるので、出かける際は最新の情報を確認して頂きたい。

    ●コルサコフのイミグレーション
     「厳しい」と聞いていたが全くそんなことはなかった。税関申告書を出さずとも何も言われず、荷物を開けてチェックする事も無し。滞在目的やその他について特段聞かれることも無かった。手荷物チェックの所には日本語を話せる方が1人常駐していた。

    ●駅での写真撮影
     現在は鉄道の撮影については問題無い事になっているが、他サイトでは警官や車掌に注意されたという記述がある。今回の旅行では、警官が自分から遠い所に居る隙や車掌がよそ見している間に撮影したりしたため、注意を受けることは無かった。列車の運転士や駅員には注意されなかった。たまたまだったのか、ソ連時代の慣習が抜けたのかは分からない。

    ●サハリンと英語
     サハリンには観光客が少なく、商店や駅でもロシア語以外全く通じなかったり、こちらが英語で話しかけても全く理解出来ない(理解出来ても英語で対応しようとしない人もいた)ことも多い。しかし現在は小学校から英語の授業があるようで、現在20歳以下の人になら片言であるが通じると思われる。しかしそれ以上の人になら全く通じないと思った方が良い。

    ●サービス精神
     国自体は民主化されたが、未だにソ連時代のようなサービス精神の無さが感じられる。しかし邪険にされるようなことは無く「『いらっしゃい』を言わない」「買いたければ勝手にどうぞ」といった感じであり、気にしなければいいだけである。逆に言えば客引きや押し売りといったことはほとんど無い。
    ロシア人は「無愛想」な人もいるが、面倒見の良い人も多く、こちらが分からないでいるとわざわざその場所へ連れて行ってくれたりといった場面もあった。サービスに関しても、個々の人柄による違いが大きいと思われる。

    ●治安
     夜に暗くなってからは出歩いていないため、昼間の状況のみ記載する。サハリンはユジノサハリンスク含めのんびりとした街という印象が強く、治安は良好である。しかし人口が少ないゆえに人気が全く無い場所を歩く機会も多くなると思うが、そんな中で悪意を持った人と遭遇する場面も考えられる。そんな場所では治安以前に、怪我や転落したとしてもしばらく発見されないこともあり得る。海外では「自分の身は自分で守る」の大原則を肝に銘じて行動したい。

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