民俗の歴史と伝説、椎葉村

2013/07/13 - 2013/07/13

人吉ICから219号、388号、265号線のルートで目的地椎葉村を目指したが388号線の途中から道幅が狭くなり265号線はかなり道幅が狭く登り坂できついコースでした。他に松橋ICから五ヶ瀬町を通り265号線のルートコース、こちらは道幅も広くては平たんな道路で走りやすい。ここは九州中央部に位置する椎葉村。周りを囲む深い緑に包まれた山々、初めて訪れる人にとって神々しさを覚えるほどで、今の日本社会において、とうに忘れ去られてしまったような精神風土が今でも残っている。
この奥深い地に寿永四年(1185)壇ノ浦の戦いに敗れた平家一門は追ってを逃れて椎葉の地へ落ち延びた。この地で村人たちの助けを得ながら穏やかな暮らしを送るようになった。源頼朝の命を受けた那須大八郎は討伐にやってくるが落人らの貧しい暮らしぶりを目の当たりに追討を断念し鎌倉には討伐したと報告して自らもこの地で暮らすようになった。
このような歴史を物語るように神が宿る伝説が今でも引き継がれ毎月いろんな行事が行われている。

エリア 椎葉・門川・美郷(宮崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

椎葉村に入ります

日本民俗学の創始者　柳田國男　ゆかりの地中瀬邸入り口

旧海軍　軍艦「伊勢｣の艦長　中瀬泝(のぼる)の碑

椎葉村史跡中瀬邸(日本民俗発祥の地として残されている)
明治時代の村長中瀬淳(すなお)氏の中瀬邸である。
明治41年7月当時の農商務省の法制局参事官　柳田國男が
訪問して1週間滞在した。このことがきっかけで日本民俗学がスタートした。(日本民俗学創始者)

中瀬淳(すなお)氏の長男　中瀬泝(のぼる)氏は旧海軍　軍艦「伊勢｣の艦長であった。上は泝氏の写真と現在の「いせ」の写真
下は旧海軍「伊勢｣のプラモデルである。

中瀬泝氏が自筆で書いた文章

中瀬泝氏の葬式の写真　旗は昔の旧海軍の日本国旗

昭和30年に完成した日本で初めての大規模のアーチ式ダム

反対側からのダムの撮影

高さ111m.長さ341mのアーチ式ダム

周辺のイラストマップの案内図

ひむか神話街道のみどころの案内図

椎葉民俗芸能博物館入り口
椎葉村の民俗文化を守り、後世に伝えて行くことを目的としている。地上4階、地下1階の館内に椎葉村に受け継がれてきた
儀礼、習慣、平家落人伝説などを写真や民具、祭礼具などを展示

椎葉民俗芸能博物館 美術館・博物館

椎葉村のイベント

平家伝説

平家落人伝説

平家落人伝説由来の地　

椎葉村の動物たち

手鏡

正月の飾り

正月の飾り

春祭りの的射

的射に使う弓と矢、賞品

農作業の道具

農作業の道具

秋の祭りの道具

秋の祭り臼太鼓踊り

狩りをするときの道具

中瀬淳氏が書いた自筆の文章

元横綱貴乃花が訪れた時に植えられた。

毎年元横綱貴乃花が九州場所前に弟子を連れて訪れ、ここで稽古をして本番に備えているそうです。

椎葉厳島神社
安芸の宮島厳島神社の御霊を分祀
椎葉厳島神社として建立したと言われている。

椎葉厳島神社 寺・神社・教会

国指定重要文化財　鶴富屋敷(那須家住宅)
築300年といわれる椎葉村を代表する建築物、全面に縁側が横に長く配置された寝殿造りで「並列型民家｣と呼ばれている。

石碑

鶴富屋敷の平面図

こざの間(21畳)　
神仏を祭る神聖な場所　昔女子は不浄なものと考えられ立ち入りできなかった

でいの間(24.5畳)
一番広い部屋で客間として用いられ冠婚葬祭など行事も行われた。鶴富屋敷平面図に(なげし)とあるとあるが、これより上座を(おはら)下座を(したはら)と呼び元は各部屋に配置されていた。
身分の上下を区別するために設けられた。

うちねの間(17.5畳)
茶の間

でいの間とうちねの間の間につぼねの間(14畳)があるのですが暗くて撮影せず
つぼねの間
夫婦部屋でお産の部屋ともなっていた

どじ(土間のこと)
雑穀をつく唐臼と大小の石造りのかまどがある。

土間の置き台

国指定重要文化財　那須家の住宅看板
那須大八郎は平家の姫「鶴富｣と結婚するが都に帰れと。
姫を置き村を去る大八郎は、男の子だったら我が故郷下野の国へ、女の子だったら遣わすに及ばずと言い残して椎葉を去った
女の子を生み鶴富姫はその娘に婿をとり「那須｣の姓を名乗らせた

鶴富姫の墓の説明

那須家の墓地の中にひっそりと立っている
方形の石を重ね上部に宝珠を置いた高さ1mの多宝塔である

よこい処　しいばや
昼食のため立ち寄ったそば屋さん　毎朝打つというそば、粘りとコシがあり旨い
ゆずの皮を使ったゆずコショウを加えて食べればいっそう風味ゆたか！

椎葉村の特産品を販売している店

生産者の　椎茸

生産者のトマト、キュウリ、タマネギ等の品々

小高い所から椎葉村を撮影

小高い所から椎葉村の建物　学校、役場等を撮影

小高い所からの建物等を撮影

八村杉の説明

八村杉 自然・景勝地

元久年間に椎葉を訪れた那須大八郎が植えたとされる十根の杉、十根川神社が八村大明神と呼ばれて
この名前がついた。　「国指定天然記念物｣

十根川神社 寺・神社・教会

幹回り19m(国内4番目)、幹高54.4m(国内2番目)、目通り幹回り13.3m

十根川重要伝統建造物群保存地区
椎葉特有の建築様式の民家や石垣

山林の豊かな緑が美しい景観

この旅行記へのコメント （3）

• かものはしさん 2013/09/18 12:39:47

  なにィ〜〜〜ィ女性出入り禁止ｗｗｗ

  こんにちは〜あーちゃんさん
  
  昔はね。どうしようもない。
  みんな女性から生まれてるのに！ねｗ
  命がけで生んでるのに！ねｴ〜
  今は幸せです。男女平等ですから。
  
  お礼が遅くなりました。いつも旅行記を読んで頂き感謝しています。
  ショウもないものをお見せするかもしれませんが、またおいでくださると幸せます。

  あーちゃんさん からの返信 2013/09/18 20:34:51

  RE: なにィ〜〜〜ィ女性出入り禁止ｗｗｗ

  かものはしさん　こんばんは　
  いつも訪問、投票ありがとうございます。
  投稿するものがなくて訪問者に申し訳ないと思っています。
  いろんな所に行きたいけど………！
  最近は朝方は寒さを感じるようになりました。そちらはいかがでしょうか？
  これから紅葉の時期になるのでどこかに行こうかと計画しています。
  
  
  　　　　　　　　　　また訪問させてもらいますね！
  　　

  かものはしさん からの返信 2013/09/18 21:30:52

  こんばんは〜

  あーちゃんさん、お返事ありがとうございました。
  
  > 最近は朝方は寒さを感じるようになりました。そちらはいかがでしょうか？
  
  こちら山口県の瀬戸内ですが、朝方寒うございます。しかも、昼間はｶﾝｶﾝ照り、温度差についていけません。
  しかも、イネ刈りが始まりました。空気中を漂うワラのホコリは、いけません。喉が痛くなります。
  
  > これから紅葉の時期になるのでどこかに行こうかと計画しています。
  
  いいですね〜
  アタクシも佐賀に連れて行ってくれると、連れ合いが申しておりました。
  しか〜し、今だにホテルの予約を申し付けられませんｗまあ、諦めがが肝心ですからｗ期待はしておりませんが・・・
  
  では、旅行記楽しみにまってまァ〜す(^_-)-☆