初夏の初・南スペイン+スイス16日間・4日目（2）再びセビーリャの街。

2013/06/14 - 2013/06/29

スペインに行ったら見てみたかったグラナダのアルハンブラ宮殿、コルドバのメスキータ、セビーリャのアルカサル。

今まで自分にとって自然の美しさは絶対的な美しさで、人が作ったものはそれを超えることはない、と思っていたけど、ムーア人が作った今回見たもの達はそんな自分の価値観を変えてしまうほど美しかった。

本で読んだり、人から聞いたりしていいなぁ、と思っても自分が行きたいとは全く思わなかったインドやモロッコにも少し興味がでてきました。
これは自分にとっては衝撃的なことで、ホントにスペイン行ってよかった！！と今、思います。

エリア セビリア(スペイン)

• 同行者: カップル・夫婦
• 旅行の手配内容: 個別手配

6/16(月）セビーリャ晴れ

セビーリャの宿泊はHospes Las Del Rey Da Baeza
ツイン・ダブル1泊朝食付き一部屋167.45EUR（税・サ込）

・Wi-Fi無料
・ウェルカムドリンク付

このアンダルシアらしい白×黄の外観と

小さなパティオと、

お部屋のトーンが大好きな水色だったのでココに泊まりたいと思いました。

はじめのツインのお部屋。
エアコン故障により、

ダブル部屋にお引越し。少し狭くなりました。TVがSONY。

窓から。

リビングルーム。

たくさん本があったお部屋。

こちらも共有スペース。

そしてここにも小さなパティオ。
もともと興味があったけど、スペインに来てからすっかり虜になりました。

スペインってパティオを中心に建物を設計しているのでしょうか？
それとも空間を利用してパティオにしているのかとても気になります！

朝食。
昨日のパラドールに比べると、種類が少くコールドミールのみ。

朝食ルームにもパティオ。
パティオがある家、いいなぁ〜(^^)！

旧市街の住宅街にあり、街の中心まで徒歩10分強。
少し不便でしたが、居心地のいい小さな可愛いホテルでした。

スタッフも基本みんないい人です。昨日の夜勤の人もずっと笑顔だったので憎めないキャラでした。ホントに暑かったのでこっちは死活問題でしたが。。引越しできたので結果◎。

旧市街

コルドバから戻ってきて、ホテルからアルカサル(王宮）に向かいました。
昨日とは違った道を歩いてみました。

教会。

それにしてもセビーリャは暑いっ(・・;。

エンカルナシオン広場のメトロポールパラソル
世界最大級の木造建築物とのこと。

ホテルのお兄さんに見てくるようにオススメされました。

余談ですが、奈良の東大寺はずいぶん長い間、世界最大級NO１の木造建築の座に君臨していたそうです。

コルドバ住民が世界最多人口だった頃、日本の平安京は世界第5位。
アジアの小さな島国なのに、日本ってスゴイ！！！と世界を旅して気づくことがたくさんあります。

建物に絵が描かれてて面白い。

細い道がたくさんあります。
歩くのが楽しいっ(^^♪〜〜。

ヒラルダの塔が見えてきた！

世界遺産：アルカサル（王宮）到着！
17:30頃では待ち時間ゼロでした。

レコンキスタ終了後、街からイスラム教徒を追放したあとに、イスラム文化に陶酔していたキリスト教の王ペドロ１世がムーア人の建築家を呼び寄せて建てた宮殿。

入り口：正面のファサード。

こんなアンダルシアっぽい建物もありました。

アラベスク模様の壁。

アルカサルは、コロンブスがイサベル女王に謁見した宮殿でもあるそうです。

天井。

中庭

謁見の間
ピンクのお部屋がありました。

天井。

このあたりからペドロ１世宮殿。

キリスト教の王様の為に宮殿を建ててる間も、ムーア人たちは壁にコーランの詩句を描き続けたそうです。

色んな人の色んな思いが錯綜しているのです。

カラフルなアラベスク模様。

細い通路を通ったら、

こんな細い通路でさえ手抜き感は全くない。

人形の中庭。

イスラム教とキリスト教の建築様式が融合してできたスペイン独特の建築スタイルをムデハル様式というらしい。

そしてこのペドロ１世宮殿はムデハル様式の美が頂点に達した宮殿だそうです。
納得。

アラベスク模様の装飾、木の彫刻のドア、タイル！
好きなものがいっぱいです。

至るところにアラベスク模様。

天井！

乙女の中庭。
ここはアルハンブラ宮殿のアラヤーネスの中庭に似た感じ。

逆から。

大使の間

この部屋のアラベスク模様や装飾は圧巻でした。
あー、もうなんて綺麗なんだろうっっ。。

あまりの美しさに少し涙ぐむ。

あまりの美しさにしばらく佇む。

ここ数日で生まれてはじめて見る繊細なアラベスク模様や宇宙を感じるような天井に円柱の森・・心を打たれる美しいものをたくさん見てきてもう頭がいっぱいいっぱい、胸がいっぱいでした。

一面、黄金。

色鮮やかで素晴らしい・・

金の装飾がされた柱。

カール5世の格子天井の間。

この部屋でカール5世はポルトガルの王女と結婚式（婚約式？）をあげたそうです。

天井

アーチ。

この装飾はアルハンブラ宮殿よりか色鮮やかな気がします。

アルカサルはお庭も綺麗です。
帰国後知りましたが、その広さ7万?だそう。

庭に建っていた建物。
説明ではThe　alcove Bowerと書かれていました。

タイルが色鮮やか！

散歩が楽しい(^^♪〜〜。この地点では・・。

大好きなラベンダーも咲いていました。

しかし、とてつもなく広く、標識もない。
こんな壁が果てしなく続き、入り口が見つからない！！

気がつけばいつの間にか迷子になっていました（疲）。

歩いて、歩いて、歩いて・・

やっと入り口を発見し戻ってくることができました(TT)！

地図も標識もないので要注意です。

涼し気な池や噴水が多数。
あるべくしてある！存在です。

アルカサルの出口。

出口を出たら、ヒラルダの塔が見えた。

ヒラルダの塔はやはりセビーリャのシンボルです。

カテドラルの前の広場には、イスとテーブルが出ていて人でいっぱい。

Robles　Tapas
19:00頃。行きたいお店がまだ閉まっていたのでココにしました。

タパは出てくるのが早いので時間がない時にも便利です。
しかも美味しい！

左から

・ハンドメイド・ソーセージ
・スモークサーモンでクリームチーズを巻いたもの
・エビをベーコンで巻いたもの
・スパニッシュ・オムレツ

・サバ缶のトーストのせ。

店員さんひとりだったので、作りおきタパだと思われ、うちで作れそうなものもありましたがどれも美味しかったです。

パン(有料）とドリンクいれて24.65EUR。

救済病院
病院と思えない明るい外観。

この後、『セビーリャはフラメンコの本場』ということでフラメンコを見に行きました。

El　Arenal
ホテルのお兄さんが、こちらをオススメしてくれ予約もしてくれました。

お兄さんに会場までの道を聞くと広い道は「こう行けばいい」と説明してくれたけど、最後のややこしそうな細い道になると「あとは、その辺を歩いてる人をつかまえて聞けば着くよ。」と言われたような気がしたけどきっと自分の聞き間違いだと思い「どの道を通ればいいのか？(・・)？」ともう一度聞いてみました。

すると「とっても有名だから聞けばみんな知ってるよ！心配しないで！」ともう、すごく可愛い笑顔で言われてしまいました(^^)。

日本だといい加減だなー(-_-;)と思ってしまうことも、
スペインだとおおらかだなぁ(^^)と思えてしまうから不思議。。。
わたしも可笑しくて笑って「グラシアス！」と言っちゃいました。

フラメンコ20:00〜21:30(撮影禁止です）
食事もできますが、私たちはドリンクのみ。＠38EUR

スペイン初のサングリア。
おいしいっ♪───Ｏ（≧∇≦）Ｏ────♪

そばで見るフラメンコは情熱的でした。

その後、ホテルへ帰宅。
キャンドルが揺れる夜のパティオも素敵でした。

グラナダ・コルドバ・セビーリャ、ホントに楽しい街だった！！！

この旅行記へのコメント （4）

• TSUNEさん 2013/07/22 12:41:13

  素敵な街

  Hanaさん、こんにちは。
  アンダルシアの街はどこも素敵ですね(^^)
  五年後位にセビリア、コルドバなどに行ければ最高なんだけどなぁ(^^)
  
  本場のフラメンコ、どうでしたか？
  

  HaNaさん からの返信 2013/07/22 22:35:45

  アンダルシア☆

  ツネさん、こんばんは。
  コメント、ありがとうございます！
  
  フラメンコ→ここだけのお話ですが・・
  自分の周りで習ってしまうほどフラメンコにハマっている同期や先輩もいましたが、私はいまひとつ興味が持てず・・・グラナダの洞窟フラメンコも正直なところ洞窟の方に興味があったぐらいなんです(*_*)。
  
  でもでもそんな私でさえ、セビーリャで見たフラメンコはよかったです。
  つま先から指先まで、ステップ（？）も情熱的で、あっという間の90分でした。夫は、歌もよかったと言っておりました。
  
  私が行ったEl　Arenalは大きな会場でしたが、人気があるようで平日でもほぼ満席でした。ここに見に行かれるなら、前や真ん中のいい席は食事付きのチケットで、ドリンクのみだと、端の方の席になります。わたしは、それでも充分でしたが＾＾。
  もしいい席でご覧になりたい場合は、食事付きの方がいいと思います。
  
  ツネさんは、5年後にアンダルシアですか！私もまた再訪したいなぁ。。
  
  PS：マドリッドのマッシュルームのお店美味しそうですね！

• churros　さん 2013/07/21 11:15:54

  へ〜！知りませんでした！

  ！Hola! HaNaさん、今日は。
  
  エンカルナシオンが世界最大の木造建築物だったんですね〜、東大寺大仏殿だとばっかり思っていました、２００９年に抜かれた事になるんですね！エンカルナシオンの旧市場だった頃から知っていますが、世界一だとはHaNaさんの旅行記で初めて知りました。
  
  ところで、エンカルナシオンの建物の下にローマ時代の遺跡が有る事を御存知でした？、建設中に散歩していたら遺跡が出たと書かれてあったので、今年２月に地下の遺跡を観てきました、スペインってメルカドに遺跡が出るんですね〜、バルセローナのメルカド・サンタ・カテリーナにも遺跡が見れますもの、歴史のある国はイイですね〜日本も含めて。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　churros

  HaNaさん からの返信 2013/07/21 22:14:09

  エンカルナシオンとローマ時代の遺跡！

  エンカルナシオンの下に、ローマ時代の遺跡があったんですね（驚）！
  こちらも気が付かずでした。
  
  ホテルのお兄さんが、見てくるといいよ！と地図に◯を付けてくれたところにあの巨大な屋根が見えたので、ふたりで「面白い形だねー。これの事だったんだね。」と言ってたのですが、今思えば、屋根と遺跡と両方のことだったのかもですね！
  
  それにしてもローマ時代の遺跡とは、セビーリャってホントに歴史の街ですね。その半面、メトロは最近できたようで、路面電車も新しそうな感じで、
  churrosさんは、古い市場があるころから変わりゆくセビーリャもご覧になっているのですね！
  読ませて頂いた旅行記のピラトの家のタイルは、色鮮やかでとても綺麗です。また、今回見逃したものを見に、セビーリャ行きたいなぁ＾＾。
  
  バルセロナのサンタ・カテリーナ市場は街中にあったような気がしますが、
  そんなところからも遺跡が出てくるんですね（驚）。
  スペインは奥が深い！まだまだ知らないことがいっぱいです。