ひとはないものねだりだとつくづく思います。<br />見たことのないものを求めて、<br />会ったことのない人に出会うために<br />非日常を体験したくなります。<br /><br />今回は、以前計画してはキャンセルになったトルコと、<br />観光地としては大御所のオーストリアとやや欲張りすぎた感がありますが、<br />どちらも基本は街歩き。<br /><br />歴史も音楽も芸術も自然も人も<br />全部味わいたいという欲望そのままに、<br />それでもキャビンバゲージとデイパックといういつもの軽装で<br />出かけてみたのですが、<br />思わぬ展開に冷や汗かきかき、それも楽しんじゃえ！<br /><br />6月23日　アンマン～アンカラ★<br />出かける寸前まで知人の送別会の準備に追われていました。<br />逆に送別者から見送られて、タクシーに乗ったのですが、<br />いつものジアドさんが30分も早く迎えに来たのです。<br />あわてたために、アンカラの友人に持っていくお土産の豚肉を送別会場の冷凍庫に忘れてしまうというハプニング。<br />豚肉の手に入らない友人には一番のお土産だったのですが（泣）<br /><br />6月24日　アンカラ～ギョレメ<br />6月24日～25日　カッパドキア<br />6月26日　ギョレメ～イスタンブール<br />6月26日～28日　イスタンブール<br />6月28日～29日　イスタンブール～ウイーン<br />30日　ウイーン～ザルツブルグ<br />7月1日～3日　ザルツカンマーグート（バードイシェル、ハルシュタット、クリッペンシュタイン）<br />7月4日　ウイーン再び<br />7月5日～6日　ウイーン～アンマン<br /><br />

じゅうたんかかえて旅をする①～アンカラ

13いいね！

2013/06/23 - 2013/07/06

45位(同エリア211件中)

#街歩き

エリア

アンカラ(トルコ)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

グルメ: 3.5

ショッピング: 5.0

交通: 4.5

同行者: 友人

一人あたり費用: 25万円 - 30万円

交通手段: 高速・路線バスタクシー徒歩

航空会社: ターキッシュエアラインズ

地図を見る

新しくなったアンマンクイーンアリア空港。建設には日本も援助しています。シャトルバス(黄色いサリアバス）なら3.25JDで行けますが、夜遅い（未明）ので、タクシーで。ジアドさんは出発のところまで一緒に行ってくれました。「いつも来てるからよくわかるよ」って。
サリアバスは、クイーンアーリア空港からアンマン北部のムジャンマシャマーリー（北ターミナル)まで走っています。7サークルで途中下車も可能。4サークルでも止まってくれますが、その場合、荷物はバス車内に持っておく必要があります。ダウンタウンに近いのは4サークル。

アンマン・クイーンアリア国際空港 (AMM) 空港

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【空港送迎】ラクラク移動！アンマン空港⇔アンマン市内ホテルプライ… USD 12.5～
月の明るさで、空がブルーです。夜明けも近いから。飛行機の窓からの眺め、好きです。星が真横に大きく輝いたりします。
イチオシ

サンセットでなく、ムーンセット。なかなかいいショットと自己満足。イスタンブールまでは、3時間ちょっと。飛行時間が長くなったのは、シリア上空を回避し、一度エジプトまで南下してから地中海を北上するルートを取るからです。平和じゃないってこういうところにも影響があるんですね。
イスタンブールの入国審査はとにかく人が多いので、30分待ちです。国内線に乗り換え、アンカラへ。そろそろ街並みが見えてきたころです。
1時間ちょっとの間に、かわいいサンドイッチの朝ごはんが出てきますが、配ったと思ったらすぐ回収にくるので、急いで食べないといけません。
アンカラのエセンボガ空港へつきました。小さくて人が少ないです。こちらが首都です。
ハワシュ（シャトルバス）で市内に着いたら、何やら物産展みたいです。そういえば今日は日曜日、ここは休日なのでした。荷物をゴロゴロ転がしながら冷やかしに行きます。
山羊の体の中で作ったチーズ。体の形をしています。味は・・・・苦手です。
こちらは山のようなバター。牧畜と農業の国なんですね。誰でも食料自給率100％を誇っていました。
牛のチーズですが、天然の裂けるチーズです。カナーフェ（お菓子）の下に入っているチーズと同じ味がしました。おいしかった。ずっと味見しまくります。売ってる人のフレンドリーさは100％です。食べ歩きがますます楽しくなります。英語は通じませんが。
マントー（万頭）もあります。1個が小さい。残念、これは味見がなかった。
さっそくトルコアイス発見！1個しかいらないといったのに、あと1個はおまけでした。味が濃くておいしかった。
女性たちがキョズレメを焼いていました。食べていけ、写真を撮れとうるさい。キョズレメはチーズやあげたナスなどの野菜など好きなものを入れてクレープみたいに焼いてくれます。平べったいおやきみたい。ヨルダンのはチーズが主流ですが。そういえば、ヨルダンでは何て呼ぶんだろう？
さっき朝ごはんを食べたばかりなのに、1個食べることにしました。野菜入りにしてもらった。アツアツでおいしかった。小腹空いてないんだけど、ちょっとしたおやつにちょうどいい感じです。
オヤや刺繍、革製品も売っていました。これは金子の刺繍で、展示用です。
総刺繍の衣装。ゴージャスですね。私が買ったのはオヤ（針で編んであるので、小さいけれど目が細かくてきれいな手芸品です）の眼鏡ホールダー。眼鏡が落ちないように首にかけるやつです。写真は撮ってないです。売ってる女性が写真は勘弁してねと言いました。彼女のデザインだからでしょうね。小さいもの、軽いものなら買ってもいいというのは、この旅での自分のルールです。
ゴロゴロのキャビンバゲージから解放され、いよいよ街歩きに出ます。繁華街にあるトルコの父、アタチュルク像。
街を見下ろす山に要塞。登ってみたくなりますね。トルコの赤い国旗がはためいています。
庶民の朝ごはん、シミットは屋台でも売っています。固くてあまりおいしくなかったな。1個25円くらい。
野菜スークに来ました。私の目が輝きます。新鮮で果物は粒が大きい。もちろん試食OK。ネクタリン、チェリー、プラムをお買い上げ。
パン屋さん。ちょっと厚めのエキメキ（パン）を買います。これは明日の朝ごはんです。物産展でもらったミネラルウォーターを硬くて開けられなかったので、このおじさんに開けてもらいました。
坂を上ってきました。今日もいい天気。街歩きには最高です。からりと晴れて暑いけれど、日陰はすごしやすいです。アンカラは1000m位の標高ですから、アンマンの高いところと同じくらいです。
アナトリア文明博物館へやってきました。ヒッタイト文明の中心地。といっても不勉強でよく覚えてない。ウィキペディアには紀元前18世紀、14世紀と書いてあるので、相当な古代国家だったんでしょう。発掘で出土したものやそのレプリカを展示しています。
トロイで出土した黄金の耳飾り。大きいです！他にも楔形文字の石版や、3m位の石の銅像、ライオンや狩りのようすをあらわした石の彫刻など、その1個1個が大きい！
ゆっくり見て回り外へ出ました。お土産屋ものぞきたいのですが、この旅は軽装で長丁場。買いたくなるのをぐっと我慢して、軽い絵葉書に抑えます。もう少し坂を上ります。
城壁に登る前に腹ごしらえ。ずっと食べてはいたんだけど。トルコのケバブに挑戦。羊臭いのが嫌いな友人でも食べられるというので、食べてみました。エルズルムというところだったか？産地の新鮮なお肉だそうです。写真を撮る前に食べてしまった（笑）！

塩味の飲むヨーグルト、アイランは、ヨルダンではシャニーナ。最近飲めるようになり、アイランもおいしく何度もいただきました。
昔の街並みを保存しているような一角です。壁に小さな煉瓦を塗りこんで素敵なデザインのうちになっています。
2階に張り出しを作るのが、特徴だそうです。軒がくっつくかと思うくらいですね。
ここは改装してプチホテルを開業していました。おじさんが自慢顔です。
顔に見える壁の模様。ここは城壁の内側だそうです。
階段を上る途中に地元の女性たちが毛糸で編んだ靴下や、オヤを売っていました。1個買いました、軽いからいいか。きれいな青い花が並んでいたので。

そうこうしているうちに城壁の一番上、ズインダンクレまで来ました。
見張り穴からのぞくアンカラの街。赤い屋根がきれいです。
ブルーの空とよく合います。
要塞と同じ高さまで登ってきました。360℃の眺めです。おまけに城壁に柵はないので、自分の責任で好きなところまで登れます。そこらへん、ヨルダンと同じだけれど、オスマントルコの城壁は頑丈でくずれていない。

いやいやオスマントルコはこの城壁を破ってビザンチンを破ったのでした。だから、城壁は最初はローマ帝国が作り、ビザンチン時代に補強したもの。
城壁を降りて、これからが街歩きの醍醐味。玄関の扉がアートです。
子猫発見。
ここにも。猫と路地はよく似合います。
カメラ目線で、猫もフレンドリーですね。
細工のお店が並びます。金色でゴージャス。調度品にお金を使う人たちがおおいのだとか。見るだけ。見るだけ。
石屋さん。原石と磨いた後。どちらもきれいとと思う。
まずはアップルティーでおもてなしを受けます。別に買わなくても、出してくれます。
またネコ。
アンマンの猫と違って、汚れていないのできれいです。野良なのか、飼い猫なのか。飼い猫にしては数が多いぞ。
もう1匹出てきてポーズをとってくれた。
この人は犬をしょってバイクで去って行った。遠くからごめんんさいね、撮りました。
中庭に面したお店のオブジェのかわいいこと。
中庭のカフェと見事にマッチして、いい感じです。
残念ながら日曜日でお店は閉まっていました。
ウインドウ越しにクラフトを観ます。閉まっててよかった。きっと買いたくなったはず。
ジャーミイと呼ばれるモスク。1個1個が大きい。トルコはいろんなものが大きいです。オスマントルコの強大さを物語るのかな。でも、こんなもので驚いてはいけなかった。

明日は、カッパドキアに向かいます。