雪景色の残る乗鞍岳畳平で雷鳥のカップルに遭遇

2013/06/08 - 2013/06/09

日本で一番楽に登れる３０００m級の山はどこでしょうか？
正解は北アルプスの乗鞍岳。
でも、正式には乗鞍岳という山はないんです。３０２６mの剣が峰を中心とする２３の山々を総称して乗鞍岳と呼んでいます。
なぜ楽に登れるかというと、乗鞍スカイラインの終点の日本の道路の最高地点の2700m付近にある畳平までバスに乗って登ることができるからです。ここから山頂の剣が峰まではわずか１時間３０分。
世界遺産の富士山の五合目から山頂までの長く険しい道のりと比べると、確かに楽チン登山ですよね。

エリア 飛騨高山・古川(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

2700mから3000m級の山が２３も連なる乗鞍連峰

それらの山の登山口となる畳平まではバスで行くことができます。

でも、上高地や富士山同様マイカー規制しているため上までいけるのはバスだけ。

乗鞍のバスターミナルのある畳平は標高2700m

富士山五合目の吉田口の標高が約2300mなので、畳平が日本の道路の最高地点になるのだとか。

そして、この畳平のバスターミナルから最も近くて、一番登りやすい山が魔王岳

山頂までは歩いてわずか１５分の距離

畳平の到着したときはガスが発生していて、周りの眺望は今ひとつ

でも山の天気は変わりやすいので、少し風は吹こうものならあっという間に視界が開けてきます。

途中の事故渋滞で畳平の到着が１時間ほど遅れたため、ここでの滞在時間はわずか５０分足らず

あまりのんびりしていられる時間ではありませんが、あいにく６月のこの時期はまだお花畑は一面の雪

当然散策路を歩ける状態ではなくスキー場のゲレンデ状態

実際にスノボをやっている人がいます

散策できるコースは唯一この魔王岳だけでした。

７月の下旬になれば雪も溶けてお花畑でいろんな高山植物を楽しむことができるのですがこの時期は何もなし

山頂付近はガスで真っ白に霞んでいます

徐々に視界が開けてきました。

そんな時に特別天然記念物に指定されている雷鳥を発見

しかもオスメス一対のカップルです

花は見れなかったものの雷鳥のカップルに遭遇できてラッキーでした。

畳平は今回が２回目になりますが、いずれもバスツアー

一度一泊して連なる山々を制覇してみたいものですね。

乗鞍岳は岐阜県と長野県にまたがって連なる連峰

岐阜県側からは乗鞍スカイライン

長野県側kらは乗鞍エコーラインで登ってくることになりますが、途中急な坂道を登っていく自転車を随分追い越してきました。

あんな急な坂道をよくぞ自転車で登ってくるものだと感心して見ていましたが・・・

実はこちらでは全日本マウンテンサイクリングin乗鞍という自転車のロードレースの大会が行われているそうです。

毎年8月最終日曜日に実施されている自転車ロードレースで、今から２７年前に始まった日本で最も歴史の長い自転車ヒルクライムレース

ゴール地点の標高2,716メートルはもちろん日本の自転車レースで最高地点。

こんなところを自転車で走るもの好きはそんなにいないのではと思いきや、なんと３０００人もの人が参加するレースだそうです。

大会はロードレーサーとマウンテンバイクの部に分かれていて、さらに男女別、年齢別などで細かくクラス分けされているそうです

そういえば自分と同じくらいのおじさんもさっき登ってました。

ちなみにどのくらいで登るのかと思ったら優勝タイムは５５分３０秒だとか。

全長２０．５キロあるコースなので時速２０キロ超となると、普通の人が平坦なところを走っているのと同じ感覚ですね。下りは楽ちんだろうけど上りは絶対無理ですね。

そろそろ集合時間、最後にお花畑へ　こんな分厚く雪が残っています。

畳平には乗鞍本宮の社務所もあって、こちらで御朱印帳を購入して御朱印をいただきました。

立山ほどではありませんがご覧のような雪の壁が続いていました。