2013/06/15 - 2013/06/15
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おしどりさん
6月15日小雨の中兵庫県朝来市の生野銀山に行ってきました。生野鉱山は姫路の北部の朝来市にあり兵庫県のほぼ中央に位置します。古くは西暦807年に銀が出たと伝えられていますが、本格的には1542年ごろから採掘が始まったようです。家康の時代になり佐渡金山、石見銀山と並び天領となり正式に生野銀山として但馬金銀奉行が置かれました。明治になり日本初の官営鉱山となりフランス人技師フランソワ コワニエを鉱山師兼鉱学教師として雇い製錬所の工事に着工し、生野に日本の近代化鉱業の模範鉱山・製鉱所の確立を目指したそうです。明治22年に佐渡金山と生野銀山が皇室財産となりましたが明治29年に三菱に払い下げられ昭和48年の閉山まで採掘が行われ坑道は延べ350KM,深さは880Mまで達し採掘された金属は70種類のもなったそうです。坑道内部は年間を通じて気温13℃で長袖を用意して行っても肌寒かったです。坑道内部は堅い岩盤で江戸時代に満足な道具の無い状況での穴掘りは困難を極めたと思います。とにかく写真を見て下さい。約2時間で鉱山資料館と坑道を探検しましたが改めて鉱業の凄さ、厳しさを身を持って体験できました。生野銀山をでて黒川ダムへ行き昼食をいただき帰宅しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
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生野銀山に到着です。左が坑道入口のようです。
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向こうに代官所の門が見えます。
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左手に入場券発売所があります。
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トイレです。清潔なトイレです。ここは三菱マテリアルの経営との事ですが坑道内を含めどこも手入れが行く届いています。
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ガイドさんです。15人以上なら無料で付いてくれるそうです。写真にも気軽に応じてくれました。頑張って下さい。
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右手の人形は昔の作業を復元しています。
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生野銀山の由来記です。
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鉱山資料館の内部です。矢印の先に銀が見えます。
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資料館内部です。
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取り出された鉱岩です。銀以外の沢山あります。
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これは銀鉱石です。
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総延長距離350KMの坑道です。掘るだけでも大変なのに鉱石を地上に引き上げるのは更に大変でしょう。
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坑道の深さは880Mとの事です。地下880Mはなんと寒く無く30℃以上の温度らしい。
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明治22年に宮内省御料局の所管となり山神社建設に金5百円が寄贈されました。
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重さを量る天秤計です。
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徳川時代の絵巻物です。
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ふいごです。動かすと僅かですが風がきます。
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鬼瓦、こちらは菊の御紋も見えます。
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こっちの鬼瓦は三菱の御紋です。
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生野銀山の周辺の眺望が描かれています。
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丹波篠山からこの辺りにはイノシシが数多く生息していたようです。今でもボタン鍋は名物ですね。
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ツキノワグマも生息しています。最近も里へ下降りてきてトラブルになっているようです。
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産出された鉱物です。
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大判、小判ですから金も少しは取れたようです。
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採掘に使用した道具類です。
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顕微鏡です。
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これも測量機器です。
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懐かしい池田隼人総理からの表彰状です。鉱工業の方にはとても名誉のある賞とのことです。
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山神宮に奉納される見石飾幕です。
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水力発電設備です。
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銅、亜鉛鉱です。品位は銅10%、亜鉛7%と書かれてあります。
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黄銅鉱
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錫鉱です。色んな鉱物資源が採れたようです。
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坑道の入り口が見えます。
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こちらは出口のようです。坑道が寒いからか白い霧が発生しています。山には作業をしていた人を人形で復元しています。
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いよいよ坑道です。相当寒いのか水蒸気が白く霧か雲のようになっています。
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入ってすぐのところに設置されている温度計。年間通して13℃です。夏でも寒さ対策は必要です。
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早速人形で当時を再現しています。
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このような行動が何百キロも続いています。
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ここにも人形があり当時を再現しています。
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50CM角くらいの穴、通路です。江戸時代に満足な工具が無いのに岩盤を砕いて通路を掘っていくのは大変なことだと思います。
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年間気温13℃を利用してワイン貯蔵庫にしています。
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木箱にワインが入っています。
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坑道内部です。
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採掘工法です。
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砕いて掘り出した鉱石をトロッコに乗せ移動して地上へ運びます。
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金もあるそうです。
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鉱脈がこんなにはっきり分かれば簡単ですね。
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ダイナマイトを使用することもあります。
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シュリンケージの説明
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深い割れ目です。
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坑道内部です。
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安全に作業が出来るように神様が祭られています。
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今日は雨のせいか坑道内でも滝のような流れの場所です。
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巻き上げ機の見取り図です。
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大きな巻き上げ機です。これでトロッコで運ばれた鉱石を地上へ運びます。随分便利で作業効率も良くなりました。
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銀はトン当たり580Gでは採算は取れるのでしょうか。
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鉱脈です。
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生野銀山の坑内案内図です。
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やっと出口の標識が。もう少しです。
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生野銀山坑内熟成酒”岳”の熟成庫です。どんな味がするのでしょうか。
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ここらから江戸時代に戻ります。人形で当時を再現しています。
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やっと出口ですが、外気温が高いためカメラが一瞬で曇ってしまいました。
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吹矢資料館
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キャラ木です。
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ひかげつつじです。日陰で咲くつつじです。
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関所を裏側から見ました。
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生野ダム湖
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生野ダム湖
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小さいバラ
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おしどりさんのマイカー。これで日本全国ドライブ旅行しています。
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黒川ダム、発電所です。
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風力発電機も見えます。
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お昼ご飯は黒川温泉内の食堂でいただきました。これはボタン鍋です。
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私はぶっかけうどん。
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アマゴの塩焼き
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妻はひやしそばです。
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