梅雨時の花をたずねて　（?）宇都宮水生植物園の睡蓮と花菖蒲

2013/06/11 - 2013/06/11

今年は空梅雨気味ですが、雨が降る降らないに関わらず、その季節になれば植物たちは花を咲かせます。梅雨の頃の代表的な花といえば、筆頭はアジサイ、続いて睡蓮、花菖蒲といったところでしょうか。
今回は、栃木県総合運動公園の一角にある水生植物園をたずね、睡蓮と花菖蒲を見てきました。

エリア 宇都宮(栃木)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

宇都宮市南部にある栃木県総合運動公園は、陸上競技場２面、硬式野球場１面、軟式野球場３面、ラグビー・サッカー場３面、汎用球戯場、テニスコート１６面、５０ｍプール、２５ｍプール、飛び込みプール、相撲土俵など、ありとあらゆる屋外スポーツができる巨大な運動公園です。
その一角に規模は小さいですが、水生植物園が設けられていて、この季節になると睡蓮と花菖蒲が咲いています。

栃の木ファミリーランドという遊園地まで併設されています。

絶叫マシンというほどではないですが、ジェットコースターもあります。

もちろん、遊園地にきたわけではなく、遊園地ゲート前を通って、水生植物園に向かいます。

睡蓮が咲いている池

ピンク、濃いピンク、白の花をつけた睡蓮が、開花を迎えています。

池には錦鯉、真鯉が泳いでいます。訪れる人が餌やりをしたりして栄養豊富なせいか、大きく育っています。

ピンクの花が一番多いかな

数は少ないですが、白い睡蓮が清楚な感じでいいですね

開ききった花も咲いたばかりの花も混在しています。来週あたりには、もっと開いた花の数が増えているかもしれません。

睡蓮の葉が水面に浮かんでいる様は、モネの名作「睡蓮」を思い起こさせます。

睡蓮は濁った池の水の中に咲いているので、鮮やかさがとても引き立ちます。

逆さ睡蓮です。

睡蓮が咲く池に続いて、花菖蒲が植えられた一角があります。

空梅雨で、ほとんど雨が降っていないので、水路の水は干上がりそうです。

雨は降らずとも、花菖蒲は元気に花を咲かせています。　

紫と白系の花が多いですが、

黄色系も少しあります。

「いずれがアヤメかカキツバタ」という言葉があるように、アヤメ、花菖蒲、カキツバタは、どれも花や葉っぱの形が似ていて区別が難しいです。
ここで雑学をひとつ。アヤメも漢字では菖蒲と書きます。でも菖蒲湯に入れる菖蒲（ショウブ）と花菖蒲は種類が違います。前者はサトイモ科、アヤメ、カキツバタ、花菖蒲は、いずれもアヤメ科なのだそうです。
ウ〜ム、ややこしい！

さらに雑学。
カキツバタは水辺に咲き、アヤメは比較的乾いた土のところで咲く、花菖蒲はどちらでも咲く。花の咲く時期は花菖蒲が平均して一番遅いが、種類がたくさんあり、アヤメやカキツバタと同じ頃に咲く種類もあるそうな。

では、どうやって見分ける？！
「花びらの根元が黄色いのが花菖蒲で、ここが白いのがカキツバタ、網目状の模様になっているのがアヤメ」
これが見分ける決定版です。柵で囲われていて近くに寄れない場合はどうするかって？！　双眼鏡でも持ち出しますか！　(^ ^);

下から見上げるようなアングルで撮影してみました。

青空を背景にした花の立ち姿も悪くはないです。梅雨時に咲く花、雨に濡れた花菖蒲の花びらが風情があってよいのですが、天気ばかりはコントロールできません。

次はアジサイの出番ですが、さて、どこに行こうか？