2013/04/23 - 2013/04/23
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frau.himmelさん
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1836年に開館したアルテ・ピナコテーク。
造ったのは19世紀のバイエルン王・ルートヴィッヒ1世です。
彼には夢がありました。
「全ての芸術は万人の目に触れなければならない」
ルートヴィッヒ1世の言葉です。
700年以上にわたってバイエルン地方を治めてきたヴィッテルスバッハ家の歴代の王たちは、ヨーロッパの名画を精力的に集めてきました。
その数7000点あまり。
それらが収蔵されているのです。
誰もが知っている巨匠たちの、見たことがある名作揃い。
時間も忘れてそれらの作品に魅入ります。
疲れたら座り心地のいいソファーで名作の鑑賞です。なんて贅沢なひと時なのでしょう。
ここでは、イタリア・オランダ・フランドル・スペイン・フランスの作品を紹介します。
順次コメントなどを追加・修正したいので工事中といたします。
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名作に心奪われて、知らず知らずうちに歩き回ったようです。
足が疲れたのでエレベーターで移動します。 -
イタリア絵画の部屋
大作がずらり。
アルテピナコテークを設立したルートヴィヒ1世は、18歳のイタリア旅行中にルネッサンス絵画と出会い、その素晴らしさに魅了されたということです。
そのせいかイタリア絵画の所蔵は素晴らしかった。
あとで残念なことに気がつきます。
イタリアといえば、レオナルド・ダ・ヴィンチ、彼の作品もあったのですが、見逃していました。 -
ティツィアーノ・ヴェチェルリオ(1487/90-1576)
「穢れの愛(虚栄心)」
ドイツ語堪能なY子さんが、説明文を読みながら解説してくれます。
難しい単語が出てくると、辞書を引いて調べてくれます。
「この単語は(虚栄心)ってことよ。」って。
本当に助かりました。 -
ティツィアーノ・ヴェチェルリオ(1487/90-1576)
「聖家族と寄進者」 -
ティツィアーノ・ヴェチェルリオ(1487/90-1576)
「夕刻の風景の中の聖母子」 -
ティントレット(1518-1594)
「キリストとマリアとマルタ」
キリストは女弟子マルタとマリア姉妹の家に迎えられる。
客人のために忙しく働くマルタと、手伝いをしないでキリストの傍で話に聞き入るマリア。
キリストはマリアの行いが良いとした。 -
ヤコボ・バッサーノ(1510-1592)
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グィード・レーニ(1575-1642)
「聖母被昇天」 -
ルカ・ジョルダーノ(1634-1705)
「あるキニク学派の哲学者」 -
カナレット(1697-1768)
「ベネティアのサンマルコ広場とその周辺」 -
カナレット(1697-1768)
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フランチェスコ・グアルディ(1712-1793)
「ヴェネチアの音楽祭」 -
見応えのあるイタリア絵画の部屋でした。
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次はオランダ絵画の部屋
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おそろいのベストを着たかわいい子供たちも熱心に名画を鑑賞。
でもいいのかしらねー。
中にはこんな絵もあるんですよー。 -
ヘンドリック・ホルティウス(1558-1617)
「ヴィーナスとアドーニス」
美の女神ヴィーナスが、美少年アドーニスを誘惑するお話だそう。
子供たちはこの絵も見てたんですよー。
こちらでは小さいときから審美眼を養う教育をしているのですね。 -
ヘリット・ファン・ホントホルスト(1590-1656)
「愉快な仲間」 -
フェルディナント・ボル(1616-1680)
「ワイン商会のギルドの長老たち」
お決まりの集団肖像画。
17世紀のオランダの画家にとって、身分の高いギルドの集団肖像画はもっとも割りのいい仕事だった。 -
ジャン・スティーン(1626-1679)
「恋わずらいの少女」 -
フランドル絵画の部屋。
なんといってもルーベンスの作品の素晴らしさ。
ルーベンスの傑作がズラーリと並んでいる様には圧倒されました。
アルテピナコテークのルーベンス・コレクションは世界に匹敵するものがないと言われています。
それもそのはず、バイエルンの君主や司教がこぞってルーベンスに作品を依頼したものだそうです。
ここにご紹介するのはその中の一部。 -
ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
左:「最後の審判(大)」ルーベンス最大の作品600×460cm
右:ライオン狩り -
ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
上のライオンがりと同じ構図の絵。
悪魔(竜)を退治している。 -
ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「レウキッポスの娘たちの掠奪」
有名な絵ですね。
ギリシャ神話から取った題材。
神々の長であるゼウスの息子たちが、叔父レウキッポスの娘たちを妻とするために誘拐する場面。
決して題名にあるように強引な掠奪ではないらしい。
なぜなら、傍で天使も祝福しているでしょう?
なぜ妻にするのに、掠奪しなければならないか不思議だけど。 -
ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「Der Hollensturz der Verdammeten」
罰せられた者が地獄に落ちていく場面らしい。
写真がボケなのでわかりにくいですが、一つひとつよく見るとすごい迫力です。 -
ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「アマゾネスの戦い」
アマゾネスとは屈強な女性軍団でしたね。 -
ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
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ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
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ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
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ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
「二人の悪魔」 -
ペーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)
ルーベンスの絵は重たい題材ばかりでしたので、かわいい天使たちの登場にはほっとさせられました。 -
フランドルには、ルーベンス以外にも素晴らしい絵画が目白押しです。
ヤコビ・ヨルダーンス(1593-1678)
「サテュロスと農夫」
イソップ寓話から題材をとったものです。 -
アンソニー・ファン・ダイク(1599-1640)
「画家とその妻」
彼の絵が気になって何枚も撮りました。 -
アンソニー・ファン・ダイク(1599-1640)
「キリスト哀悼」 -
アンソニー・ファン・ダイク(1599-1640)
「キリスト哀悼」
上の絵と同じ題名です。 -
アンソニー・ファン・ダイク(1599-1640)
「スザンナの水浴」
また出たー!スザンナが・・。
ドイツ絵画でご紹介した「スザンナの水浴」は服を着けて、まるで足浴のようでした。
しかし、これは裸です。いやらしい二人の長老に覗き見されて、驚いていますね。 -
アンソニー・ファン・ダイク(1599-1640)
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ヤン・ダーフィッツ・デ・ヘーム(1606-1683)
「花、磔刑の十字架、そして頭蓋骨のある静物」 -
スペイン絵画の部屋。
なんといってもエル・グレコですね。
エル・グレコ(1541-1614)
「聖衣剥奪」 -
バルトロメ・ムリーリョ(1618-1682)が描いた悪ガキたちがなんとも言えずかわいくて…。
「小さな子供のあそび」 -
バルトロメ・ムリーリョ(1618-1683)
「葡とメロンを食べる少年たち」 -
バルトロメ・ムリーリョ(1618-1684)
「果物を食す子供たち」 -
フランス絵画の部屋。
なんとなく華やかさが漂います。 -
フランソワ・プーシュ(1703-1770)
「ポンパドゥール公爵夫人の肖像」
ロココ絵画の巨匠プーシュの代表的な作品。
ポンパドゥール夫人はルイ15世の愛人で、プーシュのパトロンだった女性です。 -
拡大
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フランソワ・プーシュ(1703-1770)
「黄金のオダリスク」
作品の少女はプーシュのお気に入りのモデル。
この絵を見たルイ15世は、この少女をついに愛人にしてしまったそう。
ポンパドゥール夫人といいその他大勢の愛人の存在といい・・、ルイ15世は博愛主義者? -
ジャン・オノレ・フラゴナール(1732-1806)
「犬と戯れる少女」 -
ジャン・オノレ・フラゴナール(1732-1807)
「Marie-Madelene Guimard」 -
ジャン・マルク・ナティエ(1685-1766)「die liebende]
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モーリス・カンタン・ドゥ・ラトゥール((1704-1788)
「ニュートンについて瞑想するフェラン嬢」 -
Jean Baptiste Greuze (1725-1808)
「Louis De Silvestre」 -
Nicolas Vleughels(1668-1737)
「カナの結婚」
ガラリアのカナという村での婚礼の席で、キリストが水を葡萄酒に変えたというお話。
キリストが公衆の前で行った最初の奇跡だそうです。 -
シモン・ヴェーエ(1590-1649)
「ユーデット」
旧約聖書のユーデット記より。
ユーデットといえば必ず切り落とした首を持っています。 -
ニコラ・プーサン(1594-1665)
「キリスト哀悼」 -
ニコラ・プーサン(1594-1665)
「アポロとダフィネ」
エロス(キューピット)が間違って放った矢は?
ギリシャ神話より -
フィリップ・ド・シャンパーニュ(1602-1674)
「聖母子像」 -
ジャン・パティスト・シャルダン(1699-1779)
「野菜の皮むき」
シャルダンの台所を主題とした絵画は人気を博した。 -
こちらの人はお年を召した方でも、仲良く手をつないで美術鑑賞、いいですねー。
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特別展は「ピータ−・ブリューゲル展」をやっていましたが、普通の入場券では特別展は入れないんですね。
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最後にカフェで一休みしましょう。あー疲れた!
4時間くらい見て回っていました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- norisaさん 2013/06/08 05:57:31
- お疲れ様!
- frau.himmelさん
スゴイ数の名作だらけーー。
これは疲れますね。
しかし、ルーベンスなどの名画が素晴らしいのは当然ですが、全く知らない多くの画家さんの名画に自分の無学が恥ずかしいですねーーー。
名画集などで取り上げられているのは比較的高名な画家さんのものばかりということもありますが。
おかげで勉強しました(笑)
お疲れ様でした。
norisa
- frau.himmelさん からの返信 2013/06/12 20:20:35
- RE: お疲れ様!
- norisaさん ごめんなさ〜い!
コメントをいただいておきながら返信が遅くなってしまいました。
何を今更〜なのですが、あっちでもこっちでもおしゃべりをしているものですから、すっかりどっかに飛んでいってしまいました。
たしかこの後、norisaさんの山梨美術館を見せていただいたのでした。
同じ美術館関連、ゴチャゴチャになってしまって。
絵を見るのってホントに楽しいです。
美術館の片隅にポツンとある絵が実は高名な画家の絵だった・・
と言うだけで感激して、バチャバチャカメラを向けてしまいます。
絵の後には必ず説明書きも撮っておいて、後で調べるんです。
楽しいけれど、根気のいる仕事です。
まだまだ何にか書き足りない・・・、それで工事中となっています。
時々書き足して行きたいと思っています。
himmel
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