2013/05/22 - 2013/05/22
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TAKEおじさん
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本編は二日目前半の尾道
度々映画にも登場する尾道の風景が見たかった。
そして、尾道の美しい坂道の風景に出会えることが出来た。
4日間、岡山を拠点に山陽から四国に渡って瀬戸内海沿岸をぐるっと回った。
山陽は、岡山を始め、倉敷、尾道の美しい風景を見られた。
瀬戸内海の島は、訪れるのは初めてで、しまなみ海道を渡り、瀬戸内海に点在する小島の美しさに魅了された。
また、四国観光は高校生の頃以来で、果たせなかった道後温泉本館にも入れ、美味しい香川のうどんも食べられた。。
それにしても、連日の30度近い暑さには驚かされた。
日程
5月21日(火) 横浜ー岡山ー直島ー岡山泊
① http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10778264/
5月22日(水) 岡山ー尾道ーしまなみ海道ー道後温泉泊
② 前半 http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10779333
③ 後半 http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10779903
5月23日(木) 道後温泉ー松山城ー屋島ー瀬戸大橋ー岡山泊
④ 前半 http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10781387
⑤ 後半 http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10782915
5月24日(金) 後楽園ー岡山城ー倉敷ー岡山ー横浜
⑥ 前半 http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10784199
⑦ 後半 http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10785230
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
尾道へ
岡山駅近くでレンタカーを借りる。
これから、二日間かけて尾道、しまなみ海道から四国に渡り、瀬戸大橋を通って岡山に戻ってくる。
ここで、ETCカードを家に忘れたことに気がつく。
現金払いの煩わしさと、ETC割引を受けられないとでショック。
尾道へは、高速道路通らず、ゆっくりと国道を走っていった。
2時間で尾道駅に到着する。 -
観光案内所で
尾道の情報が無いので、駅の観光案内所で地図を貰い、坂道のビューポイントを聞く。 -
千光寺公園
先ずは千光寺公園へ行き駐車場に車を止める。
千光寺公園は、標高144mの千光寺山があり、美術館や遊園地がある。
東屋からの見晴らしも素晴らしい。 -
展望台
山頂には展望台があり尾道や遠く四国まで眺められる。 -
展望台からの眺め パノラマ写真
下は説明板。
左から、尾道大橋、しまなみ海道、向島、因島など良く見える。
この後、しまなみ海道を訪れる。 -
縦に表示
天気は良かったが、遠くは霞んでいた。 -
ブロンズ像「あけぼの」 圓鍔勝三(えんつば かつぞう)作
広島出身の彫刻家。
展望台の下に有る。この辺は、「恋人の聖地」でもある。 -
「文学のこみち」を行く
尾道ゆかりの作家、詩人の詩歌が自然石に刻まれている。 -
碑の数は25
山頂から千光寺まで、ひとつひとつ見ながらの散歩道を行く。 -
(1)徳富 蘇峯 (1863-1957)熊本 徳富蘆花の兄
海色山光(かいしょくさんこう)信(まこと)に美なるかな
更に懐(おも)う頼子(らいし)の出群(しゅつぐん)の才を
淋離(りんり)たる大筆精忠(だいひつせいちゅう)の気
維新の偉業を振起(しんき)して来たる -
(2)前田 曙山 (1871-1941) 東京 明治・大正期の小説家
浜焼きをむしりつゝ 春惜しむな里(り) -
(3) 正岡 子規 (1867-1902)伊予・松山 俳人・作家
のどかさや 小山つづきに 塔二つ -
(4) 物外(もつがい)和尚 (1794-1867)愛媛・松山 拳骨和尚の異名もつ
あれは伊豫 こちらは備後 春の風 -
(5)十返舎 一九 (1765-1831) 駿河(静岡)江戸時代の滑稽本(東海道中膝栗毛)作者
日のかげは青海原を照らしつゝ 光る孔雀の尾の道の沖 -
(6)金田一 京助 (1882-1971) 岩手・盛岡 言語学者 文学博士
かげともの をのみちの やどの こよなきに
たびのつかれを わすれて いこへり -
(7)江見 水蔭 (1870-1934) 岡山 作家・冒険家
覚えきれぬ 島々の名や 夏がすみ -
閑話休題
こんな道も通って行く -
見晴らしも良く
快適な散歩道。 -
(8) 志賀 直哉 (1883-1971) 宮城・石巻 作家
六時になると上の千光寺で刻の鐘をつく。
ごーんとなると直ぐゴーンと反響が一つ、
又一つ、又一つ、それが遠くから帰ってくる。
其頃から昼間は向島の山と山の間に一寸顔を
見せている百貫島の灯台が光り出す。
それがピカリと光って又消える。
造船所の銅を溶かしたような火が水に映り出す。
(『暗夜行路』より) -
(9) 林 芙美子 (1903-1951)下関、尾道 作家
海が見えた。海が見える。五年ぶりに見る尾道の海はなつかしい。
汽車が尾道の海へさしかかると、煤けた小さい町の屋根が
提灯のように拡がって来る。
赤い千光寺の塔が見える。
山は爽やかな若葉だ、緑色の海向こうに
ドッグの赤い船が、帆柱を空に突きさしている。
私は涙があふれていた。
(『放浪記』より) -
(10) 緒方 洪庵 (1810-1863)備中(岡山)・足守 江戸後期の蘭学者、医者、教育者。適塾創設。
軒しげくたてる家居よ あしびきの 山のおのみち道せまきまで -
(11) 巖谷 小波 (1870-1933)東京 小説家、童話作家.
大屋根は みな寺にして 風薫る -
12 山口 玄洞 (1863-1937)尾道市・久保町 実業家
明徳を明らかにす -
(13) 山口 誓子 (1901-1994) 京都 俳人
寒暁に鳴る 指弾せし かの鐘か -
(14) 柳原 白蓮 (1885-1967) 東京 歌人、随筆家
ちち母の 声かときこゆ 瀬戸海に み寺のかねのなりひびくとき -
(15) 河東 碧梧桐 (1873-1937) 愛媛・松山 俳人
濫紅(えいこう)の碑 あるあり四山 眠れるに
濫紅(えいこう)の碑は次に出てくる。 -
(16) 竹田 ・ 竹下 ・ 伯秀・濫紅(えいこう)の碑 田能村竹田 (1777−1835)
大分・竹田市 文人画家
これが、濫紅(えいこう)の碑。
竹田等3人で千光寺山に登り、詩を作り石に刻んだのがこの碑で濫紅(えいこう)の碑と名づけた。 -
(17) 松尾 芭蕉 (1644-1694)三重・伊賀上野 江戸時代の俳人
うきわれを 寂しがらせよ 閑古鳥 -
(18) 中村 憲吉(1889-1934) 広島・双三郡布野村 アララギ派歌人
岩かげの光る潮より風は吹き
幽かに聞けば新妻のこゑ -
(19) 俚謡(りよう) 作者不詳。古くから港町尾道ででうたわれ続けている歌。
音に名高い千光寺の鐘は 一里聞えて二里ひびく
碑は(25)まであるのだが、後は分からなかった。 -
千光寺本堂
千光寺に到着。寺を見て回った。
赤堂と呼ばれる千光寺本堂、朱塗りが鮮やか。 -
千光寺本堂からの眺め
尾道大橋が見える。展望台と同じく見晴らしが良い。 -
玉の岩
烏帽子岩とmp呼ばれ、周り50m、高さ15m。
その昔、岩の頂に光る玉があり海を照らしていたとの言い伝えがある。
今は岩の頂に宝玉の代わりに玉が置かれ、夜になると三色に輝く。
ちょっと、人工的。 -
夫婦岩
この岩の前で二人が愛を誓うと願いが叶う。
そういえば、顔を寄せ合っているようにも見える。 -
鐘楼「驚音楼の鐘」
平成8年、環境庁の選定した「日本の音風景百選」の一つに選ばれた。
鐘を撞かないでと書いてあった。 -
鏡岩
太陽、月の光を鏡のように反射させた。
鏡には神が宿るという信仰の対象であった。 -
石鎚山鎖修行
石の鳥居があり大正時代から石鎚蔵王権現が奉られている。平成17年から登れるようになった。 -
鎖場に挑戦
止せば良いのに。
かなりの鎖場で苦労した。
カメラバックが邪魔だった。 -
けっこうキツイ
-
見晴らしは良い
苦労の甲斐があった。 -
なんとか頂上へ
石鎚蔵王大権現 -
千光寺から降りていく 天寧寺(てんねいじ)三重塔
坂道の美しい風景を求めて、千光寺から降りていく。
美しい三重塔。室町時代の嘉慶2年(1388)の建立。元禄5年(1692)五重塔の四・五層を撤去して三重塔に改築した。 -
海の見える坂道は美しい
なかなかの風景。
しかし、案内所のポスターとは違う。 -
狭い道を
尾道の映画に出てくるような狭い道を登ったり下ったりして目的の坂道を探す。 -
階段がキツイ
美しい風景。 -
ポスターの坂道
右往左往、上往下往してようやくたどり着いた。 -
これがポスター
上のポスターとやや違う。 -
同じところから撮影
確かに素晴らしい風景だ。
しかしながら、電線が邪魔である。
ポスターには電線がカットされている。
撮影当時、電柱が無かったかも知れない。 -
修正版
なんとか電線を消した。
だいぶ、ポスターに近づいたか。 -
こんな詩が
旅する人よ
おのみちを 歩いてごらん
千光寺山に古家が這い上がる道を
海から風も登ってくる
汐の香を撒きながらあなたへごちそう
坂みちをさ迷うとき
やさしく迎える
山寺のみほとけ
どこへゆくのかこの道
どこまで続くのかこの道
ほそい道はだまって登ったり下ったり
そのたびに青い海がキラリと顔をのぞかせて
行く手をふせぐ巨石も
遠い祖先の顔をしてあなたに語る
ここでは時も同じ早さで過ぎはしない
山ふところのしじまで誰か呼ぶ声
人生のたまゆらを旅ゆく人よ
さびしい時は孤独を連れて
花咲く春は愛するひとと
帰っておいでよ旅人よ
千年の昔から
みほとけ達の膝に佇む
ふるさと
おのみちへ -
尾道の旅を終える
さらに、坂が続き国道まで降りた。
しかしながら、車は千光寺公園の駐車場。この坂道を戻るのかと思うとゾッとする。タクシーを待ったがなかなか来ない。諦めて、坂道に戻ろうとしたら、丁度タクシーが来た。
千光寺公園の駐車場まで戻り、この後「しまなみ海道」を行く。
尾道は期待通り坂道の美しい町だった。
(タクシー待ちで地元の人と話したら、歳を取ると坂がきつくて大変だそうだ)
続きは以下の旅行記で。
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10779903
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