積雪期の立山黒部アルペンルート・室堂に2泊してじっくりスノーシュー&ライチョウ探索 vol.1 ホシガラス発見

2013/05/02 - 2013/05/05

知床と並んでなるべく早めに行ってみたかった、
富山県の立山・室堂。

実は小学校5年生〜高校3年までの8年間、
富山県に住んでいたので、自分にとって富山県は
「第二の故郷」と言える場所だったりします。

今から20年くらい前、宿泊学習等で何度も
訪れていた室堂ですが、記憶がおぼろげなので
今回は初めて訪れたような、とても新鮮な体験が出来ました。

後で富山時代の友人に聞いてわかったことですが、
今回宿泊した「雷鳥荘」にも20年ほど前に
小学校の行事で宿泊していました。

今回の目的は
「立山連山を眺めながらスノーシューを楽しむ」
「夏羽混じりのライチョウを見つける」
この2点です。

エリア 立山黒部(富山)

• 旅行の満足度: 3.5

6:40羽田空港発→7:40富山空港着。

続いて、
富山駅8:30発の「富山駅→室堂ターミナル直行バス」
に乗らなければなりません。

バスで富山駅に向かおうとしましたが、
平日の通勤ラッシュで道路が渋滞している
可能性大！とのこと。

泣く泣くバスは諦めます。

タクシーで富山駅へ向かいます。

間に合えばいいのですが。。

途中、何度か渋滞にはまり
8:20富山駅着。

何とか間に合いました。

直行バスhttp://alpenmura.web.fc2.com/

富山駅→立山駅→美女平→室堂と、
電車・ケーブルカー・高原バスを
乗り換えるのが一般的ですが、
GWの混雑を避けるために直行バスを片道で
利用しました。

ちなみに片道\3,500。
乗換の多い通常ルートと比べても
料金差が小さく、何より乗換の手間が
省けるのでおすすめです。

富山駅でささっと名物・鱒寿司を
買い込みさっそく車内で食す。

「富山帰ってきたー！」と実感できる味。

立山まで長閑な風景が続きます。

あるぺん村（ドライブイン）到着。

ここで15分休憩とのことだったので、
ささっと真冬用の装備を整えます。

再び出発。

立山駅付近です。

普通はここでケーブルカーに乗り換えて美女平、
続いて高原バスに乗り換えます。

美女平付近。

帰りに散策しようと思っていましたが・・・

この積雪では無理と判断(T_T)

弥陀ヶ原付近通過中。

すっかり銀世界です。

今年は例年に比べて
積雪が多いんだそうです。

室堂へ。

徐々に「雪の大谷」らしくなってきました。

雪の大谷、最高地点付近。

今年は例年より3mくらい多く積もっているそうです。

室道ターミナルに到着。

羽田出発から3.5時間。
富山駅からは2時間くらいでした。

混み合ってはいますが
連休の合間の平日ということもあり
まだまだ「混雑」とはほど遠いです。

富山に住んでいたころ、ここで
押しつぶされそうになった記憶が・・・

明日からはカオスが予想されますね。

室堂ターミナルから雷鳥荘へ徒歩30分。

雪が降ってきました。

横殴りの吹雪になってしまい・・・

一面、真っ白です。

「みくりが池温泉」付近。

物資運搬にはブルドーザーが
使われています。

視界が悪くなってきました。

雷鳥荘が見えてきました。

5月の上旬にはハイマツも顔を
覗かせている予定でしたが・・・

先っぽがほんのちょっと
見えているだけ（＾＾；

これではライチョウ探しは
難しそう・・・
（ライチョウはハイマツ帯に
現れることが多いのだとか）

雷鳥荘まであと少しです。

やっと到着。

寄り道しながら歩いてきたので
小一時間かかってしまいました。

入り口です。

割高でしたが個室を予約しました。

チェックインしてから
持参した昼食を食べ、早速
スノーシューを借りて外へ！

-6℃ですね〜

真冬の知床に比べたら、寒くないです。

相変わらず視界悪し。

双眼鏡でライチョウを探しますが
どこにもいません。

天気が悪い方がライチョウが
現れる確率が高い、というのは
本当なのだろうか？

天敵であるワシが飛べないので
安心して姿を現すとか言いますが。

つかの間の青空

そしてまた吹雪。

今日はもうスノーシューも
諦めたほうが良さそうです。

吹雪の中、動く物体発見。

間違いなく生き物ですね。

慎重に接近。

やはり雪から露出した
地面をウロウロしています。

ある意味、地面が露出した部分だけ
探せば何かしら出会える可能性もあるので
楽といえば楽です。

ホシガラスです！

地面を掘り起こして
餌を探しているようです。

マツの実を食べるんだそうです。

ピョンピョン跳ねてます。

茶色と白のまだら模様の
カラスの仲間。

標高2000m以上の高山帯に
多い鳥。

それしても、綺麗に撮ることが
できませんでした・・・

ライチョウには出会えませんでしたが、
ホシガラスも目的の１つだったので
嬉しい出会いでした。

そろそろ宿に戻りましょう。

すぐ下に地獄谷があるので
硫黄の臭いがすごいです。

風呂に入って、夕食。

ホテルではなく、山小屋ですが
料理はたくさん出ます。

談話室はいろんな本と暖炉があって
和みます。

明日は晴れることを祈って！

速攻、寝ました。

この旅行記へのコメント （2）

• サウスピーチさん 2013/05/11 02:07:46

  雪の上に這いつくばるフォトグラファーkemur・・・

  kemurさん、こんにちは！
  
  5月になっても富山の山のほうではまだ雪がこんなに積もっているんですねぇ。
  今年は例年と比べて、この時期でもまだ寒いですよね。　ヨーロッパの方でもそうみたいですし、
  ここアトランタも例年の「暑い！」と感じる日はまだないです。
  　
  雪の壁、これは圧巻ですね！　最近はこれを見る為に海外からツアーで来る方もいるとか。
  私もいつか見てみたい・・・。　
  
  スノーシューは、知床ではまりましたもんね。（笑）　まず、第一の目的達成、おめでとうございます。（笑）
  
  ホシガラスって初めて聞いて初めて見ました。　（まあ、大抵の動物はkemurさんの旅行記で教えて頂いてますがｗ）
  とっても綺麗に写っていると思いましたが、kemurさんは満足じゃなかったんですね・・・。
  どんな写真を想像・期待されていたのでしょう・・・？　
  同行者がいると、kemurさんがどうやって写真を撮っているかが見れていいですねぇ。
  雪の上に這いつくばって・・・こりゃ凄いですね。　戦場カメラマンのよう？　
  
  ご一緒に行かれた方（ですよね？）のポーズが何とも可愛かったです♪　（なんか、癒された〜ｗ）
  
  来週からは、3年ぶりの欧州旅行です。　5月にしてはまだ寒いのでテンションが下がる・・・。
  （寒さに弱いんです。　T_T）　なので、この旅行記の続きは、帰って来てから。　楽しみにしています♪
  
  サウスピーチ　：）
  

  kemurさん からの返信 2013/05/13 23:28:33

  RE: 雪の上に這いつくばるフォトグラファーkemur・・・

  サウスピーチさん、こんばんは！
  
  > 今年は例年と比べて、この時期でもまだ寒いですよね。　ヨーロッパの方でもそうみたいですし、
  > ここアトランタも例年の「暑い！」と感じる日はまだないです。
  
  世界各国で気温低めだったのですね。
  海流の関係でしょうか。
  　
  
  > 私もいつか見てみたい・・・。　
  
  たしかに、外国人観光客多かったです。
  
  > スノーシューは、知床ではまりましたもんね。（笑）　まず、第一の目的達成、おめでとうございます。（笑）
  
  ほとんどの一般観光客が「雪の大谷＆周辺ちょっと散策」
  で日帰りですので、がっつり泊まってやろうと思いました。
  宿泊客はほとんどがバックカントリーを楽しむ「山人」でした。
  
  
  > とっても綺麗に写っていると思いましたが、kemurさんは満足じゃなかったんですね・・・。
  > どんな写真を想像・期待されていたのでしょう・・・？　
  
  奥行きのある写真が撮れるようにしたいな〜と思ってます（＾＾；
  動物相手だとなかなか難しいです。
  
  > 同行者がいると、kemurさんがどうやって写真を撮っているかが見れていいですねぇ。
  > 雪の上に這いつくばって・・・こりゃ凄いですね。　戦場カメラマンのよう？　
  
  自分を含め。動物撮影するひとたちは思わずぎょっとするような格好で
  撮っていることも多いですね（＾＾；
  初めは抵抗がありましたが、今やすっかり慣れてしまいました・・・
  （同行者にいつも注意されてます）
  
  
  > 来週からは、3年ぶりの欧州旅行です。　5月にしてはまだ寒いのでテンションが下がる・・・。
  > （寒さに弱いんです。　T_T）　なので、この旅行記の続きは、帰って来てから。　楽しみにしています♪
  
  いいですね！何カ国くらい回るのでしょうか。
  欧州は自分にとっては未だ未開の地（＾＾；
  旅行記楽しみにしてます！
  
  kemur