2013/04/29 - 2013/04/30
17位(同エリア47件中)
天野川さん
わたくし、道産子です。
進学で地元を離れて以来、ますます北海道が好きになり、実家に帰るのが楽しみとなっています。
このGWも帰省し、今回父の古希のお祝いとして、珍しく両親のために宿賃を出して、温泉宿ステイをプレゼント。
雨が降るんじゃないの??と思っていたら、本当に帰りの日は降りました。それもみぞれ、ボタン雪までも!
今年の雪はドカ雪が何度も降って、積雪量がものすごいことに。そのせいもあって、4月末というのに、雪が残っているほどで、例年以上に寒い寒い。
道産子として、北海道自慢をするならば、第一に温泉を挙げます!
全国1位の温泉の数で、250種ほど。ぶっちぎりです。
そして、すぐそこという近距離でも、違う泉質のお湯が出るなど、本当に豊かです。
地方自治体が運営する温泉場ともなると、500円ほどで入浴できます。
本州にはなかなかない、源泉かけ流しをぜひ味わってほしい。
今回は、源泉かけ流しにこだわる父のために、大好きなニセコ1泊家族旅行に出かけました。
※備考※
この写真は2009年4月のものです。
天候がよくなくて、自慢の羊蹄山を紹介できず、やむなく掲載。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
札幌方面からニセコへ。
「あげいも」で有名な中山峠の道の駅でじゃがバター狙いで売店へ行く。
シーズンではないせいか、売っていないことを知り、がっくりしたままいももちを買う。
これで250円?小さくない?
それはいいとして、ニセコでは有名な高橋牧場の飲むヨーグルト購入。これは濃厚で美味しい!ニセコ近辺に行かれたら、ぜひこれは味わってほしいなぁ。 -
山の上からの眺め。
あいにく天候が曇っていて、寒々しい。
せっかくのGWなのに、気温は最高10℃にもならない日々が続く。
昨年の今頃は25℃くらいでしたから、相当天候に遅れが出ているのでしょう。 -
ニセコといえば、羊蹄山(ようていざん)。
蝦夷富士と呼ばれる母なる山です。
とっても美しくて、私は大好き。
ですが、天候がイマイチだと、曇って裾野しか見えないこともしばしば。
この写真は、2009年の4月上旬のもの。
本来ならば、こうなのです。 -
道の駅ニセコビュープラザ。
野菜の季節は賑わっていますが。
今はまだ雪解けもままならず、少し盛り上がりに欠けるかしら。
八百屋の兄さんからは「雪の量が多くてね、野菜や山菜の生育が遅れがちで、ここらへんのものはまだなんです」と。
地元のお母さんらが作るパンや、にんじん、行者ニンニク、など買いました。 -
現在位置。
上側がニセコアンヌプリ、そして右下が羊蹄山。
その中間にいます。
今日はどちらも曇りでよく見えません。 -
ニセコビュープラザ内。
ホントに安いんですよ。
ぜひとも初夏から夏秋には訪れてほしい。 -
「やちぶき」ってなんでしょうか。
-
ニセコは、北海道から車で2-3時間で行ける観光地であり、温泉郷であります。
特徴は、狭い範囲に無数に違う泉質の温泉が湧き出でており、バラエティに富んだ湯治場風情を残す温泉の宝庫ということ。そして、農作物が有名、京極の湧水もこんこんと湧いているという、自然豊かなところです。
数ある温泉の中でも、今回は蘭越(らんこし)というところのペンション、アダージョに泊まる予定。
向かったものの、大通りからわかりにくい道に入るので、つい通り過ぎてしまって。「あら?雪秩父がある!まぁ、時間もチェックインには早すぎるし、ここで入泉して行こうか」となりました。
思わぬ寄り道。
国民宿舎というだけあり、500円で入浴できます。北海道にはこのようなところが本当にたくさんあります。 -
雪秩父に来るのは3回目ですが、いつ来ても卵が腐ったような臭いがして、「おぉ、硫黄臭がキョーレツ!」と思います。
裏手に地獄谷のような場所があります。これは硫黄泉の源泉で、絶えず底からガスが湯けむりを上げる「大湯沼」と似ています。
出湯(いでゆ)という言葉がありますが、本当にこんこんと、湧いているのです。
両親は初めてでした。
ここの特徴は美肌に最適な「泥パックができる」泥風呂があるということ。女子風呂だけですけれど。 -
館内は、というか、施設としては鄙びたというか、古めかしいというか、期待しないほうがいいですが、好んで湯治しに来る方たちは「お湯はいいよね」と言います。
本当に気持ちいい湯でね。
硫黄泉と鉄泉の2種があります。
女子風呂の露天には6つの湯船がありますが、泥風呂で底に沈んだ泥を肌に塗りたくらないと来た気がしない??ということで、顔にパックする女性もいました。
その様子を撮影できないのが残念です。 -
館内にも、少し地物の野菜や山菜が売られています。
温泉卵も。 -
これは蘭越米、ゆめぴりかのどん菓子。
私は知りませんでしたが、蘭越米はとても希少で美味しくて有名なんだとか。「蘭越」の土地自体が小さいこともありますが、地元消費が多く、ほとんど外に流通しないとも言われています。 -
で。。
温泉宿アダージョに到着。硫黄臭が・・・。
実は、雪秩父温泉のすぐ近くにアダージョがありました。
見ると、なんか、ビニールシートが屋根に。。
ドカ雪の影響で、屋根がやられたのかしら。 -
新館です。
-
ここにした理由は、新館には各部屋に温泉が引かれていて、いつでも入り放題ということ。そしてそのお湯は源泉かけ流し。
父は温泉にはうるさくて、「源泉かけ流し以外は興味なし」「硫黄の温泉が好き」なので、口コミでもかなり★の数が多いここならいいかな、と。 -
硫黄の湯けむりが立ち込めているせいか、金具類はことごとく黒ずみ、腐食しています。
決して手抜きしているわけではないと思います。
父の話では、硫黄臭立ち込める温泉で有名な道東の川湯温泉でも、やはりその辺りでこのようなことになるとのこと。車、精密機器、テレビなどはすぐにダメになってしまうみたい。 -
それだけ湯けむりに満ち満ちているのでしょうね。
硫黄泉は、怪我や傷の治りがすこぶる良く、殺菌性に優れていて、昔は怪我人を湯治させるとテキメンであったそうです。
それだもの、こんな風に。。 -
宿の方に「雪秩父が近いですが、お湯は同じですか?」と聞きましたら、「ほとんど同じところのお湯ですが、一緒かどうかは…」とのこと。
で、実際のお湯ですが、湯温があっついせいもあるのか、ジンジンじわじわが激しい!私は腕から指先がすごかったです。
その刺激的な感覚は、硫黄泉の効能の故と父は言います。
とりあえず、父にとっては「いい湯だわ」と合格点。
いつまでも体がポカポカほとるほど。 -
そして、口コミでかなり評価が良かったのが食事。
確かに、とっても美味しかった!!
天ぷらアツアツ。大ぶりのエビがブリブリ。
ご飯は蘭越米!あまりに美味しいので、何度も「これくらいにしておこう」としたんですが、おかわりの連続。普段食べないくらいの量を食べました。 -
お刺身には、ボタンエビやサーモンが。
プリップリ。 -
ステーキですよ。
ジュウジュウ。調理したてなのがうれしくて。
私たち親子3人は、ほとんど残さず平らげました。
デザートも4種ほど盛ってあって。
とにかく、両親が喜んでくれたから、ようやく親孝行かなぁ。 -
朝食です。
蘭越米の美味しいこと。おひつのご飯を完食。
朝晩連続でかなり食べまくりました。
絶対太ったわ。。 -
合計3回入浴しました。
硫黄の香りぷんぷんさせて、お宿を後に。
みぞれが降っているのがわかりますかね。
この辺りは標高1000mくらいあるそうですから、麓よりも残雪が多い。 -
真狩(まっかり)の水汲み場。
無料です。タンクやペットボトル持参で、水を汲みに来る人が多いです。
羊蹄山麓には、雪解け水が噴き出している場所がいくつもあります。
そのうちのひとつに立ち寄ります。
雪国の人ならわかると思いますが、この雪解け水の味がする水道水が普通なんですよね。地元を出て初めてそのことに気づきました。
私にとっての母なる水は、この味なんだ、と。 -
体調を壊し、自宅療養したときに、両親はこの水を汲みに1カ月に1度車を走らせ、飲料水をまかなっていました。
また、日帰り公共温泉「まっかり温泉」というところも近くにありまして、水汲みついでに私は疲れ切った体を温泉の湯に浸して、少しずつ疲れを抜き、1年かけて健康を取り戻したのです。
今回は立ち寄りませんが、、まっかり温泉の露天風呂から眺める羊蹄山は、それはみごとで、トップの写真のような美姿を見せてくれます。もちろん、泉質も「気持ちのいい、いつまでも入っていたい」くらいの湯。お気に入りの温泉です。
温泉と飲み水に養われ、北海道の食べ物で復活した私にとって、ニセコは特別な場所。 -
自分の生まれ育ったところの食べ物が一番栄養になると聞いたことがあります。それも本当かもしれません。
-
ここの水は甘くまろやか。
最近では、両親も近場の札幌近郊の湧水にしているのですが、味はここのほうが上だと言います。 -
ようやく蕗の薹が顔をのぞかせて。
-
水汲み場の隣には、豆腐屋さんがあります。
詳しくはクチコミで。 -
ここのスゴイのは、ほぼ全種の試食ができること。
だからつい買っちゃう。
美味しいですしね。 -
再び天気が良かったある日の写真。
また美しい姿をみせておくれ。
地元の人は、「毎日見ているけど、見あきない」と言います。
私も、何度来ても好きです。
また来るわ。
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3.26 -
蘭越町営国民宿舎雪秩父
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