2013年観桜記　（８）長峰公園の桜と芝桜

2013/04/08 - 2013/04/08

今年の観桜記も、そろそろ終わりに近づいています。（もう少し続く予定ですが・・・）
今回は、桜と芝桜のコラボです。矢板駅の近くにあるツツジの名所として知られている長峰公園の桜です。自宅付近の桜が満開を過ぎてしまったので、県北はちょうど満開の時期と予想していたのですが、もう散り始めていました。週末の大荒れの天気で散るのが早まってしまったのかもしれません。それでも、桜の薄いピンクと芝桜の濃いピンクの取り合わせはとてもきれいでした。

エリア 矢板・塩谷(栃木)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

矢板駅から歩いて１０分ほどのところにある都市公園です。ここはツツジの公園として有名ですが、桜もソメイヨシノ、枝垂れ桜など大小１５０本ほど植えられていて、桜のスポットでもあります。以前は公園の真ん中は野球場だったようですが、今は芝生の広場として整備されていたはずです・・・
ところが今年行ってみると写真のように芝生は無残に剥ぎ取られて、中に入れないようにロープが張られていました。福島原発事故の放射能の除染で芝生ごと土を剥ぎ取ってしまったということです。

広場の周囲に植えられた桜は、見事に花を咲かせています。

左下の残雪が残っている山は奥日光の男体山です。

昨日の強風と雨で、だいぶ散ってしまいました。

桜の手前には芝桜が植えられています。まだ株が小さいものがたくさんあるので、どうやら以前からあった株は除染のために引き抜かれて新しく植え替えられたようです。

快晴の青空と薄いピンクの桜と濃いピンクの芝桜の色彩のコントラストが良い感じです。

水仙も加えてみました。

タンポポと桜。タンポポの周りには桜吹雪の跡が残っています。

野球グランドの隣の児童公園の桜

ケヤキも新芽が出てきました。

桜吹雪の名残り

車椅子のお年寄りの皆さんも花見です。

池の水が抜かれてしまっています。これも除染のためと思われます。
ここに水があれば、芝生広場の方から眺めると、水面に写った桜と芝桜も入れてすばらしい情景になるのですがね〜。その写真を撮りたくてここにきたのですが、残念！

ナイター用に設置された照明灯を利用して、夜は桜のライトアップが行われます。

ツツジが満開になるころには、毎年ツツジ祭りが開催されていますが、今年は中止らしい。除染で市の予算を使ってしまって、祭り開催に回す費用が捻出できないからだそうです。福島原発事故は、こんな形でも被害をもたらしているのだと、あらためてその罪深さを考えさせられた花見でした。