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金沢には何度も来ているし、兼六園に金沢城、東茶屋街に近江町市場、武家屋敷に雉香炉の石川県立博物館や21世紀美術館、香林坊に九谷焼のお店巡りなどなど、もうあらかたの観光スポットは行ってしまっているのですが、改めて調べてみると、金沢はこんなものではない。少し、丁寧に回ってみようとすると、一気に気になるスポットが増えてきます。<br /><br />今回は、福井に続いて、金沢を二日をかけて回りますが、どこまで回れるか気が遠くなるような気持ちにもなってきました。しかし、それでも、歩き始めるしかない。さあ、元気を出して出発です。

福井VS金沢の街歩き(二日目)~金沢の観光スポットは多過ぎ。攻略に四苦八苦の街歩きとなりました~

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2013/01/13 - 2013/01/13

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たびたび

たびたびさん

金沢には何度も来ているし、兼六園に金沢城、東茶屋街に近江町市場、武家屋敷に雉香炉の石川県立博物館や21世紀美術館、香林坊に九谷焼のお店巡りなどなど、もうあらかたの観光スポットは行ってしまっているのですが、改めて調べてみると、金沢はこんなものではない。少し、丁寧に回ってみようとすると、一気に気になるスポットが増えてきます。

今回は、福井に続いて、金沢を二日をかけて回りますが、どこまで回れるか気が遠くなるような気持ちにもなってきました。しかし、それでも、歩き始めるしかない。さあ、元気を出して出発です。

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  • 金沢駅の近くのホテルを出て、近場から。ただ、逆にこの辺りは、金沢の観光エリアからするとちょっと外れなのかなあ。駅前別院通りなんか足を踏み入れるのは初めてです。意外にも風情ある街並みで、少し驚きました。その先にあるのが金沢東別院。名前の通り、京都の東本願寺の金沢別院を意味します。<br /><br />

    金沢駅の近くのホテルを出て、近場から。ただ、逆にこの辺りは、金沢の観光エリアからするとちょっと外れなのかなあ。駅前別院通りなんか足を踏み入れるのは初めてです。意外にも風情ある街並みで、少し驚きました。その先にあるのが金沢東別院。名前の通り、京都の東本願寺の金沢別院を意味します。

  • 加賀の国は、一向宗の一大拠点であっただけに、本堂の構えも威風堂々。一見の価値はあるでしょう。

    加賀の国は、一向宗の一大拠点であっただけに、本堂の構えも威風堂々。一見の価値はあるでしょう。

  • こちらは、西本願寺の系統、金沢西別院。<br />蓮如が吉崎に御坊を建てて以降、有名な加賀の一向一揆に象徴されるように、北陸は一向宗の一大拠点となりました。その歴史を受け継ぐ一つが、ここです。木造の本堂の破風がとても見事。<br />

    こちらは、西本願寺の系統、金沢西別院。
    蓮如が吉崎に御坊を建てて以降、有名な加賀の一向一揆に象徴されるように、北陸は一向宗の一大拠点となりました。その歴史を受け継ぐ一つが、ここです。木造の本堂の破風がとても見事。

  • こちらは、県の指定文化財の古い経堂です。雰囲気ありますね。<br />

    こちらは、県の指定文化財の古い経堂です。雰囲気ありますね。

  • 近江町市場にちょっと寄って、武家屋敷に向かいます

    近江町市場にちょっと寄って、武家屋敷に向かいます

  • 途中の玉川公園。一見、市街地にある普通の公園なのですが、ここは加賀八家長家の上屋敷跡。加賀八家は、いずれも1万石以上ですので本来なら大名。長家は三番目の大きさで3万3千石もありました。傍らに説明版がありました。<br /><br /><br />

    途中の玉川公園。一見、市街地にある普通の公園なのですが、ここは加賀八家長家の上屋敷跡。加賀八家は、いずれも1万石以上ですので本来なら大名。長家は三番目の大きさで3万3千石もありました。傍らに説明版がありました。


  • 金沢市内を流れる用水路には、長町武家屋敷界隈を流れる大野庄用水のほか、これと少し離れた住宅地を流れる鞍月用水があります。この用水も、金沢城の防衛のために総構堀をめぐらすという目的で、造られたもののよう。時期によって違うのかもしれませんが、大野庄用水と比べると、けっこう水量が多くて、勢いもありました。<br />ただ、この用水に来たということは、ちょっと筋を間違えたようです。<br /><br />

    金沢市内を流れる用水路には、長町武家屋敷界隈を流れる大野庄用水のほか、これと少し離れた住宅地を流れる鞍月用水があります。この用水も、金沢城の防衛のために総構堀をめぐらすという目的で、造られたもののよう。時期によって違うのかもしれませんが、大野庄用水と比べると、けっこう水量が多くて、勢いもありました。
    ただ、この用水に来たということは、ちょっと筋を間違えたようです。

  • 武家屋敷では、まず、旧加賀藩士 高田家跡。<br /><br />

    武家屋敷では、まず、旧加賀藩士 高田家跡。

  • 中間の住んでいた長屋門や庭園を中心に、土塀、馬屋が立つ中級藩士の屋敷を復元したもの。ただ、この屋敷自体は、特に変わったところはないような。この屋敷自体の鑑賞もありますが、むしろ、こうした屋敷が軒を並べていた光景を想像して楽しむのがいいのではないかと思いました。<br />なお、パンフレットなどでは、9時半からとなっていましたが、8時くらいにはもう自由に出入りできていました。

    中間の住んでいた長屋門や庭園を中心に、土塀、馬屋が立つ中級藩士の屋敷を復元したもの。ただ、この屋敷自体は、特に変わったところはないような。この屋敷自体の鑑賞もありますが、むしろ、こうした屋敷が軒を並べていた光景を想像して楽しむのがいいのではないかと思いました。
    なお、パンフレットなどでは、9時半からとなっていましたが、8時くらいにはもう自由に出入りできていました。

  • 次は金沢市足軽資料館へ。

    次は金沢市足軽資料館へ。

  • ここも、長町武家屋敷の見どころの一つ。清水家、高西家の2軒が保存公開されているのですが、<br /><br />

    ここも、長町武家屋敷の見どころの一つ。清水家、高西家の2軒が保存公開されているのですが、

  • 「他の藩では足軽は独立した屋敷はないのが普通。加賀藩の豊かな財政事情があって、このように独立した屋敷となっている」との説明には、正直、驚きました。それって、今の大企業と中小企業の違いみたいですよね。

    「他の藩では足軽は独立した屋敷はないのが普通。加賀藩の豊かな財政事情があって、このように独立した屋敷となっている」との説明には、正直、驚きました。それって、今の大企業と中小企業の違いみたいですよね。

  • なお、見学は無料です。

    なお、見学は無料です。

  • 近くにあった加賀生麩処 茶庵。

    近くにあった加賀生麩処 茶庵。

  • 看板商品の麩まんじゅうをいただきました。生麩のまんじゅうは、これまでもあちこちで食べていましたが、ここのは最高かも。もっちりした生麩と濃厚な餡子は、何個でも食べれそうなおいしさでした。麩がちょっと緑色なのは、ホウレンソウを少し混ぜているのだそう。たぶん、色付けのためだと思いますが、この色合いもグッドです。<br /><br />

    イチオシ

    看板商品の麩まんじゅうをいただきました。生麩のまんじゅうは、これまでもあちこちで食べていましたが、ここのは最高かも。もっちりした生麩と濃厚な餡子は、何個でも食べれそうなおいしさでした。麩がちょっと緑色なのは、ホウレンソウを少し混ぜているのだそう。たぶん、色付けのためだと思いますが、この色合いもグッドです。

  • 長町武家屋敷休憩館へも寄ってみます。観光案内所の役割もある施設で、何人かの係の人が常駐しています。

    長町武家屋敷休憩館へも寄ってみます。観光案内所の役割もある施設で、何人かの係の人が常駐しています。

  • ただ、それだけではなくて、武家の暮らしの年間行事を説明するパネルや武家屋敷界隈の観光スポットを紹介する展示もあったりして、この施設自体がそれなりに見ごたえのある内容になっていました。<br /><br />

    ただ、それだけではなくて、武家の暮らしの年間行事を説明するパネルや武家屋敷界隈の観光スポットを紹介する展示もあったりして、この施設自体がそれなりに見ごたえのある内容になっていました。

  • そして、長町の武家屋敷跡の見学としては、多分、ここが一番のハイライト、野村家です。<br />

    そして、長町の武家屋敷跡の見学としては、多分、ここが一番のハイライト、野村家です。

  • ただし、代々奉行職を歴任してきた加賀藩士・野村家1,200石のお屋敷とはいえ、当時のものは基本的な庭の部分だけ。

    イチオシ

    ただし、代々奉行職を歴任してきた加賀藩士・野村家1,200石のお屋敷とはいえ、当時のものは基本的な庭の部分だけ。

  • 現在の建物は、大聖寺の豪商久保彦兵衛が邸宅の一部を移築したもので、狩野派の絵師による山水画の襖や、総檜造りの格天井、ギヤマン入りの障子戸など、見事な作りの上段の間は、武家のものではありません。しかし、加賀の文化財として見た時の価値は変わらないので、そういう目で見ればいいかと思います。

    現在の建物は、大聖寺の豪商久保彦兵衛が邸宅の一部を移築したもので、狩野派の絵師による山水画の襖や、総檜造りの格天井、ギヤマン入りの障子戸など、見事な作りの上段の間は、武家のものではありません。しかし、加賀の文化財として見た時の価値は変わらないので、そういう目で見ればいいかと思います。

  • 私は、上段の間の脇の池から滝が落ちて、その下に二段になった池がある構造にはびっくり。狭い場所でこれだけの意匠は初めて見ました。さらに加えれば、これはポンプで水をくみ上げてできているものなので、江戸時代にこういうことになっていたわけではありません。が、この姿をここに造ってみせることが加賀文化なのだと思います。<br /><br /><br />

    イチオシ

    私は、上段の間の脇の池から滝が落ちて、その下に二段になった池がある構造にはびっくり。狭い場所でこれだけの意匠は初めて見ました。さらに加えれば、これはポンプで水をくみ上げてできているものなので、江戸時代にこういうことになっていたわけではありません。が、この姿をここに造ってみせることが加賀文化なのだと思います。


  • ほか、伝来の道具類の

    ほか、伝来の道具類の

  • 展示もされています。<br />ここは、本当に見応えがありました。なんか、今日の観光は、これで終わってしまったような気持ちです。

    展示もされています。
    ここは、本当に見応えがありました。なんか、今日の観光は、これで終わってしまったような気持ちです。

  • さて、野村家を出たところの風景。お屋敷の土塀に沿って流れる川が大野庄用水です。犀川より取水し、400年前に造られたもの。それぞれの武家屋敷の庭の池には、この用水の水が引き込まれたり、生活用水としても使われていたのではないかと思います。金沢の情緒ある風景の一つです。<br />

    さて、野村家を出たところの風景。お屋敷の土塀に沿って流れる川が大野庄用水です。犀川より取水し、400年前に造られたもの。それぞれの武家屋敷の庭の池には、この用水の水が引き込まれたり、生活用水としても使われていたのではないかと思います。金沢の情緒ある風景の一つです。

  • <br />こちらは、雪囲い。今の時期の風物詩です。


    こちらは、雪囲い。今の時期の風物詩です。

  • 再び元気を出して、こちらは、金沢市老舗記念館。<br />

    再び元気を出して、こちらは、金沢市老舗記念館。

  • こちらは、藩政時代からの薬種商「中屋薬舗」の建物を移築したもの。広い土間から回りますが、帳場には番頭さんや手代さんの机。奥まった場所には主人の場所もあって、かなりの大店です。

    こちらは、藩政時代からの薬種商「中屋薬舗」の建物を移築したもの。広い土間から回りますが、帳場には番頭さんや手代さんの机。奥まった場所には主人の場所もあって、かなりの大店です。

  • 二階の展示は、「中屋薬舗」だけでなく、金沢の各種お店の看板や商品など。

    二階の展示は、「中屋薬舗」だけでなく、金沢の各種お店の看板や商品など。

  • その他、着物の飾りつけも楽しくて、余裕のある豊かな金沢を感じました。<br />

    イチオシ

    その他、着物の飾りつけも楽しくて、余裕のある豊かな金沢を感じました。

  • 武家屋敷には、さらに、前田土佐守家資料館というのもあります。こちらは、前田利家の二男前田利政を家祖とする前田土佐守家に伝来する歴史資料を展示。<br /><br />

    武家屋敷には、さらに、前田土佐守家資料館というのもあります。こちらは、前田利家の二男前田利政を家祖とする前田土佐守家に伝来する歴史資料を展示。

  • 前田利政は、家康に従おうとする長男利長に対し、反家康の行動をとった人物。関ヶ原の戦い後、利政は所領を没収されますが、その子直之が前田藩三代利常に仕え、前田土佐守家を立てたもの。資料には、その際の利家の妻、松の喜びようも伝えられています。<br />

    前田利政は、家康に従おうとする長男利長に対し、反家康の行動をとった人物。関ヶ原の戦い後、利政は所領を没収されますが、その子直之が前田藩三代利常に仕え、前田土佐守家を立てたもの。資料には、その際の利家の妻、松の喜びようも伝えられています。

  • 西へ移動してきて、ここはもう犀川。犀川は、金沢市の西側を流れる川。金沢には、東側を流れる浅野川もあって、犀川が男川と言い、浅野川は女川とされます。

    西へ移動してきて、ここはもう犀川。犀川は、金沢市の西側を流れる川。金沢には、東側を流れる浅野川もあって、犀川が男川と言い、浅野川は女川とされます。

  • 武家屋敷からそのまま東へ。犀川を渡るともう室生犀星記念館。ここは、犀星が晩年を過ごした旧居の跡地に建つ資料館です。<br />犀星は、加賀藩の足軽頭だった小畠弥左衛門吉種とハルという名の女性の間に私生児だったそうで。その後、生家近くの雨宝院に引き取られます。<br /><br />

    武家屋敷からそのまま東へ。犀川を渡るともう室生犀星記念館。ここは、犀星が晩年を過ごした旧居の跡地に建つ資料館です。
    犀星は、加賀藩の足軽頭だった小畠弥左衛門吉種とハルという名の女性の間に私生児だったそうで。その後、生家近くの雨宝院に引き取られます。

  • 夏の日の匹婦の腹に生まれけり<br /><br />こうした生い立ちは犀星の文学に深い影響を与えています。<br /><br />「ふるさとは遠きにありて思ふもの」の一節も、何となく、違う感じ方になったようでした。<br />

    夏の日の匹婦の腹に生まれけり

    こうした生い立ちは犀星の文学に深い影響を与えています。

    「ふるさとは遠きにありて思ふもの」の一節も、何となく、違う感じ方になったようでした。

  • 雨宝院もすぐそば。先ほど触れた室生犀星が幼少を過ごしたお寺です。

    雨宝院もすぐそば。先ほど触れた室生犀星が幼少を過ごしたお寺です。

  • 犀星は、この寺の住職の養子でした。室生犀星記念館を見た後、近くであることを知り、訪ねました。境内はほとんどなくて、本堂を覗くと大きな「子安地蔵尊」もありました。知らないでのぞくと、大きくて、ちょっとぎょっとします。<br />

    犀星は、この寺の住職の養子でした。室生犀星記念館を見た後、近くであることを知り、訪ねました。境内はほとんどなくて、本堂を覗くと大きな「子安地蔵尊」もありました。知らないでのぞくと、大きくて、ちょっとぎょっとします。

  • なお、室生犀星記念室もあって、こちらは有料です。<br />

    なお、室生犀星記念室もあって、こちらは有料です。

  • 方向転換して、西の犀川へ。<br />犀川は、浅野川が金沢城の東側を流れるのに対し、西側を流れる川。香林坊から野町へ向かう途中に通りました。青い鉄橋の大橋は、国の登録有形文化財。登録は歴史が評価されたものでもあるのですが、ちなみに、前田利家の頃には、犀川にかかる唯一の橋だったよう。当然、木造です。<br />なお、写真の上部の梁にある橋名板は、橋が完成した大正当時の石川県知事、長谷川久一が書いたものです。<br /><br />

    方向転換して、西の犀川へ。
    犀川は、浅野川が金沢城の東側を流れるのに対し、西側を流れる川。香林坊から野町へ向かう途中に通りました。青い鉄橋の大橋は、国の登録有形文化財。登録は歴史が評価されたものでもあるのですが、ちなみに、前田利家の頃には、犀川にかかる唯一の橋だったよう。当然、木造です。
    なお、写真の上部の梁にある橋名板は、橋が完成した大正当時の石川県知事、長谷川久一が書いたものです。

  • ここからは、鈴木大拙記念館へ。<br />鈴木大拙は、金沢が生んだ世界的・仏教哲学者。

    ここからは、鈴木大拙記念館へ。
    鈴木大拙は、金沢が生んだ世界的・仏教哲学者。

  • 禅と日本文化を海外に紹介した人でもあります。

    禅と日本文化を海外に紹介した人でもあります。

  • その思想や足跡を紹介するという記念館なのですが、館は、国際的な建築家である谷口吉生の設計によるモダンなもの。 その空間で「考える」よう、要所要所で、氏の言葉がパンフレットのなって置いてあり、これを読みながら、進んでいく仕組み。本来はちょっととらえどころのないテーマですが、けっこう工夫されています。<br />

    イチオシ

    その思想や足跡を紹介するという記念館なのですが、館は、国際的な建築家である谷口吉生の設計によるモダンなもの。 その空間で「考える」よう、要所要所で、氏の言葉がパンフレットのなって置いてあり、これを読みながら、進んでいく仕組み。本来はちょっととらえどころのないテーマですが、けっこう工夫されています。

  • 続いて、金沢市立中村記念美術館へ。<br />

    続いて、金沢市立中村記念美術館へ。

  • ここは、金沢市の実業家中村栄俊が収集したコレクションを基本とした美術館です。

    ここは、金沢市の実業家中村栄俊が収集したコレクションを基本とした美術館です。

  • 焼き物、書跡、絵画、漆芸、金工などの茶道関係の美術品が中心です。敗戦の日本を目の当たりにし、これからは文化国家を目指すべきという決意で収集が始まったそうで、何か、今の時代にも当てはまるような気持ちになりました。<br />

    焼き物、書跡、絵画、漆芸、金工などの茶道関係の美術品が中心です。敗戦の日本を目の当たりにし、これからは文化国家を目指すべきという決意で収集が始まったそうで、何か、今の時代にも当てはまるような気持ちになりました。

  • 個人の目線で統一されているので、鑑賞もしやすいです。

    個人の目線で統一されているので、鑑賞もしやすいです。

  • さらに、金沢市立ふるさと偉人館。ここでは、金沢が生んだ偉人を個別に紹介しています。

    さらに、金沢市立ふるさと偉人館。ここでは、金沢が生んだ偉人を個別に紹介しています。

  • タカジアスターゼを発見した高峰譲吉とかの化学者に、天文学者に哲学者・思想家や書道家まで、多彩です。

    タカジアスターゼを発見した高峰譲吉とかの化学者に、天文学者に哲学者・思想家や書道家まで、多彩です。

  • それぞれの展示は充実していて、「決してあきらめない」とか、丁寧な教育的コメントがあったり、人物を紹介するだけでなく何んとか金沢を発展させたいという地元愛のようなものも感じました。<br />

    それぞれの展示は充実していて、「決してあきらめない」とか、丁寧な教育的コメントがあったり、人物を紹介するだけでなく何んとか金沢を発展させたいという地元愛のようなものも感じました。

  • 21世紀美術館の方に戻ってきました。

    21世紀美術館の方に戻ってきました。

  • この水のないプールは、美術館の象徴のような存在。いつも人気です。

    イチオシ

    この水のないプールは、美術館の象徴のような存在。いつも人気です。

  • 金沢能楽美術館は、21世紀美術館の隣り。石川県立美術館の方から回ったので、21世紀美術館の敷地を抜けて行きました。<br />

    金沢能楽美術館は、21世紀美術館の隣り。石川県立美術館の方から回ったので、21世紀美術館の敷地を抜けて行きました。

  • 前田藩の能は、加賀宝生といって宝生流。といっても、違いなど分かってはいないのですが、とにかく色鮮やかな能の衣装が見所でしょう。すぐにでも着れそうな状態の衣装で、とても美しいものでした。<br />

    イチオシ

    前田藩の能は、加賀宝生といって宝生流。といっても、違いなど分かってはいないのですが、とにかく色鮮やかな能の衣装が見所でしょう。すぐにでも着れそうな状態の衣装で、とても美しいものでした。

  • 北山堂は、21世紀美術館の隣りにある九谷焼の販売店。金沢市内では指折りの老舗で、古九谷の骨董の類から、日用品まで幅広い品ぞろえが光ります。ただ、それらは、日用品を中心にした一階と骨董まで含めた二階できちんと分けてあるので、変なプレッシャーを受けながら買い物をするということにはなりません。ちょっと見るだけの観光客でも、寄りやすいお店だと思います。私も、普段使いの皿を買ったことがあります。<br /><br />

    北山堂は、21世紀美術館の隣りにある九谷焼の販売店。金沢市内では指折りの老舗で、古九谷の骨董の類から、日用品まで幅広い品ぞろえが光ります。ただ、それらは、日用品を中心にした一階と骨董まで含めた二階できちんと分けてあるので、変なプレッシャーを受けながら買い物をするということにはなりません。ちょっと見るだけの観光客でも、寄りやすいお店だと思います。私も、普段使いの皿を買ったことがあります。

  • 兼六園の入口を過ぎて、

    兼六園の入口を過ぎて、

  • 金沢城の敷地を越えて行ったところにある寺島蔵人邸跡を目指します。

    金沢城の敷地を越えて行ったところにある寺島蔵人邸跡を目指します。

  • 寺島蔵人邸跡は、長町の武家屋敷とは全然違う場所です。しかし、金沢の武家屋敷跡として一般公開されている建物で、当時のままのものはここだけだそうです。<br /><br />

    寺島蔵人邸跡は、長町の武家屋敷とは全然違う場所です。しかし、金沢の武家屋敷跡として一般公開されている建物で、当時のままのものはここだけだそうです。

  • 寺島蔵人は、上層部に意見をしても聞き入れられず、義憤の生涯を送ったようです。<br />

    寺島蔵人は、上層部に意見をしても聞き入れられず、義憤の生涯を送ったようです。

  • しかし、文人・画人でもあったよう。

    しかし、文人・画人でもあったよう。

  • 蔵人の作品はありませんでしたが、代々に渡って、集めたコレクションは、そうした素養のある家系であったことが彷彿とされるもの。

    蔵人の作品はありませんでしたが、代々に渡って、集めたコレクションは、そうした素養のある家系であったことが彷彿とされるもの。

  • 焼き物を中心に拝見しましたが、いい趣味のコレクションです。<br />

    焼き物を中心に拝見しましたが、いい趣味のコレクションです。

  • 金沢文芸館は、元銀行の建物を使った資料館。<br />

    金沢文芸館は、元銀行の建物を使った資料館。

  • 内部はどこかの高級喫茶店のように、とてもおしゃれにしつらえられていて、この雰囲気を味わうだけでも価値があるかも。<br />

    イチオシ

    内部はどこかの高級喫茶店のように、とてもおしゃれにしつらえられていて、この雰囲気を味わうだけでも価値があるかも。

  • 書籍の展示には、金沢五木寛之文庫というコーナーもありましたが、聞くと五木寛之の奥様が金沢出身だとか。また、五木寛之が売れない時代にここでいわゆる充電期間を過ごしたことから、金沢が五木寛之文学のスタート地点とされているのだそうです。<br />

    書籍の展示には、金沢五木寛之文庫というコーナーもありましたが、聞くと五木寛之の奥様が金沢出身だとか。また、五木寛之が売れない時代にここでいわゆる充電期間を過ごしたことから、金沢が五木寛之文学のスタート地点とされているのだそうです。

  • 久保市乙剣宮は、泉鏡花記念館のすぐそば。泉鏡花も子供のころ、ここを遊び場にしていたといいます。<br />また、神社の境内の裏手からは、主計町茶屋街へと抜ける「暗がり坂」という坂があって、花街に遊びに行く旦那衆が通った坂なのだそうです。雰囲気のある神社です。<br /><br />

    久保市乙剣宮は、泉鏡花記念館のすぐそば。泉鏡花も子供のころ、ここを遊び場にしていたといいます。
    また、神社の境内の裏手からは、主計町茶屋街へと抜ける「暗がり坂」という坂があって、花街に遊びに行く旦那衆が通った坂なのだそうです。雰囲気のある神社です。

  • 金沢蓄音器館は、蓄音機の展示のほか、一日に何回か、生の演奏を聞かせてくれます。説明してくれた係の方がとても軽妙な語り口。時間のたつのも忘れて、蓄音機の歴史やそれぞれの機種の特徴など、楽しく理解することができました。<br />

    金沢蓄音器館は、蓄音機の展示のほか、一日に何回か、生の演奏を聞かせてくれます。説明してくれた係の方がとても軽妙な語り口。時間のたつのも忘れて、蓄音機の歴史やそれぞれの機種の特徴など、楽しく理解することができました。

  • 電気的な処理をしなくても、こんなに大きな音、豊かな音が出るとは驚き。初めて知りましたが、ノスタルジーだけではない、今でも独特の魅力が確かにあると感じました。<br />

    電気的な処理をしなくても、こんなに大きな音、豊かな音が出るとは驚き。初めて知りましたが、ノスタルジーだけではない、今でも独特の魅力が確かにあると感じました。

  • 佃の佃煮は、金沢市内に何か所かあるようですが、ここは泉鏡花記念館の前にある本店です。<br />

    佃の佃煮は、金沢市内に何か所かあるようですが、ここは泉鏡花記念館の前にある本店です。

  • 佃煮は買うつもりはなかったのですが、寄ってみると、「加賀の白峰」という最中の中に煮込んだクルミを入れたお菓子がありました。試食すると、最中とクルミのコラボが意外に絶妙。全体に軽い食感で、腹にたまるようなボリューム感はないのですが、金沢の発想力の豊かさのようなものを感じました。ちょっと、値段が高いような気もしましたが、お土産はこれに決めました。<br />

    佃煮は買うつもりはなかったのですが、寄ってみると、「加賀の白峰」という最中の中に煮込んだクルミを入れたお菓子がありました。試食すると、最中とクルミのコラボが意外に絶妙。全体に軽い食感で、腹にたまるようなボリューム感はないのですが、金沢の発想力の豊かさのようなものを感じました。ちょっと、値段が高いような気もしましたが、お土産はこれに決めました。

  • 泉鏡花は、浪漫と幻想の作家。

    泉鏡花は、浪漫と幻想の作家。

  • これは、入り口脇の銅像です。

    これは、入り口脇の銅像です。

  • 中に入って、記念館ではジオラマで、作品の世界が紹介されていましたが、女性の美しさとともに、あの世でもない、この世でもない。何か現実離れしたおどろおどろしさのような怪奇的な内容をすさまじい描写力で描いていく。金沢で育まれた感性なのでしょうか。本当に独特で、強く印象に残ります。<br />

    中に入って、記念館ではジオラマで、作品の世界が紹介されていましたが、女性の美しさとともに、あの世でもない、この世でもない。何か現実離れしたおどろおどろしさのような怪奇的な内容をすさまじい描写力で描いていく。金沢で育まれた感性なのでしょうか。本当に独特で、強く印象に残ります。

  • 滝の白糸碑は、鏡花のみちの途中。梅ノ橋のたもとにあります。映画や劇となった「滝の白糸」の原作は、泉鏡花の出世作「義血侠血」。そのヒロイン女水芸人が滝の白糸です。<br />学資を支援していた若者は検事となり、殺人を犯したヒロインが若者に裁かれる。そして、検事に諭されるまま正直に罪を告白した法廷で、ヒロインは自殺する。自分の本望を果たした喜びと悲劇が微妙に折り重なる名作です。<br /><br /><br />

    滝の白糸碑は、鏡花のみちの途中。梅ノ橋のたもとにあります。映画や劇となった「滝の白糸」の原作は、泉鏡花の出世作「義血侠血」。そのヒロイン女水芸人が滝の白糸です。
    学資を支援していた若者は検事となり、殺人を犯したヒロインが若者に裁かれる。そして、検事に諭されるまま正直に罪を告白した法廷で、ヒロインは自殺する。自分の本望を果たした喜びと悲劇が微妙に折り重なる名作です。


  • 鏡花のみちは、浅野川大橋から上流に向かって、浅野川沿いを歩きます。すぐに木の橋があって、これが天神橋。鏡花の傑作「義血侠血」は、この天神橋が舞台なのだそうです。この「義血侠血」を原作として書かれたのが「滝の白糸」。橋のたもとには、女水芸人「滝の白糸」の碑もあります。

    鏡花のみちは、浅野川大橋から上流に向かって、浅野川沿いを歩きます。すぐに木の橋があって、これが天神橋。鏡花の傑作「義血侠血」は、この天神橋が舞台なのだそうです。この「義血侠血」を原作として書かれたのが「滝の白糸」。橋のたもとには、女水芸人「滝の白糸」の碑もあります。

  • 徳田秋聲は、泉鏡花、室生犀星と並んで、金沢の三文豪のひとり。尾崎紅葉の門下から明治期の自然主義文学運動の中心的存在として活躍します。<br />

    徳田秋聲は、泉鏡花、室生犀星と並んで、金沢の三文豪のひとり。尾崎紅葉の門下から明治期の自然主義文学運動の中心的存在として活躍します。

  • この記念館は、浅野川にかかる梅ノ橋のたもと。ひがし茶屋街もすぐそばです。なお、館内には、和紙人形シアターがあって、氏の作品を分かりやすく紹介しています。<br /><br />

    この記念館は、浅野川にかかる梅ノ橋のたもと。ひがし茶屋街もすぐそばです。なお、館内には、和紙人形シアターがあって、氏の作品を分かりやすく紹介しています。

  • これが梅ノ橋です。

    これが梅ノ橋です。

  • 金沢市立安江金箔工芸館は、ひがし茶屋街のそばの国道沿い。金沢の伝統工芸に欠かせない金箔に関わる博物館。展示は、金を何度もたたいて薄く引き伸ばすという行程で使う金箔の製造道具も。金箔を使った美術工芸品は、漆との組み合わせだけでなく、彫金の作品もありました。

    金沢市立安江金箔工芸館は、ひがし茶屋街のそばの国道沿い。金沢の伝統工芸に欠かせない金箔に関わる博物館。展示は、金を何度もたたいて薄く引き伸ばすという行程で使う金箔の製造道具も。金箔を使った美術工芸品は、漆との組み合わせだけでなく、彫金の作品もありました。

  • 伝統的なデザインに現代美術的な作品もありましたが、流行にとらわれないという意味では、後者の方は、難しい面があるのではないかと思いました。<br /><br />

    伝統的なデザインに現代美術的な作品もありましたが、流行にとらわれないという意味では、後者の方は、難しい面があるのではないかと思いました。

  • 工芸工房は、ひがし茶屋街の方から近道を聞いて行ったのですが、急な坂道をかなり登って行くので、ちょっと覚悟が必要です。卯辰山では、古くから焼き物が焼かれてきた歴史があるので、九谷焼のことがもう少し知りたくて訪ねました。<br />一旦は途絶えた九谷焼を京都から技術者を呼んで、再興したことなどは知っていた通り。赤絵の発生ももう少し詳しくあればよかったかなあという感じでした。<br />ただ、対象範囲は焼き物のほかに工芸全般。漆工芸、絵画、金属加工の作品も展示されています。

    工芸工房は、ひがし茶屋街の方から近道を聞いて行ったのですが、急な坂道をかなり登って行くので、ちょっと覚悟が必要です。卯辰山では、古くから焼き物が焼かれてきた歴史があるので、九谷焼のことがもう少し知りたくて訪ねました。
    一旦は途絶えた九谷焼を京都から技術者を呼んで、再興したことなどは知っていた通り。赤絵の発生ももう少し詳しくあればよかったかなあという感じでした。
    ただ、対象範囲は焼き物のほかに工芸全般。漆工芸、絵画、金属加工の作品も展示されています。

  • 工芸工房から降りてきました。松尾神社は、金沢の卯辰山山麓寺院群の中。曲がりくねった細い道をたどって、偶然っぽい辿り着き方で辿り着きました。<br /><br />

    工芸工房から降りてきました。松尾神社は、金沢の卯辰山山麓寺院群の中。曲がりくねった細い道をたどって、偶然っぽい辿り着き方で辿り着きました。

  • 境内にある説明書きを見ると、意外にも織田信長に関わりがあるよう。神社の起こりは、近江の安土城内に祭祀された松尾大神。その後、前田利家が信長より賜り、金沢入城の際も城内に祀っていたのだそうです。<br />

    境内にある説明書きを見ると、意外にも織田信長に関わりがあるよう。神社の起こりは、近江の安土城内に祭祀された松尾大神。その後、前田利家が信長より賜り、金沢入城の際も城内に祀っていたのだそうです。

  • こちらは、宇多須神社。

    こちらは、宇多須神社。

  • 宇多須神社は、卯辰山山麓寺院群の中にあって、金沢五社の一つ。かつては、前田利家を密かに祀っていて、藩士が禄高に応じて祭祀料を負担したという特別な存在です。<br />ちなみに、私は卯辰山工芸工房からの帰りに寄りましたが、何度か道を聞いてやっと分かった次第。細い路地がくねくねあって、どっちに向かって歩いているのかもわからなくなるくらいでした。小さな町で、ちょっと信じられないような一角です。<br /><br />

    宇多須神社は、卯辰山山麓寺院群の中にあって、金沢五社の一つ。かつては、前田利家を密かに祀っていて、藩士が禄高に応じて祭祀料を負担したという特別な存在です。
    ちなみに、私は卯辰山工芸工房からの帰りに寄りましたが、何度か道を聞いてやっと分かった次第。細い路地がくねくねあって、どっちに向かって歩いているのかもわからなくなるくらいでした。小さな町で、ちょっと信じられないような一角です。

  • ひがし茶屋街に帰ってきた時は、もう夕暮れ。晩飯の時間です。

    ひがし茶屋街に帰ってきた時は、もう夕暮れ。晩飯の時間です。

  • 自由軒は、ひがし茶屋街の入口にある老舗の洋食屋さん。場所がいいので、ひがし茶屋街に行ったことのある人は、だれでも「ああ、あの店か」と思い出すのではないでしょうか。で、今回初訪問。中はカウンター席が中心で、小上りもあるという感じ。<br />

    自由軒は、ひがし茶屋街の入口にある老舗の洋食屋さん。場所がいいので、ひがし茶屋街に行ったことのある人は、だれでも「ああ、あの店か」と思い出すのではないでしょうか。で、今回初訪問。中はカウンター席が中心で、小上りもあるという感じ。

  • 日替わり定食をいただきましたが、豚肉の炒め物とか、さすがにうまいです。値段も900円。人気のはずだと思いました。<br />

    日替わり定食をいただきましたが、豚肉の炒め物とか、さすがにうまいです。値段も900円。人気のはずだと思いました。

  • 再び店を出ると、もう真っ暗ですね。<br />宿に帰らねば。

    再び店を出ると、もう真っ暗ですね。
    宿に帰らねば。

  • で、帰る途中に見つけたのが加賀煎餅今屋。大通りに面した小さなお店ですが、中に入ると、たくさんの種類のおせんべい。聞くと、40種類もあるようで、せんべい一本でも、お客さんに飽きられないように新製品を出していたらこうなりましたとのこと。一押しは、コーヒー。<br /><br />

    で、帰る途中に見つけたのが加賀煎餅今屋。大通りに面した小さなお店ですが、中に入ると、たくさんの種類のおせんべい。聞くと、40種類もあるようで、せんべい一本でも、お客さんに飽きられないように新製品を出していたらこうなりましたとのこと。一押しは、コーヒー。

  • いただくと、甘い系の煎餅に、コーヒー豆が入っていて、煎餅の甘さとコーヒー豆の焦げたほろ苦さが組み合わさって、なかなかいけてます。コーヒー豆は歯ごたえも適当にあって、これは上品な大人の味と言えるでしょう。<br />

    イチオシ

    いただくと、甘い系の煎餅に、コーヒー豆が入っていて、煎餅の甘さとコーヒー豆の焦げたほろ苦さが組み合わさって、なかなかいけてます。コーヒー豆は歯ごたえも適当にあって、これは上品な大人の味と言えるでしょう。

  • でも、なんかもう少し食べたいような。<br />では、もりもり寿しに行ってみましょう。行ったのは近江町店。<br />

    でも、なんかもう少し食べたいような。
    では、もりもり寿しに行ってみましょう。行ったのは近江町店。

  • 7時過ぎでしたが、近江町市場の中で、このお店だけが煌々と電気をつけていて、すぐに分かりました。実は、もう晩御飯を食べてお腹がいっぱいだったのですが、せっかくなのでちょっとつまんでみることにした次第。「まぐろの3点」「ひかりもの3点」をいただきましたが、注文して握ってくれる感じ。切り身は、厚さもけっこうあるし、新鮮だし。おいしくいただきました。確かに、店内には全体的な活気もあって、評判通りの人気店だと思います。<br />

    イチオシ

    7時過ぎでしたが、近江町市場の中で、このお店だけが煌々と電気をつけていて、すぐに分かりました。実は、もう晩御飯を食べてお腹がいっぱいだったのですが、せっかくなのでちょっとつまんでみることにした次第。「まぐろの3点」「ひかりもの3点」をいただきましたが、注文して握ってくれる感じ。切り身は、厚さもけっこうあるし、新鮮だし。おいしくいただきました。確かに、店内には全体的な活気もあって、評判通りの人気店だと思います。

  • 元気が出てきて、またちょっと歩きたくなってきました。夜の香林坊へも行ってみますか。<br />途中の大樋焼。橋場町の大樋美術館の方が有名ですが、近江市場と香林坊の間の大通り沿いのここにも、小さな販売店があります。大樋焼本家窯元の暖簾がかかっていて、中には店番のおばあさん。話好きで、大樋焼の特徴とかなんでも話してくれます。<br /><br /><br />

    元気が出てきて、またちょっと歩きたくなってきました。夜の香林坊へも行ってみますか。
    途中の大樋焼。橋場町の大樋美術館の方が有名ですが、近江市場と香林坊の間の大通り沿いのここにも、小さな販売店があります。大樋焼本家窯元の暖簾がかかっていて、中には店番のおばあさん。話好きで、大樋焼の特徴とかなんでも話してくれます。


  • 大樋焼の特徴は、楽焼と同じく、最後は中を削って厚さを整えます。また、赤い土に飴釉を掛けているので地味ですが、抹茶を入れた時に、この赤土の効果が現れて、抹茶の緑が驚くほど映えてきます。格式も高いのですが、それだけに面白い焼き物なんです。<br />

    大樋焼の特徴は、楽焼と同じく、最後は中を削って厚さを整えます。また、赤い土に飴釉を掛けているので地味ですが、抹茶を入れた時に、この赤土の効果が現れて、抹茶の緑が驚くほど映えてきます。格式も高いのですが、それだけに面白い焼き物なんです。

  • 尾山神社のギアマン。夜はきれいなんですよね。

    尾山神社のギアマン。夜はきれいなんですよね。

  • さらに進むと香林坊。金沢市内では一番の目抜き通りです。金沢城に近い地の利もあって、江戸時代から北陸街道沿いに商店が建ち並んでいたという歴史もあります。今でも、百貨店大和をキーテナントとする香林坊アトリオ、KOHRINBO109が通りに面して、金沢で一番の華やかな一角となっています。

    さらに進むと香林坊。金沢市内では一番の目抜き通りです。金沢城に近い地の利もあって、江戸時代から北陸街道沿いに商店が建ち並んでいたという歴史もあります。今でも、百貨店大和をキーテナントとする香林坊アトリオ、KOHRINBO109が通りに面して、金沢で一番の華やかな一角となっています。

  • で、ちょっと寄ってみたくなったのが九谷焼諸江屋。香林坊の商店街にあるお店なんですが、私の見るところ金沢の街では一番の焼き物店です。<br />

    で、ちょっと寄ってみたくなったのが九谷焼諸江屋。香林坊の商店街にあるお店なんですが、私の見るところ金沢の街では一番の焼き物店です。

  • 竹腰潤の作品など九谷焼は当然として、九谷焼に限らず、人間国宝級の作家の傑作といっていい作品が数多く展示されています。こうした商品のレベルは信じられないくらい高くて、他店とはちょっと比べ物にならないと思います。美術館みたいにすばらしいです。こういうのを見ていると、私は寿命が延びるような気持ちになるんですよ。<br /><br />

    竹腰潤の作品など九谷焼は当然として、九谷焼に限らず、人間国宝級の作家の傑作といっていい作品が数多く展示されています。こうした商品のレベルは信じられないくらい高くて、他店とはちょっと比べ物にならないと思います。美術館みたいにすばらしいです。こういうのを見ていると、私は寿命が延びるような気持ちになるんですよ。

  • さてこの辺りで、本当に宿に帰ります。<br />最後に寄ったのは、金沢駅前のフォーラス。一階にあるわのわニュアージュです。ドーナッツのお店のようでしたが、金沢の材料を使った特製のドーナッツ「金澤ドーナツ」シリーズがあって、目を引きました。

    さてこの辺りで、本当に宿に帰ります。
    最後に寄ったのは、金沢駅前のフォーラス。一階にあるわのわニュアージュです。ドーナッツのお店のようでしたが、金沢の材料を使った特製のドーナッツ「金澤ドーナツ」シリーズがあって、目を引きました。

  • 調べると、福井から進出してきたようで、それでこの工夫とはなかなかやりますね。<br />ドーナッツは、自然な柔らかさと風味といったタイプ。何かを無理やり仕立てた感じはなく、宿に帰っておいしくいただきました。<br />さて、福井・金沢の旅も残すはあと一日です。

    調べると、福井から進出してきたようで、それでこの工夫とはなかなかやりますね。
    ドーナッツは、自然な柔らかさと風味といったタイプ。何かを無理やり仕立てた感じはなく、宿に帰っておいしくいただきました。
    さて、福井・金沢の旅も残すはあと一日です。

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