2012/12/02 - 2012/12/04
79位(同エリア235件中)
くまゆさん
「夢の吊り橋」にひかれて、寸又峡温泉に行きました。
宿に着いたのは夕方4時近かったので、3つあるハイキングコースのうち、一番近くて短い「外森山ハイキングコース」を歩くことにしました。
バカでした。
名前に「山」ってついてるじゃありませんか!
12月の、4時過ぎ、しかも山!
始めは結構山道らしい道にご機嫌でしたが、だんだん暗くなると不安になってきて、どんどん暗くなる中をひたすら早く下りたいと、それだけを願って歩くことになってしまいました。
幟がいっぱい出ている「天狗の落ちない大石」というのも、なんのことだかさっぱり分からずに下山しました。
で、次の日の朝、リベンジしました。
表紙の写真が「天狗の落ちない大石」ですが、なぜ落ちないのか本当に不思議で、「合格祈願」したくなるのも納得です。
ただ、このコースの目玉はアカヤシオというツツジのようで、季節が違って残念でした。
寸又峡、素敵なので、アカヤシオの咲いている外森山をまた歩きたいです。
宿泊:ホテル翠紅苑 1泊2食 ほぼ1万円。
食事は、まあ、あんなものですが、館内がとても綺麗でよかったです。
「美女づくりの湯」、露天風呂も気持ち良かったですが、ただ、ちょっとぬるかった。。
寸又峡観光協会のイラストマップから
寸又峡温泉では、「芸者やコンパニオンは置かない」「ネオンサインはつけない」「山への立て看板は設置しない」の三原則を堅持しながら「日本一清楚な保養地」を目指しています。
そうなんだ!
それで、こんなに素朴な、気持ちのいい温泉街になっているんだ!!
「清楚な保養地」って、日本では珍しいかもしれない。
皆さん、是非寸又峡にいって、「清楚な温泉街」を味わってください!(って、今気がついた私です。。)
カメラの時刻、直しました。 m(__)m
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2日間お世話になる翠紅苑のお部屋
15:40 到着 -
-
部屋からの眺め
お茶とお菓子をいただいて、すぐに散歩に出かけます。
http://sumatakyo-spa.com/illust-map/index.html
上のサイトで、「チラシをダウンロード」したものだと「外森山ハイキングコース」は50分と書いてあります。
宿の方に聞いても、それぐらいだろうということで、きれいな「散策ガイド」をもらって出かけました。 -
宿を出て、すぐ左に山に登る道があり、「外森山遊歩道」の標識も立っています。
登り始めは、4時ぐらいになっていました。 -
すぐにこんなお地蔵さんもあり、
-
こんな道を登っていきます。
「なかなかいい道ねぇ!」とご機嫌な二人です。 -
-
アカヤシオの群生地だそうです。
アカヤシオって、何??
後にあった立て札で分かりましたが、読みにくいのでここで紹介します。
「4月初旬より中旬頃まで、淡いピンクの花を咲かせます。ここのアカヤシオは樹齢100年余りといわれており、大井川流域では、寸又峡周辺のものが一番早く咲くことで知られています。」
アカヤシオとは、ヤシオツツジの一種で、シロヤシオもあるそうです。
とても綺麗な花のようなので、咲いている時に来てみたいですね。 -
あせびの段
みやまつつじの札もありましたが、今は何も咲いてません。。 -
随分登りました!
-
お地蔵さんがあちこちにあります。
-
ようやく下りです。
暗くなってきて、不安になってきました。
4:26
それからもちょっと登ったり、下ったり。
登りがあると、まだなのー? と、がっかりします。 -
なんだか幟がいっぱい立っていて、多分それが地図にのっている「天狗の落ちない大石」だと思ったのですが、もうすっかり暗くなっていたので、早く下りたい一心で、確かめもせず下りてしまいました。
16:50
そこからは一気に階段を降りて温泉街に出て、ほっとしました。
あ〜、やれやれ。
老女二人外森山で遭難! なんてことにならなくてよかった。。
教訓:冬の夕方、山に入るのはやめましょう! -
夕食です。
とても綺麗ですが、魚などが冷めているのが、残念。。。 -
-
次の朝、休んでいるというCさんを置いて、一人で外森山リベンジです!
今度は昨日下りてきた方から登ることにします。
(6:47)
こちらは外森神社の入り口になり、立派な鳥居があります。 -
ありました。
天狗の「落ちない大石」の幟! -
立派な案内板に地図も、アカヤシオの写真もあります。
1周60分じゃない!
ダウンロードした地図には50分って書いてあったのに!
いえいえ、ホテルでもらった地図にも60分と書いてありました。
暗くなったのは、10分の差だけじゃありません。
人のせいにするのはやめましょう。。 -
こんなにきれいな所だったんだー。
-
おお!?!
-
きのうは、この鎖を頼りに無事に下りることが出来ました。
ありがとね! -
5分で、ありました。
天狗の落ちない大石! -
この札を後で読もうと思って撮ってきましたが、読めないので、川根本町のサイトからコピーします。
http://www.town.kawanehon.shizuoka.jp/news/newsview.asp?cd=3&id=2546
* * * * *
◆「天狗の落ちない大石」の言い伝え
寸又川の源流部、南アルプスの最先端(光岳)には、山頂付近に白く光る物体があるといわれ、人々の間では「天狗の威光」だと語り継がれてきました。
あるとき光岳の天狗は2人の山伏(黒法師・前黒法師)を伴って、大間(寸又峡)の集落に向かいました。大間の小高い杜にある大きな石の上から辺りを見渡すと、そこは畑も食べ物も極端に少ない、寒々とした場所でした。
そこで天狗は、大年神(穀物の神)を天界から呼び、麦、ひえ、あわ、きび、豆の「五穀」を持参するようお願いしました。やがて袋いっぱいの穀物が、天狗の元に届けられました。それを大きな石の上にあけると、山のように盛られた五穀は、杜の外にまであふれて広がったといいます。
この場所は「外森山」と名付けられました。天狗が上ったとされる巨大な石は、断崖に何百年もとどまり続けることから「落ちない大石」と呼ばれるようになりました。村人たちはこの石を、霊験あらたかなご神体として、あがめ奉るようになったのです。
現在では、大学、高校、中学をはじめ、就職、運転免許、資格試験などの受験者や、高層建築で働く職人、塗装工、大工、植木職人など「落ちてはならない人」の守り神として祭られています。 -
川根本町のサイトによると、2010年12月7日に、「落ちない大石・縁日」を開催したそうです。
* * * * *
温泉街のメーンストリートには小規模ながら縁日が登場。絵馬やストラップ、だるまなどの安全祈願グッズの販売や観光パンフの配布などを実施しました。その隣では観光客に甘酒が振る舞われ、道行く人たちの心と体を温めました。
この縁日は、受験や就職シーズンに合わせ、12月から3月の、いずれも7日に開く予定です。
かけられた絵馬を見ると、東京都や京都府など県外から訪れ、絵馬に書き込んでいる人が多いことが分かります。
今はまだ、観光のついでに大石を見て、絵馬を書くのが一般的ですが、いずれ、「大石に願をかけるため」に人が訪れるようになるかもしれません。
* * * * *
今でも7日の日に縁日が開かれているんでしょうか。
それにしても、受験生だけでなく、「高層建築で働く職人、塗装工、大工、植木職人など『落ちてはならない人』の守り神」というのがいいですねぇ。ホント「落ちてはならない人」たちです! -
ところが、どれがその「落ちない大石」なのか、分からない。
あちらの方に妙なものが立っていますが、それではない。 -
この石? と登ってみますが、どうってこともない。
-
上に登る階段は、外森神社に行く階段ですが、その左側にも道がある。
そちらに行って、後ろを振り返ると、 -
あったー!!
あれだー!!! -
川根本町のサイトから
* * * * *
参道を歩き階段を登っていくと、やがて左手に見えてくるのが「落ちない大石」です。高さ7、8メートルはあろうかという巨大な石が、山腹に絶妙なバランスで立っています。「よく落ちないなあ」と誰もが首をかしげます。
この石には、その昔、天狗が降り立ったという言い伝えがあり、この言い伝えを知ってから、もう一度石を眺めてみると、何となく手を合わせたくなってしまうから不思議です。
* * * * *
確かに、なんで落ちないのか、不思議です。。 -
神社に行ってみました。
-
お堂の賽銭投入口から中を覗くと、
-
???
ま、いっかと友の待つ宿に帰ることにします。 -
おーーー!
月が沈みます。
日没は見ても、月没ってあんまり見ないなー。
7:10 -
よさそうなお蕎麦屋さんをチェック。
お昼はここで食べました。 -
葉っぱが落ちる前から、次の芽の準備をしているんですね!
自然のすごさを改めて感じます。
それにしても、こんなに大きな芽で、冬を越して大丈夫なんでしょうか。 -
翠紅苑の横には、学校と思われる建物がありますが、今はイベント広場として使われているようです。
正面の三角屋根の茶色の建物が舞台なんでしょうか。
廃校になっちゃったんですね。
次の日に、足場を組んで作業している人がいるので、取り壊すのかと思い、聞いてみたら、補強工事をするんだそうです。
なんとなく、ほっとしました。 -
本当にあるんですね、二宮金次郎の銅像!!
実際に小学校にあるのを、初めて見ました。 -
ここからは、ホテル翠紅苑の中をまとめます。
まずは、朝食の食堂 -
とてもセンスを感じる空間です。
-
朝食はバイキング
-
これが私の選択。
和洋折衷です。 -
ホテルの中は、どこをとっても絵になります。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
部屋への廊下
-
窓の外には、こんな葉っぱが
-
部屋の前にはこんな置物が
-
お風呂に行く途中には、ししおどし。
-
-
-
朝、雨が降っていた時は、傘をさして入りました!
美女づくりの湯!
本当にトロっとしたお湯で、入っている時はお肌がヌルヌル、出た後はすべすべになる、最高のお湯です。
ただ、ぬるい?
私はぬる湯好きなのですが、それでも少しぬるいと感じたほどで、「なんでこんなにぬるいの?!」と文句を言っている方もいらっしゃいました。
流れ出ているお湯は熱いかと思いきや、それもぬるい…
少しでも温かいところを探してしまいます。
ま、ぬる湯も美女づくりの条件なのかもしれませんけどね。 -
雨が上がって、霧も晴れたので、もうう一度
-
言い方がしゃれていますね!
-
「浴室に時計など お忘れ物はありませんか」
お優しい。。。 -
フロント
-
玄関から
-
あちこちに素敵な灯りが置いてあります。
-
寸又峡では、10月15日〜11月5日まで、「和紙のあかり展」が開催されました。
その入選作などが、いろいろなコーナーに置いてあります。 -
-
-
本当に素敵です♪
-
-
2日目の夕食です。
-
これ、とても美味しかったです。
-
あれ?
ちょっと食べてから気がついて写真を撮りました。(舌) -
-
売店の品物も魅力的です。
-
入り口の横には、こんな素敵なお部屋もありました。
翠紅苑、本当に素敵な宿です。 -
寸又峡と聞くと、私たちの世代でまず頭に浮かぶのは「金嬉老事件」です。
1968年2月に、借金がらみで暴力団を2人殺した金が寸又峡温泉の旅館の主人や宿泊客を人質として籠城し、在日韓国人に対する差別発言を謝罪せよと警察に迫った事件です。
テレビなどが実況中継し、金にインタビューし、いわゆる劇場型犯罪の最初のケースとなりました。
いろいろな問題をはらんだ事件で、その後日談もいろいろあります。。。
舞台となった「ふじみや旅館」は、2012年1月に廃業したそうです。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
くまゆさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
76