ベルギー・オランダ　鉄道の旅　⑪　～雨にけぶる　ユトレヒト～

2012/11/15 - 2012/11/25

ユトレヒトは電車ですぐデス。
ＩＣで約30分程。
アムステルダム中央駅から出発です。

目的はミッフィーに会うためデスが、この回では街歩きに集中デス。
ミッフィーは次回にて。

雨けぶる（寒い・・・）街、ユトレヒトをどうぞ☆

エリア ユトレヒト(オランダ)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

このホテルは朝食込みなので階下の朝食ルームへ向かいます。
面白いから撮ってみた(笑)
このホテルのエレベーターは中に特大の人物写真がディスプレイされていて、しかもミラーも張られているので、狭いんだか広いんだか、不思議な空間に・・・。
お部屋にも人物の引き延ばし写真が飾られてたし、このホテルのこだわりなのか？

久しぶりのホットミールの朝食☆
お腹いっぱいいただきます。
お味は、まあ可もなく不可もなく普通に美味しいデス。

朝食ルームはサンルームのようにガラス張りになっています。
まだ外は暗いデス。
真っ暗で何も見えず・・・。

お部屋に戻って窓の外を見る。
だんだんと東から明るくなってきました。
今日も晴れるといいな〜。

天気予報は雨ってなってたけど・・・。

電車にのってユトレヒトへ向かいます。
この時点ではまだ雨は降ってない。
何とか一日もってくれ〜〜〜。

いつも乗ってる通勤電車の二階建てに良く似てる・・・。
朝だし、暗いし、何だかワタクシまで会社に出勤するのか〜？！ってな面持ち・・・。

んな、馬鹿な！
ワタクシ今は休暇中でんがな。

さて、アムステルダムからユトレヒトはあっという間デス。

到着したユトレヒトの駅。

人がイッパイ！
通勤通学の人々がわんさかデス。
通路もでかくて長くて雰囲気はデッカイ体育館(笑)

人混みを離れて巨大ショッピングモールを通過して街へ向かいます。
流石にこの辺りまでくると人はまばら・・・。

いったい皆何処へご出勤なんだろ？
街ではないのか？？

駅の構内、ショッピングモールを通り過ぎて降り立つと駅前広場では市場の準備が始まっておりました。

何だか美味そうなものが沢山だなぁ〜。

帰りに寄って見ることにして、今は街の中心へ向かいます。

この辺りから段々と雨脚が強くなってきた（涙）

看板に従って運河沿いの道を行くことに。

朝の早い時間は人がまばらデス。
雨も降って寒いし、何だかちょっとさみしいカンジ。

取りあえずはお目当てのミッフィーちゃんのお家のチケットを買うべくセントラルミュージアムへ向かいます。
地球の○○方にはディック・ブルーナ・ハウスは10時からと書いてあるから丁度良い時間デス☆

途中で見かけたオルゴール博物館。
まだ開いてない。

おかしいなぁ〜、そろそろ10時なんだが・・・。
このあたりから怪しい雰囲気に・・・。
開館時間、ホントにあってるの？！

仕方が無いので雨がザンザン降る中、街を散策いたします。

超貫禄のおかさん。

叩きつけるように雨が降り落ちる運河。

ガイドブックに載っている爽やかな運河のイメージはマルで無し（涙）

クラシカルでステキな自転車☆

ドム塔

ユトレヒトの街の何処からでも見えるらしいデス。

下をくぐって反対側へ。

登ると街を一望できるそうだけど、本日は雨だし、そもそも高い所怖いのでパス。

ドム教会側へ出ました。
教会はまた後で来ることにして、先に進みます。

運河の水が結構すれすれデス。
これ以上雨が降ると運河にそって地下と言うか橋下状態の場所にあるお家は浸水してしまうんじゃ・・・。

夏場はこの運河の下の所にカフェとか並び立つらしいデス。

今は非常にピ〜ンチ(>_<)

何語かすらも分からない・・・ケド・・・カッコいい雰囲気だけで写真に収めた一枚デス。

何て書いてあるんだろう。

運河というよりは普通に川、な所へ出ました。
季節がよくて雨が降ってなかったならここいらでボ〜っと小一時間日向ぼっことか気持ちよさそう。

いい雰囲気の公園緑地が続きます。

それに沿って外枠から攻めるように街中へ移動します。

ホントにいい雰囲気の場所デス。
遠くにドム塔が見えます。

街かどのカンバン。

かわいい〜〜〜☆
ヒヨコちゃんがお魚を背負っております。
何屋さんかは分からず。

お、ここにも発見。
巡礼路を示すホタテ貝のマーク。
ベルギー、フランスを通ってスペインまで行くのかしら？

こちらはカフェのカンバン。
ホップのステキ看板☆

日本で言うところの長屋かな？！
長〜い一階建て（半二階建か？）に何件ものお家が入っているようでした。

いかにも古〜い雰囲気抜群のお家。

玄関の上に石碑のプレートがはめ込まれております。
1597年に何とかさんというドクターが住んでいたのか？
とか何とか？書いてあるような・・・。

これまた謂れのありそうな建物発見デス。

盾の紋章がいくつも描かれています。
文章が読めたら分かるんだろうな〜〜〜。

取りあえず両脇で支えているお兄ちゃん達の足元がプチ怖い・・・。
背骨みたいなホネホネ・・・。

この後、ディック・ブルーナ・ハウスに行ってみた。
結果10時は過ぎていたけど開館前・・・。
地球の○○方のウソツキ〜〜〜（涙）

またまた散策リスタート・・・。
セントラル・ミュージアムのすぐ裏手に流れている川（運河？）沿いをぷらぷらします。

ここいら辺りも晴れてたら絶好のお散歩コース☆
ザンザン雨は降っているけど、寒いけど、緑の中を歩くのは気持ちのいいものデス☆

季節がら、目に着いた柊☆

比較的若い葉なのかツンツンぴかぴかで可愛い☆
クリスマスシーズン→冬、なのに生き生きとした緑の葉っぱの柊はとげとげの魔よけも兼ねて窓辺や暖炉の上に飾られるのだそうデス。
樅の木もしかり。
もともとはドイツの習慣がドイツからお嫁に行った王女様がイギリスに伝えてビクトリア時代に世界に広まったそうデス。
そのまた昔はゲルマンやケルトの習慣だったんだろうなぁ〜。
そう思うと小さな柊一つでかなり萌え〜〜〜☆

この公園のいたるところに生えているこの木の杭。
実はワンコ専用Ｐプレイスなんデス。
ベンチや何やかんやに勝手にされないように「しっこはここでね」と決まっているんだそう(笑)
その為の税金が飼い主には義務付けられているとか何とか(笑)
それはそれで合理的ってかいかにもオランダって感じデス。

Ｐプレイスの先にお座りしているワンコさん。
何やらちょいと悲しげ？！

「しっこ位好きにさせてや〜」ってか？

これも凄い発想。
ヨーロッパでは各地で見かけるけども・・・。

落ち葉収集機。
ものすごい騒音。
日本でやったらそれだけで苦情が出そうデス。

人様のお家のお庭(笑)
落ち葉が黄色い絨毯になっててキレイ☆

これ、前にＴＶでみて「スゲー、何この発想、イカス！」と思った自転車☆

お子様を乗せる為の物だけど、日本の子供用のイスを取り付けた自転車よりも安定感があるし安全。
最もこのサイズの自転車が走れる道路が無い事には無用の長物だけども・・・。
昨今では自転車はすべて車道を走れとか無茶難題を言う輩も多いしね（汗）
無理ですがな・・・。
まずは道路を整備してもらわんことには、人死が多数でますデス（汗）

結局ミッフィーちゃんに会えたのは11時でございました・・・。
とっても楽しかったデス☆
詳しくは次の回にて。

ディック・ブルーナ・ハウスを後にし、街の散策リ・リスタート(笑)
雨は少し小ぶりになってきた（*^_^*）
ドム広場へ向けて歩きます。

道のず〜っと向うにドム塔がうっすらと見えてます。

ユトレヒトの街並みはこじんまりとして可愛らしい☆
あまり高い建物が無いのもイイ感じ。
子供のころに読んだ絵本みたいな雰囲気デス。

なるほど、ミッフィーちゃんが生まれてくるわけデスね☆

細い小道もゴミとか無くて清潔デス。
アムステルダムがとても汚かった為余計に感動。

やっぱりワタクシは大都会よりも田舎がスキ☆

ドム塔が近づいてまいりました。

ドム教会再びデス。

ドム教会の隣に建っているユトレヒト大学本部。
ここの内部は素晴らしいらしい・・・けどドアは閉まっているし見学は出来なさそう・・・。

残念なり。

大学本部と教会の間にあった石。

おそらくルーン文字・・・。
もちろん何て書いてあるかは分かりませ〜ん(笑)
ただ、装飾がステキだったので激写した一枚デス。
読めたら更にステキだったんだろうケド・・・。

ドム塔

ちょっとブラザー・グリムの魔女の塔を思い出した(笑)
撮影角度が悪いのかも(笑)

では、ドム教会を見学デス。

中庭拝見☆

中世の様式が残っています。
ゴシック様式の建物にハーブガーデン☆
修道院教会だったのかな。

ゴシック建築の教会としてはオランダ最古の教会だそうデス。

お庭の見取り図と説明。

修道士達が瞑想するための回廊がガーデンを取り囲んでおります。
もう、すっげーステキ☆
ワタクシの妄想筍がにょきにょきデス☆

こんなにステキで中世な所で結婚式してます。
新婚さんが記念撮影デス。
カメラマンさんに「はい、こうやって」「次はこうで、」とポーズを指定されております。

で、振り向いたお二人を見てビックリ！
新郎は明らかに20代の若者、新婦はどう見ても40代・・・。
別に黒木瞳みたいにクラッときちゃうような方には見えないし・・・。
相棒「ありゃ〜、財産狙いだね・・・」だって（汗）
うん、でもビックリしたよぅ。
大きなお世話さまだろうケド(笑)

どなたかは分からないケド、分厚い本をお持ちデス。
大学もあるし学者さんかな？
昔の大学って教会付属っていうか神学校が元だしね。

回廊をぐるっと回って反対側へ抜けます。
真ん中のハーブガーデンは例のカップルがアツアツ撮影中。
突っ切れなかったので・・・。

超歳の差カップルにビックリしすぎて教会内部を見学するのを忘れて出てきてしまいました（涙）
しゃれたカフェテリアもあるそうデス。
あ〜あ。

またも道にはめ込まれたプレートを発見。
ラテン語？

さて、そろそろお腹がすいてきた。
街をぐるぐるしながらお昼何処ろを物色します。

商店を覗き見しつつここぞというカフェを探すのですが、どこも人でイッパイ（涙）

結構雨が降っているのにいつの間にやら人混みが・・・。

なんか雰囲気もいいし、空いてるからここでいいや・・・的に決めたお店デス。
店内はステキ・・・。
でも・・・。

人はいな〜い（汗）
なぜ？？？

まあ、なにはともあれビール☆デス☆

ビールは美味い☆

こんなお名前のビール。
グロルシュ？！かな？？？
読めない・・・。

今にも蝋燭が燃え尽きでしまいそうで、思い余ったワタクシ共はそこらにこびりついてるロウを今一度蝋燭立へ放り込む作業に没頭いたしました。

「いろんなランプが下がってるねぇ〜」
「あれがステキ☆」「これ欲しい〜〜〜」

蝋燭にロウをぶち込んだり、ランプを数えてみたり・・・。
オーダーをしてからだいぶたったと思うけど、まだ頼んだものが来ない（涙）

りっぱなカウンターには誰もいない・・・。

明かりばかりが煌々と・・・。

ビールのタップを見つめます。
お代りを頼みたくても店員さんはどこにもいない・・・。

かれこれ40分は待ったでしょうか？
ようやくオーダーした料理が出されました。

ワタクシ：ハムとチーズと卵のトースト

相棒：クラブハウスサンド

ボリューム満点。

しかし、冷めてる（汗）
ワタクシのはまだ中の方がほんのりと温かかったんデスけど、相棒のは冷めきってました（涙）

きっとこれがこのお店が空きまくっていた理由かと。
温かければ美味しかっただけに残念。
付いてなかったね（涙）

お食事後、ミッフィーのチョコをお土産に買って、ブルーナさんのデザインした切手屋さんを覗いてから駅に向かいます。

相棒は駅前に立っていた市でチーズを買う予定デス。

ここでしこたまチーズを購入する相棒。

そんなにチーズ好きだっけ？！
この旅で毎日チーズを食わしてたお陰？かな？

ワタクシは買えもしないのにお花を物色☆

お店のお兄さんに「写真撮ってもいい？」って聞いたら「いいよ」とポーズを撮ってくれたので、てっきりお兄さんも撮って欲しいのかと思ったら、「ハイ、チーズ！」と言ったとたんに照れて逃げちゃた・・・(笑)

可愛いラウンドブーケがイッパイの可愛いお兄さん（見た目はゴツイ(笑)）のやってるお花屋さんデス☆

それにしてもお花が安くて天国☆
こんな値段だったら気軽に買って帰れるよな〜。

うらやましい限りデス。

こちらは八百屋さん。

美味しいそう〜〜〜。

ウチの近くにもこんな市があればいいのに・・・な・・・。

ユトレヒトの駅デス。

電車を待つ人はまばら。

街中は観光客がワンサといたのに、不思議デス。

この電車でアムステルダムまで帰ります。

だ〜れもいない車内。
ほぼ貸切(笑)

な〜んとまた！
帰りの電車に揺られている間に晴れてきた。

ベルギー、オランダは天気がコロコロと変わります(>_<)

アムステルダムの駅に着きました。

やっぱり比べ物にならないくらい人がイッパイ。

外にでるとすっかり雨は上がっています。

取りあえず買い物した荷物をホテルに置いて、また街に繰り出します。
だんだんと夕暮れ時になってまいりました。

トラムの走る道にそってダム広場方面へワタクシ共は徒歩で向かいます。
トラムに乗るまでも無く近いので(笑)

どこもかしこも人！
怪しいコーヒーショップもかしこに。

街はクリスマスの雰囲気で余計に浮かれている感じ。
今日は金曜日なので余計かもね。

もはや何往復もしている道なので2人ともサクサク進みます。

マグナ・プラザが見えてまいりました。

こんな高級な所には本来用は無いのですが、相棒が「せっかくだから見物して行こう」とぬかします。
相棒は「せっかく」がスキなのデス・・・。

マグナ・プラザの内部デス。

クリスマスツリーのディスプレイが浮いてる〜〜〜☆

超キラキラ＝＝☆

中に入ってるお店に用は無いけれど、「せっかく」なので見てきて良かった☆

とってもキレイでした〜。

さよなら、マグナ・プラザ。
ハイソなデパートメント。

部屋に帰ってまったりとビールを飲んでゆっくりお風呂に浸かります。
あ〜あ、もう旅は終わりデス・・・。

明日は日本に帰る日。
旅は楽しいが過ぎる時間は早い・・・。

美しい夕闇を窓から眺めてちょっとばっかしオセンチになるワタクシ共。

まるで一枚の絵画のようデス。

それでは皆様おやすみなさいませ☆
おやすみなさい、アムステルダム☆