2013/02/24 - 2013/02/24
126位(同エリア248件中)
ONMKさん
習慣で毎日走ってはいるものの、40代になってからは体力の低下とともにタイムも落ち、このところすっかりレースからは遠ざかっていた。このままじゃ一生レースに出られないかもと思って、この1年ちょっと真面目に走ってきて、12月に3年ぶりに10Kのレースに出たら3年前よりちょっとだけタイムが良かったので、勢い余って6年ぶりにフルマラソンを走ることにした。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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夜が明けてすぐに家を出発して、山陽自動車道を西へ向かい、倉敷ICで下りて北へ約10分、岡山県総社市の会場付近に着いた。ここまでは順調で時間に余裕があったのだが、指定された駐車場はどこも満車、係員もまともに誘導してくれず、やっと駐車できたところは会場から遠く離れた河川敷。この時点でスタートは15分後に迫っていた。ここから人の流れに沿って全速力で会場まで駆ける。半分あきらめた頃に受付に辿りついた。
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受付をすませると、見かねた周りのお姉さんが4人がかりで前後のゼッケンを付けてくれた。この時点でスタートまであと3分。スタート地点がどこかもわからんのだが、とにかく人の流れに沿って進む。
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この大会はフルマラソン以外にも、ハーフ、10K、5K、3Kと多くの部門があるようだ。自分のゼッケンは白なので、ここと違う。さらに人をかきわけて進む。
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白のゼッケンの人が見えてきた。ここがスタートのようだ。
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なんとか間に合った。この時点でスタート30秒前。準備運動、アップ一切なし、駐車場からここまで半ばパニック状態で全力疾走してきたので、もはや記録うんぬんの話じゃない。カリカリしてもしょうがない。もっと早く余裕見て来なかった自分も悪いし。頭を切り替えて、レースに出られて儲けものと思うことにした。今日のレースは「楽しんで走る。」これで行こう。
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号砲が鳴った。6年ぶりのフルマラソンだけど、気持ちを切り替えたので、緊張感はない。完走目指して気楽に走るで。
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しばらくすると、市街地から外れ、のどかな田舎道を走る。空気は冷たいけど、その分澄んでいていい景色だ。
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5K地点を通過。時計を見ると、27分33秒だった。このペースなら楽。このままこの調子でいこう。
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10K地点を通過。55分43秒(この5K28分10秒)。川沿いは風が吹いて寒く感じる。
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楽しんで走ろうと思うと他のランナーを見る余裕も出てくる。思ったのは最近の女性ランナーのウェアがカラフルなこと。フルマラソンを走る女性は鍛えていてスタイルもいいね。
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この人、スーツにネクタイで走ってる。ウケるけど、楽しいのか!?この格好で42.195Km走るのは考えられんわ。
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15K通過。1時間23分7秒(27分40秒)。
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初めて走るコースなので、土地勘もさっぱりなのだが、どうやらこのコースは総社市内を周回しているようだ。最初の頃に見えていた備中国分寺の前を今度は逆方向から走る。それにしても形のいい塔だ。
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沿道にはたくさんの応援の人たち。知らない自分にも次々声をかけてくれる。うれしいものだ。いつもは走るのに精一杯だけど、今日は笑って手を振り返す。
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20K通過。1時間51分7秒(28分00秒)。1Kあたり約5分半のペースをずっと維持している。まだまだ余裕。
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中間点通過。1時間57分26秒。このタイムを2倍すると3時間55分になる。いつもは30Kをすぎたらペースダウンしてしまうのだが、今日のペースだと最後まで持つかもしれない。4時間を切ってゴールすることを目標にしよう。4時間と3時間59分はやっぱり違うから。
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中間点をすぎて、持参したチョコバーを食べ、パワージェルを飲み干す。しめて350Kcal。これで最後までガス欠は防げるはず。25K通過は2時間19分9秒(28分2秒)。
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ここはオフィシャルではなく、地元の有志の方による私設のエイドステーション。こういう人たちの厚意で大会は支えられているんだよな。有難いことだ。水をいただいた。
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30Kを2時間46分53秒(27分44秒)で通過。さすがに足が張ってきて、足取りが重くなってきた。ここからは気合いを入れて踏ん張る。そして35Kまでやってきた。3時間14分38秒(27分45秒)。ペースは落ちてない。ここで止まってストレッチをしようと思ったが、止まることによって気持ちが萎えてしまうことを恐れ、ひたすら走る。
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市街地に戻ってきた。ついに40Kまで来た。3時間42分8秒(27分30秒)。むしろペースが上がっている。これでもう大丈夫だ。3時間台でゴールできる・・・そう思った途端、緊張が解けて、ペースがガクッと落ちた。全身の疲労と足の筋肉痛が急に感じられる。ここからの2Kが長い。早くゴールしたい。
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ゴールが近づくにつれて、道の両側は応援の人でびっしり。みんな声をかけてくれる。
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そして、ついにゴール。その瞬間ガッツポーズ。思わず笑みがこぼれた。
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タイムは自動計測で、すぐに記録証をプリントアウトしてくれる。3時間55分35秒。タイムはちょっとアレだけど、7回目のフルマラソンで、最後までタイムが落ちず、ずっと楽しく走れたのは初めてだ。そして、6年ぶりのフルマラソンを無事完走できたことに安堵した。
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レースの後は打ち上げ。ラーメン好きとしてはご当地のラーメンを食べねばなるまい。事前にリサーチしていた「中華そば吉備路」へ。もう2時だというのに店は混んでいた。
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頼んだのはラーメン定食。ラーメンと、大ぶりのコロッケとライスで650円也。麺は自家製麺というだけあってシコシコとコシがある。チャーシューは完璧。スープは見ての通りザ・中華そばという感じ。ちょっとあっさりしていた。レジで大会プログラムを見せると50円まけてくれた。ごちそうさまでした。
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最後に温泉で汗を流すべく、外湯のある「国民宿舎サンロード吉備路」へ。ここも入浴料は600円なのだが、大会プログラムを見せると500円にしてくれた。
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お湯は一見透明だが、ほのかに温泉の香りがするマイルドな泉質。疲れた体が癒される。・・・極楽。生き返った。
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吉備路マラソンを走ったら土産は吉備団子でしょ。
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湯上りで体が火照っているので、Tシャツのまま外に出る。冷たい空気がむしろ心地良い。この前の道を走ったんだよなとちょっと感慨にふける。
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いつもフルマラソンを走ってしばらくは、もう二度と走るかと思うのだが、今は鍛えなおしてまた出ようと思える。さあ、安全運転で家に帰ろ。
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