2006/05/25 - 2006/05/27
262位(同エリア914件中)
ショコラさん
ロマンティック街道沿いの町、ローテンブルクとヴュルツブルクを3泊4日で旅しました。
ローテンブルクには2泊したので、日帰りでディンケルスビュールやネルトリンゲンなどを訪れることも可能でしたが、夫もわたしもゆっくり旅するのが好きなので、滞在中はローテンブルクだけで過ごしました。
ローテンブルクはドイツの観光地の中でもとくに人気の町。日本人観光客もとても多く、この町の観光収入の一端を担っているかも??
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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車で4時間弱でローテンブルクに到着! 飛び石連休中だったので渋滞するかもと思っていましたが、町の手前で少し混んだくらいでスムーズに走れました。
宿泊は同じホテルに2泊せずに、1日目は市壁の外、2日目は市壁内のホテルにしました。同一ホテルに連泊したほうが楽だけど、移動距離はわずかなので、2ヵ所に泊まってホテルも楽しもうかなと。
というわけで、市壁のすぐ外のホテル《ミッターマイアー Mittermeier》にチェックインし、さっそく町歩きへとでかけました。
ホテルから市壁までは100mくらいで、この市壁に囲まれた中が旧市街です。
←市壁に設けられた門の1つ、ガルゲン門(Galgentor)。 -
ガルゲン門をくぐるとまっすぐに延びたガルゲンガッセ(Galgengasse)があり、両側には切妻屋根のカラフルな家々が連なっていました。
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ガルゲンガッセの突き当たりにあるヴァイサー塔(Weisser Turm)。
この塔の門をくぐると旧市街の中心部です。 -
ローテンブルクは第二次世界大戦で旧市街の約40%にあたる建物が被害を受け、戦後、もとの姿に忠実に再建されたのだそう。
そう聞くと、たしかに建物が古びていない感じはしますが、雰囲気は中世の世界です。 -
旧市街の中心、マルクト広場まで来ました。
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右手の大きな建物が市庁舎。16世紀に建てられたルネッサンス様式。
市庁舎の向こう(裏手)に高さ60mの市庁舎の塔がありますが、写真を撮ってなかった。塔からは360度のパノラマだそうなので、滞在中、お天気がいいときに(今日は曇りぎみなので、明日かあさって)登ることにしました。 -
右隣の切妻屋根の建物は〈市議宴会館〉。
ここはむかし市議会員たちが集う宴会場(ラーツケラー)だったそう。ドイツでは市庁舎の地下にラーツケラーがあることが多いようけど、この町は独立しています。 -
市議宴会館の壁面にあるのが、町の名物の仕掛け時計〈マイスタートゥルンク〉。
マイスタートゥルンクとは、30年戦争時代に町を破壊から救ったという、大酒飲みのヌッシュ市長の伝説のことで、この仕掛け時計はそれをモチーフにしたもの。 -
毎正時に窓から姿を現すとのことで、少し待っていると窓が開きました。
右が大ジョッキを手にしたヌッシュ市長、左が敵軍のティリー将軍。
あっという間に終わってしまって、かなり拍子抜け。見ていた人たちも苦笑い(^^;) -
おそらくローテンブルクで最も有名なクリスマス用品の専門店《ケーテ・ヴォールファールト Kaethe Wohlfart》。
店先には、お店のトレードマークになっているプレゼントを屋根に積んだ車が。
今ではドイツ各地に支店があり、クリスマス時期にはドイツのあちこちのクリスマスマーケットに出店していて珍しさがなくなってしまいましたが、さすがに本店のここは、品揃えがすごくて見て回るだけで楽しかったです。
オーナメントの数もハンパじゃなく、もう目移りして大変でした。迷った末、錫製のオーナメントを買いました。 -
買ったものの1つがこちら。
ローテンブルクの撮影ポイントにもなっている小さな広場〈プレーンライン〉をモチーフにしたもの。 -
あと、この2つのうちのどちらかはここで買ったものだと思います。
右がグリム童話の〈ピノッキオ〉、左が〈かえるの王さま〉。
グリム童話をモチーフにした錫製オーナメントは、どこでも売っているわけではないので、見つけたときは買いたいけど、けっこういいお値段なのでちょっとずつしか買えません。。。 -
ローテンブルクの名物〈シュネーバル(雪玉)〉の専門店。
いわゆる揚げドーナツだけど、直径が10cmくらいあって、かなりでかい! -
それでも名物と聞けば1個食べるもんね。
いろんなバリエーションがありましたが、ドーナツそのものを味わうためプレーンにしました。
おいしいけど、やっぱりでかすぎ。これですっかりおなか一杯になってしまい、ランチ抜きになりました。。。 -
こちらもローテンブルクの名物博物館〈中世犯罪博物館〉。
中世の法律と刑罰に関するドイツ唯一の博物館だそう。博物館の外にあったこの檻は、水責めの檻。パンの目方をごまかしたパン職人がこれに入れられ、水責めの刑を受けたらしい。
右奥のアーチの下にあるのは、さらし台……。 -
中に入ってみると、あるわあるわ、拷問具の数々。。。
←これらは脚や指をねじ締める拷問具。どうやって使うものなのか、イマイチわからない。
それにしても、説明文に日本語が併記されていて驚いた〜。 -
これは両脚を拘束する拷問具?
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棘々の付いた台と棘々付きの麺棒のようなもの。
もしかして、ここに寝かされて、その上からこの麺棒でゴリゴリやられたのか? ぶるぶる。。。 -
拷問椅子。
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普通の刀に見えるけど、ここに展示してあるということは――首切り刀?
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こちらは「鉄の処女」という拷問具で、身持ちの悪い女性をこれに閉じ込めたのだとか。
まだまだいろいろありましたが、見て気持ちのいいものではないので、これくらいにしておきます。 -
←こちらが初日に泊まった市壁の外にある宿、ミッターマイヤー・レストラン・ウント・ホテル(Mittermeier Restaurant und Hotel)。
石造りの邸宅風の外観で、なかなかいい感じ。
*駐車場はホテルの前にあります(この写真の車が写っている場所)
★宿泊ホテル《Mittermeier Restaurant und Hotel》
http://www.villamittermeier.de/english.htm -
←泊まったお部屋
スタッフの感じがよく、泊まったお部屋は広々していました。でも、インテリアや使い勝手が今ひとつ。 -
家具やファブリックはアンティークな感じなのに、洗面台はガラス製のモダンなものだったり、バスタブが室内にあったりして……。このお風呂はとても使いにくかった。
1日目の夕食はホテル内にあるイタリアンレストランで食べました。
実は、このホテルのフレンチレストランを予約していたのですが、この日、ホテル内に新しくイタリアンレストランがオープンしたとのことで、オーナーから薦められ、急遽、新オープンのお店のほうへ変更したのでした。オープン初日に食事するというのも記念になるかなと思って。
写真がありませんが――
店内は照明を落とした大人の隠れ家的雰囲気で、モダンでオシャレ。中世の町にいることを忘れてしまいそうでした。メニューの種類はあまり多くはありませんでしたが、お料理はおいしかったです。
。
★イタリアンレストラン《Enoteca Die Blaue Sau》
http://www.blauesau.eu/blauesau.html
※ホテルのサイトを見ると、現在、フレンチレストランはないようです。 -
翌日、ふたたび旧市街を足の向くまま歩きました。
左の石壁が、町をぐるりと囲んでいる市壁。上部に監視通路があって歩けるそうなので、のぼってみることにしました。
市壁の上へは、いくつかある門が登り口になっているようなので、ここから一番近かったレーダー門から上がることにしました。 -
途中で見かけた家。
この特徴的な屋根の家は、旧鍛冶屋(Gerlachschmiede)だそう。 -
向こうに見える塔がレーダー門の塔。
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市壁にのぼって。
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今あるこの市壁は14世紀のものですが(12世紀後半に最初に築かれた市壁はもっと内側にあった)、第2次世界大戦で被害を受け、国内外からの寄付金で修復されたのだそう。
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通路の内壁には寄付をした団体名が刻まれていて、その中には日本の団体名や個人名などもありました。
屋根があるので、お天気がよくない日でも気にせずに歩けてよさそうです。 -
通路からは町並みがよく見えます。
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下に見えるのは、さっき前を通り過ぎた旧鍛冶屋。
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ここからだと屋根の形がよくわかります。まるで扇を広げたかのよう。
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途中で市壁を下りて、旧市街の南側をてくてく。
アウディのパトカーを発見。 -
旧市街南端のシュピタール門(Spitalbastei)のところまで来ました。
市壁の外から見た様子。 -
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シュピタール門の塔の下をくぐって、再び旧市街へ。
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途中からまた市壁に上ると、旧市街がよく見えました。
ちょうど新緑の季節で、緑がまぶしい〜。 -
中央の白い塔が市庁舎の塔。
今日も雲っているので、登るのは明日がいいかなぁ。うん、明日にかけよう。 -
左の塔はコボルツェラー門(Kobolzeller Tor)
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ふたたび市壁を下り、ジーバー塔(Siebersturm)の下をくぐって旧市街へ。
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ここがローテンブルクでおそらく最も有名な広場《プレーンライン》。
左の白い塔が、さっきくぐってきたジーバー塔。
右下の塔が、市壁の上から見えたコボルツェラー門。 -
ここが撮影ポイントになっているのに納得〜。
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プレーンラインにあったギャラリーに入ってみると、ローテンブルクの町並みを描いた版画がいろいろありました。
で、プレーンラインを描いた版画が気に入り、両手で抱えないと持てないくらいの大きなサイズでしたが、思い切って買っちゃいました。
包装後、お店の方が持ちやすいように持ち手をつけてくれて助かりました(もちろん、助かったのは夫がですが)。
この絵を持って歩き始めたら、通りすがりの日本人観光客の方に「そんな大きなものを買ったんですか?!」と驚かれてしまいました(^^;) たしかに車で来てなかったら、ぜったいに買わなかった大きさです。
←その版画がこちら。無事に日本に持って帰り、今も寝室の壁に掛かっています。 -
絵を持ったまま、ローテンブルクの主教会、聖ヤコブ教会を見学。
リーメンシュナイダー作の聖血の祭壇。 -
祭壇の中央の彫刻は、最後の晩餐の場面。
真ん中に背を向けて立っているのがユダで、キリストからパンを受け取ろうしているところ。使徒たちの表情がとてもリアルに表現されています。 -
これ以上、絵を持ってウロウロはできないので、2泊目のホテルへ(チェックインは午前中に済ませていました)。
中央の塔はマルクス塔(Markusturm)。
この塔と建物の雰囲気、とっても素敵♪ -
2泊目のホテルは、このマルクス塔にくっついている、右の黄色の建物《ロマンティックホテル・マルクストゥルム Romantik-Hotel Markusturm》です。町並みにマッチしたとてもかわいい外観。
★宿泊ホテル《Romantik-Hotel Markusturm》
http://www.markusturm.de/?cid=43&language=en
ホテルから少し離れた場所にゲスト専用駐車場があります。チェックインのときもチェックアウトのときも、ホテルのオーナーがバレットサービスをしてくれました。 -
角度を変えて。
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泊まったお部屋は、角部屋の101号室(日本式の2階)。部屋の窓から外を見ると、マルクス塔がすぐそこに見えました。部屋も広々としていて、バスルームも素敵♪
部屋の写真を撮り忘れて写真がありませんが、101号室はこんな感じです。
↓
http://www.markusturm.de/?cid=64&language=en
この日の夕食はホテル内の郷土料理レストランで食べました(一度部屋に戻ると、出かけるのがおっくになってしまった)。とても居心地がよくて、お料理も素朴ながらとてもおいしかった!
レストランの写真もこれまたありませんが、↓ こんなレストランです。
http://www.markusturm.de/?cid=46&language=en -
翌朝、部屋の窓から外を眺めて。
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昼間は観光客でいっぱいになるこの町も、朝はまだひっそり。
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朝食後、さっそく旧市街へ繰りだしました。
マルクト広場もまだ人影はまばらです。
右手の張り出し窓のある建物はマリア薬局。出窓の下にはマリア像が飾られています。 -
広場に屋台が並び始めていました。今日は青空市があるのでしょうか?
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マルクト広場からまっすぐ西へ歩いていき、ブルク門(Burgtor)まで来ました。
この市壁の外に広がるタウバー渓谷の眺めはとても美しいそうなので、そこまで行ってみることにしました。 -
ブルク門を出るとブルク公園があり、そこから市壁の外へ出て、パノラマ通り(Panoramaweg)を歩きました。
緑いっぱいのこのタウバー渓谷は〈タウバーリビエラ〉と呼ばれているそうです。
うっそうとした緑の中にぽつぽつと建つ民家と、その向こうに広がる市壁に囲まれたローテンブルクの町。美しい眺め。。。 -
下には〈ドッペル橋/二重橋(Doppelbruecke)〉とタウバー川が見えます。
ここにはゆったりとした時間が流れていました。 -
雲に隠れていた太陽が顔を出してくれました。今がチャンスと市庁舎の塔へ。
塔への階段は狭くて、下りてくる人と譲り合いながら登らなくてはならず、けっこう大変でした。
そうしてやっとてっぺんに到着!
真下にはマルクト広場。右下の泉は〈ゲオルクの泉〉ですね。 -
〈ケーテ・ヴォールファールト〉の車が見えます。
あれっ? 車に積んでるプレゼントの箱って、外側のぐるりだけだったのね〜。 -
そして町並みはというと――
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まさにおとぎの世界〜〜♪♪
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おもちゃみたいなかわいい家々がぎっしり。
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どの方向を見ても絵になります。
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塔は旧市街のまん中に建っているので、町並みが360度見渡せる!
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こちらは旧市街南側。
ローテンブルクは緑に囲まれた、かわいいおとぎの町でした。
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