2013/02/10 - 2013/02/10
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voodootokyoさん
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2日目のメインはふたつあります。
ひとつめは、男はつらいよシリーズ最終作「紅の花」冒頭シーンのロケが行われたJR因美線「美作滝尾駅」。桜井センリさんが思い出されます。駅舎の見事さも見どころですが、私が感動したのは朝早くから駅舎の掃除に来ていた地元の人たちがいること、そしてみんながこの駅舎を守り、誇りに思っていることです。
ふたつめは、今回のハイライトである「吉備路サイクリング」。以前一度だけ仕事の関係で訪れたことがあるのですが、すごく惹かれるものがありました、悲しいことにパック旅行のツアーだったのでホントの駆け足。自転車でのんびりサイクリングしたいと思っていました。吉備路はうれしいことに「自転車道」が整備されており案内標識などもわかりやすいです。なにより、日本の原風景のなかを走る素晴らしさです。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- JRローカル
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-
今日の行程表です。
今日は何より、列車の時刻厳守がすべてです。特に美作滝尾の09:13発を逃すとあとの行程がすべて狂ってくるほど本数が少ないのです。
なので、昨日、津山到着後に美作滝尾方面のルート確認のための下見をしておいたのです。実際、やっておいてよかったです。 -
ホテルを7時に出発。最初に立ち止まったのは昨晩のお店「北海」。
大将、ありがとうございました。きっときっとまた来ます。 -
作州・美作の城下町「津山」の城山が朝日に映えています。
今日も天気は素晴らしい。
寒いけれど、風はそんなに強くはないので大丈夫そうです。
最初の目的地、美作滝尾までは約12km。
さ、チャーリー、今日もがんばろうな。 -
昨日、あまりに津山の旧道が素敵だったので、出発を早めて国道を避けもう一度、朝の旧道を走ることにしました。こうやって何度立ち止まって自転車とめて、写真を撮ったことか。そのたびにグローブを脱いだりはめたり、、、
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こんな素敵な通りです。
観光客もまったくいないし、とても静かで、空気も朝一新鮮で、、、
趣だけはたっぷりあり、、、 -
民家の軒先につり下げられた飾り。
いやあ、癒される、ほのぼのしてる。 -
こういう飾りが至る所にあり、そのたびに立ち止まります。
歩いている人でもいれば聞いてみたいところですが、先を急ぐので写真に収めるだけにしました。
とてもきれいでした。 -
津山市内でも撮影されたんですね。
また、立ち止まってしまった。
笠智衆さんではないが、「いかん、いかん」 -
ありました、きのうの銭湯「武蔵湯」。
こういうところだったのです。素敵でしょ、朝見ると。
夜はちょっと怖かったけど。 -
津山の市街地をはずれ、いよいよ本格的な走りに突入です。
でも、まわりの田園風景、向かって右から温めてくれる朝日に助けられながら快走します。 -
ホント、早起きは三文の得っていうけれど、こういう旅では三文どころか、
すべてが得って感じの景色と空気感です。 -
JR因美線は鳥取方面へ向かう山越えの路線なので、上り坂が危惧されたのですが、それほどでもなく朝の運動がわりに最高です。
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線路は単線、遠くに山を見ながら休憩代わりに立ち止まってしまいます。
時間があればこんなところでスケッチするのもいいかもなんて思いながら、またスタート。滝尾まではあと5〜6kmのところまで来ています。
ちょっと余裕が出てきました。 -
見えてきました、美作滝尾の案内標識。
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ここで線路を渡ります。ここまではずっと線路は左側でした。
前方に滝尾の集落が見えてきました。 -
畑に映った自分の影です。
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今、8時10分ぐらいです。
約1時間かけてここまで走ってきたことになります。 -
「とうちゃこ」火野正平さんぽくなってしまいました。
これが美作滝尾の駅です。 -
朝日に対して逆光になっていますが、それがまた何とも言えずいい感じです。出発前に絵図としては知っていましたが、やはり目の前で見て、実際にこの駅から輪行するというのは、、、感無量です。
チャーリーが寄りかかっているのが「男はつらいよの記念碑」です。
なんて贅沢な自転車! -
斜めから、少し逆光を逃げるように撮ってみました。
列車の出発まで1時間あるので、たっぷりとこの雰囲気を味わうことができました。 -
再び正面にまわって、、、
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日曜日で朝早いので、まだ人影はありません。独占わがものって感じです。
自由自在に撮影しまくりです。 -
チャーリーにちょっとどいてもらって、記念碑を。
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続いて、ホームに入って出札口を。
味わい深いなあ。 -
シリーズ最終作「紅の花」ポスターが貼ってありました。
さすがにこれだけ陽を浴びると色あせてしまっているけど、寅さん、リリーさん、来ましたよ。リリーとは一緒になって欲しかったあ、、、 -
駅舎の中に入ってみました。
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正面が出札口ですが、その向こうに朝日に映えるのどかな風景も何ともいえませんでした。
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山田組撮影の記念の品が展示されています。
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撮影の様子の写真も掲示されています。
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窓口のところに置いてある「旅の思い出ノート」です。
ここを訪れた人たちの思いが詰まったノートです。
私も、、、 -
こう書き記しました。
でも、今思うと後悔ばかりです。
地元の方への感謝の言葉を書けなかったからです。
最後の「感謝です」は山田監督がこういう素晴らしいところを紹介してくれたことへの感謝なので、、、
この場を借りて、大切で素敵な宝物を守っていただいてありがとうございます。と加えておきます。 -
そうこうしているうちに、軽トラが駅前に入ってきました。
その方が私に「旅の人ですか、自転車ですか。」と声をかけてくださったので、ロケ当時のことなんかを色々お話しいただきました。
シャッターをお願いして、チャーリーとふたり、撮っていただきました。
ありがとうございました。
その会話のなかで印象に残っているのは、この駅舎を守ることを誇りに思っているということをストレートにおっしゃったことです。
因美線の他の駅舎はもうこんな雰囲気のところはないそうです。 -
そして、09:13発の列車に乗るための輪行準備を始めました。
線路に降りて一枚。 -
列車の時間が近づくにつれて、徐々に人が集まってきました。
ま、津山までは3駅だし。 -
今回アップした写真にはありませんが、実は、30分ぐらい前から村の女性たち(さっきの軽トラの人とは別に)が3〜4人やってきて、ずっと駅舎の掃除をされていました。こうして宝物を守っていってくださるんだなあ、次の世代もちゃんと守ってくれるだろうか。
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津山線の車窓から①
美作滝尾から因美線の輪行(所要時間18分)スタート、津山に戻って岡山行きに乗り換えです。今度は「津山線快速ことぶき」です。岡山まで約1時間あるので、またのんびりと車窓の風景を見ながらローカル線の旅、名も知らない駅を過ぎながら楽しみます。 -
津山線の車窓から②
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そして岡山駅です。
さすがに大きい駅です。
人混みもありましたが、なんとか迷惑をかけずに外に出て、再びチャーリーの組み立て作業です。
ちょうどホームにアンパンマン号が、、、
さあ、いよいよ今回の旅のハイライト「吉備路サイクリング」開始です。
行くぞ、チャーリー! -
岡山では定番の後楽園には見向きもせず、一路吉備路へ。
おおっと、見えてきたのは甲子園の常連「関西高校」だ。
別に関西ファンではないけれど、どちらかというと岡山代表なら倉商かな。
(星野の出身校だし)
でも、立派だなあ。
選抜出場おめでとう、今回は関西応援します。 -
本格的に吉備路に入る前に、まずは腹ごしらえ。
おっと焼き肉屋が見えてきた、ランチもやってる。
作州牛のカルビ定食930円!
うまい! -
吉備路最初の訪問地は、吉備津彦神社。
開放的なイメージの神社です。 -
境内。絵馬がたくさん掛けてあります。
皆さんの願いが叶いますように、、、
私の旅も無事にいきますように、、、 -
重厚感のある社。
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学業成就の天満宮もあります。
受験シーズンまっただなかですね。
みんな風邪やインフル、花粉症などに邪魔されませんように、、、 -
ちょうどお宮参りのご家族と出会い、シャッターをお願いされましたので、撮って差し上げました。それで、じゃあ私もお願いしますと言ったら、なんと、皆さんと一緒に撮っていただけました。
まさか集合写真になるとは思いませんでした。
別れ際に声を掛けました、
「おめでとうございます。みなさまお健やかに。」と。 -
吉備路は自転車にはとてもやさしいところで、自転車道なるものがあります。そしてそれは、単に交通用というだけでなくまさに吉備路の良さを味わえる道なのです。岡山から総社まで全長約20km。
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吉備路と聞いてイメージできるものが、道順にすべて現れてきます。そんな自転車道を決して疾走せず、どちらかというと歩く感覚でペダルをこいでいきます。ママチャリでもいいぐらい。
だって、景色、空気がもったいないもん。 -
これが自転車道の案内標識です。
迷うことはまずありません。 -
次に訪れたのは、吉備津神社です。さっきのは「彦」がついていましたが、
今回のは「吉備津神社」です。
こちらはやや小高いところにあり、駐車場周辺には土産物屋さんや食事処もあり、いかにも観光地です。
チャーリーは石段下で休憩させて、ひとりで石段を登り境内に入っていきます。 -
祈願トンネルがありました。
思いをこめながらくぐりました。 -
明るい門出トンネルもあります。
がんばるぞ!っていう気にはさせてくれます。 -
神社内の高台から眺める吉備路の風景です。
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ここは、回廊が見どころになっています。
三連休で観光バスがもっと来ているのかと思いましたが、それほどでもなく
静かに歩くことができました。 -
社の向こうに吉備路の田園風景です。
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旅の無事、家族の健康を祈りました。
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吉備津神社をあとにして、自転車道を進みます。
振り返ってみると、さきほどの社が見えます。
神社の中もいいけれど、こういうのが見たかったのです。 -
同じところから望遠で。
天気がよくてよかったあ。 -
またまた現れました、案内標識。
でも、私はここからややルートをはずれて、備中高松のほうに向かいます。 -
国道に戻り15分ぐらいで突如見えてきたのが、最上稲荷の大鳥居。
備中高松の駅はもうすぐです。 -
これが備中高松駅。
ここは、かの羽柴秀吉の高松城水攻めの地です。
そこを訪ねたかったのです。 -
何もない跡地ということは知っていたのですが、あえてそこに自転車で行って、周囲の風景を見たかったのです。
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水攻めの際の陣取りが残っていました。高松城を取り囲む羽柴軍、背後には毛利軍もいるのですが、川があってどうにもならない。
てなとこでしょうか、さすがは策士。 -
再び自転車道に戻って、見えてきたのは「造山古墳」。
このあたりには他にも数多くの古墳があります、そしてその小高い丘が田園風景の中のアクセントになっているのです。 -
造山古墳の駐車場で、ちょと休憩。
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吉備路もここらでほぼ半ばという感じでしょうか。
あとは、吉備路の中でも私が一番楽しみにしている国分寺を残すのみです。
駐車場の地図で場所を確認して、出発。 -
古墳の脇の吉備路若駒牧場。
看板の下に山羊が、、、 -
山羊さん、こんにちは。
乗馬もしたいけど、今日はごめん、先へ行きます。 -
国分寺まで3kmとあります。
もう歩いていってもいいぐらいだなあ。
歩くのも気持ちいいだろうなあ。 -
こんなところを走るのです。
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チャーリーも気持ちよさそうです。
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とうとう見えてきました、備中国分寺の五重塔。
来たぞ。 -
菜の花がきれいです。
五重塔を入れ込んだ写真は、、、このあとすぐ! -
【菜の花と備中国分寺五重塔の吉備路ハイライト】その1
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【菜の花と備中国分寺五重塔の吉備路ハイライト】その2
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【菜の花と備中国分寺五重塔の吉備路ハイライト】その3
-
【菜の花と備中国分寺五重塔の吉備路ハイライト】その4
五重塔は脇役に。 -
【菜の花と備中国分寺五重塔の吉備路ハイライト】その5
菜の花にピントを合わせ、五重塔をぼかす。 -
【菜の花と備中国分寺五重塔の吉備路ハイライト】その6
くどいと言われようがアップします。 -
【菜の花と備中国分寺五重塔の吉備路ハイライト】その7
とどめ、締めの一枚。 -
「とうちゃこ」
チャーリーと五重塔、とってもお似合いです。 -
やっと、境内に入らせていただきました。
シャッターを押していただいた方には申し訳ありませんが、
やはり、ここの五重塔は近くで見るものではないなあ、、、
これだとどこの五重塔だかわからないもんなあ。 -
境内からは五重塔よりも、むしろこの景色のほうが雰囲気です。
-
駐輪場にもどると、ちょうどロードバイクのお兄さんが着いたところで、
写真撮ってもらいました。
速そうなロードだなあ、ジャージも専用のやつだし。
私とは対極にいる自転車乗りの人のようです。 -
で、ここでの写真以外のもうひとつの目的、「スケッチ」です。
この景色を描くだけのために一荷物入れたのです。
天気もよくスケッチには持ってこいなのですが、やや風が強い。のと、駐車場の入り口のところで描いていたので、かなり恥ずかしかった。
菜の花を多めに描いたのは、あくまでもイメージダミーで、今年は寒くて生育が悪かったそうです。なので、例年ということで、、、
本物の景色とスケッチ、写真に収めておきました。
描き直せるように。 -
充分に味わった備中国分寺ともそろそろお別れ、このあとは自転車道を総社に向けて走ります。
が、何度も何度も振り返っては見てしまいます。 -
また振り返ってしまいました。
だいぶ遠くになりましたが、自転車道とマッチしています。 -
総社から、吉備路を後にして今日の宿泊地「倉敷」に向かいます。
総社から倉敷へはいくつか道があるのですが、できれば坂や山道は避けたいと思い、総社の警察署で聞いたやや遠回りの堤防沿いの道を走ることにしました。川の名前は「高梁川」そしてその川沿いを走る線路が「JR伯備線」です。 -
今までののんびり自転車道とは違い交通量が多いので、くれぐれも気をつけてキープレフト。どこかで脇道に入りたいなあ。
-
でも、脇道だとこういう堤防沿いの景色は見られないのです。
時計は16時を回っています。夕景がきれいです。
高梁川か、いい川だなあ。 -
そして「倉敷市」の案内標識。
いよいよ入ってきました。
踏切はJR伯備線です。途中、何本か列車と出逢いましたが、さすがに必死にペダルをこいでいたので写真にはできませんでした。
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輪行風土記その弐は一旦ここまでです。
倉敷美観地区の夜から「その参」は始まります。
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