2013/01/25 - 2013/01/27
110位(同エリア189件中)
ごんじさん
2日目は青森県の古遠部(ふるとうべ)温泉へ。
温泉マニアの間では有名らしい。
我々はマニアってほどじゃないけど、渋い湯治宿の雰囲気は
大好きなので、いつか行きたいと狙ってました。
ついに、ついに・・です!
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
チェックアウトして駅に向かいます。
雪に埋もれた鳴子温泉駅。
東京でこれだけ積もったら確実に運休だよね・・
というか、雪に慣れてるここでも、さすがに今日は
鳴子温泉〜新庄は運休でした。
そっち方面は勾配がきつくて雪が降ると登れない
んだとか。
陸羽東線で古川に戻ります。
こっち方面は大丈夫です。 -
顔中いっぱい雪をくっつけた車両。
頑張って走っておくれよ〜。 -
乗り換えの新青森駅で、マグロ・ウニ丼などを
食べたりしつつ・・ -
奥羽本線・津軽湯の沢駅に到着。
津軽湯の沢駅 駅
-
無人駅ですが、トイレはあるみたい。
(誰が掃除してるんだろうか?)
宿のおかみさんが迎えにきてくれてます。 -
10分ほどで到着〜。
なんと水色の建物です。
ネットで調べたときは白い壁だったような・・
おかみさん曰く、白い雪の中で目立つようにだとか。
小さな素朴な宿です。
道はここで行き止まり。
周りには何もなく、携帯も圏外。 -
宿の入口。
「療養の古遠部温泉」という看板がかかってます。
以前は湯治宿だったらしいけど、最近はめっきり
湯治客は減っているそう。
経営状態が苦しくなったので値上げしたんだとか。
(といっても、¥6,900→¥7,500になっただけ)
宿のご主人も年齢的に「そろそろ限界」と宿を閉めることを
考えたそうだけど、温泉ファンの熱い思いに応えるべく、
あと数年頑張る決心されたのだとか。
だからもしかすると、その「あと数年」後には
この宿には泊まれなくなっちゃうかもしれませんね。
送迎してくれたおかみさんは、ご主人の血縁関係の方
かしら?
一見、外国人のようなルックスで、実際に海外留学も
されてたそうで、とてもパワフルな方だったけど・・
彼女が宿を継ぐってことはないのかしら。
料理も掃除も一人でやってるって言ってたけど、そんな
状態じゃ彼女も「あと数年」後には疲れてやめちゃう
かなぁ。。 -
宿の中の様子。
部屋が3つ並んでます。
昔は部屋に鍵はなかったそうだけど、改装されて
鍵がかかるようになってます。
トイレも、2ヶ所のうち1ヶ所はウォシュレット付き
水洗トイレになったそう。
ボットンだと聞いていたから、ウォシュレット付きになって
ちょっと嬉しいかも。
(ボットンでも平気だけどねー) -
我々の部屋はロビーから1階下の6畳間。
ちょっと狭いけど、寝るだけだし。
女性用浴室の隣だったので楽チンでした。
着いたときにはすでにお布団敷いてありました。
そうそう、湯治宿はこうでなくちゃね。
携帯は圏外だけど、テレビはちゃんと写ります。
タオル・浴衣・歯ブラシ・そしてなぜかスリッパが
セットされてます。
(最後までこのスリッパの使い道がわからず・・)
ポット、ストーブあり。
部屋は暖かいけど廊下は寒ーい。
まぁそんな感じで、快適なホテル滞在を求める人には
向かない宿です。 -
窓から外をのぞくと、温泉がどどーっと流れてるのが
見えました。
温泉で雪がとけちゃってるのね。
ちなみに、窓は凍り付いてて開きません・・ -
お風呂に入る前のタオル。
-
これが古遠部温泉のお風呂です〜〜〜。
え?見えない?
そうなんだよね、内湯で窓も開いてないし、
熱めの湯なので冬は湯気もうもう。
何度チャレンジしてもこんな写真しか撮れませんでした。
チェックインしてすぐ(15時半頃)行ってみると
日帰り湯の方が5人ほど(プラス、更衣室に2人ほど)。
そこそこ混んでました。
が、そのとき以外はほぼ貸切。
日帰り湯のお客さんでいつも混雑してると聞いていたけど
今日はラッキーなのかな? -
浴室の床はこんな感じ。
抽出物が固まって、茶色くゴツゴツした感じになってます。
きちんと掃除されているので全然汚くはないです。
ここは湧出量が豊富なので、お湯がオーバーフローして
どどどどーっとあふれ出てるんス。
床が「寝湯」の浴槽みたいなんス。
だから床に寝っころがるんス。
ケロヨン洗面器を枕代わりにするとちょうどいいんス。
ここは「トド寝」の聖地なんス!!
というわけで、貸切状態だったのでトド寝しまくり。
誰も来ないなら朝までずーーーっと寝ていたいくらい
気持ちいい。
浴槽のお湯はちょっと熱めなのであまり長く入っていられ
ないけど、床に流れ出てくるお湯はちょうどいい温度。
もうたまらないっス〜。 -
お風呂からあがったあとのタオル。
体を軽く拭いただけなんだけど・・茶色に染まってます。 -
夕食。
ここは食事が有名なんです。
オーベルジュなんて言う人もいるくらい。
到着時、「夕食は17時。でも今日は寒いから17:15、
時間どおりに来てください」と念押しされます。
出来たて料理を提供するために、時間厳守です。
きりたんぽ鍋、小鉢などは最初からセッティングされて
いたけど、それ以外は少しずつ、できたてを出してくれます。
タラのこぶ締め(出す直前まで締めてるとか)、
岩魚の塩焼き、天ぷらは揚げたて熱々。
もう、どれも美味です。
岩魚に添えられたクレソンも自生の摘みたて。
しっかり味わいます。
いや〜満足満足。 -
翌朝の朝食。
さすがにパック納豆は違うだろうけど、それ以外は
作りたてです。
食べ終わって部屋でくつろいでいると廊下をどたどた
歩く音が。
時計を見ると9時。
そうか、日帰り入浴の開始時間か。
やっぱり日帰りは混むってホントだったのね〜。
その前に入っておいて正解。 -
チェックアウトまで時間があったので、駅までの道を散歩。
こんな車が停まってました。除雪車? -
確かに、水色の建物は雪景色の中でも目立つ、かな?
-
おかみさんに津軽湯の沢駅まで送ってもらいました。
今日も奥羽本線はちゃんと走っていました。
まっすぐに続く線路。
雪で埋まってますよね〜。 -
我々の乗る電車がやってきました。
-
津軽湯の沢から3駅の大館駅で下車。
扉が凍り付いてます。
(開くときも、バリバリバリッという音が・・) -
大館は花輪線終点駅。
我々にとっては始発ですが。
大館は忠犬ハチ公のふるさと。
なのでハチ公の看板がお出迎えです。
これ以外にも、大館駅はハチ公だらけです・・ -
花輪線の車両。
-
花輪線の車内。セミクロスシートです。
やっぱりローカル線の旅はボックスシートよねぇ。
と、我々なんかは勝手に思っちゃうわけですが。 -
車窓のながめ。
だんだん晴れて青空なんかも見えてきましたよ〜。 -
モノトーンの世界もあり。
-
昼食は車内でいただく大館の駅弁「特上鶏めし弁当」。
予約しておけば、大館駅ホームまで持ってきてくれます。
美味しいけど、結構ボリューミー・・ -
車窓から岩木山。
すっかり晴れました。
盛岡で乗り換えて、東京へ戻ります。
2013年、しょっぱなからいい温泉入っちゃいましたなぁ〜。
今年もたくさん、素敵な温泉に入れますよーに。岩木山(津軽富士) 自然・景勝地
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 敏じぃさん 2013/06/15 12:08:58
- 古遠部温泉!
- ごんじさん
初めまして!
古遠部温泉検索でやってきました、7月第二週に白神岳登山後に泊まるつもりです。
ごんじさんの旅行記とても参考になりました、冬の古遠部温泉も良いですね、旅情が違いますね。
7月第二週の予定は白神岳登山、不老不死温泉泊、古遠部温泉泊が3大イベントです。
今後とも宜しくお願いいたします。 敏じぃ
- ごんじさん からの返信 2013/06/15 18:56:33
- RE: 古遠部温泉!
- 敏じぃさん
はじめまして!
古遠部温泉行かれるんですか〜、いいですねぇ!
実は3週間前にもまた行ってきました(旅行記UPできてませんが・・)。
我々の他にお客さんがおらず、なんと貸切という贅沢でした。
温泉もすごくいいけど、ご飯がとても美味しくてお気に入りの宿です。
ぜひ、トド寝を楽しんできてくださいね!
3週間前の旅では古遠部の他に、敏じぃさんと同じく不老不死温泉にも
泊まりましたよ。
あそこもいいですよね〜。
白神岳はハードそうな山ですが、ブナ林がきれいでしょうね。
旅行記、楽しみにしています。
コメントありがとうございました!
★ごんじ★
-
- swalさん 2013/03/16 10:14:48
- はじめまして!!
- ごんじさん
こんにちは!!
古遠部行かれたのですね!!
嬉しくて思わず書いちゃってます。
偶然私も、ごんじさんの数日前大雪の中泊まっていました。
お湯、最高じゃなっかったですか?
私は「古遠部病」で毎年通っているんです。
鳴子も行かれたんですね。
いろいろな温泉訪ねていらっしゃるようで、順番に拝見させてくださいね。
- ごんじさん からの返信 2013/03/19 00:29:33
- RE: はじめまして!!
- swalさん
はじめまして!
コメントありがとうございます。
古遠部、ホントだ、数日違いですね!
「寝湯の聖地」と紹介されていたのを見てずっと行きたくて・・
最高でした〜。
毎年行かれてるなんて、すごいですね!
あんな辺鄙なところに(笑)
でもあのお湯と料理はたまりませんよね〜。
おかみさんに、「3連泊すると特製ハンバーグやステーキも
食べれますよ」と聞いて、いつか絶対3連泊しようと決めました。
とりあえず、5月末にまた予約入れちゃいました。
山菜が食べたいなと思って。
swalさんも、あちこち渋いお湯に行かれてますね。
「行き当たりばったり旅」、とても楽しそうです。
またお邪魔しまーす。
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