被災鉄道訪問③：ＪＲ気仙沼線ＢＲＴ

2013/01/22 - 2013/01/22

　震災前は、前谷地(仙台、小牛田)－気仙沼(大船渡)を結んでいた気仙沼線だが、震災の津波により不通になっていた。かなりの部分が被災消失し、高台移転と関連し町づくりの方針が固まっていないこともあり、鉄道として復旧するのが難しくなっていた。
昨年（H24）8月にＢＲＴ(Bus Rapid Transit、バス高速輸送システム)として暫定運行を始めたが、１２月から本格運行となった。今回、三陸鉄道リアス線を乗車した足で、気仙沼から柳津まで乗車した。なお、中間点駅での状況を観るため本吉で乗り換えた。
気仙沼（13:20）―本吉（14:07）
本吉（14:40）―柳津（15:53）

ＪＲ東日本が鉄道事業者で、ミヤコーに運行を委託している。日中の運行頻度は、気仙沼―本吉間が１時間に２本、本吉―柳津間は１時間に１本の割合である。頻度だけ見れば鉄道時代より数段増えている。

エリア 気仙沼(宮城)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

大船渡線の列車で一関から気仙沼に向かう。快速スーパードラゴン。

大船渡線は、政治事情により線路が大きく曲がっていて、その形が竜ににていることことからドラゴンレールと呼ばれている。

ＢＲＴバスの運転要員の募集ポスター。一ノ関駅にて。

気仙沼駅

気仙沼駅

気仙沼駅前。

気仙沼駅のマスコット。

ＢＲＴ路線の多くの停留所に、運行状況を示す２種類の案内ボードがある。どういうシステムでリアルタイムで表示できているのかは調べていない。
これは路線全体を表示している。

２種類のうちの一つ。該当する停留所に近い情報。

気仙沼線ＢＲＴ(柳津行き）と大船渡線(一関行き）の時刻表。ＢＲＴもＪＲの運行であることの証し。

気仙沼駅の発車案内。一関行の案内のみ。

気仙沼駅待合室にあるドラゴン神社。

乗車した本吉行きのバス。

色々な外観デザイン

バス車両の数々。

同上。ハイブリッド車と一般デイーゼル車が混在。各地から集められたためか。

駅前食堂のますやさん。

焼き魚(鮭）定食。

気仙沼ラーメン。

気仙沼ラーメンのポスター。

ローカル新聞「三陸新報」の一面。ローカル情報に徹し、アルジェリアでの襲撃事件で騒がれた時期だが、その内容は一切なし。

漁船がどこで漁をしているなどの情報。

気仙沼駅近くの一般家庭の新聞受け取り箱。地元新聞２紙。

バスの車内。
気仙沼駅を発車直後は乗客は私のみだったが、途中停留所で数人乗り込んできた。

大船渡線(盛方面）の線路をＢＲＴ用に改修している箇所と交差する。

一般道路を走る。

ＢＲＴ専用路線を走る。一般道路との交差点もある。

一般道路から専用道路に一般車が入ってこないように、踏切がある。

すれ違い時には、待避所に入る。

駅舎の手前に乗降所がある。

本吉駅に到着。

ホーム並びに線路部分を改修中。
改修が終わったら、この部分にバスを通すのか。

ここで、柳津行きのバス(写真）に乗り換える。

本吉駅間ののぼり。

待合室にある時刻表。気仙沼行は２本／時間。柳津行きは１本／時間である。

営業するのは、水曜と日曜の日中。特に定期券発売用に必要。

トイレにはヒーターがあり、温かい。

本吉駅前の観光案内板。
今は気仙沼市に編入されているが、昔は本吉町。

バス車両基地が見えた。十数台が見えた。気仙沼にも車庫があるだろう。

被災地域を通る。

橋脚流失。

同上

停留所各種。

コンビニの敷地に停留所が。

複線道路

一本に絞られトンネルに向かう。

トンネル内はもちろん単線。鉢合せしないような仕組みになっているはず。

車内料金表。通常のバスと同様。

志津川の災害ボランテイアセンター。

志津川の惨状。

同上

ここにひまわりの種を植えた、の看板。

試運転車両とすれちがう。

柳津駅に到着。気仙沼線のデイーゼル車に乗り換えて、前谷地まで。

前谷地駅で小牛田行に乗り換える。