小さな村のクリスマス前夜２，ヴィラ　inティチーノ州

2012/12/19 - 2012/12/19

クリッペを見るのが目的のはずが明るい日差しに誘われ、ついマジョーレ湖北岸のロカルノ・アスコーナに寄り道してしまいました。

さてやっと目的地ヴィラに着いたのが３時ころ。
まだまだ日の沈む時間じゃありませんが、街の南側にそびえる山に阻まれ、この時期（１２〜２月）この村は全く日が当たらなくなるんです。
光あふれる湖の対岸からやってきた私たち、村の中が薄暗くて寒いのにはやはり驚きました。

そんな村の中心地、古い建物がぎっしり立ち並ぶ地域のあちこちに、地元住民の手によって作られたささやかなクリッペが飾られていました。

エリア その他の都市(スイス)

マジョーレ湖の北側から南側へ、ティチーノ川を超えて移動です

この地域は南側にそびえるガンバローニョ山のせいで、冬のこの時期は火がまともに当たりません

まだ３時過ぎだというのにもうこんなに薄暗いです

さて今回の目的クリッペはどこにあるのか〜？

ちなみにクリッペとはキリスト生誕のシーンを再現したものです
クリッペはもともと飼い葉桶を意味する言葉だそうで、馬小屋で生まれたキリストが飼い葉桶の中に入れられたことに由来するらしいです

ん？（＝A＝）パン屋の窓辺になにやら数字が・・・

ここにも数字が

お！

どうやら村中のいたるところに展示されていて、それぞれ番号が振られているようです

が、案内地図のようなものは一切なかった・・・

キリスト生誕のシーンに東方の三賢者も添えられるのが、ごく一般的な形式のクリッペです

これは肉屋さんの裏手（つまり自宅敷地内）に飾られたクリッペです

勝手に入っていいのかな？でも番号付いてるしな・・・

ウチの夫はこっちの方に激しく反応してましたが(^_^;)

ヤドリギの方じゃないですよ、干し肉のほうです

どこに展示されてるのか全く知らないので、怪しげなところを探し歩く感じです

本当に普通のおうちの片隅に飾られてるんですよね〜

あら可愛い(´∀｀)

なんか三賢者というよりはアリババの盗賊みたい(^_^;)

完全にと口を塞いでますがいいのか？

おお・・・雨戸をラッピング

紙ですがww雨とか雪とか気にならないのかな(^_^;)

バドミントンと思いきやレース編みでした、失敬

ぶらぶらしながら教会にたどり着きました

なんかぶら下がってる・・・

当初の目的とは違った方向へいってるぞ

教会の建物の周りにもいくつかありました

これはでかい！　剥製が引くソリの上にクリッペがありました

教会の中にももちろんツリーが飾られています

ロウソクは有料ですが小さな寄付になりますので、私はたいてい灯してきます

この時期は教会内にも必ずクリッペが飾られます

さて湖岸に降りていきます

船着場の手前には公衆トイレがあるんですが・・・

おおっとここにクリッペが！

ここがヴィラの船着場

対岸はロカルノです

あちら側はまだまだ日が当たって輝いています

暖かそう〜(,,ﾟДﾟ) ちょっとマッチ売りの少女な気分

さて、まだまだ歩きますよ〜

なんじゃこのカーテン？

カーテンの向こうには・・・またカーテンが

聖書にちなんだもののシルエットがぶら下がってるようです

え〜〜っと天使？

どんどんめくって先に進みます

路地の反対側に抜けました

何故かジョン＆ヨーコに見えてしまった・・・

ここも怪しい(；一_一)

やっぱりね

ちょっとガーデン用の彫像っぽい・・・

素朴だけど可愛らしいですね

聖家族より天使の方が上なんだな〜

なかなかインターナショナルですよ

これが一番伝統的なタイプのクリッペじゃないかな?

う〜ん・・・この窓辺怪しい(；一_一)

中を覗いてみたらやっぱりありました

この時期、各町々にはクリスマスのための飾り付がされるのですが、街灯もその一つです

夜になると電気がついて綺麗でしょうね

夫が夜間の運転を嫌がるので、私たちはもう我が家へ向けて出発です

が、ヴィラの隣町、マガディーノで一度車を止めてもらいました

ここからヴィラを振り返って見ているのですが、もうシルエットがうっすらわかる程度です

湖の対岸はまだこんなに明るいんですけどね