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12月29日朝、東京をあとにして、新大阪からツアーバスで一路紀州南部千里浜温泉に着きました。<br />翌日30日、あいにくの雨の中、熊野三山巡りに出かけました。<br />写真は那智山青岸渡寺から見た那智の滝です。

雨の熊野三山巡り

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2012/12/30 - 2012/12/30

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mistral

mistralさん

12月29日朝、東京をあとにして、新大阪からツアーバスで一路紀州南部千里浜温泉に着きました。
翌日30日、あいにくの雨の中、熊野三山巡りに出かけました。
写真は那智山青岸渡寺から見た那智の滝です。

同行者
カップル・夫婦
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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  • 朝8時にバスでホテルを出発。まず向かうのは熊野本宮大社です。<br />2時間ほどで近づいてきました。丁度南紀の半島の左はじから東に向かって走った方角にあります。<br /><br />1889年の大水害があるまでは、ここ熊野川の中州の大斎原(おおゆのはら)という地に本宮大社12社があったそうです。<br />その地に日本一の大鳥居が後になって建てられています。

    朝8時にバスでホテルを出発。まず向かうのは熊野本宮大社です。
    2時間ほどで近づいてきました。丁度南紀の半島の左はじから東に向かって走った方角にあります。

    1889年の大水害があるまでは、ここ熊野川の中州の大斎原(おおゆのはら)という地に本宮大社12社があったそうです。
    その地に日本一の大鳥居が後になって建てられています。

  • 現在の社殿はそのときに流失を免れた4殿を移築復元したものだそうです。

    現在の社殿はそのときに流失を免れた4殿を移築復元したものだそうです。

  • 主神は家津御子神(けつみこがみ)(スサノオノミコト)が祀られています。

    主神は家津御子神(けつみこがみ)(スサノオノミコト)が祀られています。

  • 一の鳥居からは158段の石段を登っていきます。<br />杉木立に囲まれた石段は、雨の中でも新年を迎え新たに幟旗を付け替える作業の真っ最中でした。

    一の鳥居からは158段の石段を登っていきます。
    杉木立に囲まれた石段は、雨の中でも新年を迎え新たに幟旗を付け替える作業の真っ最中でした。

  • 旧社地、大斎原の様子。

    旧社地、大斎原の様子。

  • 熊野三山の中でも、この熊野大社だけは熊野権現造りと呼ばれる檜皮葺きです。<br />中央にあるのが第三殿、主神はスサノオノミコト<br />左側にあるのが第一、二殿(写真)<br />右側が第四殿、主神はアマテラスオオミカミです。

    熊野三山の中でも、この熊野大社だけは熊野権現造りと呼ばれる檜皮葺きです。
    中央にあるのが第三殿、主神はスサノオノミコト
    左側にあるのが第一、二殿(写真)
    右側が第四殿、主神はアマテラスオオミカミです。

  • 熊野の神の使いとされる八咫烏がのっている黒いポスト。

    熊野の神の使いとされる八咫烏がのっている黒いポスト。

  • 八咫烏(やたがらす)は日本を統一した神武天皇を大和まで先導したという故事から、導きの神とされています。<br />三本の足を持っていて、それぞれが天・地・人を表しています。<br /><br />日本サッカーチームのシンボルとして使われているのは、ボールをゴールに導くようにとの願いが込められているようです。

    八咫烏(やたがらす)は日本を統一した神武天皇を大和まで先導したという故事から、導きの神とされています。
    三本の足を持っていて、それぞれが天・地・人を表しています。

    日本サッカーチームのシンボルとして使われているのは、ボールをゴールに導くようにとの願いが込められているようです。

  • 熊野詣での人は昔はこういった道を歩いて来たようです。

    熊野詣での人は昔はこういった道を歩いて来たようです。

  • 熊野古道のほんの一部でも歩いてみたかったのですが、<br />折からの雨であきらめて・・・

    熊野古道のほんの一部でも歩いてみたかったのですが、
    折からの雨であきらめて・・・

  • もときた石段を引き返しました。

    もときた石段を引き返しました。

  • 古道の登り口です。

    古道の登り口です。

  • 折から雨足が強くなってきたので、茶店に入りました。<br />「詣でもち」とお茶をいただきました。<br />はったい粉(大麦からひいた粉)がまわりにはかかっています。

    折から雨足が強くなってきたので、茶店に入りました。
    「詣でもち」とお茶をいただきました。
    はったい粉(大麦からひいた粉)がまわりにはかかっています。

  • バスは熊野川沿いに南下していきました。

    バスは熊野川沿いに南下していきました。

  • 熊野速玉大社に着きました。<br />ここは石段を上ることもなくお参りすることができます。

    熊野速玉大社に着きました。
    ここは石段を上ることもなくお参りすることができます。

  • 神宝館入口にある弁慶の木造。<br />弁慶の出身地はこのあたりとされているようです。<br />この木像はチェーンソーでつくりあげたものとのことです。

    神宝館入口にある弁慶の木造。
    弁慶の出身地はこのあたりとされているようです。
    この木像はチェーンソーでつくりあげたものとのことです。

  • ナギのご神木。樹齢1000年と言われているようです。<br />日本最大のもので、国の天然記念物に指定されています。<br />熊野権現の象徴とされ、昔から道中安全を願い、このナギの葉を懐に入れて旅に出たとされています。

    ナギのご神木。樹齢1000年と言われているようです。
    日本最大のもので、国の天然記念物に指定されています。
    熊野権現の象徴とされ、昔から道中安全を願い、このナギの葉を懐に入れて旅に出たとされています。

  • 拝殿の正面にある第一殿と第二殿。主神の速玉大神は熊野川を神格化したものとされ、夫須見大神との夫婦神とを祀っています。

    拝殿の正面にある第一殿と第二殿。主神の速玉大神は熊野川を神格化したものとされ、夫須見大神との夫婦神とを祀っています。

  • 移動するバスの中でいただいたお弁当。

    移動するバスの中でいただいたお弁当。

  • この地方特産物のご紹介をします。<br />「じゃばら」というゆずでもすだちでもないミカンです。<br />邪払と書いて邪気を払う意味だそうです。

    この地方特産物のご紹介をします。
    「じゃばら」というゆずでもすだちでもないミカンです。
    邪払と書いて邪気を払う意味だそうです。

  • 北山村に一本だけ生えていたみかんの原種原木の皮に花粉症の抑制効果があることが学会発表されて以来、いまでは栽培農家もふえて、いろいろの商品が開発されているそうです。

    北山村に一本だけ生えていたみかんの原種原木の皮に花粉症の抑制効果があることが学会発表されて以来、いまでは栽培農家もふえて、いろいろの商品が開発されているそうです。

  • 那智山は石段を473段も上った地にあります。<br />まず左側の熊野那智大社へ向かいました。<br />右に上ると西国第一番札所の那智山青岸渡寺です。

    那智山は石段を473段も上った地にあります。
    まず左側の熊野那智大社へ向かいました。
    右に上ると西国第一番札所の那智山青岸渡寺です。

  • 大雨の中でも火を絶やさないようにしている巫女さんのお姿。

    大雨の中でも火を絶やさないようにしている巫女さんのお姿。

  • 隣にある青岸渡寺本堂。<br />仁徳天皇のころ、インドから漂流してきた裸形(らぎょう)上人が那智の滝の滝壺でみつけた観音菩薩を安置したことにはじまるといわれています。<br />那智大社と一体となった修験道の道場として栄えてきました。

    隣にある青岸渡寺本堂。
    仁徳天皇のころ、インドから漂流してきた裸形(らぎょう)上人が那智の滝の滝壺でみつけた観音菩薩を安置したことにはじまるといわれています。
    那智大社と一体となった修験道の道場として栄えてきました。

  • 那智の滝の姿が正面に見渡せます。<br /><br />滝の上部には、しめ縄が渡されています。<br />この滝は、自然信仰の聖地とされていることがわかります。

    那智の滝の姿が正面に見渡せます。

    滝の上部には、しめ縄が渡されています。
    この滝は、自然信仰の聖地とされていることがわかります。

  • 海上から滝を目印にして上陸し、八咫烏に導かれて大和に至ったとされる神武天皇の伝説の中で語られる那智の滝は、その神話以前からもすでに神として敬われてきたということです。

    海上から滝を目印にして上陸し、八咫烏に導かれて大和に至ったとされる神武天皇の伝説の中で語られる那智の滝は、その神話以前からもすでに神として敬われてきたということです。

  • 熊野の深い山々が見下ろせる地です。

    熊野の深い山々が見下ろせる地です。

  • 参道の石段を降りる途中にあった石像(?)

    参道の石段を降りる途中にあった石像(?)

  • 那智の滝(飛龍神社)へはバス道から杉木立を更に下っていきます。<br />133mの高さから滝壺におちる滝の水音があたり一帯にとどろきわたっています。<br />

    那智の滝(飛龍神社)へはバス道から杉木立を更に下っていきます。
    133mの高さから滝壺におちる滝の水音があたり一帯にとどろきわたっています。

  • 滝壺近くまで降りてきて、滝を神として崇めてきた太古の人々の想いに少しは触れることができたように感じました。<br /><br />熊野にまで来る機会は今までありませんでした。<br />いつか熊野古道を、一部でも良いので歩いてみたいと思いました。

    滝壺近くまで降りてきて、滝を神として崇めてきた太古の人々の想いに少しは触れることができたように感じました。

    熊野にまで来る機会は今までありませんでした。
    いつか熊野古道を、一部でも良いので歩いてみたいと思いました。

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