2013/01/01 - 2013/01/01
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ドクターキムルさん
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逗子市桜山と三浦郡葉山町長柄の境界にある長柄・桜山古墳群は、2基の前方後円墳で構成される古墳群である。現存する古墳としては神奈川県内最大級で4世紀後半のものと見られる 前方後円墳が2基2002年(平成14年)12月19日、国の史跡に指定されている。
地元葉山町在住の考古学愛好家が、逗子市と葉山町の境界にある丘陵地帯の尾根の一角が、その形などから古墳ではないかと平成6年(1994年)頃から思い始めた。その後、平成11年(1999年)3月中旬、桜葉団地脇の場所で携帯電話の中継所を建設するために小規模な森林の伐採が行われた。そして工事現場から、先の考古学愛好家が数片の埴輪の破片を採集したことがきっかけとなり、全長90mの前方後円墳である長柄桜山古墳群一号墳が発見された。また、海側の丘は全長約88mの前方後円墳の後円部にあたり、二号墳と命名された。トレンチ調査で壷型埴輪、円筒埴輪の破片が採取され、一号墳には段築があり、二号墳は葺石で葺かれていた。
これまでに、電車で2回、車で2回ほど行ったことがある。最初に車で行った時には蘆花記念公園の野外活動センターの駐車場を利用したが、2号墳の直下とはいえ、上までは結構あった。車で2度目に行った時は桜葉団地端の畑の横に車を止め、1号墳を目指したがこれは近かった。しかし、何分にも路上駐車だったので急いで1号墳から2号墳を巡って帰った。
電車だと遠い感じだ。最初は蘆花記念公園から登ったがきつかった。2度目は六代御前墓から登ったがこれも結構あった。今回は、六代御前墓の上から右に入り、山の中の住宅地を通って登った。これほどの急な坂でも新聞配達と郵便配達のバイクは登って行く。途中で郵便配達のバイクとすれ違った。これほど不便な場所であるからであろうか、2号墳に近い一番大きな住宅は赤レンガの塀と暖炉の煙突を残して取り壊されていた。
私が疑問に思っていることは、桜葉団地の造成地には古墳が存在しなかったとしても、奥津城とされるこの山に2基の古墳しか築造されなかったなどということがあろうかということだ。2号墳と1号墳とは500mほども離れているのだが、その間にも古墳が築造されてしかるべきだと考えている。当然、1号墳と2号墳が発見された時に捜索されているはずではあるが、1号墳と2号墳とでは向きが不揃いであるために、古墳の向きには自由度がある。90m級ではなく、前方後円墳に限らず、より小型の古墳を視野にいれるべきであろう。
しかし、暗くなったためにそうした確証は得られなかった。それでも2号墳と1号墳との間の山道脇には江戸時代頃に念佛供養塔が建てられており、桜山トンネルができる前はこの山を越えていたのであろう。また、長柄十字路方面への山道も横断している。帰りは山道を桜山側の田越橋に出た。殆ど人も通らないような山道ではあるが、山中に標高表示があったのには驚いた。大地震の際にはこの山道をそこまで登れば十分に安心できる高さ(40.5m)ではある。しかし、無駄な標高表示であり、不要であろう。
(表紙写真は長柄桜山古墳1号墳)
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六代御前墓上にある「蘆花記念公園」の標識。
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六代御前墓上にある「長柄桜山古墳群」の道標。
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その上にある「長柄桜山古墳群」の道標。片方は壊れている?
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標高表示。一応、住宅地の山道だ。
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標高表示。住宅地外れの山道だ。
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道標。もう、「長柄桜山古墳群」ではなく、「2号墳」だ。
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「国指定史跡 長柄桜山古墳群 二号墳」の説明看板。住宅が切れたあたりにある。
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「ふれあいロード周辺マップ」。
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長柄桜山古墳2号墳。手前が前方部。
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長柄桜山古墳2号墳。
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前方部。
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前方部。
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くびれ部。
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くびれ部。
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後円部。
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後円部墳丘。通道にはネットが貼ってある。
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「国指定史跡 長柄桜山古墳群 二号墳」の標柱。
後円部墳丘下に立つ。 -
山道から2号墳への登り口。
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道標。
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「1号墳へ450m」表示。
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「長柄交差点」道標。このあたりにも古墳があっておかしくないのだが。
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念佛供養塔。この傍らに古墳があっておかしくないのだが。
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「国指定史跡 長柄桜山古墳群 一号墳」の説明看板。
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「2号墳へ500m」表示。
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長柄桜山古墳1号墳。ロープが張られ、中には倒木も見える。
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長柄桜山古墳1号墳。ロープが張られ、中には倒木も見える。墳丘の外の木立は伐採されている。
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「許可なく立ち入らないでください」の張り紙。古墳の表土が流出しないように立ち入り禁止にしているとある。前回に来たときには墳丘を踏破したのだが。
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前方部墳丘。
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後円部墳丘。
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長柄桜山古墳1号墳の造り出し部分か。
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長柄桜山古墳1号墳の造り出し部分か。
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「国指定史跡 長柄桜山古墳群 1号墳」の説明看板。後円部下の桜葉団地への降り口にある。
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「国指定史跡 長柄桜山古墳群 一号墳」標柱。
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長柄桜山古墳1号墳後円部墳丘。
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桜葉団地への降り口。後円部下にある。
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桜葉団地への降り口の木立。
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道標。田越橋に降りる山道に向かう。
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田越橋に降りる山道にある40.5mの海抜表示。
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山道の出口。
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洋館が並ぶ住宅街だ。
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洋館が並ぶ住宅街。
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このあたりの標高は8.8mだ。
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