かにかにフリープラン山中温泉２日間

2012/11/26 - 2012/11/27

阪急交通社のエビかに会席ズワイ蟹丸ごと１杯４５０ｇ、往復ＪＲ特急でと、インターネット募集していたので、宿泊の旅館たわらやをネットで調べたら、山中温泉は１３００年前僧行基（東大寺の再興にも寄与し全国行脚し有名な僧なので知っていた）が発見、その後鎌倉時代に源氏の忠臣長谷部信連公が白鷺の沐洗を見て温泉を知り再興で、その湯元１２軒の１つがここで、当時は宿泊料が米で支払われて俵が積まれていたのでたわらやと呼ばれたとのこと。
鶴仙の渓流に一番近い野天風呂が素晴らしいとあったので申し込む。なんと集合時間に大阪駅に行くと、我々夫婦のみであった。
同様の価格帯で蟹料理での金沢や白川郷とか高山までがあったが、何回も同じコースは行きたくなかった。

個別に行けばこの価格では無理のはず、風呂も料理も合格点だったので満足した。

写真は芭蕉の館の庭の紅葉

エリア 山中温泉(石川)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 阪急交通社

写真は旅館のすぐ下の鶴仙渓、１時に加賀温泉駅に旅館の出迎えのマイクロバスにて、２０分ほどで到着。部屋にはいって早速風呂に直行で,誰もいない貸切状態であった。お湯は透明で癖がない。なんとこの日は夕食の前に１回、男女入れ替えの後９時過ぎに１回の３回入浴、翌日は朝起きて１回、１０時過ぎに１回の合計５回入浴。男の風呂より露天風呂も広く、最近は女性の方が優遇してある。

山中温泉の湯元女性的な建物で左側が菊の湯、隣接する山中座は芸能が観賞で着るホールで、名誉座長がこの間亡くなった森光子だった。

菊の湯の女風呂

女湯の前の足湯が柳のところにある。

女湯の前の足湯で源泉の飲泉もでき飲んでみた。無味無臭？効能が記入はあったが・・・
「今日よりは　書付消さん　笠の露」芭蕉の句からか笠の露の表示がある。

総湯「菊の湯」の男湯で、奈良時代の高僧行基が発見。昭和の初めの時代まで旅館が内湯がなく浴客は皆この総湯に入ったそうだ。

芭蕉が奥の細道の岐阜大垣で終わりになるが、ここの泉屋に８泊９日逗留し、有馬温泉に匹敵する効能と述べ、「山中や　菊はたおらじ　ゆのにほひ」の名句を残したとある。

江戸深川を発ったときから行動を共にした曾良が腹を病み、伊勢長島の縁故を頼って一足先に旅発ったとのこと。
「行き行きて　倒れ伏すとも　萩の原」曾良
「今日よりは　書付消さん　笠の露」芭蕉
一度別れれば二度と会えないかも知れない、江戸を発つときに笠に記した同行二人も笠の露で消してしまおう。一人旅になる寂しさを句にしたとある。

芭蕉の館の入園料は僅か１〇〇円、資料と豊富で値打ちもの。ここの庭

展示の一部。

芭蕉の館の奥の細道の資料展示

芭蕉の館の奥の細道の資料展示

芭蕉の館の奥の細道の資料展示

芭蕉の館の２Ｆからの庭

こおろぎ橋の近くの紅葉

こうろぎ橋

山中座の入口ホールに名誉座長森光子の写真が掲示されて哀悼の意が表示

山中座のホールの山中漆器の粋を極めた蒔絵の天井

加賀温泉駅の近くの観音様