2012/09/03 - 2012/09/03
47位(同エリア131件中)
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前日、ベルゲンからフロムに到着したSUR SHANGHAIとその旦那。
着いたのがもう夕方だったので、宿の周辺を見て回った後はホテルで休憩。
今日からの数日はフロムから日帰りできる範囲内であちこち見てみようと思います。
この日手始めに行ってみたのは、スターブ教会の一つが残っているというボルグン村の周辺。
その後は、フロム近くのアウルランの村からアウルランフィヨルドを見下ろしてみます。
●注: アウルランフィヨルドは、ソグネフィヨルドから枝分かれしたフィヨルドの一つです。
表紙の画像は、この日の〆となったアウルランフィヨルドの景観。
フロム港を出た大型クルーズ船がソグネフィヨルド本流へと向かっています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
アウルランフィヨルドの一番奥にあるフロムの町で是非体験してみたいのはフロム鉄道とグドヴァンゲン行きフィヨルド巡りフェリー。
でも昨日の夕暮れに着いたばかりのSUR SHANGHAIとその旦那は、今日はまず車でフロム周辺巡りをしてみることに。
で、この日はフロムから見て北東方向にあるボルグン村のスターブ教会を見に行ってみようと思います。
まずはフロムからE16号線でアウルラン、ラールダール方向へ。
アウルランとラールダールの間には、路上トンネルとして世界最長というラールダールス・トンネル(24.5km)もあります。
往復通ってみましたが、フロムに帰ってくる時に撮った写真の方がいいので、この旅行記の終わり近くでご紹介します。
9月はじめの朝夕は肌寒いのを通り越して寒い位の気温。プルプル((´д`)) …
それに雨が降ったり止んだりで、ジクジク湿っぽいお天気が続きました。
昼には晴れ間も出るんですが、急変するお天気にはびっくり。
一度、夕暮れから次の日の午前中いっぱい雨交じりの大風が吹いた日もありましたよ。
この時期には、雨風を通さない素材の上着は必携。 -
今日の最初の目的地のボルグン村へは、フロムからE16号線をアウルラン→ラールダール方面へ北上して行くだけでいいんですが、景色のいい所では脇道にも入ってみます。
白樺林の向こうに大きい滝が見えるね、と近寄って行ってみた。
こんなに大きい滝だと名前が付いていてもよさそうなのに、SUR SHANGHAIたちが持って行った地図には名前無し。
フィヨルドの渓谷にはそれこそ無数の滝があるから、特筆すべき滝じゃないと名前は付けてもらえないのかも。
ここから先は車は行けないね。
個人所有の土地の畑や林みたいだし、滝壺まで行くのは断念。 -
白樺林脇の畑は、カリフラワー畑だった。
カリフラワーってこんな風に育つ野菜だったのね。(◎◇◎)
そういえば、普段何気なく食べている野菜や果物も、畑ではどんな育ち方をしてどんな花を咲かせているのかも知らなかったりするSUR SHANGHAI。
反省…。 (−−〆) -
手持ちの地図を見ると、アールダールという町がソグネフィヨルドの一番奥にある町のような感じだけどどうだろう。
何があるか分からないけど、ちょっとそこまで行ってみようか。(^◇^)
…と話が決まって、ラールダールからはE16号線を去って脇道へ。
そういうミステリアスな寄り道が車旅の醍醐味なのよね。
未知なる道の行く手に、雲が懸かったフィヨルドの絶壁が現れた。
う〜ん、いい感じ。 -
9月始めはもう秋の気配。
まだ木々は色付いていなかったけれど、こんな赤い実がどこでも一番先に目を引いた。 -
ほんの指先位のぼんぼりをたくさんまとった秋の草。
その小さい黄色い点々も、たくさん集まると周りがパッと明るくなる。 -
イチオシ
これは個人用の桟橋?
ソグネフィヨルドの片隅に船着場があった。
その上の小さい木のベンチとテーブル。
夏にはどんな人があそこに座っていたんだろ…。
夏の終わり、秋の始まりを感じさせてくれる風景に出逢えた。 -
地図で見ると、ソグネフィヨルドの一番奥にあるように見えたアールダールの町に着いた。
フロムから、ちょこちょこ寄り道して2時間20分。
ここまで観光に来る人はいるんだろうか。
船着場近くには切り出した木材が積んであったし、港の様子も観光地とは思えない。
それでもこのあたりでは大きい町らしくて、お役所風の建物やホテルもあり。
あれ? あの崖の滝、岩穴から流れ落ちてるよね?
…と上を見上げたら、とんでもなく高い場所にその滝の始まりらしい部分が見えて文字通り仰天。
ここだけに限らず、信じられないほど高いフィヨルドの絶壁を流れ落ちる滝は、これからもたくさん見ることになったSUR SHANGHAIとその旦那。
今後に続くフロム→グドヴァンゲンのフィヨルド巡り旅行記をお楽しみに。 -
アールダールの船着場そばにはKLINGENBERGという名のホテルがあった。
そこのカフェで休憩。
カウンターに置いてあったメニューを見ると、カプチーノなんかはイタリア語で書いてあっても、他のノルウェー語部分のお品書きは英語やドイツ語に近い単語が並ぶ。
ノルウェー語、英語、ドイツ語は同じゲルマン語派の言語なんだなあ、と納得。
町に出ているノルウェー語の看板を見ても、英語やドイツ語の知識が多少あれば、言わんとすることが何となく読み取れたりします。 -
アールダールの町外れにあった教会は、その名も聞いて驚くアールダール教会。
単純すぎる名付けかも…。 ( ̄m ̄*)
これは後述するスターブ教会ではないんですが、木造のその外観が可愛らしかったのでちょっとお邪魔します。 -
アールダール教会の扉は閉まっていて中には入れなかったんですが、墓地になっている敷地へのフェンスは開いていました。
その墓地で見つけた墓碑は、高さが優に3mほど。
故人は背が高い人だったのか、目立ちたがり屋だったのか…。 -
さ、今日前半の本命、ボルグン村のスターブ教会へ移動開始。
まずはアールダールからラールダールへと一旦戻ります。
その道筋も、この通り狭くクネクネ。 -
波一つ無い水面に落ちる絶壁の倒影。
何だかやけに心がシンと澄むようなフィヨルドの景色。 -
車窓からもこんな映画の大画面のようなフィヨルドの景観が見えて、気持ちが晴れ晴れ。
-
ラールダールから16号線に入ってしばらく行くと、ボルグンのスターブ教会への標識が出ていた。
BORGUND STAVKYRKJEと出ているのがボルグンのスターブ教会。
地図だとE16号線上にあるように見えたけど、ちょっとだけ外れた場所になるんだね。
ヒストリック・ルートとも出ているから、何か歴史的な謂れがある道に違いない。
観光インフォもあるようだし、きっと何か資料も置いてるよね。 -
上に出した画像の分岐点から3分ほどで見えて来たのはボルグンのスターブ教会のビジター・センター。
車で行くと、この裏手に無料駐車場あり。
●注: フロムやアウルランから、夏季のみこのスターブ教会へ1日1往復するバスあり。
運行の最新情報については、フロムの観光インフォで手に入れるといいですよ。
教会は外観だけなら見学無料なんですが、説明ガイドさん付きで教会内部見学+センター内のスターブ教会に関する展示見学をすると75クローネ。
このセンター内でチケットを売っています。
教会内部を見学できる季節と時間帯については、下記のスターブ教会のサイトで見てみるといいですよ。ページ左のメニューStavechurchesのページからBorgund Stavechurchを選択します。
http://www.stavechurch.com/en/ (英語版)
SUR SHANGHAIたちが行った9月上旬のツアー開催時間は、11:00〜16:00までの毎正時。
ツアーと言っても、教会はこのすぐ近くで規模も随分小さいので30分程度で終了します。
下段の画像は、ビジター・センター内にあるスターブ教会関連の展示。
スターブ教会は、簡単に言うと12〜14世紀にノルウェー各地に建てられた木造の教会。
釘を用いず、支柱(スターブ)を梁と土台の間に垂直にはめ込む構造と、ヴァイキング時代の装飾を取り入れているのが特徴なんだそう。
かつては千棟以上もあったスターブ教会も、現在残っているのは28棟のみ。
そのうち、ウルネスにあるスターブ教会は世界遺産の文化遺産にも登録されています。
このビジター・センターでは、各地に残るスターブ教会の紹介のほか、内部構造の図面、装飾品などが展示されていました。
センターには、カフェ、しゃれた品揃えのお土産屋さんも入っていました。
ここで一息付いて行くのもよし。 -
ボルグンのスターブ教会の古い写真も展示されてあったビジター・センター。
左下に 1907 と書かれてあるのは、1907年撮影の意味かな。
教会の外観も特徴的ですが、この画像では村の人々のいでたちも目に止まります。
女性は全員、大きいスカーフ+長いドレス姿だったのね。
あれ? 画像手前から向こうに歩いて行く男の子が着ているのはセーラー服? 水兵さん風の帽子までかぶっちゃって。 -
ガイドさん付き見学チケットを買う時に、「もう少ししたら団体さんが来て一緒のツアー参加になります。先に教会の外回りを見ているといいですよ。」という事だったので、一足お先に行ってみます。
ビジター・センターの裏に回ると、すでに目の前に石垣で囲まれたボルグンのスターブ教会の黒々とした姿が。
小粒ながら、その特異な外観がまず印象的。 (◎o◎)
奥に見える赤い建物は、現在使われている教会。
間にある黒い小さい建物は鐘楼。 -
イチオシ
近づいて行ってみると、石垣に囲まれたボルグンのスターブ教会は道路よりも一段高い場所にあるため、こんな角度で見上げることが出来ました。
教会の敷地は墓地になっていて、墓碑も並んでいます。
この画像では分かりにくいんですが、教会の塔の先には風見鶏が乗っていて、更に先端には小さい十字架がありました。 -
ボルグンのスターブ教会付属の鐘楼も黒々とした姿。
その形が面白い。
ノルウェー各地のスターブ教会にあった同様の形の鐘楼は既に失われ、これが現存する唯一のものだそうです。
画像奥に見えている現在の教会で儀式がある時には、今もこの鐘楼の鐘が鳴らされるんだそう。
どんな姿と音色の鐘だろう。
扉の外から中を覗きこんでみましたが、暗くてその鐘の姿はよく見えず。 -
石垣の外から見たボルグンのスターブ教会。
この教会は1180年に建造されたのだそう。
ここで見えている入口は南口。
画像左手には西口があります。
屋根の合わせ目部分から突き出している龍頭の飾りと、何層にも重なった屋根の造りが随分アジア的に見えると思いませんか?
龍はキリスト教では悪の象徴だし、建物全体が黒々と塗られているのも奇妙。
あちこちに取り付けられた十字架が無ければ、これが教会だとすぐに分かる人はいないんじゃないでしょうか。
龍はキリスト教では悪の象徴なのに、なぜ教会に飾ってあるのかというと、ヴァイキングたちにとって龍は守り神だったからなんだそう。
なんか、矛盾しているなあ。
例えて言えば、日本ではコウモリは不吉なイメージなのに、中国では蝙蝠の≪蝠≫の字が≪福≫と通じることからおめでたい動物とされ、紋様化されたコウモリの図案がお寺さんや古い住居で見られるのと同じ感じ。 -
ボルグンのスターブ教会の南口から屋根を見上げた様子。
ボルグンのスターブ教会全体が異様なほど黒いのは何故かとガイドさんに聞いてみたところ、この教会は全て木造なので、腐食を防ぐため10年ごとにコールタールを塗っている、とのことでした。
この南口の屋根部分とは裏腹に扉のあたりはシンプルな装飾。
これは、東にある祭壇から見ると脇の出入り口に当たるからなんだそう。
南門はかつては女性用の出入口だったそうです。 -
ボルグンのスターブ教会の西口から屋根を見上げた様子。
屋根や外壁は瓦葺のようにも見えるんですが、一枚一枚全部木製の板。
ところどころコールタールが剥げた箇所からは木肌が見えてました。
教会東側内部にある祭壇から見ると、西口は正面の出入り口。
そのため、簡素な南口と比べると、扉周りにはかなり凝った装飾が施してあって、かつては男性用出入り口だったんだそう。
その装飾はどんな感じかと申しますと…、 -
…この通り、ボルグンのスターブ教会西口の扉周りには凝った浮き彫りがびっしり。
ケルト紋様風の連続した曲線模様や、鳥や動物、植物を思わせる図案は、宗教的というより、ずいぶん装飾的。
戸口からは薄闇を通して、内部の木組みも見えています。 -
上段2枚の画像は、ボルグンのスターブ教会西口の装飾。
左側は西口の扉で、凝ったアイアンの取っ手や鍵穴付き。
よ〜く見ると、扉の木の部分にはナイフで刻んだ落書きのようなものが見えていますが、これはルーン文字なんだそう。
ルーン文字については、下記のウィキペディアのページでどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%B3%E6%96%87%E5%AD%97
下段2枚の画像は、教会内部。結構狭いのにはびっくり。
釘やねじを使っていないと言う独特の木組みが見られます。
下段右側の画像は東にある祭壇方向を見た様子。
キリストの磔刑図が奥の方に見えています。
手前にあるラマ教のマニ車風の物は何だろう? …と思ってしまったSUR SHANGHAIは罰当たり。(ノω`*)
これらの画像だけ見ると、内部は静寂に包まれているかのようですが、じつは教会内部を見学したのは30人ほどのツアー客と合流した後。
ただでさえ狭い感教会内部は押すな押すな状態で、人が写りこまないように撮るのが精一杯。
祭壇が正面から撮れなかったり、木組みもじっくり見られなかったのは心残り…。(−−〆)
後でビジター・センターのショップで祭壇を撮った絵葉書を買いました。
ヴァイキング関連のお土産もあって、ヴァイキングの守り神の龍をモチーフにしたアクセサリー類もありましたよ。 -
教会内部はツアー客で溢れてしまったので、SUR SHANGHAIとその旦那は外回りを見てみることに。
外に出てくるとホッと一息。
これは教会外回りの細い通路の角部分。
こう言ってはなんですが、これだけ見たら農家の納屋?と思ってしまうボルグンのスターブ教会。 -
外回り通路の窓部分を支える細い柱。
上に出した画像には、何本も写っています。
この部分は、これまで何度コールタールを塗り込まれたんだろう。
不思議な風合いになったその表面。 -
ボルグンのスターブ教会の周囲は石垣に囲まれた芝生の墓地。
教会の東側に回りこんで、撮ってみた写真。
同じように外回りを見に出てきたツアー客二人のおじさんと比べると、この教会の規模がよく分かります。
え、(◎◇◎) こんなに小さいの? と驚く人もいるかも。 -
ボルグンのスターブ教会を見上げてみる。
これは祭壇が入っている教会東側の外壁。
塗られたコールタールが雨垂れのように垂れています。
塗り立てではないから落ちては来ないだろうけど、ヒヤヒヤ。
瓦のような形の木の板で覆われたその外壁は、松ぼっくりやミノムシに似ていて思わず( *´艸`)クスクス。
動物に例えたらアルマジロかな。
限りなく罰当たりなSUR SHANGHAIで申し訳ありません。
<(_ _)> -
ボルグンのスターブ教会って、思っていたよりずっと小さかったけど、今までに見たこともない不思議な造りの教会で見ごたえがあったねぇ。
…と旦那と言い合いながら、ラールダール方向への戻りの道は標識にも出ていたヒストリック・ルートを辿ってみます。
このルートは、ボルグン近くからラールダール方面を結ぶ道。
この区間は今でこそE16号線+トンネルで結ばれていますが、かつては険しい渓谷続きの難所だったそうです。
1700年代後半から、時代の変遷と共に拓かれたルートは4本あるようですが、そのうち2003年まで使われていたと言うE16号の旧道がヒストリック・ルートとして今も車での通行可能。
こんな渓流沿いの道でした。
細く曲がりくねった道で舗装も簡単でしたが、この9月初めは普通車で大丈夫でした。 -
ノルウェーの田舎へ行くと、よくこんな風に屋根の上に草が生えている古びたお宅があります。
これはお手入れをサボっている内にこうなった、
…わけではなく、 (;^ω^)
これはわざわざ樹皮を敷いたり土を乗せたり、種蒔きまでして作り上げるグリーン・ルーフ。
お部屋の保温に役立つんだそう。エコですねえ。
でも、屋根が腐りやすくなりそうな気もするけど…。
で、時々、壁がなくて雨除けだけのバス停の屋根もグリーン・ルーフになっていたりするんですが…。( ̄m ̄*)
あれは単なる自然発生的グリーン・ルーフ? -
ボルグンから続くE16号の旧道(ヒストリック・ルート)を渓流沿いに行くと、途中で吊り橋が架かっている場所が。
あ、ひょっとして対岸へ行けるのかも?
車を停めて行ってみたら、吊り橋のたもとにはフェンス扉が付いていて、≪個人所有の橋 立ち入り禁止≫と出ていました。
え? と対岸を見たら、林の向こうに一軒家が。
この画像でも屋根が木立の上に見えています。
どんな人が住んでいるんだろ。(◎o◎) -
対岸へ行けないのは残念でしたが、この吊り橋のある渓流の風情がいいので周辺をちょっとだけ歩いてみたSUR SHANGHAIとその旦那。
この画像ではよく見えないんですが、向かいの渓流沿いには明らかに人工の小道が付いていたり簡単な手すりが付いていたり。
上に出した画像の一軒家の住人がコツコツ造り上げたものに違いない。
ふと、目を挙げて吊り橋の向こうを見ると、これまた明らかに人工の石積みが。
この画像でも塀のように写ってます。
あれは? と近寄って行くと…、 -
イチオシ
…石橋の跡でした。
さすがにこれは向こうに見える一軒家の住人の仕事ではなく、SUR SHNGHAIたちが通ってきたE16号線の旧道(ヒストリック・ルート)を最初に拓いたCAPTAIN FINNEという人物が、1845〜1846年にかけて造らせた橋。
その後、1860年には水害で破壊されてしまったという歴史があるそうです。
そう知ると、今ではすっかり苔むしてしまったこの橋の跡にも、このあたりの道路開拓の歴史が染みて見えます。 -
かつては交通の難所だったE16号線の旧道(ヒストリック・ルート)沿いは絶壁続き。
ここでもこのスコーネ滝という大きな滝が見られました。
夏には涼しい眺めでしょうが、もう秋に入った9月の初めは身震いが出るほど冷たい感じ。 -
山が圧倒的に多いノルウェーでは、渓谷の斜面でヒツジやヤギ、ウシを飼う小さい農場もよく見かけます。
E16号線旧道(ヒストリック・ルート)で見かけたこの農場はGALDANE一家のもので、1947年までその末裔が住んでいたそうです。
今ではラールダールの町が管理しているとのこと。
現代の若者は、なかなかこういう人里離れた場所に居ついてはくれないんでしょうね、残念ながら。 -
ボルグンのスターブ教会からちょうど1時間(途中の休憩込み)。
E16号線の旧道はここで終わり。
何だかタイムマシンから出て来たような気分。
さ、ここから先は、ベルゲン方面もオスロ方面も現代のE16号線。
SUR SHANGHAIたちはこれからラールダール経由でフロムに戻って行くので、右折しま〜す。 -
さて、現代のE16号線には世界一のトンネルがあって、かつての交通の難所を一気に通過できる所があるんです。
アウルラン⇔ラールダール間にあるこのラールダール・トンネルがそうで、路上トンネルとしては世界最長の24.5km。
この画像で見えているのは、ラールダール側の入口です。 -
路上トンネルとしては世界最長の24.5kmあるというE16号線のE16号線のアウルラン⇔ラールダール間を結ぶトンネルで、1995年着工、2000年竣工と言うまだ新しいトンネルです。
かつての交通の難所を一気に通過できるとは言っても、実際に通ってみるとその長いこと。
入ってから出るまで20分ほどかかります。
何だか急に夜になったみたいだし、眠気が差して来そう。
そんな目を覚ましてくれるのが、途中3ヶ所の待避所にあるこんな青い照明。
青く照らされた岩盤むき出しの壁面が徐々に迫ってきて、目がパッチリ。(◎o◎)(◎o◎)
ついでに言うと、アウルラン⇔ラールダールを結ぶ旧道はフィヨルドの渓谷を上り下りする道で、途中にステーガスタイン展望ポイントがあります。
この道もフロム滞在中に通ってみたので、今後に続く旅行記でご紹介しようと思います。 -
フロムと目と鼻の先のアウルランまで戻って来たSUR SHANGHAIとその旦那。
アウルランはフロムから8kmほど離れた町でこのあたりの中心地。
数は少ないですが、ここにもホテルやお食事処あり。
スーパーはフロムより品揃えがいいですよ。
で、今向かっているのは、ステーガスタイン展望ポイントがある方向。
アウルランの町を貫いている一本道のメイン・ロードを渓谷の上へ上へと上って行けばよし。 -
アウルランの町の一本道を渓谷の上に向かって上って行くと、アウルランフィヨルドの美景が目の前に。
わ〜!!(^◇^)(^◇^)
ステーガスタイン展望ポイントはもう少し上だけど、今日はこのあたりでフィヨルドを眺めてみよう!
●アウルランフィヨルドは、ソグネフィヨルドから枝分かれしたフィヨルドの一つ。
この画像だと、奥に続いている見える渓谷がソグネフィヨルドの本流方向。
左手に延びるアウルランフィヨルドの一番奥にフロムの町があります。 -
アウルランの町からステーガスタイン展望ポイント方面へ上っていく道はやはり狭いんですが、どうにか車を停める場所を見つけて歩いてみた夕暮れ。
アウルランフィヨルドを挟んで向こう側の絶壁に雲がかかっていい風情。
やっぱりここでもあんなに高い場所から滝が落ちてるねえ。 -
自分たちが立っている渓谷のさらに上の方を見上げる。
まだまだ高い所にも家がある。
ここに住んでいる人たちは毎日アウルランフィヨルドを眺めながら暮らしてるんだね。
ちょっとこういう所に住んでみたい気もするけど、慣れてしまえば、どんなにきれいな景色でも当たり前の日常の風景になっちゃうかな。 -
アウルランフィヨルドの奥方向を見る。
眼下に点在するのは、アウルランの町外れの民家。
SUR SHANGHAIたちが上ってきた道も見えてます。
画像の一番奥に見えるのがフロムの町。
この画像だと、埠頭に停泊中の大型クルーズ船、その煙突から吐き出される煙が薄青く見える夕暮れ。
あ、あのクルーズ船、方向転換し始めたみたい。
今日の朝、入港する様子を見たけど、もう出ちゃうんだね。 -
あの船が出て行くのを見てみようか、と待つうちに、早くもアウルランの町の前に差し掛かったクルーズ船。
フロムの町は大型クルーズ船の寄港地ですが、町自体は小さいので、どの船も停泊時間は10時間程度。
朝着いた船の乗客はフロム鉄道や周辺のトレッキングを楽しんだ後、夕方には出港してました。
その様子がこうして見られたのはラッキー! (*^。^*) -
イチオシ
しずしずとアウルランフィヨルドを渡って来る大型クルーズ船。
あんまり滑らかな動きが本当の景色とは思えない、静かな静かな夕暮れの光景。 -
目の前のアウルランフィヨルドを通り過ぎて行ったクルーズ船。
水面を音もなく滑っていくようなその動き。 -
イチオシ
アウルランフィヨルドから、長い航跡を曳きつつ本流のソグネフィヨルド方向へ方向転換して行くクルーズ船。
この船の次の寄港地はどこだろう。
ロマンチックな眺めだね。
行く手の雲のかかる渓谷も、幽玄を感じさせる美しさ。
これなんか動画で撮ったらいいかも。
こうしてクルーズ船を見送ったSUR SHANGHAIとその旦那。
翌日は、このアウルランフィヨルドとお隣のネーロイフィヨルドをフェリーで渡ってグドヴァンゲンまで行ってみようと思います。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- kuritchiさん 2018/04/16 08:41:27
- ボルグンスターブ教会
- SUR SHANGHAIさん、はじめましてkuritchiと申します。
ボルグンスターブ教会への行き方を調べていて、SUR SHANGHAIさんの旅行記にお邪魔しました。
素敵なお写真に詳しい情報ありがとうございます。参考にさせていただきます。
今年の7月に1日かけて、フロム→ステーガスタイン展望台→アウルラン→ボルグンスターブ教会→フロムのコースで(現地バスツアー&バスを利用しながら)まわろうと計画中です、、
kuritchi
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2018/04/16 15:45:24
- Re: ボルグンスターブ教会
- ご訪問、ありがとうございました。(^◇^)
フロム周辺のフィヨルドやスターブ教会など、自然と人工物が溶けあった景観を楽しんできてくださいね。
私たちがフロム周辺に行ったのはもう6年近く前のことになりましたが、当時フロム周辺の公共バスの運行は極端に少なかったと思うので、乗りはぐれなどの無いようにお気を付けて。
ツアーがうまく使えればいいですね。
お天気に恵まれて、いい旅ができますように。(^▽^)/
-
- 唐辛子婆さん 2012/11/06 08:17:59
- 屋根の上に草!
- SUR SHANGHAIさん、おひさしぶりです。
このおうちにコメントがつくのを楽しみにしています。
藤森照信みたいなおうちですね。
いつも旅情報をきめ細かく載せてくださってすばらしい。
こうであらねばと思いつつ、自分で書くとなると面倒っちい。
ノルウェーの絵に描いたような自然を満喫させていただいてます。
唐辛子婆
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2012/11/07 12:06:39
- RE: 屋根の上に草!
- ご訪問、ありがとうございます。
こちらこそ、ご無沙汰しています〜。<(_ _)>
> このおうちにコメントがつくのを楽しみにしています。
こういう屋根を乗せているのは古びた木造のお家が多いので、最初は住民が年を取って手入れが行き届かなくなった結果かと思いました。
が! これはわざわざ屋根に樹皮を敷き詰めて土を盛り、更に種蒔きまでして造り上げるグリーン・ルーフだと分かってびっくり。
お部屋の保温効果があるんだそう。
古くからの知恵なんでしょうね。
なんだか屋根が腐りやすくなりそうな気もするんですが…。(;^ω^)
同じ画像に写っている新しい感じのお宅にはグリーン・ルーフがありませんが、これには新建材や断熱材を使っているんでしょうね。
私も画像の説明を長々と書くのはアップ速度も遅くなるしめんどっちいんですが、書かずにはいられない体質(?)になってしまいました。
初期の頃のお気軽旅行記に戻ろうかと思っても、コメント欄が白いと気になるんです〜。(ノω`*)
寛大なお心でお見守り下さいませ〜。<(_ _)>
> SUR SHANGHAIさん、おひさしぶりです。
> このおうちにコメントがつくのを楽しみにしています。
> 藤森照信みたいなおうちですね。
>
> いつも旅情報をきめ細かく載せてくださってすばらしい。
> こうであらねばと思いつつ、自分で書くとなると面倒っちい。
>
> ノルウェーの絵に描いたような自然を満喫させていただいてます。
>
> 唐辛子婆
>
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