憧れの栂池高原～紅葉を求めて【天狗原編】

2012/10/13 - 2012/10/14

栂池の2日目。

栂池パノラマウェイを使うなら、近隣のホテルで販売している「トレッキングチケット」が断然お得。
乗り物の往復乗車券と自然園の入園料がセットになっていて、別々に購入すると3300円のところが2800円。自然園に行かなくてもこちらのほうが得なのだ。

また、長野からの高速バスも、4枚綴りの回数券が6000円で販売されている。2人往復だと7200円だから、かなりお買い得といえる。

ところで、そもそも「ハクバ」とはこのエリアの名称であって、山の名前ではない。
山の名前は「シロウマダケ」である。

雪解けの時期に山の斜面に現れる残雪模様「雪形」。白馬岳と小蓮華山の鞍部には馬の姿をした雪形が現れるそうで、これを
農作業に使われた馬、代掻き馬（しろかきうま）にちなんで「シロウマ岳」と呼んだのだそうだ。
これに「白馬」をあててしまったことで、山の名前は「白馬岳」となり、村や駅の名前は「ハクバ」となったそうだ。

さて本日は天狗原を目指す。

エリア 栂池・白馬乗鞍(長野)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

ホテルの屋上から、朝焼けの街を眺める。
栂池高原ホテルは屋上を開放しているので、夜空や日の出を眺めることができる。

白馬岳、大雪渓、杓子岳、白馬鑓ヶ岳も見える。

反対側はまだ朝もやの中だ

7:00　始発のリフトに乗り込む。昨日と全く同じルート

白馬連山に朝日が当たり、とても美しい。

紅葉もやっぱり陽光に当たった方が映える。

東の空は違った風情。
ちょっと神秘的。

栂池自然園に到着。
ただしきょうは自然園ではなく、天狗原。
登山道は、自然園入口の手前を右に折れた所からスタートする。
7:55a.m.

いきなり急坂。息が切れそうなところで一息入れると、前方の視界は抜群。
意外な絶景だった。
白馬岳、大雪渓、杓子岳、白馬鑓ヶ岳

大雪渓、杓子岳、白馬鑓ヶ岳

さらに登って一汗かいて振り返れば、東の方角には雲海に浮かぶ山並み。

ちょっと広い場所に出た。大きな岩がごろごろ、ハイマツが群生する不思議な風景。

あれは鹿島槍ヶ岳か？

空はすっかり秋模様

無理矢理パノラマ…

この“広場”から天狗原は一登り。

広い湿原が広がっていた。9:05
ここも高層湿原。
今回のゴールはここ。本当は白馬乗鞍岳まで足を延ばしたかったが、帰りの時間の関係で断念。
反面、ここで引き返すとなると時間的には相当な余裕。
なので、周囲をのんびり散策することに。

なんと、もう氷が張っていた。

オオシラビソ
青銅色の実をつける。

白馬乗鞍岳の登山道を少し登ってみる。
岩がゴロゴロの、ちょっとワクワクするルート。
道とは言えないような岩登り。
天狗原を一望し、その向こうには南アルプス？

これがその乗鞍岳。
紅葉は終わりに近づいているが、それでも充分きれい。

天狗原を挟んで、乗鞍岳の反対側にも小さな丘（岩山）。
そこに登って見た。ここからも天狗原全体を見渡すことができる。

岩山からの景色。

東側の眺望

その岩山のてっぺんには、こんな祠が…
安全祈願でしょう、おそらく。

天狗原の木道からはこんな感じで見える。
目の前の山に気を取られて、ついつい見落としがち。

なんだかんだと、ここで小一時間ほど遊んだ。

遊んだあとは一気に下山。登山口に戻ったのは12時。
一息入れてロープウェイ乗り場へ。

車窓？から見るオオシラビソ。先端に実が付いているのが辛うじて見える。

眼下に紅葉が広がる。

渓流を渡る。ロープウェイ・リフトの沿線では、ここの紅葉が一番きれいだった。

紅葉とダケカンバの白のコントラストがいい感じ。

さてさて、目の保養が済んで、街に降りてきた。
長野駅に向かうバス停近辺の街並み。

残念ながら、徒歩圏内の蕎麦屋はなんと売切れ！
やむなく普通のレストランで昼食。栂池まで来て普通の洋食とは…

長野駅でちょっとお土産を購入し、新幹線に乗り込む。
suicaのキャラクターでデコレーション。

今回、栂池ヒュッテで購入した手ぬぐいとピンバッチ。

来年は白馬岳のピンバッチを手に入れるぞ！