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今年の夏の最後は、日本海に面した瀬波温泉でのんびり。<br />瀬波温泉は、以前、一度日帰りで訪れたことがある。<br />次に訪れるときは、日本海を望む宿に泊まってのんびりしてみたいと思っていたのだ。<br />今回、運よく安く宿が取れたので、思い切って訪れることにした。<br /><br />(2021.08.30投稿)

海辺の温泉と鮭の街【1】~瀬波温泉で寛ぐ~

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2012/08/26 - 2012/08/26

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旅行記グループ 【越後国】

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旅猫

旅猫さん

今年の夏の最後は、日本海に面した瀬波温泉でのんびり。
瀬波温泉は、以前、一度日帰りで訪れたことがある。
次に訪れるときは、日本海を望む宿に泊まってのんびりしてみたいと思っていたのだ。
今回、運よく安く宿が取れたので、思い切って訪れることにした。

(2021.08.30投稿)

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
ホテル
4.0
グルメ
4.5
交通
4.0
同行者
その他
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 JR特急 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 大宮駅を10時38分に出る上越新幹線の『MAXとき317号』に乗車。<br />その列車は、すべて二階建ての車両で、車体には朱鷺色の帯と朱鷺の絵が描かれていた美しい車体だった。

    大宮駅を10時38分に出る上越新幹線の『MAXとき317号』に乗車。
    その列車は、すべて二階建ての車両で、車体には朱鷺色の帯と朱鷺の絵が描かれていた美しい車体だった。

  • そして、終点の新潟駅には12時18分に到着。<br />そこから、12時30分発の羽越本線の特急『いなほ5号』に乗り換え、今回の目的地である村上駅へと向かう。<br />2年前に庄内を旅した際、この列車が遅れて予定が狂ったのを思い出す。<br />この日、『いなほ5号』は順調に新潟平野を走り抜け、13時20分に村上駅に到着した。

    そして、終点の新潟駅には12時18分に到着。
    そこから、12時30分発の羽越本線の特急『いなほ5号』に乗り換え、今回の目的地である村上駅へと向かう。
    2年前に庄内を旅した際、この列車が遅れて予定が狂ったのを思い出す。
    この日、『いなほ5号』は順調に新潟平野を走り抜け、13時20分に村上駅に到着した。

  • 宿へ向かうにはまだ早いので、駅前にあった観光案内所へ行き、2時間ほどで観光できる場所を教えてもらう。<br />向かったのは、イヨボヤ会館という村上の特産である鮭に関する施設だ。<br />ちょうど駅前から、13時40分発の市内循環シャトルバス『城下町村上ルネッサンス号』が出るところだったので、少し遠回りだが乗って行くことにした。<br /><br />※現在、『城下町村上ルネッサンス号』は運行されていません。

    宿へ向かうにはまだ早いので、駅前にあった観光案内所へ行き、2時間ほどで観光できる場所を教えてもらう。
    向かったのは、イヨボヤ会館という村上の特産である鮭に関する施設だ。
    ちょうど駅前から、13時40分発の市内循環シャトルバス『城下町村上ルネッサンス号』が出るところだったので、少し遠回りだが乗って行くことにした。

    ※現在、『城下町村上ルネッサンス号』は運行されていません。

  • 歩いても20分ぐらいの所だが、市内をぐるっと回り、30分ほどかかって到着した。<br />まだ昼を食べていなかったので、とりあえず、隣にあったサーモンハウスという建物の中にあった鮭料理の店『はらこ茶屋』に入ることにする。<br />注文したのは、村上名物の塩引き鮭。<br />かなり高いので、単品に別売りのご飯だけを注文した。<br />食べてみると、さすがに美味しかった。

    歩いても20分ぐらいの所だが、市内をぐるっと回り、30分ほどかかって到着した。
    まだ昼を食べていなかったので、とりあえず、隣にあったサーモンハウスという建物の中にあった鮭料理の店『はらこ茶屋』に入ることにする。
    注文したのは、村上名物の塩引き鮭。
    かなり高いので、単品に別売りのご飯だけを注文した。
    食べてみると、さすがに美味しかった。

    はらこ茶屋 グルメ・レストラン

  • お腹も満たされたので、早速イヨボヤ会館を見学する。<br />ここを訪れるのは7年ぶりである。<br />まずは、淡水魚などを見ることができる水族館のような場所を観る。<br />真ん中の生簀のような所には、もの凄い数の鮭の稚魚などが泳いでいた。<br />7年前と、そこはほとんど変わっていない感じだった。

    お腹も満たされたので、早速イヨボヤ会館を見学する。
    ここを訪れるのは7年ぶりである。
    まずは、淡水魚などを見ることができる水族館のような場所を観る。
    真ん中の生簀のような所には、もの凄い数の鮭の稚魚などが泳いでいた。
    7年前と、そこはほとんど変わっていない感じだった。

    イヨボヤ会館 美術館・博物館

  • その後、地下にある三面川鮭自然観察館へと向かう。<br />途中にあった生態観察室では、鮭の稚魚の大群が水槽の中で泳いでいた。

    その後、地下にある三面川鮭自然観察館へと向かう。
    途中にあった生態観察室では、鮭の稚魚の大群が水槽の中で泳いでいた。

  • その先に、鮭の絵が描かれたサーモンロードがあった。<br />青色の光の中に、泳ぐ鮭の姿が浮かび上がる幻想的な空間だった。

    その先に、鮭の絵が描かれたサーモンロードがあった。
    青色の光の中に、泳ぐ鮭の姿が浮かび上がる幻想的な空間だった。

  • 三面川鮭自然観察館は、鮭が遡上する三面川の分流である種川を横から見ることができる施設である。<br />川に面して硝子張りになっているため、景色と川の中を同時に観ることが出来、とても不思議な感じだった。

    三面川鮭自然観察館は、鮭が遡上する三面川の分流である種川を横から見ることができる施設である。
    川に面して硝子張りになっているため、景色と川の中を同時に観ることが出来、とても不思議な感じだった。

  • 鮭が遡上する季節には、群泳する鮭を観察することが出来るそうだが、この季節は別の魚がのんびり泳いでいた。

    鮭が遡上する季節には、群泳する鮭を観察することが出来るそうだが、この季節は別の魚がのんびり泳いでいた。

  • イヨボヤ会館には、村上における鮭の資料も展示されている。<br />江戸時代、村上藩の重要な財源であった鮭を多く得るため、その保護・増殖に尽力し、『種川の制』を整備した村上藩士であった青砥武平治に関する資料は興味深かった。

    イヨボヤ会館には、村上における鮭の資料も展示されている。
    江戸時代、村上藩の重要な財源であった鮭を多く得るため、その保護・増殖に尽力し、『種川の制』を整備した村上藩士であった青砥武平治に関する資料は興味深かった。

  • 『種川の制』を知り、江戸時代に造られたその人工の水路の跡を観てみたくなり、すぐ裏手のサーモンパークの先にある種川へと向かう。<br />種川は、江戸時代、鮭の繁殖や猟のために人工的に造られた三面川の分流であったが、今は自然の中に溶け込み、普通の小川のようであった

    『種川の制』を知り、江戸時代に造られたその人工の水路の跡を観てみたくなり、すぐ裏手のサーモンパークの先にある種川へと向かう。
    種川は、江戸時代、鮭の繁殖や猟のために人工的に造られた三面川の分流であったが、今は自然の中に溶け込み、普通の小川のようであった

  • 橋を渡り、川沿いを歩いて行くと、川に面してコンクリートの施設が造られていたが、それが、先ほどまでいたイヨボヤ会館の三面川鮭自然観察館だった。

    橋を渡り、川沿いを歩いて行くと、川に面してコンクリートの施設が造られていたが、それが、先ほどまでいたイヨボヤ会館の三面川鮭自然観察館だった。

  • サーモンパークに戻ると、そこには池や水路があった。<br />よく見ると、泳いでいるのはニジマスである。<br />鯉ではないのが、さすが鮭の街村上だ。

    サーモンパークに戻ると、そこには池や水路があった。
    よく見ると、泳いでいるのはニジマスである。
    鯉ではないのが、さすが鮭の街村上だ。

  • ちょうど良い時間になったので、宿へ電話をして迎えに来てもらう。<br />そして、15分足らずで、今宵の宿『大観荘せなみの湯』に到着した。<br />宿の玄関前にも、鮭が吊るされている。<br />夕食に味わえることを期待して、宿へと入った。

    ちょうど良い時間になったので、宿へ電話をして迎えに来てもらう。
    そして、15分足らずで、今宵の宿『大観荘せなみの湯』に到着した。
    宿の玄関前にも、鮭が吊るされている。
    夕食に味わえることを期待して、宿へと入った。

    新潟県瀬波温泉 大観荘 せなみの湯 宿・ホテル

  • 部屋の窓から外を眺めると、目の前には日本海が広がっていた。<br />冬とは違う、穏やかな表情をしている。

    部屋の窓から外を眺めると、目の前には日本海が広がっていた。
    冬とは違う、穏やかな表情をしている。

  • 部屋で少し休んだ後、目の前の浜辺に出てみた。<br />波打ち際まで行き、波が打ち寄せるのを見る。<br />砂浜を滑るように寄せて来る波を見ていると、思わず戯れたくなる。

    部屋で少し休んだ後、目の前の浜辺に出てみた。
    波打ち際まで行き、波が打ち寄せるのを見る。
    砂浜を滑るように寄せて来る波を見ていると、思わず戯れたくなる。

  • その浜は海水浴場になってるが、8月の終わりともなると泳いでいる人の姿は、夕方と言うこともあり疎らであった。<br />夏の喧騒が過ぎた静かな浜は好きである。

    その浜は海水浴場になってるが、8月の終わりともなると泳いでいる人の姿は、夕方と言うこともあり疎らであった。
    夏の喧騒が過ぎた静かな浜は好きである。

  • 宿に戻り、温泉に入る。<br />まずは、はま風館にある展望大浴場に浸かる。<br />海風が吹き抜ける露天風呂に入ると、目の前には日本海と輝き始めた夕陽が見えた。<br />部屋に戻って窓から眺めると、ちょうど夕暮れ時であった。

    宿に戻り、温泉に入る。
    まずは、はま風館にある展望大浴場に浸かる。
    海風が吹き抜ける露天風呂に入ると、目の前には日本海と輝き始めた夕陽が見えた。
    部屋に戻って窓から眺めると、ちょうど夕暮れ時であった。

  • 見ているうちにどんどん陽が落ちてゆき、雲が赤く染まり始めた。<br />印象的な光景が一瞬広がったが、夕陽は、水平線上の雲の中に吸い込まれるように消えて行く。

    見ているうちにどんどん陽が落ちてゆき、雲が赤く染まり始めた。
    印象的な光景が一瞬広がったが、夕陽は、水平線上の雲の中に吸い込まれるように消えて行く。

  • 黄金色に輝く海が見たかったのだが、呆気なく沈んでしまった。<br />その後、徐々に空が藍色に染まり、夜の帳が降りてきた。

    黄金色に輝く海が見たかったのだが、呆気なく沈んでしまった。
    その後、徐々に空が藍色に染まり、夜の帳が降りてきた。

  • 夕食の時間になったので、食事処へと向かう。<br />入口には、越後らしく日本酒がずらりと並んでいた。

    夕食の時間になったので、食事処へと向かう。
    入口には、越後らしく日本酒がずらりと並んでいた。

  • 窓際の席だったので、暮れなずむ空を見ながらの食事となった。<br />ただ、期待していた鮭料理がひとつも無く、かなり残念であった。

    窓際の席だったので、暮れなずむ空を見ながらの食事となった。
    ただ、期待していた鮭料理がひとつも無く、かなり残念であった。

  • 酒も、思いのほか種類が少なく、これと言ったものも無い。<br />そこで、瀬波の名が付いた普通酒をいただいた。

    酒も、思いのほか種類が少なく、これと言ったものも無い。
    そこで、瀬波の名が付いた普通酒をいただいた。

  • 食後、部屋で一休みをしていると、花火の時間となった。<br />瀬波温泉では、夏の季節、毎日10分間の打ち上げ花火が見られるのだ。<br />打ち上げ場所が宿の目の前だったので、部屋に居ながらにして花火を鑑賞することが出来た。

    食後、部屋で一休みをしていると、花火の時間となった。
    瀬波温泉では、夏の季節、毎日10分間の打ち上げ花火が見られるのだ。
    打ち上げ場所が宿の目の前だったので、部屋に居ながらにして花火を鑑賞することが出来た。

  • 久しぶりに、間近で花火を観ることが出来て嬉しい。<br />やはり、花火は日本人の心に響いてくるものがある。

    久しぶりに、間近で花火を観ることが出来て嬉しい。
    やはり、花火は日本人の心に響いてくるものがある。

  • 短い時間だったが、十分に花火を楽しむことが出来た。<br />大輪の花火は無かったが、それでもとても美しかった。

    短い時間だったが、十分に花火を楽しむことが出来た。
    大輪の花火は無かったが、それでもとても美しかった。

  • 夜中の10時過ぎに再び温泉へと向かった。<br />大きな宿なので混んでいるかと思ったが、宿の中心であるそよ風館の大浴場はガラガラであった<br />浴室に入ると、二か所ある内風呂は貸切状態だった。

    夜中の10時過ぎに再び温泉へと向かった。
    大きな宿なので混んでいるかと思ったが、宿の中心であるそよ風館の大浴場はガラガラであった
    浴室に入ると、二か所ある内風呂は貸切状態だった。

  • 露天風呂も二か所あり、通路で結ばれていたが、奥の露天風呂には二人入っていたが、もう一つは私だけしかいなかった。<br />それにしても広い大浴場である。<br />湯船自体はそれほど大きくは無いのだが、脱衣場などを入れるとかなりの規模であり、空いていたこともあり、かなり寛ぐことが出来た。

    露天風呂も二か所あり、通路で結ばれていたが、奥の露天風呂には二人入っていたが、もう一つは私だけしかいなかった。
    それにしても広い大浴場である。
    湯船自体はそれほど大きくは無いのだが、脱衣場などを入れるとかなりの規模であり、空いていたこともあり、かなり寛ぐことが出来た。

  • 部屋に戻り外を眺めると、月が輝いていた。<br />その明かりに照らされ、海も輝いている。

    部屋に戻り外を眺めると、月が輝いていた。
    その明かりに照らされ、海も輝いている。

  • 照らされた海に波紋が起き、とても美しい。<br />しばらくの間、見惚れてしまった。<br /><br />今回の旅は、何だか時間がいつもよりゆったりと流れているようだ。

    照らされた海に波紋が起き、とても美しい。
    しばらくの間、見惚れてしまった。

    今回の旅は、何だか時間がいつもよりゆったりと流れているようだ。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • akicさん 2012/11/10 23:45:08
    いい旅発見
    こんばんは〜
    のんびり夏の終わりを楽しむ旅ですね★
    日本海いいなぁ〜

    いなほ乗ってみたい〜〜
    旅猫さんの旅行記、
    息子とみる電車図鑑の復習ができてうれしいです。

    パソコンが壊れそうなので取り急ぎ、
    一票入れさせていただきます〜

    akic

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/11/11 01:31:43
    RE: いい旅発見
    akicさん、こんばんは〜
    いつもありがとうございます!

    > のんびり夏の終わりを楽しむ旅ですね★
    ちょっと旅行記の順番が前後しましたけど(^^;

    この時は、日本海を眺めながら、とてものんびりできました。
    穏やかな日本海もいいものですね。
    夕陽もなかなか良かったし。

    > 息子とみる電車図鑑の復習ができてうれしいです。
    それはそれは(^^)
    お役に立ててうれしいです♪
    往きに乗った『いなほ』は、昔ながらの車両でホッとします。
    いろんな旅でお世話になったから。

    旅猫
  • ガブリエラさん 2012/11/10 23:26:14
    素晴らしい夕日♪
    旅猫さん☆

    こんばんは♪

    表紙のお写真、本当に美しいですね(*^_^*)

    花火、おいしそうなお食事も、くぎづけです(^_-)-☆

    そして、いつも通り、電車のお写真、とっても嬉しいです(*^_^*)

    ガブ(^_^)v

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2012/11/11 01:26:53
    RE: 素晴らしい夕日♪
    ガブさま、こんばんは!
    早速、読んでいただきありがとうございます(^^)

    日本海に沈む夕日が見たかったのですが、雲が多くてダメでした。
    その代り、雲が真っ赤になってとてもきれいでした。
    自然って、いろんな演出をしてくれますよね!

    久しぶりに間近で花火も見られましたし。
    海を眺めながら、のんびりできました。

    旅猫

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