2012/08/29 - 2012/09/09
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ノーーウォリーズさん
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9月5日、レーを離れるときが来た。予定では昨日だったけど、入院明けのため一日様子を見ることにした。これから数日かけてデリー(Delhi)までの1047kmを陸路で行く。この道路は高度5000mの峠超えが何度かある過酷なルートで、ここを通ってレーに来た旅行者もきつかったという。今日の目的地キーロン(Keylong)まで順調にいって14時間、まだ体調が万全とはいえず不安もあったが、途中の景色は最高だと聞いていたので、ここで諦めるわけにはいかなかった。今日はツーリストバスがなく、仕方がなくおんぼろのローカルバスに乗ることに(560ルピー)。街は暗闇に包まれ野犬の支配する朝4時にバスは静かに出発した。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 飛行機
- 航空会社
- ジェットエアウェイズ (運航停止) マレーシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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バス出発から2時間、明るくなってきた。遠くには雪山が光り輝いている。
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標高5000mを超えるとあたりは雪に覆われる。天気が悪いので寒い。この道もあと数週間で雪で閉鎖になる。
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自称標高5359mのTaglang La 峠の頂上。
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峠を越えると天気は良さそうだ。向こうの方に平原が見える。
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バスの車内。1列5人の詰込み型。現地人が多いがツーリストもちらほら。立っている人もいたが途中の工事現場で降りていった。幸いにもこの旅で故障のトラブルはなかった。
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サイクリストも計10人程見かけた。レー-マナリ間470kmの行程を通常10日で走るらしい。モーターサイクリストも結構多い。乗っているのはインドのハーレーRoyal Emerald。
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巨大な渓谷を降りる。下は暗い。
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断崖絶壁、未舗装の怖い道。
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大きく下って川沿いにでる。川沿いの岩は人の住居のようにも見える。
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Sarchuという町、町というよりテントが並んでいるだけだ。夜は満天の星空が期待できてキャンプにはよさそうだが、標高4300mなので高山病の事を考えると悩ましい。ここで州を越えるのでパスポートチェックを受け、私は先へ進む。
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Killingsaraiという集落(看板に注目)、この名前には驚いた!私は殺されるのかと怖かった。
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巨大な砂丘。上から駆け降りたい。この辺りでマーモットを見たが撮ることはできず。
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日も傾きかけるころには、緑の大地が見えてくる。今までの荒涼とした月の世界から、下界に帰って来たとほっとする。
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目的地キーロンまであと10kmのところで事故発生。工事現場で舗装するためのローラーが崖の下に落ちた。道はクローズ。これがすごく重くてなかなか引き上がらない。2台のクレーンとシャベルカーを重しにして何とか引き揚げ。3時間を要し、キーロンに着いたのは夜8時半。つかれた。。
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バス2日目は朝6時に出発。キーロンのバスターミナルから見える山は素晴らしい。氷河も見える。
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ここはスイス?そんな感じの天国に近い道でした。
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最高の天気。この最後のRohtang La峠を越えればもうすぐマナリ(Manali)のはず。今日は楽勝かな〜
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峠を超えると状況は一変!雨が降っており霧のため視界が悪い。絶壁の淵をとおる道はダートと化した。こんなひどい道は初めてみた。最初の渋滞の先には羊の群れが。
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またしても渋滞。。今度は車の列が続いている。
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渋滞の原因はこれ。こんな車でくるなよ。
インドは今の時期は雨季。でもラダックではこの山々が湿った空気をブロックしていたので毎日晴れていたのです。ここが雨の最前線ということで、よくがけ崩れなどの事故があるそう。今トンネルを掘っていて数年後には便利になる見込み。今回は渋滞だけでよかった。 -
マナリに到着でーす。午後2時だから今日は8時間掛かった。マナリの街は日本の観光地みたいで懐かしかった。松の森。急流の川の脇にはコンクリートのホテル群。歩行者天国の町並み。ここは鬼怒川かと思った。
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Hadimba寺には普通の観光客が沢山。雪もないのに何故かスキーウェアを着ている人たち。マナリはインドでも数少ないスキー場があり冬にはスキーはできるのですが、今は夏。冬まで待ちきれないんでしょうかね〜
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ここが日本というのを確信させるのは、この温泉。硫黄の匂いもします。かなり熱くて日本人好みかと思います。インド人サトゥみたいな人と入浴できますよ。外から丸見えですが。。
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マナリ到着日の午後6時にデリー行きのバスがあったが、さすがにこれはパス。1泊して次の日の午後6時にデラックスバスに乗りました(1000ルピー)。また事故が起きていて崖の道で渋滞。デリーには遅れて翌日の午後2時に着きました。合計1047kmを約42時間で走破。デリーは見ての通り混沌の都市。でも無事に帰ってこれた安心感から心地よく感じました。
おわり
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