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芭蕉達は大石田河岸に有った、船持荷問屋で船宿でもあった高野一栄宅に直行する。<br /><br />芭蕉達は本飯田で大石田村の名主で大庄屋・高桑川水(せんすい)の出迎えを受け、高野一栄宅に3泊するが、高野一栄宅で2日をかけて興行を催し、四吟歌仙「さみだれを」を編んだ。<br /><br />この歌仙を芭蕉が自ら清書し,記念にと一栄に贈る。<br /><br />これが芭蕉が旅で自ら清書し残した唯一の歌仙と云われ、元高野一栄宅跡の板垣一雄宅の庭に、我々が目にした四吟歌仙「さみだれを」の碑と成った。(資料)<br /><br />碑は一つの安山岩の澄川石に、初折表六句と、名残六句を別々に油石に刻み、嵌め込んである。(案内板)<br /><br />その際の芭蕉の発句が、奥の細道の最上川のくだりの元句となった。<br /><br />  五月雨を 集めて涼し最上川  芭蕉<br /><br />最上川の護岸工事のため、川の堤防はコンクリートが敷かれ、やや往時の趣は失われていたが、板垣一雄宅の庭の林の満開の栗の木から、栗の花独特の香りが漂った。

奥の細道を訪ねて第11回02芭蕉の大石田の宿・船宿高野一栄宅跡の四吟歌仙碑

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2012/08/28 - 2012/08/28

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WT信

WT信さん

芭蕉達は大石田河岸に有った、船持荷問屋で船宿でもあった高野一栄宅に直行する。

芭蕉達は本飯田で大石田村の名主で大庄屋・高桑川水(せんすい)の出迎えを受け、高野一栄宅に3泊するが、高野一栄宅で2日をかけて興行を催し、四吟歌仙「さみだれを」を編んだ。

この歌仙を芭蕉が自ら清書し,記念にと一栄に贈る。

これが芭蕉が旅で自ら清書し残した唯一の歌仙と云われ、元高野一栄宅跡の板垣一雄宅の庭に、我々が目にした四吟歌仙「さみだれを」の碑と成った。(資料)

碑は一つの安山岩の澄川石に、初折表六句と、名残六句を別々に油石に刻み、嵌め込んである。(案内板)

その際の芭蕉の発句が、奥の細道の最上川のくだりの元句となった。

  五月雨を 集めて涼し最上川  芭蕉

最上川の護岸工事のため、川の堤防はコンクリートが敷かれ、やや往時の趣は失われていたが、板垣一雄宅の庭の林の満開の栗の木から、栗の花独特の香りが漂った。

同行者
一人旅
交通手段
観光バス 新幹線 JRローカル
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)

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