2011/12/11 - 2011/12/11
403位(同エリア734件中)
琉球熱さん
2011年12月
丹沢の鍋割山に日帰り登山。
体力的には相当きつかったが、とにかく景色が抜群!
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今回のルート。
小田急線秦野駅からバスで「大倉」まで。そこを起点に、林道を通って二股、後沢乗越を経由して鍋割山山頂へ。
そこで一休み入れてから「小丸」「大丸」の小ピークを越え、金冷しから塔ノ岳。
金冷しに戻って、そこから大倉尾根を下ると言うルート。
幸い、天候は快晴。
気持ちの良いトレッキングができそう。 -
終点の大倉バス停 7:50a.m.
トイレと無料の休憩所。どちらもきれい。既に多勢の登山客。
車道を登っていくグループもあるが、我々は手前左手の林道入口を目指す。 -
集落を抜け林道へ。
紅葉の時期も過ぎ、道は落ち葉で埋め尽くされている。
穏やかな陽射しの中、ゆったりした気分で緩やかな傾斜を進む。 -
小さな川にぶつかる。
ここが「二俣」である。
ここまでは実に穏やかで、ハイキング気分。
せせらぎの傍で小休止を入れる人、朝食を摂る人も。 -
この辺はまだ紅葉の名残が残っている。
-
二俣で川を渡るとほどなく、山頂の山小屋からのメッセージ。
「できれば山頂まで水を運んできて欲しい」 -
沢を渡る途中、こんな湧水に出くわす。
そしてここからが最初の難関・・・ -
後沢乗越の分岐にて
直前の急坂のきついことと言ったら、半端じゃない。
なので、登り切ると皆、文字通り「肩の荷を降ろす」のだ。
ただし、狭い場所なので、登山者が多い時は長居は無用。
後から来た人が休憩するスペースがなくなってしまう。
そしてまた、ここからが・・・ -
鍋割山頂に続く道。
一見、楽な尾根道に見えるのだが、この先に急坂が現れる。
登りきって、あぁやっと山頂か・・・と思うとまた急坂。
今度こそ、と思うとまたさらに・・・と合計3つの小さなピークがあり、精神的にダメージを受ける。
偶然、後沢乗越で一緒になったグループの人に事前情報として聞いていなかったら、相当挫けていたと思う。 -
しかしよくできたもので、小ピークと小ピークの間はこのように視界が開けて非常に爽快。
-
富士山も見えたりして、ここからの眺望は本当に清々しい。
まぁ、コレがなかったら(例えば樹林帯の中で眺望がゼロだったら)やってられない(笑) -
遠く、真鶴半島まで見渡せる
-
尾根はまだ先週の雪が残っていた。
-
遂に到着!
山頂である。
意外に広く開けていて、眺望もバッチリ。
ここは何と言っても鍋割山荘の鍋焼きうどんが有名。
この日もそのうどん目当てに、既に長蛇の列。(表紙の写真)
我々は1000円をケチって、持参のおにぎり。
食後にはもちろん、コーヒーである。
なんだか、これをやりたくて山に来ているような気もするが・・・
まだ雪が残る山頂は、空気も冷たくて心地良かった。
座る場所を探すのに苦労したが・・・ -
山頂からも富士山が拝める
-
食事を済ませ、出発。
金冷しまでのルートは、残雪がより多い。
アイゼンを使うような状態ではないが、逆に道がぬかるみ少々歩きにくい。 -
塔の岳への分岐である「金冷し」に到着。
この時、14時。12月と言う時期を考えると、ここから塔の岳山頂まで往復すると日没までに下山できない可能性がある。
しばし思案した結果、塔の岳は諦めることに。 -
金冷しからスタート地点の大倉まではひたすら下り。
悪名高き(?)大倉尾根である。
富士山をゆっくり見るのもこの地点が最後 -
前方の視界は大きく開けて、左手には一の塔、二の塔、相模湾を遠望。
-
道は一転してガレ場。
そして傾斜もキツイ。
眺めは良いが、景色に見とれていると足元が覚束ない。 -
見上げると、こんな感じ。
傾斜のきつさがわかる。
これを登ってくる人たちもいるのだからたいしたものだ。 -
この尾根には要所要所に山小屋がある。
麓までの良い目印だ。 -
景色に見入り過ぎないように、用心して下る
それにしても傾斜がきつく、爪先と前脛骨筋への負荷は半端じゃない。 -
終盤になると樹林帯に入り、この山小屋まで来ればもう少しで麓だ。
水分補給の小休止。
この山小屋は喫茶もやっているが、こちらには既にその余裕ナシ。 -
冬の日没は早い。
ちょっとホッとする景色。 -
ようやく傾斜も楽になってきた。
-
これが最も麓に近い山小屋。
あと一息!
このあと、茶屋を通過し、林道を経由して集落に下山。なんとか日没前に到着できた。
既に脚はガクガク。トレッキングポールがなければ間違いなく転倒していただろう。 -
今回の標高マップ。
6kmあたりから突如急坂になっていくのがわかる。
いやはや、きつい一日だった。
しかしこのコースの眺望は本当に素晴らしく、冬だったせいもあるだろうが、山頂や尾根道からの景色は清々しいものだった。
景色を堪能するあまり、塔の岳まで行く時間がなくなってしまった。
かなりきついコースだったが、あの再訪したいと思わせる絶景。
次は必ず塔の岳まで行こう。
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