タクロバン空港のようす

2012/07/19 - 2012/07/19

レイテ島のタクロバンに行ってきました。
マニラ空港からタクロバン空港に行きましたが、空港のようすが何とも言えず、素晴らしかったので、記録したいと思います。

エリア レイテ島(フィリピン)

• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: フィリピン航空

空港に着きました。
ボーディングブリッジなんて、気の利いたものはありません。
中学校のバスケットボールのゴールを彷彿とさせるタラップを人力で飛行機の横につけて、滑走路にさっそうと降り立ちます。

降り立ったあと、徒歩でターミナルビルまで向かいます。大した距離ではありません。バスなんて用意もありませんし、その必要もありません。

ターミナルビルに入ったら、ターンテーブルがお出迎えです。迷う必要もなく、ターンテーブルは一つあるだけです。

ターンテーブルの脇で待機していると、ターンテーブルのすぐそばまで、スーツケースなどを満載したカートがやってきます。そして、窓の向こうで、スーツケースなどを係員が降ろして、ターンテーブルに順番に載せていきます。
カートの上に自分の荷物が乗っているのを確認したら、「そっちじゃなく、私の荷物を先に降ろして」などと思いながら、待ちます。今まで使ったことのある空港では、例外なくこの作業は見えないようになっていました。見えるせいで、つまらないことを気にしてしまい、何でも見えればいいというものではないな、となどと思いました。
荷物を手にしたら、空港の外に出ます。

空港の外観はこんな感じです。

空港の外では、ジプニーが待機しています。
確か３０ペソほどで市内中心部まで行くとか。
空港の周りには、何軒か、食堂というか、喫茶店というか、観光客向けぽくない飲食店がありました。

タクロバン空港から搭乗するときのようすです。搭乗するときは、この看板に従って、ターミナルビルに入っていきます。

まず、各航空会社のカウンターがあります。
ここで、チェックインをして、必要があれば荷物を預けます。
格安航空会社に乗ったので、無料預け荷物が１０キロまで、と言われて愕然とします。
追加で２０００円ぐらい払って、１０キロぐらい追加で預けます。
この時、追加で払うお金は現金払いのみの取り扱いでした。
チェックインのときに、チケットを買ったときに使ったクレジットカードを要求したのはいったい何だったんだ、と思ってもあとの祭り。
わずかに残った現金を泣く泣く差し出しました。（現金を残しておいてよかった・・・）

空港利用料を支払う窓口です。
３０ペソをここで支払い、チケットに領収証をホッチキスでとじこんでもらいます。
中央のガラス戸をくぐると、X線検査機があり、セキュリティチェックを一応受けます。

セキュリティチェックを受けると、待合室が広がっています。
到着便の遅れによる機材繰りの都合で、飛行機が遅れていることもあり、満席に近い状態です。私の乗る予定の飛行機も遅れています。

雰囲気としては、ちょっとしたバスターミナル、という感じです。

左手奥にマッサージ店などが展開しています。
数少ないターミナルビルのテナントです。

なお、ここで退屈した場合は、来た道を引き返して空港の外に再度出ることも可能です。まあ、出たって何か時間つぶしができる施設があるというわけでもありませんが。
その場合、再入場するには、もう一度セキュリティチェックを受ける必要があります。空港利用料を払いなおす必要はありません。

待合室には、ちょっとした売店がありました。
ここで食料を調達して、飢えをしのぐことができます。

ここで、ゆで卵入りの豚まんを購入しました。

搭乗時間が近づくと、おもむろにスタッフがカウンターにやってきて、改札をします。
改札は手動です。レシートのようなチケットをスタッフに渡し、スタッフは表に誰が搭乗口を通過したかをチェックしていきます。

機内では、アテンダントが２人一組になって、着席している客を慣れた手つきで数えていき、数が合っていれば出発します。
まさに、バス旅行のノリです。

搭乗口を通ったあと、違う飛行機に乗ったとしても、わからないかもしれません・・・。

EUはフィリピン国籍の飛行機の域内乗り入れを禁止していると聞きますが、こんな牧歌的なセキュリティ体制であれば、そうしたくなる気持ちもわかるな、と妙に納得しました。
（でもそれを解消しようと思うと、根本的にターミナルビルを建てなおさないといけないな、と思うと、なかなか厳しいですね・・・）