2012/06/27 - 2012/06/27
454位(同エリア984件中)
風 魔さん
今までに、観光で訪れることの少ない岐阜県・長良川に鵜飼いを見物するため、車で新東名道を下り出かけて行く。
岐阜県は、南北に長い地形のため、観光の名所は数多くありますが、飛騨・高山につづき2度目の訪問です。
今回は、歴史と伝統の漁法である鵜飼いの実演と、今が旬の鮎料理を楽しみ川遊びに興じました。
岐阜市ならびに関市の長良川河畔における御料鵜飼いは、宮内庁式部職である鵜匠によって行われています。鵜匠は岐阜市長良に6人、関市小瀬に3人おり、これらは全て世襲制(長男が継承する)です。長良川の鵜飼いでは、夜になるとかがり火を焚きながら、1人の鵜匠が一度に12羽もの鵜を操り漁を行いました。
宿(鵜匠の家・すぎ山)の前の川岸から、2人の船頭が見物の観覧船(屋形船)を操り、上流の漁場へ着く。
そして、鮎づくしの料理とお酒を飲みつつ、長良川音頭など地元の踊りを披露する船が回遊するので見物する。
そのうち、上流から6艘の鵜飼い舟がかがり火を焚きながら、12羽もの鵜を上手に糸で操り、船上に上げて飲み込んだ鮎を捕獲するパフォーマンスを見物する。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 私鉄 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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車は新東名道を西進して、遠州森町SAに到着する。
新東名道は、4月に開通してから3回目の走行を体験する。 -
江戸時代の宿場町の雰囲気のデザインでした。 -
浜松・SAの西側にある斜張橋は、ケーブルの伸張により強固な構造となっています。 -
新東名道の下り最終地点 ⇒ 三ケ日JCTに進入する。 -
名鉄・名古屋本線の電車に乗り、岐阜市を目指す。 -
車窓の外の田園風景を眺めながらビールを飲む。 -
長良川に架かる長良橋。
名鉄・岐阜駅からタクシーに乗り、20分ほどで長良川へ到着する。 -
部屋から眺めた雄大な長良川の流れ。 -
川の対岸は、金華山(329m)と山頂には岐阜城。 -
本来は、水面走行を禁止されている水上バイクが川面を走る。 -
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鵜飼いに使う舟。 -
本日宿泊する、鵜匠の家・すぎ山。 -
宿泊客は、鵜飼い見物のお客さんが多かった。 -
エントランスには鵜飼いの道具などが展示。 -
鵜の彫像に、鵜飼いの雰囲気を感じます。 -
50年ぶりの再会。
今回の鵜飼いの旅をご手配していただいた、岐阜県観光連盟・会長の尾関氏と50年ぶりに再会して旧交をあたためる。
尾関氏とは、氏が東京の大学を卒業して清水の海運会社へ就職した時に知り合い、その後実家のある岐阜市で先代が創業し、県内では最大手の物流、倉庫会社のN社を経営、拡大させ、長年岐阜市商工会議所の要職を務められた方です。
(今般、初めて民間出身の観光連盟・会長に推挙されました) -
滔々と流れる長良川。 -
美濃の戦国大名・斎藤道三公 ⇒ 織田信長公(娘婿)の居城として有名な岐阜城。 -
鵜飼い見物の観覧船(屋形舟)。
和船構造の船材には高野槇を使用し、15人乗りから最大45人乗りの舟があります。 -
若き日の織田信長像。 -
夕刻宿の案内で、鵜匠の里コースを歩いて散策する。
宮内省式部職である鵜匠の6名は、杉山姓4名、山下姓2名の方が鵜飼いの伝統漁法を代々継承して、この里に居住されておりました。
鵜匠の仕事は、代々その長男が継承する伝統があるという。 -
この地区の一角に、6名の鵜匠が住んでおります。
各戸には、鵜匠の名前の表札が掲示してありました。 -
鵜が、夜の鵜飼いに備えてトレーニング中。 -
鵜は、かなり気性が激しいため、籠の中を板で仕切り2羽を入れる。
鵜の世界には、序列がありボスが存在するという。 -
この近辺の風情ある鵜匠の里を、歩いて一巡してきました。 -
川岸には、観覧船が集結してきました。 -
この舟は、風情あるトイレ船です。 -
私たちの観覧船は、1艘に6名貸切りで乗船しました。 -
相方は、浴衣を用意してきました。 -
4トラ会員・ちぐささんも自前の浴衣姿。
今回の鵜飼い見物は、昨年行かれたちぐささんの旅行ブログを見て、姉弟一行での家族旅行が実現したものです。 -
かって織田信長公の居城である岐阜城は、見る角度により天守閣が半分姿を現します。 -
いよいよ出船です。
長良川の水は、澄んでおり川底まで見えました。
このような大河の水質の維持管理には、行政機関、担当団体の日頃の努力の成果がみられ感心しました。 -
夕日が川面に光輝く。 -
なぜか、日常生活で見るお日様より大きく見える。 -
船上にて鮎づくしのコース料理。
鮎を一匹ごと頭から使った寿司もありました。 -
となりの舟から、炭火で焼きたての鮎を配膳します。 -
やわらかい飛騨牛のステーキ。 -
岸辺には16艘の観覧船が集結し、辺りが暗くなり鵜飼いの始まるまで飲食したり、踊り子の舟を見物します。
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鵜匠による鵜飼いの伝統的な漁法の説明。
この舟には、国際色豊かに各国の観光客が乗船していました。 -
鵜飼いについては、全国的に山梨県(笛吹川)より以西の地方の13ヵ所で、その伝統漁法が継承されていることを今回初めて知りました。
ただし、宮内省式部職である鵜匠による鵜飼いが行なわれているのは、長良川の長良(岐阜市)と小瀬(関市)の2ヵ所です。 -
味噌仕立てのやさしい味の鮎ぞうすいが、出されました。 -
踊り子を乗せた舟が、長良川音頭とともに回遊する。
舟の屋根には、鵜の飾りが付いていました。 -
左手の女性は、座って観客に手を振る役目でした。 -
ホテルの間に夕日が沈む。 -
やがて金華山の上空には、おぼろ月が姿をあらわす。 -
踊り子の舟は、観覧船の間を回遊する。 -
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踊り子舟が、ライトアップしてまた岸辺を廻る。 -
< 長良川の鵜飼い時期 >
5月11日〜10月15日
6月から7月にかけてが、鮎の旬で一番美味しい時期です。
やがて、暗闇に満ちた上流から6艘の鵜飼い舟が、かがり火とともに流れてきます。 -
わたしたちの乗る観覧船の真近で、かがり火を焚き鵜飼いを行なう。 -
鵜匠は、12羽の鵜を巧みに操り、鵜飼いの伝統的漁法を実演します。 -
暗い水面にかがり火が映り、見る者を薪能にも似た幽玄の世界へ誘います。 -
伝統的なかがり火の火除けの風折鳥帽子に腰蓑姿の鵜匠が、幻想的に鵜を操ります。 -
かがり火は、舳先に燈明の松の枝木を赤々と焚く。 -
よく糸が絡まず、12羽もの鵜を操ることに感心しました。 -
6艘の鵜飼い舟は、観覧船3隻ごとに1艘つき伝統漁法のパフォーマンスを見せる。 -
やがて宴も終わり鵜飼い舟6艘による、「総ざらえ」で一列に行進する。 -
鵜も船上に引き上げられます。 -
本日、鵜たちの捕獲した鮎。 -
宿に戻り、デザートで一服する。 -
翌朝、宿の周辺を散策する。 -
遊歩道を川岸に沿って下流へ歩いたら、長良川公園の向こうに岐阜都ホテル、長良川国際会議場、長良川球場などが見えました。
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大水の防災対策用水門。
この辺りの長良川・川岸より住宅地へ上がる小路には、水門が設置されてありました。
かっては、大雨、台風により増水した川水により、住宅地まで浸水したことがあるそうです。 -
河畔のこの道は、一方通行で静かでした。 -
馬上の信長像は、下から見たほうが躍動感があります。 -
朝食は、美味しい和食コースでした。
なぜか、和食の朝食の献立、地元食材、雰囲気が食欲をそそるのか、茶碗に2杯のごはんが食べられました。 -
部屋の和花が、気持ちにゆとりをあたえます。 -
鵜のガラス工芸品。 -
お地蔵さんが、私たちの旅の無事をお見送り。
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