2012/06/16 - 2012/06/17
426位(同エリア2712件中)
molmさん
2012年で3回目を迎える吉田山大茶会は、京都市内でもまだまだ
浸透していないものの、少しずつ動員数が増えている恒例行事に
なりつつあります。
例年6月中旬に京都市左京区の吉田神社で開催され、地方や国に
拘らず、様々な(とはいっても日本茶と中国茶が中心)茶と触れ合い
栽培方法や味だけでなく、作法にまで気軽に触れるイベントだと
言えるでしょう。
主催は出店の一つである「岩茶房」で、普段口にしない・できない
茶で交差・交流する目的が含まれます。
茶に関しては試飲や有料での喫茶と色々とあり、各出店ブースの
個性を見受けられることとなります。
そのため、各ブースは決して地域の代表ではなく、茶木の種類や
栽培方法(水質、肥料の有無、地面が土か岩など)など多様さが
伺え、またそれが味にも反映しています。
例えば、肥料を与えない自然農法では茶の渋みや甘みが物足りない
意見もあるものの、各々が「そういう茶である」ことを認識する
ことで、新たな茶の個性が見いだされるかもしれません。
(実際に作成者当人はそう感じられました)
同じ種類や近い地域でも違いがありましたし、改めて茶の歴史や
文化さえも垣間見えること請け合いです。
いまでこそ日常的ですが、ご存じの通り茶を嗜むことは世界中で
贅沢だったことから、その奥深さを見出すことができるのでは
ないでしょうか?
2012年は6月16日(土)17日(日)の2日間開催され、16日は雨、
17日は晴れた日となりました。
両日とも伺ったため写真は混同しており、また一部は2011年の
写真も掲載しております。
では、ご覧になってやってください。
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こちらがチラシです。
参加店はもとより、出店していないお店でも
見かけることができました。
鮮明なチラシは、こちら↓をご覧ください。
http://www.gancha-bou.co.jp/fcms_data/1_2/844e0f27601d6bdbc7dae5328a094507.pdf -
こちらが裏面です。
出展内容が簡潔に記されています。
2011年のと比べても、3店ほどを除き昨年と
顔ぶれは変わっておりません。 -
では吉田神社に向かいましょう。
境内の階段を上がる前に横断幕が。
階段を上がれば会場です。吉田神社 寺・神社・教会
-
階段を上がり切った光景です。(17日)
16日は雨のため屋外ブースが少なかったものの
17日は晴れたことにより、本来の屋外出店の姿。
吉田神社は節分祭時にごった返しますが、
普段は広々とした境内で落ち着けます。吉田神社 寺・神社・教会
-
こちらが17日の案内表示です。
各ブースはこちらの数字の順に
紹介して参ります。 -
①浅黄屋津右衛門商店HP
http://www.asagiya.net/
ZEALONG(日本語HP)
http://www.zealong.com/jp/#
元々は台湾の茶を取り扱う業者でしたが、
台湾の烏龍茶をニュージーランドで栽培し
提供されています。
もちろんジーロンはニュージーランドと
ウーロンを合わせた造語です。
台湾からの移住者が、ニュージーランドの
土壌が台湾に似ていることから、台湾から
茶木の苗を1996年に輸入し、10年以上かけて
台湾と同じオーガニック栽培方法で、数千本の
木々になり、今や50haを超える茶園だとか。 -
こちらは有料で頂くブースです。
メニューはホット3種類コールド2種類。
ホットは茶葉の濃さに応じて分かれ、
コールドは烏龍茶とタピオカミルクティーが
提供されています。 -
16日はアロマティック(中ぐらい)を注文。
味は烏龍茶そのものですが、普段口にするのより
上品な味わいで、5煎目くらいまでいけるとか。
右にあるのは付け合せのニュージーランド産
ゴールドキウイのドライです。 -
17日はタピオカミルクティーを注文。
ミルクと烏龍茶をシェイカーで混ぜてから
キャラメル風味のタピオカを加えています。
茶自体はミルクに負けないよう、ホットの
烏龍茶よりも強めにしてあり、かといって
チャイほどの渋さは感じられません。
タピオカが予想以上に多く、飲み干してからも
余ってしまいましたが。 -
実はZEALONGと商売上取引しているのが
日本の貿易商「浅黄屋津右衛門商店」で、
今回はこちらの業者により参加。
前年は浅黄屋津右衛門商店で出店し、
台湾の高級烏龍茶を出されていました。
浅黄屋津右衛門商店HP
http://www.asagiya.net/
2012年はZEALONGでの出店でしたが、
僅かながら台湾烏龍茶も販売され購入。
どうやら金賞受賞前に仕入れていたため、
値上がり前の価格なんだとか。
前年の烏龍茶の品質(旨さ)も含め、商売が
上手な印象があります。 -
②好茶工房
http://www.lcv.ne.jp/~haocha/
ご主人の赴任に伴う上海生活で出会った
中国茶の魅力に憑りつかれた奥様が、
帰国後に地元諏訪を中心に中国茶の講座の
活動をされています。
協力者が多いこともあり、ブースでは
試飲販売と中国茶講座に分かれます。
写真は試飲のミント(中国)紅茶。
最初は桃のフレーバーが口に広がり、
後からミントの味わいが来ます。 -
講座ブースでは予め整理券(無料)を入手し
9名限定で30分程度お話を聞きながら
お茶を楽しみます。 -
搭乗するお茶は毎回変わり、頂いた際には
キーモン(キーマン)紅茶です。
お話を聞きながら、茶の淹れ方を実践して
もらえます。
茶器や湯飲みを温めながら、最初の1杯は
茶葉を洗う目的から蒸らさずすぐ捨てます。
2011年に頂いた15年熟成のプーアル茶なら
尚更です。
また、インドやスリランカの紅茶と比べ
香りも味も淡いため、徐々に湯を注ぎます。
一般的な紅茶は勢いよく注ぐもんです。 -
こちらがキーモンの茶葉です。
世界三大紅茶(あくまでも日本での呼び方)は
インドのダージリン、スリランカのウバ、
そして中国のキーマン(キーモン)だとか。
講演された主催者さん曰く、世界最古の紅茶は
は中国安徽(あんき)省の祁門(キーマン)県で
収穫される茶葉なんだとか。
しかもインド紅茶の茶葉は在来種と中国からの
伝来種に分かれるそうですよ。 -
最初はこのように紅茶を出されました。
細長い湯飲みに広い湯飲みを被せて蓋の
代用にして、ひっくり返した状態。
そして左手で下の器を押さえ、右手で細長い
湯飲みを回すようにすると、次の写真の
ように下の器に紅茶が移ります。 -
移し終えると、細長い器にて紅茶の香りを
楽しんでから、3口ほどで飲み干します。
インドやスリランカの紅茶と比べても淡い
味わいですが、5煎目くらいまでいけるとか。 -
③インドとトルコのチャイ
関西中心に活動するインド・トルコ料理
研究家(日本人)が主催するブースで、
300円でチャイを頂けます。
製菓学校卒業後、輸入業の父の影響を受け
外国の料理に興味を持ち、各国の料理を
学んでからインド・トルコ料理に落ち着いた
そうです。 -
こちらがトルコチャイです。
インドチャイと異なり、ミルクは入れない
そうです。
インドのチャイほど渋みは強くないですね。 -
④秀明自然農法ネットワーク
http://www.snn.or.jp/
秀明自然農法は、自然への深い尊敬をもって
自然に順応する農法で、自然な土のままで
農作物を育てるやり方です。
例えば外から肥料は与えず、土の生命力が
そのまま作物の成長を施す考え。
この手法は茶に限りませんが、大茶会のため
全国5か所の茶農家が集って出店。 -
この農法による静岡産の煎茶を頂きました。
普段口にする煎茶より渋み・甘みが少ない
ように思えます。
秀明自然農法は総じて、元々の土自体が
肥料という考え方で、土や木々の本来の
力だそうです。
味わう人によっては物足りないという意見も
あるものの、むしろ栽培手法の一つであると
理解した方が良いでしょう。 -
有料でお茶も頂けます。
300円で三河産の抹茶を羊羹が出ます。 -
先入観さえなければ、抹茶自体は特に
変わった印象もなく、それなりの濃さを
感じられました。
決して否定から入るのではなく、どういう
考え方なのか肯定することから触れていく
ことを学んだ気がします。 -
⑤紫金園(HPは台湾語)
http://www.dignitea.com.tw/
元々は東京が本部の、日台の支援企業で、
紫金園はその一環として日本人が運営する
台湾の茶店になります。
東京本部のHP
http://www.nomad-inc.com/
産地は阿里山産が中心で、烏龍茶・紅茶・
緑茶などを販売されています。 -
詳細は台湾ナビをご覧頂きたいのですが、
パッケージなどほぼ台湾スタイルの印象が
あります。
http://www.taipeinavi.com/shop/323/ -
⑥宇治茶製作人
無農薬の手作りに拘り、宇治茶を個人レベルで
活動されている農家さんです。
栽培だけでなく、手煎り・手揉みも一貫され、
古き良き少量生産を追求されています。
今でも販売用には栽培しない農家さんもおり、
こちらもそれに近い形状でしょうか。 -
実際にほうじ茶を試飲しました。
こちらでは煎ってから敢えて一晩寝かし
その後に手揉みするそうです。
そうした方が甘みが増すんだとか。
量産体制だとなかなかやれない手法ですね。 -
隣にはこちらの茶を使ったパンやケーキを
販売していました。
こちらの茶農家さんに賛同されている
パン職人さんです。 -
⑦韓国茶道協会京都支部
http://www.kankokusadou.com/
京都在住の在日韓国人による韓国流茶道を
普及している団体です。
高麗から李氏朝鮮時代に実施された茶事が
衰退していく中でも受け継がれ、最近になり
その文化を広げ深めようと活動されています。
有料で席数が限られたため2012年は頂くことが
できなかったものの、前年の様子の写真を
残してあるので、そちらをご紹介します。 -
こちらは500円で抹茶などを頂けます。
写真が茶道の内容です。 -
菖蒲を活ける様子。
-
菖蒲を簪にする様子。
-
抹茶の味は日本と殆ど変わらない印象です。
茶菓子は明らかに韓国独特でした。
茶碗は高麗青磁で、持った感触、口に運ぶ
間隔が日本の器とは異なります。 -
⑧カネタ太田園(天龍茶)
http://otaen.jp/
こちらの茶園は標高が高いこともあり、
温度差も大きく冬の寒さが厳しい土壌です。
その厳しさが茶園に向いており、その地に
敷草・自家製完熟堆肥などを使う栽培。 -
煎茶を試飲させてもらいました。
甘味と渋みのバランスが良く、味わいも
深かったです。
茶菓子に合わせるタイプでしょうか。 -
⑨茶館銀芽
http://lasa-kikaku.cside.com/chakan-ginga.php
茶藝館かぎろひ
3年連続の共同出店で、銀芽は東京近郊で開く講座、
かぎろひは大阪市北区でお店を開かれています。
何れも500円で貴重な茶を頂けます。 -
今回は茶館銀芽から明前獅峰竜井という浙江省の
緑茶を頂きました。
明前(みょうぜん)とは春分の日から清明節の間に
摘まれる時期を示し、獅峰とは畑の最高ランク。
そして竜井(ロンジン)とは茶葉の種類で、つまり
緑茶の最高ランクを意味します。
現地では予約の段階で1斤(500g)18万人民元
(約236万円)の値がついたと報道された代物で、
ここまでの仕入れ価格の茶葉ではないものの
1杯500円では採算が合わないのではと心配
してしまいます。 -
⑨竹村玉翠園本舗
http://www.gyokusuien.com/
会場から店舗は徒歩20分程度と近く、創業80年の
日本茶専門店です。
今回は田辺(恐らく京田辺市)で樹齢300年の茶木
からの抹茶を頂きましたが、これまた濃厚で
深みがありました。竹村玉翠園本舗 グルメ・レストラン
-
同じブースでは石巻のお茶も出されてました。
桃生(ものう)茶という煎茶で、伊達正宗公が
産業振興のために茶栽培を推奨したことから
現在にまで至るそうです。 -
⑫き茶(「き」は「喜」を並べた単体字)
http://kicha.blog16.fc2.com/
有里工房
中国茶・台湾茶と茶染めの茶布を販売しており
各々役割分担をされています。
写真の右側が販売所で、椅子が並べてあるのは
有料(800円)で茶と菓子を振舞ってもらえます。 -
有料でのお茶会に参加しました。
1日6回開催され、茶葉は2回ずつ3種類
用意されています。 -
主催者さんは中国茶のレクチャーをしながら
茶を淹れてくれます。
玉状のプーアル茶葉をこのような器で、最初は
茶を洗うため湯を注いだらすぐ捨て、優しく
かき混ぜて茶葉が湯に馴染んでいくのを待ちます。 -
淹れてもらったプーアル茶に菓子が付いて
頂きます。
黒胡麻クッキー&からのドラジェですが、
恐らく「唐のドラジェ」だと思われます。
ドラジェとは仏語で糖衣菓子を意味し、祝いの
際に出される習慣があったようです。
金平糖もドラジェの一種になります。
茶は5煎くらいまで堪能できます。
中国茶は総じて淡い味わいが多いですから。 -
⑫相馬茶陶工房
普段は静岡県吉田町で茶園を営まれています。
昔ながらの手もみに拘っています。 -
本業ではありませんが、陶器も作っておられ、
このような茶こしの付いた湯飲み「急須椀」も
販売(1,000円)されています。
各々大きさなどが異なり、如何にも手作り感が
伝わるだけでなく、自分に合う湯飲みを探す
楽しみがあったりするもんですね。 -
⑬吉田山荘真古館
http://www.yoshidasanso.com/
吉田神社の東側にある料理旅館で、元々は
東伏見宮(昭和天皇の義理の弟君)別邸だった
のが吉田山荘です。
真古館は邸内のティーサロンで、宿泊・食事客
以外でも利用できます。
カフェスイーツの象徴が「こうもりビスケット」で
メープルシロップ・菜種油・吉野葛などが原材料に
含まれていることが特徴的です。
カフェ利用すると、女将直筆の短歌(古今集など)も
添えられ、心地よい空間を提供してくれます。 -
⑭日本中国茶普及協会
http://www.china-t.org/
文字通り日本で中国茶の普及を目的とする
非営利団体で、輸入業者と愛好家・研究家の
相互協力、関係者との対応、教室などを
展開されています。 -
ブースでは300円でお茶を頂けます。
写真はインストラクターが茶器・湯飲みを
温めている状態。 -
勿論ここでも5煎くらいまで頂きました。
-
⑮宮﨑茶房
宮崎県五ヶ瀬町の茶園で、農薬・化学肥料を
使わない有機農法で、JASの認定も受けて
います。
五ヶ瀬町は県内の北西部でスキー場もあること
から、標高も高く冬は寒いようです。 -
日本茶の大半は蒸し茶ですが、こちらでは
生の茶葉のまま釜炒りします。
釜の中の茶葉を手で(軍手はしますが)掻き
混ぜる昔ながらの方法により、茶葉本来の
風味を際立たせています。 -
こちらは紅茶「みなみさやか」です。
何か人名みたい。
確かに紅茶の甘みがありましたね。 -
⑯留香茶藝
http://www.liuxiangtea.sg/
シンガポールを本部とする現代中国茶の
流派で1990年に設立。
東アジア中心の活動により、各地で教室も
催されています。 -
ブースの主催は大津市在住の日本人講師で、
500円でお茶を頂けます。
写真は茶器を温めている様子です。 -
お茶は濃茶で、いわゆる中国緑茶になります。
右の湯飲みに茶を注ぎ、左の湯飲みに茶を
移して飲みます。
右の茶碗は注いでから空の状態で香りを
楽しみます。 -
「芸術を主とし、技術は副とする」という
考え方から、話をしながら後片付けも
一緒に堪能することを実践とされています。 -
⑰China Tea 茶泉
http://www007.upp.so-net.ne.jp/chasen/
普段は東京でティールームを営まれ、
代表の方は中国政府認定の茶芸師です。 -
試飲では杉林渓(さんりんけい)高山茶を。
文字通り1800mと標高が高い場所で、
台湾内で景勝地としても有名です。
口に含んで、後から深みが広がって
いきました。 -
⑱国友農園
http://www.kunitomo-f.co.jp/
高知県いの町(旧吾北村)仁淀川近くの山奥で
自生した茶器を栽培しています。
無農薬で、カヤ肥(乾燥させたススキ)と油粕を
肥料として育て、一針二葉を摘み取り、釜炒り
しています。 -
ここの茶は「りぐり山茶」という表現をされて
いますが、「りぐる」とは「選りすぐる」という
土佐方言から、自然の恩恵を受けた印象。
試飲したのは「岩座(いわくら)」で、文字通り
岩から自生した茶木の茶葉を使用しています。 -
⑲塩野屋
http://www.shiono-ya.co.jp/
本業は絹製品の販売業で、繭生産の復活を
推進されています。
福知山市の養蚕農家4軒と契約し、桑の木の
育成にも力を入れています。
こちらはその桑の葉茶で、少しクセがある
ものの、茶葉は活き活きとした印象です。 -
こちらは蚕のフン茶です。
蚕のフンは漢方薬に使用されることもあり
これは農薬や化学品を与えない自然の蚕
だからこそできる芸当だそうです。
飲んでも茶であることには違いないですね。 -
⑳能管と笙の調べ
雅楽師による演奏で、能管や笙の音色や韻は
茶に通じるものがあるんだとか。
尚、21トーニングは撮影忘れです。 -
22茶道登増流
最も良い状態で茶を頂くことを追求する
考え方で、茶道を科学するといった感じ
でしょうか。 -
この方は今迄の日本文化の問題点を指摘し
理に適った方法を求める考えをされます。
(決して単なる否定論者ではありません) -
例えば釜は純鉄チタン製で、金属臭を
防ぐなど、独自の釜を開発されました。 -
湯の温度は63℃がベストらしく、器の湯に
温度計を入れて計ったりします。
63℃になれば、篩にかけた抹茶の粉を加え
混ぜていきます。
こちらの器具は特許出願中だとか。 -
実際に頂きましたが、言うだけのことはあり、
本当に美味しい。
良い状態で茶を飲む点では、一つの方法論
だと言えるのでは。 -
23?サクネス(ルイボスティー)
http://saxness.com/
ルイボスは南アフリカのセダルバーグ山脈
一帯で自生する針葉樹。
カフェインは含まれていないので、妊婦や
赤ちゃんでも飲んでいいのだとか。 -
試飲してみましたら、甜茶のような甘みが
あり、非常に飲みやすいです。 -
24村上園
静岡市清水区の山間で栽培された茶葉です。
農薬を使わず、自然循環型農業を採用。
有機上煎茶を頂きましたが、渋みの中に
甘味を感じられました。 -
25岩茶房
http://www.gancha-bou.co.jp/main.html
吉田山大茶会の主催店で、東京と京都に
店舗を構えています。
岩茶(がんちゃ)とは岩の窪みに自生する
茶木で、岩のミネラル分だけでなく野生の
薬草までも吸収しています。岩茶房 京都店 グルメ・レストラン
-
試飲したのは烏龍茶の一種である金柳条で、
味わい深いながら渋みが強すぎないです。
他のブースの方も頻繁に来られており、
主催店なのも含め、飲んでおかないと
という意識が芽生えます。 -
26煎茶の心
お茶に関するお話と、このように
絵に筆を入れてくださいます。 -
27中井製茶場(和束茶)
http://www.umucha.com/
京都府南部の茶は総じて宇治茶と呼ばれ
ますが、宇治市で栽培される量は少なく
現在は宇治田原町・和束町・南山城村などが
栽培の中心地になっています。
和束町では1000年前から栽培され、
中井製茶場は創業が元禄時代と老舗です。 -
有機栽培無農薬をモットーにしていることから
「有無(うむ)」というブランド名で展開。
水出し緑茶を試飲しました。
同じ茶葉で飲む場合は80℃くらいで淹れてほしい
そうです。 -
ほうじ茶も頂きました。
普段飲み・がぶ飲みするのに向くタイプです。 -
28益井園(川根茶)
川根茶は13世紀に宋の国から持ち帰った
茶木を安倍川の畔で栽培された歴史があり
18世紀半ばに普及していったとか。
現在は大井川上流地域が中心で、山に囲まれ
日照時間が短く昼夜の寒暖差が大きく、また
霧が発生しやすい環境が川根茶の育成に
繋がっているそうです。 -
益井園では希少種を取り扱われてたり、
栽培から加工・パック詰めまで一貫して
行われています。 -
2012年は雨の土曜、晴れの日曜の両日とも
行くことができました。
前年より来場者も増えている印象で、地元の
新聞やラジオでも触れこんでいました。
好みは色々と分かれるところでしょうが、
各ブース(特に生産者)では情熱をもって
推進されている印象さえあります。
幾つもの考え方を聞けて学ばせてもらった
気もしますし、改めて茶の美味しさ・深さを
見出せたと感じられました。
来年以降も継続されることを期待します。
ご覧頂き、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (18)
-
- はな♪さん 2012/07/07 19:48:47
- 茶・茶・茶っつ♪
- molmさん☆
こんばんは♪
遅ればせながらですが・・・
ゆめちから、おじゃましたら、お茶もアップされていたのですね^^
ゆめちからの旅行記もそうですが、こちらの旅行記も濃厚ですね。
気になった リコッタ に はちみつ♪ わたしも好きな組み合わせです♪
鶏の時もそうですが、ひつじさん登場でお肉・・・ちょっと悲しいです。
しかし、たくさんお茶を試飲されたようで。
中国茶の印象が強かったですが、台湾で以前お茶巡りツアーなんぞ行ったことがあり、
たんまり買わせて頂きましたし、香りが物凄くよかったのを覚えております。
そして、中国茶器のセットをお買い上げ〜。
高山茶、プーアル茶、花茶・・・たんまりお買い上げ〜♪
ここに行ったら、えらいことになりそうです(笑)))
色々な話を伺えたようで・・・そういった雑学も好きですね^^
それぞれのお茶に対する見方も変わりますよね。
では、はな♪
- molmさん からの返信 2012/07/07 21:24:11
- RE: 茶もたくさん♪
- はな♪さん、予告通り(?)吉田山大茶会もアップしました。
ゆめちから同様に濃厚になりましたかね?
吉田山大茶会は台湾系・中国系のブースが多かったですが、何れの茶葉も
淡いながらも上品でした。
日本緑茶と中国緑茶は全く別物と考えた方が良いかもしれません。
紅茶にしても同様で、インドやスリランカの茶は勢いよく注いで香り・味わいを
強めに出しますが、中国紅茶はアッサリしており、ミルクを加えない方が
良い場合が多いでしょう。
人によっては中国紅茶が物足りないという意見があるかもしれません。
舌の肥えたはな♪さんが参加されたら、欲望でたんまりお買い上げかも。
種類も豊富ですし、一部の茶葉は高級・貴重な品種ですから、日本で買えるのは
珍しいかもしれません。
(とはいえ、現地より高くなるんでしょうが)
確かに2011年・2012年と参加したら、中国茶に対する見方が変わりました。
日本茶も同様で、同じ静岡県内でも味わいの変化がありますから。
是非来年の6月中旬土日は吉田神社へどうぞ。(笑)
京都人のくせに宇治茶をあまり飲まないmolm
-
- ちょんたさん 2012/06/27 15:11:09
- 随分沢山のお茶を召し上がったのですね!
- molm様
中国茶の呑み方など、知らないことが多く、大変勉強になる旅行記でした。
これだけのお店が集まると言うのも、壮観ですね。
それにしても沢山のお茶を召し上がったんですね!!(笑)
ちょんた
- molmさん からの返信 2012/06/28 00:32:31
- RE: 沢山いただきました!
- ちょんたさん、ようこそお茶の世界へ。
個人的にも中国茶についての知識は乏しく、今回学んだことばかりです。
総じて、中国茶は日本茶よりアッサリしている、茶葉を洗う意味で最初に
湯を加えた分は捨てる、飲む前の器の残り香を楽しむなどは共通している
ことが殆どです。
因みに水分摂取量は自信があります。(酒はあんまり飲めんくせに)
胃が荒れそうな濃茶でなければ、それなりには飲めますよ。
昨年も伺いましたが、やはり面白いイベントです。
ちょんたさんも6月中旬土日に注目。
molm
-
- 大目付さん 2012/06/25 23:12:15
- パイナップルケーキ
- と言う文字に目が行きました。パイナップルケーキも土産に買いましたが、美味しいものとそうでないのがあって、手にとって重さが感じられる方が良いようです。
〜大目付〜
- molmさん からの返信 2012/06/25 23:19:43
- RE: パイナップルケーキ
- 大目付さん、パイナップルケーキは頂いていないので何とも。
そりゃピンキリであるでしょうから、目利きはしっかりせにゃいかんですな。
ズッシリしたのがいいんですね。
molm
-
- 大目付さん 2012/06/25 23:06:03
- 買って来ました
- 先日台北へ行った時にこの茶を買ってきました。今、家で飲んでいますが、ほんのりとした甘みが口の中に広がり、とても美味しいお茶ですね。
〜大目付〜
- molmさん からの返信 2012/06/25 23:17:56
- RE: 杉林渓(さんりんけい)高山茶ですか
- 大目付さん、杉林渓高山茶は高級ですね。
25g1,050円はなかなか手が出しにくいです。
でも美味しかったのは間違いありません。
とはいえ、3g200円の台湾烏龍茶を買ってしまいましたが。
molm
- 大目付さん からの返信 2012/06/26 00:05:51
- RE: RE: 杉林渓(さんりんけい)高山茶ですか
- > 大目付さん、杉林渓高山茶は高級ですね。
> 25g1,050円はなかなか手が出しにくいです。
> でも美味しかったのは間違いありません。
>
> とはいえ、3g200円の台湾烏龍茶を買ってしまいましたが。
>
> molm
☆杉林渓だったかどうか?150g×3買ってきました。結構良い値段でした。
正露丸くらいの丸く硬い丸められた茶葉です。硬く丸められた茶葉は見た目黒っぽいです。
〜大目付〜
- molmさん からの返信 2012/06/26 00:17:45
- RE: まぁ台湾茶といっても色々ありますから
- 大目付さん、高級な茶葉って結構あるもんです。
黒く丸めたのなら熟成(発酵)させたものかもしれません。
台湾へ茶を求める旅もありでしょうね。
molm
-
- ガブリエラさん 2012/06/25 23:05:34
- こんなイベントがあるんですね(*^_^*)
- molmさん☆
こんばんは♪
お茶、大好きなので、楽しく見せていただきました(*^_^*)
トルコチャイ、トルコに行った時に飲んで、おかわりをいただく時に、「チャイ くだチャイ!」と言ったら、同じツアーの皆さんは、ひかれるどころか大爆笑でした(^_^;)
あ、余談でした(^_-)
抹茶と和菓子、この組合わせは最高ですよね♪
苦味と甘味のコラボレーション、ばんざーいヽ(^o^)丿
ガブ(^_^)v
- molmさん からの返信 2012/06/25 23:13:52
- RE: そうですよ♪
- ガブちゃん、昨年も行って写真をたんまり収めてたんですが、
作成したのは今年行ってから。(汗)
お茶と言っても色々ありますし、中国茶は全般的に爽やかです。
「チャイ くだチャイ!」←これを躊躇なく言えるガブちゃんに天晴!(^^;
では来年の6月中旬の土日には吉田神社へどうぞ。
molm
-
- 大目付さん 2012/06/25 22:45:22
- タピオカミルクティー
- また台北「春水堂」のタピオカミルクティーが飲みたくなりました。
台北へ行ってから当分台湾から離れられなさそうです。
〜大目付〜
- molmさん からの返信 2012/06/25 22:48:27
- RE: タピオカミルクティーは美味しかったですよ
- 大目付さん、ZEALONGの茶はニュージーランド産ですが、
基本は台湾の茶木を輸入しています。
ミルクを加えているので茶は濃いめに淹れてあります。
因みに飲んでいくとタピオカが最後に余ってしまいますよ。
molm
-
- 大目付さん 2012/06/25 22:41:15
- molmさん、今晩は〜
- 吉田神社は京大の近くじゃなかったですか?ここはまた違う神社かなぁ?
〜大目付〜
- molmさん からの返信 2012/06/25 22:45:19
- RE: そうですよ
- 大目付さん、その通り京都大学のすぐそばですよ。
吉田神社は節分祭が年間行事で最大のイベント。
吉田山大茶会は2012年で3回目です。
molm
- 大目付さん からの返信 2012/06/25 22:48:10
- RE: RE: 即返事にビックリ!
- > 大目付さん、その通り京都大学のすぐそばですよ。
>
> 吉田神社は節分祭が年間行事で最大のイベント。
> 吉田山大茶会は2012年で3回目です。
>
京大へ行った時、ここの近くへ車を止めました。京大の学食の前にカレーの大きな看板が出ていました。
〜大目付〜
- molmさん からの返信 2012/06/25 22:53:42
- RE: 旅行記完成したばかりですから
- 大目付さん、京都大学のカレーは総長カレーといいます。
尾池(元)総長が考案したので総長カレー。
学生生協の味は超越しており、お勧めですよ♪
molm
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